fmfukuoka

◆サッチの取材日記◆の最近のブログ記事

1年間、ありがとうございました

サッチの取材日記

初めて八女市を訪れてから、
早1年。

毎週2・3度足を運んでいたので、
これから行かなくなるかと思うと、
だいぶ寂しくなってしまいますが、
番組を通して出会った方々とは、
これからもぜひ
ご縁をつないでいきたいと思っています。

それは番組を聴いてくださっている
リスナーの皆様もいっしょです。

毎週たくさんのメッセージをいただき、
本当にありがとうございました。

番組はリニューアルして、
メンバーは変わりますが、
八女の魅力をどんどんお届けしますので、
引き続きよろしくお願いいたします。

そして、ぜひ、
実際に八女を訪れてみてください。
人の温かさと、
野菜のおいしさと、
歴史の深さと、
自然の景色が、
皆さんを待っています!

yame09.22_01.JPG



1年間、ありがとうございました!

八女、万歳!


杉本幸智世


八女茶のはじまり、霊巌寺へ

サッチの取材日記

yame09.15_05.JPG

私たちの最後の取材先となる
黒木町の霊巌寺に行ってきました。

yame09.15_04.JPG

何度も番組でご紹介しておきながら、
訪れるのは初めて。
駐車場から少し歩きます。
お地蔵さんが並んでいる坂を登ると到着。
9月も半ばだというのに、
とっても暑い日で、汗だくになったのですが、
社務所に入ると、ひんやりとしていて、
とっても涼しかったです。
日本家屋、素晴らしい!



yame09.15_16.JPG

さて、今回の取材でサッチが楽しみにしていたのは、
霊巌寺のご住職が作る「精進料理」!

yame09.15_06.JPG

おおお!
おいしそう!!!
野菜が丁寧に料理されて、
それぞれお味が違っています。
ゴマ豆腐もモチモチでおいしい♪
お気に入りはゴーヤ。
お味噌で味付けされていました。

yame09.15_07.JPG

お吸い物も上品なお味で、
ゆずが利いてます。

yame09.15_08.JPG

最後に出てきたご飯がこれまた素敵!
番茶で炊いたそうです。
ほんのり香りがします。
噛めば噛むほど甘みが出てきて、
すごくおいしかったですよぉ。
お漬物も数種類あり、
部長はお替りして食べてました。

で、気づかなかったんですが、
お豆が入れてあった籠。

yame09.15_09.JPG

これなんと、昆布で出来ていて、
食べられるんだそうです。
俊英さんが、皆残しているのを見て、
悲しそうに「これ、昆布なんですよ」と。
それを聞いた私たち、
もちろん全員一口でいただきました!
噛み応えがあり、磯の香りがほんのり漂って、
これまたおいしい一品でした。
教えていただいてよかったです。

yame09.15_10.JPG

霊巌寺オリジナルのおせんべい。
これはお持ち帰りしちゃいました。
箸入れに書いてある言葉が気になり、
これもお持ち帰り。
仏の言葉は心に響きます。
予約があれば、3人以上から受付てくださるそうです。
お一人3000円~。



yame09.15_11.JPG

お料理だけじゃなく、ここからの眺めは
目に優しい緑いっぱいです。
棚田のお茶や山の杉が癒してくれます。

田舎の景色と、八女茶の歴史に触れながら、
精進料理に舌鼓!
お勧め観光スポットです。



yame09.15_12.JPG

たっぷりお料理をいただいた後は、
17代住職の日種俊英さんに案内していただいて、
お寺の中を見学。
歴史を感じる厳かな雰囲気の本堂でした。
お釈迦様の横には、八女にお茶の木をもたらした
栄林周瑞禅師の像が鎮座。
霊巌寺を建てるように願い出た人物なので、
それはそれは大事に祀られています。

yame09.15_13.JPG

屋久杉のテーブルもありました!
どうやら樹齢何千年のものだったらしいです。
わお。

yame09.15_14.JPG

そして、俊英さんにインタビュー。
境内にある、樹齢250年以上の
お茶の木を眺めながらお話を伺いました。

なんとものんびりとした時間が流れて、
日ごろの喧騒を忘れさせてくれる、
素敵な住職と空間でしたよ。

精進料理は、俊英さんの息子さん、
18代住職が作ってくれます。

yame09.15_15.JPG

で、最後に、
食事をしたお部屋に戻ってきて、
玉露とゆべしと羊羹を用意してくださっていました。
ありがとうございます。ご馳走様でした!



私たちにとっては最後の取材になりましたが、
写真に写っている同行した新メンバーにとっては
最初の八女市体験。どうだったかな?!
10月からは、新メンバーが
八女の魅力をお伝えしていきます。
引き続き、よろしくお願いします!

- - - - - -
霊巌寺
住所: 福岡県八女市黒木町笠原9731
電話&FAX : 0943-42-4311

星野村の風流・はんや舞の取材へ

サッチの取材日記

今回取り上げるのは、
1222年が起源と言われている、
星野村に代々伝わる「風流・はんや舞」。

yame09.11_12.JPG

星野村には、こういった歴史深く、
村人が大事にしているお祭りが
色々残っているなぁ、
村人たちの結束力が強いなぁと、
改めて感じました。

yame09.11_13.JPG

お話を伺ったのは、風流はんや舞保存会会長
梶原秀喜さん。
星野支所の応接室でインタビュー。
最初は「どきどきするぅ」
とおっしゃっていた梶原さんですが、
インタビューが終わったら、
なぜか最近身の回りで起こった
とある事件のことを語り始め、
娘さんの結婚式のお話なども
にこにこと語ってくださいました。
梶原さん、話し上手なんですよ!
ネタばれすることなく、
最後の落ちまで持っていくあたり、
玄人顔負け。おもしろかった!

なんだか親戚のおじちゃんみたい。

これが八女の人たちの魅力。

またまた触れてしまいました。

梶原さんは、会長になって
まだ間もないということですが、
その笑顔で、きっと皆さんを魅了しているんでしょうね。

yame09.11_14.JPG

はんや舞で歌われている歌が
「恋歌」だと教えていただいたときが
一番嬉しそうだった気がします。
あははは。


yame09.11_15.JPG

梶原さんにお話を伺った後、
はんや舞の練習を見学。
決して派手な動きではないのですが、
恋歌に合わせて、扇を使った振り付けが
結構難しそう。

yame09.11_16.JPG

全員の息が合わないとバラバラになるので、
指導にも熱がこもっていました!
当日までにはきっと、完璧になっているはず!
楽しみ!


yame09.11_17.JPG

その後は風流の練習場所へ。
こちらは打って変わって、
田代の風流を思い起こさせる
派手な振り付けの太鼓打ちと、
子どもたちが大活躍。

yame09.11_18.JPG

太鼓はかなり体力が必要そう。
汗びっしょりです。
こちらの地区は太鼓打ちが二人いるので、
二人の動きを合わせる事も重要。
太鼓の音が「どん!」と一つに重なったとき、
思わず鳥肌が・・・

そしてその脇を彩るのが小学生の子どもたち。
まだまだおぼつかない感じではありましたが、
一生懸命踊っていました。
普段聞いている音楽とは
リズムも音程も全く違うから、
あわせるの難しそう・・・

当日までにはしっかりマスターしていることでしょう!

皆さん、がんばって!

9月18日に奉納される
「風流・はんや舞」。ぜひご覧ください!

- - - - -
<風流・はんや舞>
日にち: 2011年9月18日(日)
場所: 麻生神社 ※池の山キャンプ場(福岡県八女市星野村10874)そば
問合: 八女市役所 星野支所 建設経済課商工観光係 (電話 0943-52-3114)

赤いキウイ、レインボーレッド!

サッチの取材日記

立花町はフルーツがおいしい!
中でもこれからの季節にお勧めなのは・・・
キウイフルーツ!

立花町の山手を車で走っていると、
キウイの畑をたくさん見かけます。
葉っぱが大きくて、色がダークグリーンなので、
すぐわかりますよ。

yame09.11_02.JPG

実は立花町、
キウイの産地として日本有数。
しかもとってもおいしい品種
「レインボーレッド」を出荷していることで有名なんです。

yame09.11_04.jpg

実の中心部分が綺麗な紅。
その周囲はほんのり黄色。
糖度が18度から19度と
よく食べるキウイより3度から4度高く、
かなりあまーーーーい。
同じ立花町にある大道谷の里で
中島加代さんに食べさせていただいたことがあるんですが、
ほんとに驚くほど甘くてびっくり!



yame09.11_07.JPG

今回はこのレインボーレッドを作っている
塩塚義治さんにインタビュー。
塩塚さんの車について、畑まで連れて行ってもらいました。

またまた狭い山道。
がたがた揺られながら到着したのは、
あたり一面キウイ畑!
その広さ、6000平方メートル!
これでも塩塚さんは「まだまだ狭いですよ」とおっしゃいます。

yame09.11_06.JPG

強い日差しも、ここに入ると涼しい気がするなぁ
なんてちょっと思いましたが、
畑作業、毎日一人でされているそうですよ。
木の丈が低いので、
腰をかがめながらの作業、しんどそう・・・。
お疲れ様です。

yame09.11_05.JPG

JAに勤めていた塩塚さんが、
本格的にキウイ農家を始めたのは12年前。
「大変じゃないですか?」と伺ったところ、
「農作業の方が楽しいですよ」とのこと。
そうかぁ。
手をかければそれに応えてくれるキウイ。
かわいいんでしょうねぇ。

yame09.11_03.JPG

9月下旬から収穫が始まり、
10月頭には店頭に並ぶ
レインボーレッド。
ぜひご賞味あれ。

キウイのイメージがかわります!

塩塚さん、畑の隙間にゴーヤやきゅうり、
トマトやシソを植えて育ててらっしゃいまして、
なんと、もぎたてゴーヤをいただいちゃいました。
しかも、早い時期に採れるという栗も
収穫して持ってきてくださいました。

塩塚さん、ありがとうございました!


あかりとちゃっぽんぽん

サッチの取材日記

八女市福島八幡宮を中心に行われる
八女市秋の風物詩、あかりとちゃっぽんぽん。
9月23日から25日までの3日間、
福島地区は、お祭り気分で盛り上がりますよ。

yame09.07_09.JPG

今回は、このお祭りのメインイベント「燈籠人形」について
取材してきましたよ。

yame09.07_10.JPG

八女福島の燈籠人形保存会・公演主任専門委員長 
伊藤文二さんにお話を伺いました。

yame09.07_11.JPG

間もなく、舞台が出来上がる頃にお邪魔して、
人形が踊る舞台と、
お囃子の皆さんが登るところなど
見学させていただきました。
思ったより大きいのにびっくり!
毎年この時期にしか使われないので、
いつもは解体されて保管されています。

yame09.07_12.JPG

釘は一本も使ってないので、
解体も簡単だそうです。
昔は11の地区でそれぞれ舞台を持っていたそうですが、
今は2つのみ。
2年おきに使っているそうです。

yame09.07_13.JPG

舞台中央には円形のからくりがあり、
人形がそこを通って、一周し、
方向転換をしながら踊るそうです。

yame09.07_14.JPG

サッチも舞台下に入り込んで
まわしてみました。
結構重いです。
人形にあわせてスムースに動かすのは、
至難の業ですよぉ。本番で、ぜひ見てみたい!

燈籠人形は、からくり人形で、
人形に繋がっている紐や棒を操作して動かします。

yame09.07_15.JPG

使い手の姿は舞台袖や、舞台下にいるため、見えません。
6人ほどの人形使い達が息を合わせて
人形に命を吹き込み、演じていくわけですが、
地元の方々が代々教えて教えられながら
受け継いでいっている伝統芸能。
今では国の重要無形民俗文化財に指定されています。

いやぁ、これはすごい。

毎年たくさんの人手があるのがよぉくわかります。

まだ見たことがない!という方も、
今年はぜひ足を運んでみませんか?
なんと、天神バスセンターから
会場となる福島八幡宮入り口まで、
臨時直行バスが運行されます!
第1便は10:30am に天神発
第2便は2:30pm に天神発。
帰りは6:00pm に福島八幡宮入り口発。
大人片道1500円。
利用された方全員に八女茶プレゼントがありますよ。
ぜひご利用くださいね。

燈籠人形は1日5回公演。
13:30~
15:00~
16:30~
19:00~
20:30~

あかりとちゃっぽんぽんではその他、
町屋祭り、竹明かり、提灯まつり、パレードなどなど、
盛りだくさん!
歴史ある町並みを楽しく散策できます。

この連休中に、
八女の魅力に触れてみませんか?

- - - - - -
あかりとちゃっぽんぽん(八女市役所ホームページ)

サッチの取材日記

yame09.07_07.JPG

矢部村には、天皇家に縁のあるお墓がある・・・
なんともスケールの大きなお話!
今回は、そのお墓に眠っているとされる
良成親王(りょうせいしんのう)について、
取材してきました!

お話を伺ったのは、
御側地区で、公卿(くげ)唄を受け継ぐ方々。
御側(おそば)という地名が、
親王のおそばに仕え、守る家臣たちが住む場所である、
ということを示しているとされ、
陵墓が認定される証拠になったそうです。

yame09.07_02.JPG

お話を伺ったのは、公卿唄保存会会長・木村義道さん。
集合場所は、御側多目的集会施設です。
新しい施設のようで、キッチンも広く、
畳敷きの集会所にいると、
風が通り、川の音、虫の声が心地が心地よく響いてきました。
元々小学校だったところですが、
廃校になったため、講堂をリフォームして集会所にしたそうです。

yame09.07_01.JPG

木村さんから、昭和30年代の保存会メンバーの写真を
見せていただきましたよ。
中に、木村さんのお母様もいらっしゃいます。
昔は女性が中心だったそうですが、今は男性のみ。
御側地区には女性の数が少ないそうです。
今の公卿唄保存会メンバーは男性5人。
そこで、「公卿唄は一人じゃうたえない。5人そろわんと!」
という会長の一声で、この日のために、皆さんお仕事を休んで
集まってくださいましたぁ。
ありがとうございます!
そして、毎年10月8日に行われる大杣公園祭で披露される貴重なお謡いを
披露してくださいました!

yame09.07_03.JPG

良成親王が病に倒れたときに、
元気になって、今一度栄えるようにという願いがこもった
歌なんだそうです。いわゆる祝い歌の一つ。

yame09.07_04.JPG

なんとも不思議な共鳴音。5人の声が膨れ上がって、
「一人じゃ歌えない」と言っていた会長の言葉が
実際に聞いてわかりました。
この歌声は、番組で短いですがOAしようと思いますので、
ぜひお聞きください!



yame09.07_05.JPG

インタビューの後、
みんなで良成親王陵墓へ。
宮内庁が管理しているため、
枝が伸びたからと言って無断で切ってはいけないそうです。
ほぉ、それだけ厳重に管理されているんですね。

yame09.07_06.JPG

この場所で10月8日(土)に行われる大杣公園祭。
ぜひ皆さんも足を運んで、
南北朝時代の悲劇の親王を偲んでみませんか?

埋蔵金のうわさもあったりして、
歴史好きのサッチとしては、
かなり興味津々です。

そして、木村さんたちのお謡いを
お祭り本番で聞いてみたい!と思いました。

yame09.07_08.JPG

これからもぜひ、
御側地区の歴史を受け継ぎながら、
朗々とした歌声を聞かせていただきたいと思います!

- - - - - - - -
<大杣公園祭>
日時: 2011年10月8日(土)
会場: 大杣公園 (福岡県八女市矢部村6808番地1)
問合: 八女市役所 観光振興課 (電話0943-23-1192)


<五條御旗祭り>
日時: 2011年9月23日(金・祝)10:00~
会場: 五條家 (福岡県八女市黒木町大淵3998)
問合: 八女市役所 観光振興課 (電話0943-23-1192)


枝打ち名人、馬場関生さん

サッチの取材日記

八女市には、いろんな職人さんがいるものだと、
改めて感じた今回の取材。

yame08.30_01.JPG

上陽町の狭いせまーい道に揺られ揺られてたどり着いた
山奥の檜の森。

yame08.30_02.JPG

立派な角材を作るべく、
「枝打ち」をしている方がいらっしゃいます。

yame08.30_03.JPG

その名は馬場関生さん。
おん年72歳。

yame08.30_10.JPG

いやぁ、すごいです。
こんな70代、なかなかいらっしゃらないと思います。

yame08.30_04.JPG

7mはある檜に
はしごをかけ、
すいすい登っていきます。

yame08.30_05.JPG

そしておもむろにカマを取り出し、
枝を落としていきます。

これが枝打ちです。
木がまっすぐ育つように、
幹がある程度の大きさになったところで
木に登り、枝を落としていきます。

yame08.30_07.JPG

落とした枝の切り口は、
どれも揃っています。
これが美しい木目を作る技の一つ。

馬場さんは、
登るだけじゃなく、
木を渡っていきます。
「?」
って思う方もいらっしゃるでしょう。

yame08.30_06.JPG

言葉通り、
檜の木から木へ、
上に上ったまま移動するのです。

ひえーーーーー。
しなるしなる!
見ているこっちが怖いです。

「タイミングをつかんだらできるよ」
と言われても、いやいや、
だって、
「八女には俺しかおらんとじゃなかかな?」
というくらい、難しい技です。

この技を身に付けてからは、
1日で100本くらいの枝打ちができるようになったと
おっしゃっていました。
まぁ、いちいち降りたり登ったりしなくていいから、
効率的ではあるのでしょうが・・・

木渡りはできないまでも、
登るだけならサッチもできるかも・・・
ということで、
木登りしてみました!

yame08.30_08.JPG

わーーーい。
はしごの上段までたどり着きましたよ。
私、すごい?!
実はサッチ、高いところ大好き。
久々の木登り、ちょっと楽しかったです。



馬場さん、
こんな危険な作業をお仕事にされていて、
今まで事故や怪我はないのでしょうか?
「今まで木から落ちたことはなかねぇ。
カマで怪我をしたこともないかな」とのこと。
さすが名人。すごいです。

とはいえ、今後もずっと元気で
お仕事が続けられるように、
くれぐれも怪我や事故がないよう気をつけてくださいね。



yame08.30_09.JPG

取材の後、
自然発生しているミョウガがわさびを
採ってくださったりして、
とっても優しいお父さんでした。

ありがとうございました!


ホクトの工場見学

サッチの取材日記

サッチ、何を隠そう、大のきのこ好き!
きのこなら何でも大好きです。

今回の取材は、そのきのこが
育って出荷されるまでを見学できるということで、
かなりテンションアップ!

お邪魔したのは、八女市に工場が3つあるという

yame08.26_15.JPG

♪きのこ、のこぉのこ、げんきのこ♪
でお馴染み、
「ホクト株式会社」。

昨年10月から出荷が始まったばかりという
真新しい工場で、見学&取材開始。

まずは課長の坂田さんと所長の栗原さん、
管理栄養士の保坂さんに案内していただき、
きのこの成長過程を見学です。
こちらの工場では、ブナシメジを専門に作っているそうです。
毎日11万株ものしめじちゃんが出荷されているとか。
ひゃーーー、すごすぎて想像つかない。
山口県以西に出荷されているということです。

?1.牛乳瓶みたいなのに肥料(コーンコブミールという独自の肥料)をいれ、
2.殺菌したところできのこ菌を植えます。
3.これを培養室でしばらく育て、芽出し室という
ベルトコンベアが何段もあって、
室温や湿度がコントロールされているお部屋に入れます。

yame08.26_16.JPG

yame08.26_17.JPG

これは、「秋の森と同じ環境」だそうです。
なるほど・・・
きのこの旬は秋、ですもんね。
4.そして大きく育ったら収穫!

yame08.26_18.JPG

収穫したら、どんどんパックに詰めて、箱に入れられていくんですが、
その一連の流れを、見学通路から眺めることが出来ます。

別に、工場フェチというわけではないのだけれど、
ブナシメジが機械でうまいことパック詰めされている姿を見ていると
かわいくてかわいくて。思わずにんまりしちゃいました。
そして、結構手間隙がかかってるんですよ!
しかも、この上なく清潔が保たれています!
見学途中でチャイムがなり、
工場内で働いている人たちが
いっせいに粘着テープコロコロで、
お互いに埃などをとりあいっこを始めました。
定期的に行うそうです。
徹底してますね。

雑菌や埃などが入らないように、
細心の注意が払われているのがよぉくわかりました。

スーパーで売られているのを見るだけではわからないもんですねぇ。

見学は無料で行われているので、
興味のある方、ぜひご予約の上、出かけてみてください!
なかなかおもしろいですよぉ。


キャラクターたちもかわいいですよね。

yame08.26_19.JPG

エリンギ君、マイタケちゃん、ブナシメジちゃん、
ブナピーちゃん、ホクト君。

イラストが書いてあるトラックを見ると、
思わず振り返るほどのキュートさです。

八女の町には、3つの工場があるので、
トラックを見る機会も多そうですね。

毎日しめじを見ながらのお仕事、
大変なこともあると思いますが、
ちょっとだけうらやましいサッチでした。

yame08.26_20.JPG

今回は、お忙しい中、
栗原さん、坂田さん、保坂さん、ありがとうございました。

最後に、ホクトのHPでは、
おいしいレシピもたーーーっくさん掲載されています。
要チェック!



yame08.26_21.JPG



八女の手仕事を伝える

サッチの取材日記

八女伝統工芸館のHPに
「八女の手仕事」というタイトルのブログがあります。

このブログを書いていらっしゃるのが
白水ひとみさん。

yame08.26_07.JPG

上陽町出身で、
2年前から伝統工芸館で
情報発信のお仕事をするようになりました。

ちっちゃくて、色白で、すっとした目が
お人形さんみたいでとてもかわいらしい女性です。

伝統工芸館で仕事をするときのユニフォームは、
もんぺ!

yame08.26_08.JPG

今回のもんぺは、カレンダー柄!!!
わぁ、こんなのもあるんだ。
7着くらい持ってるんですって。
毎日日替わりでもんぺガールです。


八女の職人さんのこと、
伝統工芸のこと、
町の歴史のこと、などなど
いろーんなことをブログで発信している白水さん。

八女のことが大好き!ということが
伝わってきます。

yame08.26_09.jpg

写真もすごく綺麗!
センス光ってます!

職人さんたちが何気なくやっていることは、
実はとってもすごいことで、
それすら知らずに過ごしている人たちに、
わかりやすく、白水さん目線で綴られている
「八女の手仕事」

八女伝統工芸館で行われるイベント情報も
随時アップされているので、要チェック!


夢あいグループの梅酢みそ

サッチの取材日記

yame08.11_01.JPG

立花町のキャンプ場、
夢たちばなヴィレッジに行ってきました。

この日は、熊本からやってきた
スポーツクラブの子どもたち(年長さん)が
お泊りキャンプをして、
こんにゃく作りを体験するとのことで、お邪魔しましたよぉ。

yame08.11_02.JPG

こんにゃく作りを教えてくれるのは、
夢あいグループの田中千賀子さん。
スレンダー(驚)

yame08.11_03.JPG

今回の取材の目的は、この田中さんが中心になって活動している
夢あいグループのご紹介です。

yame08.11_04.JPG

まずは子どもたちの体験を見学してから、
ということで、
子どもたちに交じって
ちょっとこんにゃく混ぜ混ぜしたり、
子どもたちの感想を聞いたり・・・

yame08.11_06.JPG

年長さんの子どもたち、
とってもおりこうさん。
先生の言うこと、よーく聞いていました。

yame08.11_05.JPG

自分が幼稚園の頃、どうだったかなぁと
思い出そうとしてみましたが、
遥か昔のことで、記憶が・・・悲しい事実。



yame08.11_11.JPG

さてさて、体験が終わった子どもたちは、
こんにゃくが茹で上がるまで川遊び。
田中さんたち夢あいグループのお母さんたちは、
その間にお昼ご飯作りスタート!
休みなく働きます!

yame08.11_07.JPG

で、ぼーっと見ているのも何なので、
お手伝いさせていただきました。

お昼のメニューは焼そばとおにぎりと
自分たちで作ったこんにゃくとデザート。
出来上がった焼そばをお皿に盛ったり、
テーブルに配膳したりとお手伝いをしている間に、
子どもたちが帰ってきました。

yame08.11_08.JPG

こんにゃくはどうかな?

「おいしい~」と言って食べる子と、
「?」な表情で食べている子がいますねぇ。
まぁ、大人の味だから苦手な子がいてもしょうがないです。
中には「野菜嫌い・・・」
と言って、焼そばも泣く泣く食べている女の子が。
うーーん。お野菜は体にいいし、
おいしいということを知ってほしいな。
がんばれ~。



yame08.11_09.JPG

さぁ、子どもたちが去り、
後片付けが終わっていよいよ田中さんにインタビュー。
夢あいグループが始まったきっかけや、活動内容、
今後どうして行きたいか・・・などを伺いましたよ。
ぜひ番組でチェックしてくださいね。
放送日は8月27日です。

yame08.11_10.JPG

お土産に、田中さんたちがオリジナルで考案したドレッシング
「梅酢みそ」をいただきましたぁ。ありがとうございます。
お酢は使ってないのですが、酸味があります。
これは、梅から出るクエン酸。
ほんのり梅の香りがする、おいしい酢味噌です。
体にもよさそう!
野菜にも、お肉にも、もちろんこんにゃくにも合いますよ♪

八女市のJA直売所などで販売されていますので、
こちらもチェックチェック!

その他、いりこの砂糖醤油炒めや、

yame08.11_12.JPG

たけのこのしょうゆ煮込みなど、

yame08.11_13.JPG

おいしいものたっぷりいただいちゃいました。

ディレクター、いりこの作り方、
かなり熱心に教えてもらっていたので、
きっといつか作るはず!
出来栄えやいかに?!
乞うご期待~。

おおにし農業小学校

サッチの取材日記

yame08.11_22.JPG

黒木町のおおにし農業小学校は、
山奥にある、小さな小学校跡地を利用して
農林業活動を体験できる学校です。

おおにしって、鶯西って書くんですよ。
綺麗な地名ですねぇ。

本田仁〇加交流館で事務局の斉藤英義さんと
待ち合わせをして連れて行っていただきました。

登る登る~。
結構高台です。
景色がどんどん下になって行きます。
わぁ、眺めがいいねぇ、なんて言いながら、
到着しました、おおにし農業小学校。

yame08.11_15.JPG

学校校舎そのまま。
職員室、家庭科室、視聴覚室など、
プレートが当時のままに残されています。

yame08.11_16.JPG

その中の一部屋でお話を伺いました。
インタビュー前に、
職員(?)の方々と打ち合わせ。
校長先生:斉藤芳文さん
教頭先生:斉藤弘人さん、
農業博士:斉藤紀夫さん・・・あれ??
みんな斉藤さんだ!
でも、親戚って訳ではないらしいです。
これは、お名前で呼ぶしかないですね。あはは。

校舎の見学もさせてもらいました。
2Fが生徒たちの教室だったところで、
今は寝泊りできるように、畳敷きになっているお部屋もありました。

yame08.11_17.JPG

学校の年表もありましたよぉ。
80年ほどの歴史がある学校だったようです。


さて、おおにし農業小学校とは何ぞや?

yame08.11_23.JPG

簡単にご紹介すると、農業体験してみたい、
という方ならどなたでもいつでも入校できる学校です。

学校と言っても、毎日登校するわけではなく、
月に1回登校日があり、たけのこ堀をしたり、
田植えをしたり、稲刈りをしたり・・・
季節ごとに農業体験が用意されています。

取材にお邪魔した日は、8月の登校日になっていて、
生徒さんたちは一泊二日のサマーキャンプ中。

生徒さんには、おじいちゃん、お父さん、お孫さん、
3世代で参加しているご家族なんかもいらっしゃって、
とっても楽しそう♪



yame08.11_18.JPG

晩御飯はバーベキュー。
採れたて野菜を、学校関係者のお母さんたちが
せっせと準備中でした。

yame08.11_19.JPG

黒木町といえば、いも饅頭ははずせません。



yame08.11_20.JPG

写真向かって左が校長先生。9月で80歳だそうです。
益々元気で、きらきらの瞳で、
生徒さんたちをしっかりサポートしてあげてくださいね。

yame08.11_21.JPG

コースがいくつかありまして、
それぞれ参加料が変わってきますので、
詳しくは、おおにし農業小学校のHPをご覧になるか、
0943-45-0556までどうぞ。

因みに、年間コースは、
入学金が大人5000円、子ども2500円、
月謝は1000円。
保険料が500円。
食費が毎回500円。

という具合。

ご家族で、ぜひ!

日本茶鑑定士、木屋さん

サッチの取材日記

上陽町から星野村に入って、県道52号線沿いを進んでいると、
左手にとっても素敵なお茶屋さんがあります。

yame08.09_01.JPG

ここは、昨年4月に建てられた
「星水庵」という喫茶ルームもある、
木屋芳友園の別館とでも言いましょうか、
居心地のいいお店なのです。

以前、社長の木屋さんに、
玉露のおいしい淹れ方をレクチャーしていただいたことがあり、
いつか番組でご紹介したいと思っていました。

yame08.09_02.JPG

木屋芳友園の社長、木屋康彦さんは、
日本に39人、福岡に4人しかいないという
日本茶鑑定士の一人。
お茶のことなら何でも知っている、
正にプロ中のプロです。

作務衣がよくお似合いですね。

yame08.09_03.JPG

以前玉露を淹れて頂いた試飲室で
今回はなんと、
水出しの玉露を淹れてくださいました!

yame08.09_04.JPG

yame08.09_05.JPG

yame08.09_06.JPG

惜しげもなく玉露の葉を急須に入れて、
私たちのために
おいしいおいしい玉露を淹れてくださいました。

yame08.09_07.JPG

もう、ほんとうに、言葉にならない。
なんておいしいの?!

この驚きの模様はぜひ、番組でお聞きください。



yame08.09_08.JPG

試飲室のお隣に、
「星水庵」という喫茶室があるんですが、
ここがまた素敵。
全面ガラス張りで、抹茶などを使った
和のスイーツが色々あります。

yame08.09_09.JPG

私たち、風が気持ちいいということで、
外のテーブルでしばし歓談・・・。
室園銘茶のお箱家志ん茶さんが
「絶対飲んで!」と言っていた
抹茶ソーダをオーダーしてみました。

yame08.09_10.JPG

甘いのに炭酸のシュワシュワが
さわやかさを醸し出して、夏の飲み物としてぴったり!
しっかりと抹茶の味も出ています。
さすが!
白玉や星野産ブルーベリーのカキ氷なんかもあって、

yame08.09_11.JPG

ちょっと休憩するお茶どころとして、
かなりお勧めのスポットです。

yame08.09_12.JPG

優しい語り口の木屋さん、
来年、抹茶ソーダにアイスクリームが
浮かんでいることを期待しております♪

お忙しい中ありがとうございましたぁ。

椎窓猛さんに会いに

サッチの取材日記

矢部村出身の椎窓猛さん。
教育者として、詩人として、
八女では知らない方はいないほどの有名人。

その椎窓さんにやっとお会いすることが出来ました。

矢部村のご自宅に伺ったところ、
向かいにある建物に案内していただきました。
なんと、2階建ての一軒家は丸々書斎!
玄関開けたとたんに、
本、本、本。本の山~。
図書館みたいです。

yame08.05_23.JPG

その2Fで、奥様にジュースなどのおもてなしをいただきながら、
椎窓さんにインタビュー。

yame08.05_20.JPG

山本源太さんとも縁のある
丸山豊さんという、医師・詩人の書もありましたよ。

椎窓さん、若い頃は東京で学校の先生をしながら、
小説家を目指していたそうです。
いくつか賞も取ったこともあるそうですが、
ある日知人から土地を買うことを薦められ、
自分ではそんな大金持っていないからと、
矢部村にいるお父様に「10万で練馬の土地を買おうと思うので、
お金を貸してください」と頼んだそうです。
するとお父様は『猛は借金をしているに違いない』と勘違い。
「矢部村の学校では先生が不足してるから、帰ってきなさい」
ということになり、矢部村に戻ることになったそうです。

ユニークなエピソード。
因みに、今の価値で換算すると、多分10万円は
1000万くらいなのではないかとのこと。
それはお父様がいぶかるのもわからないでもないですなぁ。

yame08.05_19.JPG

以来、矢部村で教鞭を取りながら、
詩を書いたり、童話を書いたり。
現在でも、「世界こども愛樹祭コンクール」に携わるなど、活躍中です。

yame08.05_21.JPG

椎窓さんが書いた童話を中学生が切絵の紙芝居にしていたり、
(この中学校が年代は全然違ったんですが、
ディレクターの出身校で、かなり盛り上がりました!)
女優の栗原小巻さんが朗読していたりするんですよぉ。
すごい!!!
また、同じ話を津軽弁と、筑後弁で
小学生が朗読した音源もありました。
両方聞かせていただいたんですが、
津軽弁、全く聞き取れず・・・。

それにしても、ユニークな試みですよねぇ。


さて、今年6月に出版された「ふるさとに生きる学苑歌集」が、
東日本大震災支援に活用されるということもあり、
取材にお邪魔したわけですが、
この歌集は、今まで椎窓さんが作詞を手がけてきた
校歌の数々が、学校の写真と共に綴られています。

yame08.05_22.JPG

歌集の売上金は全額、楽器となって被災地に送られます。
実は、椎窓さんが行っている
「世界こども愛樹祭コンクール」には、
東北からの参加もたくさんありました。
そこで、つながりのある小学校に
楽器を送りたいと考えたそうです。
絆を生み、その場で終わりではなく、
繋がっていくことが大切なんだと
椎窓さんは教えてくださいました。

「ふるさとに生きる学苑歌集」は、
県内の大手書店で販売されていますので、
気になる方、ぜひ書店で探してみてください。
梓書院から出版されています。

「心にうるおいを持たせる」
ことをモットーに活動を続ける椎窓さん。
現在81歳ですが、これからも
矢部村から素晴らしいアイデアが
生まれていくでしょう!

楽しみにしています!


杉の粉のお線香。馬場水車場

サッチの取材日記

上陽町上横山に、働く水車があります。

yame08.05_02.JPG

外からは見えないのですが、
しっかり毎日休みなく働いています。

yame08.05_04.JPG

作っているのは杉の粉。

お線香の原料です。



yame08.05_06.JPG

馬場水車場の馬場猛さん。
お爺様の代からこの仕事をしています。

yame08.05_07.JPG

目がとってもかわいらしいお父さん。
川の流れの音、水車の回る音を聞きながら、
毎日過ごしています。

yame08.05_08.JPG

ちょっと音に異変を感じると、
夜中でも起きてしまうそうです。
す、すごい!!!

さて、そんな馬場さんの仕事場は、
山と水車小屋。

yame08.05_09.JPG

山から杉の葉を切り出して運び、
それを乾燥させて、水車が動かす装置に入れ、
粉にしていきます。

yame08.05_03.JPG

23時間ずっと
ごっとんごっとん突くんだそうです。

yame08.05_05.JPG

そうやってできた杉粉は
小麦粉みたいに決めの細かい粉になります。

yame08.05_11.JPG

それにしても、ここ、
杉のいい香りがします!
馬場さんは「もう何にも匂わんねぇ。毎日おるけん」とのことでしたが、
それはそれはもう、
癒しの森林浴の香りでしたよぉ。

奥様にもお会いしました。
とてもスレンダー!
華奢な体で、馬場さんと共に、山に入り、
杉の葉を切り出しているとのこと・・・。
笑顔で「大変です。」とおっしゃってましたが、
今は夏で気温も高いので、
体調に気をつけてくださいね。



yame08.05_12.JPG

実はこの水車場、馬場水車場を応援する会の皆さんに
支えられて現在に至っています。
水車を維持するのは大変で、近代的な機械を入れる話も
出たようですが、やはり水車を残したいという思いから、
会が発足し、オリジナルの線香(お香)開発を行いました。
パッケージも素敵です。

yame08.05_13.JPG

働く水車、がんばれーーー!

そして、馬場さんご夫婦も、
二人三脚でこれからもお元気で!



- - - - -
馬場水車場
住所: 福岡県八女市上陽町上横山1241-2
電話: 0943-54-3586
お線香はここ以外に、「ほたると石橋の館」、八女市の酒店「朝日屋」で買うことができます。

上陽町の万灯流し

サッチの取材日記

上陽町には素敵なお祭りがいくつもあります。
桜祭り、
ほたる祭り、
祇園祭、
万灯流し・・・

実はこれ、全てこの方が始めたことだそうです。

yame08.03_01.JPG

じゃーーーん。
高田日出雄さんです。
横にいらっしゃるのは奥様のよしこさん。
かわいい♪ いとおしそうな目で日出雄さんを見つめてらっしゃいます。

yame08.03_02.JPG

「8歳も年が離れてると、けんかもせんとよ」とのこと。
おしどり夫婦ですねぇ。

さて、今回は日出雄さんが始めたお祭りの中でも、
奥様のお母様の魂を慰めるためにやろうと思ったという、
万灯流しをピックアップ。

戦中戦後のお話です。

奥様のよしこさんは、
昭和28年、日出雄さんが移動映写機を
上映するお仕事をしているとき、
そのもぎりのお手伝いをしていた
アルバイトの女学生でした。

その後、少しずつ距離が縮まり、
よしこさんが25歳になったときに結婚したそうです。

よしこさんは4人兄弟。
お母さんは育ての親でした。

実は、生みのお母様はよしこさんを生んで
2年ほどで他界。
その後、お父様は徴兵されることになり、
残された4人の子どものためにも
お母さんが必要だという思いで、
結婚をしました。その方が育てのお母様。

なんとその2週間後に戦地へ旅立っていったお父様は、
帰らぬ人となりました。

ここから育てのお母様は、女で一つで
4人の子育てに奮闘します。
よしこさん曰く「うちは貧乏でした」。

だからこそ、家族で支えあった絆は深いもの。
日出雄さんもやきもちを焼くほど仲良しだそうです。

yame08.03_03.JPG

一生懸命育ててくれたお母様が亡くなりました。
その魂を慰めるために始めたのが
万灯流しです。

日出雄さんが企画してくれました。

万灯流しが始まったきっかけは、
高田さんご夫妻のお母様が亡くなったことですが、
その中には、「川を綺麗に」という願いも込められています。
最初は50基そこそこの灯籠だったのが、
今や1500基ほどに増えたそうです。
すっかり定着しているようですね。

yame08.03_06.jpg

星野川をさらに美しく!
この素敵なイベントがいつまでも続きますように。

ところで日出雄さん、脳梗塞で倒れたことがあるそうです。
今でも右足は不自由ですが、
リハビリの甲斐あって、
手先の器用さは戻ってきました。
その手から生まれたのが、
戦艦大和と機関車の模型。
今、高田さんの電気屋さんに飾られています。

yame08.03_04.JPG


昔使っていた映写機などを収納している納屋には、
日出雄さんの作業場もありまして、
現在ゼロ戦の模型を制作中。

本当に器用です。
しかも集中力もあります。

尊敬。

御年79歳ですが、
PCもHDも使いこなす、
かっこいいおじいちゃん!
これからもその企画力で、
上陽町を楽しい町にしてください!

yame08.03_05.JPG

お二人の温かくて優しい空気に触れることができて、
とっても楽しかったです。
ありがとうございました。


- - - - -
<第17回 八女上陽万灯流し>
日にち: 2011年8月16日(火)
場所: ほたると石橋の館(福岡県八女市上陽町北川内589-2)近くの星野川
問合: 八女市役所上陽支所 建設経済課商工観光係(電話 0943-54-2219)

星野村の民宿、星の川荘へ

サッチの取材日記

yame07.26_13.JPG

星野村に入って、県道52号線を進んでいくと、
右手に見えてくる「星の川荘」

yame07.26_18.JPG

民宿と書いてあるのですが、
どうも狭いような気がして、
お食事が専門なのかなぁとか、
勝手に想像していましたが、

yame07.26_15.JPG

今回、「夏休みを利用して、星野村に宿泊!」というテーマで取材にお邪魔したら、
いやいやいやいや、
なんと道路から見えている部分は1Fで、

yame07.26_14.JPG

yame07.26_20.JPGのサムネール画像

その下に地下4階まであるという、
しかも、岩に巻きついたように建物が造られているという、
かなりユニークな民宿でした!

お話を伺ったのは、
長崎出身の永松美津枝さん。

yame07.26_16.JPG

18年前に星野村に移り住んで以来、
この星の川荘を切り盛りされています。

全国各地から宿泊に来られる他に、
地元の消防団の方なども
宴会で利用することがあるそうで。

yame07.26_17.JPG

魅力は美津枝さんの肝っ玉母ちゃんぶり!

いろんな武勇伝も聞かせていただきましたよ。
ぜひ実際に行って、美津枝さんから直接聞いて欲しいです。
面白かったですよぉ。


yame07.26_24.JPG

こちらの民宿、年齢85歳の建物。
古いので、階段が急だったり、ちょっと不便なところもあります。
そこで美津枝さん、予約の電話があるときには、
「足腰は大丈夫ですか~、うちは部屋とお風呂が地下3階で
階段が急なんですよ~」など、
マイナス面を全てお話しするんだそうです。
なぜなら、泊まりに来てがっかりして欲しくないから。

「うちはホテルじゃないけん、そんなサービスは
できないからねぇ。その代わり、お客様に合わせて
お料理を作ったり、笑顔で帰ってもらえるように、
会話を大切にしています」

yame07.26_19.JPG

親戚のおばちゃんの家に遊びに来たかのような、
初めてなのに初対面のような気がしない、
そんなサービスをしてくれる美津枝さん。

宿泊に訪れるのは家族、孫とおばあちゃん、カップル、大学のゼミ・・・
と多種多様。
リピーターになる人たちもいっぱいいます。
私もぜひ一度、泊まってみたいと思います。
冒険心が掻き立てられますよ。



yame07.26_21.JPG

なんてったって、地下4階には洞窟がありますから!

道を挟んで向かい側にも
気温がグンと低くなる洞窟があって、
お地蔵さんがたくさん。

ちょっと、いやだいぶ、怖いです。

yame07.26_23.JPG

近所のお母さんたちは、ここを毎月2回掃除に来て、
涼しいからと井戸端会議をするとか。
度胸あるな~。



- - - - -
<民宿 星の川荘>
住所: 福岡県八女市星野村9486-3
電話: 0943-52-3235

八女の石灯籠

サッチの取材日記

夏ですね、皆さん。暑いです。

取材先でも、冷たいものなど出していただくことがあります。


yame07.14_28.JPG

今回も、石灯篭の歴史を探ろうと訪れた

八女市山内の熊本石材店で、

熊本龍さんに、抹茶オーレや、フルーツゼリーなどをいただきました。

ありがとうございますぅ。おいしかったぁ。


あ、取材取材。

熊本さん、よろしくお願いします。

yame07.14_29.JPG

石龍工房と名付けられた、熊本さんの作業場には、

大きな大きなまーーるいカッターがあります。

yame07.14_30.JPG

直径2mですって!すごいですねぇ。

これで、硬い石をがりがり切って行く訳ですよ。


当然のことながら、

周りにはたくさんの石で作られたものたちが並んでいます。

yame07.14_31.JPG

力強い大地の力を感じる灯籠や、

yame07.14_32.JPG

かえる(これ、最終的に親、子、孫の3段重ねになります)、

yame07.14_33.JPG

照明、花器、水桶などなど。

中には綺麗な色のフクロウもいました。

大きなものから小さなものまで、

熊本さんは何でも作ってしまいます。器用ですねぇ。


yame07.14_36.JPG

若い頃は石工にはなりたくない!ってことで、

自衛官になったそうですが、お父様の体が悪くなり、

後を継ぐため戻ってきました。それが23・4歳。

そこから1年ほど修行を積み、現在に至っています。


「大切なのは全体のバランス。

石を削りながら、全体を把握するセンスが必要」

と熊本さんはおっしゃっていました。

熊本さんには、きっと天性の才能があったんでしょうねぇ。

今では、八女石灯篭協同組合の会長さんを勤めるほど。

暑い中での作業は、本当に大変でしょうけど、

yame07.14_34.JPG

ちょいちょいっとのみを握って

蛙の目を掘り出す姿に、プロの技を見ることが出来ました。


石灯篭と一言で言っても、いろんな形や大きさがあり、

それぞれ作り手の癖というか個性が出るそうで、

「誰が作ったか大体わかる」とも

お話されていましたよ。すごい世界!

yame07.14_35.JPG

石は、阿蘇の噴火で出来た凝灰岩がメイン。

世界でも、石を採って、加工している場所は

八女しかない!という言葉に、

またまた八女の素晴らしさを実感!


伝統を守っていく、というのは簡単ではないかもしれませんが、

やっぱり、継承して言って欲しいと心から思います。



暑い夏は納又滝へ

サッチの取材日記

連日猛暑が続いている福岡県。

節電が叫ばれ、冷房がんがん!という

こともできず、

この暑さ、どうしたらいいのぉぉぉぉぉ!

とお嘆きの皆さんへ。


八女には素敵な避暑地がございます。

ちょっと遠いですけど、

ドライブコースには持って来い!ですよ。

yame07.14_11.JPG

今回訪れたのは、10度の気温差があると言われている

上陽町上横山の納又(のうまた)滝・滝の宮不動尊。


以前、八女の神秘スポットとして、

一度ご紹介したことがある場所です。


yame07.14_12.JPG

お話を伺ったのは滝の宮不動尊奉賛会会長の井上尚彦さん。

黄色のTシャツと、作務衣のボトムスが

かっこよく決まってます。足元は下駄です。

yame07.14_13.JPG

ワシワシ歩きます。

yame07.14_14.JPG

岩場があったり、急な階段があったりしても全然平気。

小さい頃からの遊び場だから、と

おっしゃっていました。

この滝で、うなぎを取ったり、

魚を採ったりして遊んでいたそうです。


yame07.14_22.JPG

さて、周囲との気温差10度という噂、

これ、本当かもです。

温度計は持っていってませんでしたが、

滝の近くに行くと、冷蔵庫を開けた時のような冷気を感じました。

yame07.14_15.JPG

鳥肌が立つほど涼しかったですよぉ。

yame07.14_16.JPG

ここなら、マイナスイオンを浴びながら、

涼しく過ごせること間違いなし!


夏の涼を求めて、ご家族で、いかがですか?


yame07.14_17.JPG

話は変わりますが、

取材前、私たちは井上さんのご自宅で、

自作の石釜で焼いたピザやナン、ドリアを

ご馳走になりました!!!

yame07.14_18.JPG

yame07.14_20.JPG

おいしかったぁ。

奥様と娘さんが色々用意してくださいました。

具沢山のピザ、最高!

カレーソースのピリ辛感、

高菜とピザのおいしい出会い、

旬のきゅうりと昆布の調和、

あぁ、最高のひと時。

yame07.14_19.JPG

ご馳走様でした。


お土産にからーーいゆずこしょうと

採れたてきゅうりもいただきました。

早速家に帰って、

塩もみしてゆずこしょうと和えてみました。


辛かったぁ。

けど、美味!

井上さん、色々ありがとうございました!

yame07.14_21.JPG




お箱家志ん茶さん

サッチの取材日記

八女に落語家が!!!いたーーーーーーーー!

yame07.14_04.JPG

いやぁ、ほんとに驚きました。

かなりユニークな活動ですよね。

落語の出前とお茶講座。


yame07.14_03.JPG

お箱家志ん茶さんこと室園周作さんは、

八女市蒲原にある大きくて綺麗なお茶屋さん

「室園銘茶」の若旦那。

日本茶インストラクターのライセンスもあり。

現在28歳!妻もち!


志ん茶さんのブログを見つけたスタッフが、

ぜひ取材したい!ということで、

今回お話を伺うことになりました。


で、この日はなんと、

その出前落語があるということで、

一緒に行ってきました!

場所は筑後市のとある公民館。

デイサービスを利用している

おじいちゃん、おばあちゃんがお客様。

総勢70名ほど!

落語の前には、講演があったり、ダンスがあったり、

結構盛り上がってます!


お隣の座敷が控え室になっていて、

そちらで私たちも待機。

お箱家志ん茶さんは、

自分で着付けをして、道具も用意しています。

えらいなぁ。

夏の着物に袖を通すのは、今回が初めて。

オーダーで作ったおニューです。

yame07.14_05.JPG
(ちょっと手伝ってもらったり・・。)

ピシッと粋な色合いの着物ですねぇ。

よっ!お箱家~!


着付が終わり、会場内では我が部長が出囃子CD再生を任され、待機。

さぁ、音楽が鳴り出しました!いよいよ登場!!

と、なるはずだったんですが、

まぁ、違うものが入ってきたりして

なかなかうまく行かず(汗)

でも、そのゆるさがまたいい感じ。

yame07.14_06.JPG

ハプニングもどこ吹く風で、

改めて志ん茶さん登場です!

yame07.14_07.JPG

さぁ、志ん茶さんの落語はどうかな・・・

yame07.14_08.JPG

どっかんどっかん!!!!

受けてますよぉぉぉぉ。


私たちも大笑い。

楽しい落語でしたぁ。


yame07.14_09.JPG

その後行われたお茶の淹れ方講座も大好評!

yame07.14_10.JPG

おじいちゃん、おばあちゃんに

笑顔をプレゼントした志ん茶さんでした。


普段は、室園銘茶でスーツを着ていますが、

落語のときとは、

驚くほどの雰囲気が違います(笑)


でも、おいしいお茶を淹れる所はおんなじ。

ぜひお茶屋さんにも行ってみてくださいね。


そして、お箱家志ん茶さんに落語出前を頼みたい!

という方も募集中だそうです。

お気軽に室園銘茶までどうぞ~。

奥日向神キャンプ場へ

サッチの取材日記

キャンプシーズンの到来!

山や川で、自然を満喫できて、

夏の思い出作りにぴったり!


テントを張ったりするのは道具も要るし、

大変・・・という方、、八女市のキャンプ場は

バンガローやロッジが多いので、

安心して楽しめますよ。

yame07.08_11.JPGのサムネール画像

今回は、たくさんあるキャンプ場の中から、

矢部村の八女市奥日向神キャンプ場で、

キャンプ場開きの式典があるということで、取材に行ってきました。

yame07.08_12.JPGのサムネール画像

神棚がしつらえられ、宮司さんがいらっしゃって、

今年のキャンプ場の安全を祈ります。

yame07.08_13.JPGのサムネール画像

参列している皆さんも神妙な面持ち。

サッチは初めて参加しましたが、

こうやって、毎年、遊びに来る皆さんの無事を祈って

神事が行われるんですね。

今年も、皆さんが、安全で楽しいキャンプができますように・・・


さて、矢部村にはキャンプの達人がいるということで

インタビューさせていただきました、商工会青年部の小川徹さんです。

生まれも育ちも矢部村の小川さん。

yame07.08_15.JPG

小さい頃から山や川で遊ぶことが日常でした。

高校生になると、友達とキャンプに行って、

ワイルドな生活を送っていらっしゃったとか。

「奥日向神キャンプ場では、自分で火を起こさないと

ご飯作れないんですよ」とのことで、

炭で火を起こしたことのない方々にも、

丁寧にレクチャーしてくれるのが小川さんたちのお仕事です。

yame07.08_16.JPG

だから、出来なくても大丈夫!

と優しい笑顔で答えてくださいました。


日常とは全く違う環境で、

自分で魚を捕って調理したり、

カブトムシやクワガタを見つけに山に入ったり、

自然の音と光だけで夜を過ごしたり、

きっと素敵な一日が過ごせるんじゃないかなぁと思います。

yame07.08_17.JPG

キャンプって、小学生の頃に子ども会で行って以来、

大人になるまでそんなに経験のないサッチ。

もっと行っとけばよかったなぁ。と今頃思います。


お父さん、お母さん!

ぜひ今年の夏は、八女市のキャンプ場で

思い出を作ってあげてください!

yame07.08_18.JPG

あ、そうそう。

奥日向神キャンプ場のバンガローには、

エアコンはありません。

夏でも朝夕は肌寒いくらいだそうです。

逆に毛布が必要かも?!


山村留学の取材へ

サッチの取材日記

各地で行われている山村留学制度は、村の小学校の生徒が減り、

どうにか対処できないかということで始まったもの。


でも、星野村では、村の小学校が統合され、

生徒数は安定しているのに、継続して受け入れています。

それだけ受け入れて欲しい!と願う方々が多いということ。

yame07.08_01.JPG

周囲を山に囲まれ、静かな仁田原地区に、

日本家屋風に作られた山村留学センターはあります。

今年の山留メンバー、

小学3年生から6年生までの10人に会ってきましたよ。



yame07.08_02.JPG

3時半にお邪魔して、指導員10年のベテラン石川さんと、

yame07.08_03.JPG

アシスタントのもみじ(ニックネーム)さんに

施設を案内していただいたり、子どもたちのことを伺ったり、

山村留学のことを教えてもらったり、

ゆっくりお茶を飲みながらお話をしていました。

午後4時、寮母さんがご飯を作りにいらっしゃいました。

yame07.08_04.JPG

なんと先日インタビューしたこっぱげ面の伝道師二田さん

お母様!わぁ、似てらっしゃる!


そして4時半。静かだった山村留学センターが

一気ににぎやかに!

yame07.08_05.JPG

スクールバスで子どもたちが帰ってきました!

yame07.08_06.JPG

子どもたちも保護者の方々も、

1年間離れ離れで暮らすことは

とても寂しく感じると思うのですが、

山村留学センターにいる子どもたちは、

明るく元気で、自主性があり、

自分の思ったことをきちんと言葉に出来る

しっかりした小学生たちでした。

yame07.08_07.JPG

yame07.08_09.JPG

みんなの声が、番組で流れるかもよ!

楽しみにしててくださいね。


子どもたち全員にお話を聞いてから、石川指導員にインタビュー。

子どもたちは静かに聞き耳を立てている様子。

「先生、何を話すんだろう」みたいな。


石川さんが本気で子どもたちと向き合っているのが感じられた取材でした。

悪いことをしたら怒るし、

何が悪かったのかきちんと話をする。

この1年が、その後の子どもたちの人生でどんな風に花開くのか、

そしてそれがいつなのかわからないけれども、何かしら役に立つ日が来る、

そのために、山村留学はあると語ってくださいました。


「たくさんの応募の中から選ばれた子どもたちなんだよ。

来れなかった子達のことも考えながら生活するんだよ」

と、子どもたちに話すそうです。


自分のことだけじゃなく、周りのことを考えて行動するという、

集団生活で一番大切な部分を、石川さんを過ごしながら、

子どもたちは自分で考えて学んでいるようです。



yame07.08_08.JPG

そして、テレビもゲームもない1年間。

子どもたちは、「友達と遊ぶ」ということも、学べるのかもしれませんね。


インタビューの後は、

小学校の体育館で石川さんの指導の下、剣道の練習。

みんな大きな車に乗って、石川さんと行ってしまいました。

yame07.08_10.JPG

がんばれ!

たかっぽの昼ごはん

サッチの取材日記

yame06.30_13.JPG

たかっぽというお店の名前は、

黒木町のお祭りなどのイベントでよく見かけていました。

どういう意味なんだろう?

と思っていたら、竹を切って利用している器のことなんですね。

yame06.30_02.JPG

さてこのたかっぽでは、

何ともかわいらしいお母さんが出迎えてくれます。

足を怪我してらっしゃるのに、

ニコニコしながら「あらぁ、思いがけない~。ありがとうねぇ」

と痛々しい足で玄関口まで来てくださいます。

ほんとすみません~。

yame06.30_11.JPG

しかし、その後の取材の楽しいこと楽しいこと。

ずっと3人笑っていました。

「ここに来る人たちには

お料理と漫才がついてくるから、って言うとよぉ。あははは」

漫才とは、そう、このお母さん城寿美香(じょうすみか)さんのおしゃべり。

お料理が届くまで、そして届いてからも、

寿美香さんのおしゃべりは続きます。

yame06.30_03.JPG

それがね、楽しんです。とっても。

何よりかわいらしい。

いい笑顔。

ずっと一緒にいたいなぁって思いました。

たかっぽの建物も古民家で、

ゆったりくつろげる広々座敷。

yame06.30_04.JPG

お庭の芝生が目に気持ちよく、

大きな窓から心地いい風が吹き抜けます。

yame06.30_05.JPG

この箸置き!

「ああ、箸置きがない、どうしよう!あ、庭にあった!」で

椿の葉を思いついたそうです。

素敵ですよねぇ。

「何もないと、自分で考えて工夫するとよねぇ」

という寿美香さん。生きる力というのを感じました。

yame06.30_06.JPG

寿美香さんたちが作るお料理は、

八女で採れたお野菜が中心。

yame06.30_07.JPG

ぜーんぶ竹で出来た器に盛り付けられて出てきます。

yame06.30_14.JPG

yame06.30_08.JPG

おはぎも朝から毎日作るんですって!

おいしいはずですよねぇ。

yame06.30_09.JPG

じゃがいもまんじゅうをバター炒めしたもの。

これ、かなり美味!!!!

だご汁は、お母さんたちのお料理の定番ですが、

寿美香さんは、季節によって味噌を変えたり、

yame06.30_12.JPG

だんごの厚みを変えたり、工夫しています。

冬はねっとり、夏はさらっと。

こういう心配りが、優しさを感じますね。

yame06.30_10.JPG

おなか一杯食べて、ここでお昼寝できたら

この上ない幸せ・・・と感じた私たちでした。


- - - - - - -
黒木のごちそう たかっぽ
住所: 福岡県八女市黒木町今364
電話: 090-2096-3563
営業: お食事11:30~15:00(13:00オーダーストップ)※完全予約制
休み: 不定

絶品寄せ豆腐!ますや

サッチの取材日記

yame06.29_01.JPGのサムネール画像

道の駅たちばなから国道3号線を熊本方面に向かっていくと、

右手に見えてくるこの看板。気になってたんですよねぇ。

yame06.29_02.JPG

今回お邪魔した「ますや」、創業は昭和34年。

先代がこんにゃく作りを始めたそうです。

yame06.29_03.JPGのサムネール画像

現在2代目がそのこんにゃくを引き継ぎ、3代目が豆腐を担当。

因みに、今でこそお豆腐が中心の「ますや」ですが、

それまではこんにゃく専門店でした。

2代目が全く知らない豆腐作りをやろうと決めて販売するまで、

4年の月日がかかったとか。

yame06.29_04.JPGのサムネール画像

yame06.29_16.JPG

その苦労の甲斐あって、豆腐は今では「ますや」の看板メニュー。

yame06.29_06.JPGのサムネール画像

ほんとにおいしいんですよぉ。やっぱり手作りの豆腐は違いますね。

家族で力を合わせて、お店を切り盛りしています。


さぁ、2代目枡永光人さんに案内していただきながら、店内を見学です。

yame06.29_07.JPGのサムネール画像

まずは、豆腐作りの最後の工程、

パック詰めを体験!袖がフワフワしているので、

ディレクターにそでをまくってもらいながらトライ!

水が冷たくて気持ちい♪50メートル掘って

出てきた地下水を使用しています。

しかも、大豆は全て九州産!安心の国産大豆です。

水もよくって、素材もよい。おいしくないはずがないです。


また、カリッとした仕上がりが特徴の「ますや揚げ」は、

3代目の弟さんが担当。

yame06.29_09.JPGのサムネール画像

作っているところを見学させていただきました!

yame06.29_10.JPG

yame06.29_11.JPG

機械を上げたら・・・わぁー広がってる!!

最初の大きさとは全然違う!これはびっくりです。

温度や湿気でこの大きさも左右されるとか。

作業場にあるエアコンは、人のためではなく、揚げのためにありました。

手作りとは、なんでも大変なものですね。

yame06.29_12.JPG

出来上がった揚げたてのますや揚げをいただきました!

カリッ、サクッ!

おいしかったぁ。お塩かけて食べたらスナック菓子になりますよ、これ。


その他、寄せ豆腐、豆乳スイーツ、いっぱい試食させていただきました。

どれもおいしすぎて、ペロリ。

特にスイーツは、口の中にほんのりお豆腐の香りが立ち上る、

絶妙な味。おいしかったぁ。

yame06.29_14.JPG

お気に入りはプリンです。滑らかでしたよぉ。

yame06.29_13.JPG

スイーツは3代目の奥様の担当。若い感性が活かされてますね。


yame06.29_15.JPG

光人さんは、自分の息子たちが中心になってやってもらいたいと

語っていらっしゃいました。

家族の絆で、これからも「ますや」がますます(益々)繁盛しますように!


- - - - -
ますや
住所: 福岡県八女市立花町下辺春2910
電話: 0943-36-0159
営業: 7:30~18:30
休み: 第1、3、5の水曜


星野村のロールケーキ

サッチの取材日記

星野村に入ると「田舎家」という文字が入った

木製の看板をいくつもみかけます。

このお店、中に入るとあまーーい香りが漂ってくるんです。

なぜならば田舎家は星野村唯一のケーキ屋さんだから!


yame06.23_24.JPG

今回はこのケーキ屋さんにお邪魔しましたよ。

こちらでは、星野村で採れた旬の果物を使って

ケーキを作っているとか。

春は苺だったそうですが、今は「ブルーベリー」です!


yame06.23_25.JPG

お店のショーケースには、棚田米の米粉の生地で出来た

ロールケーキやブルーベリータルトが!

yame06.23_26.JPG

おいしそーーー。


田舎家でこれらのケーキを作っているのは、

関西の専門学校でお菓子作りを学び、

パティシエとして働いていた石橋咲子さん。

yame06.23_27.JPG

今回は、お忙しい作業中に、

厨房まで入らせていただいての取材となりました。

yame06.23_28.JPG

ちょうどブルーベリーのパウンドケーキを焼いているところで、

めちゃめちゃいい香りがしていました。


yame06.23_29.JPG

そしてそして、ロールケーキの切れ端を

ちょこっとつまませていただいたんですが、

ブルーベリーのクリームが

超ーーーーーーーーおいしかったです。

yame06.23_30.JPG

ずっと舐めていたい、と思うほど。

yame06.23_31.JPG
がおー

yame06.23_32.JPG
がおー

それにしても、みんなすごい顔。


石橋さんは、だんな様の転勤で星野村にいらっしゃって、

タイミングよくパティシエとしての仕事もゲット。

「星野村の方は、皆さんいい方で・・・」

とおっしゃる石橋さんの笑顔が印象的でした。

これから、星野村だけじゃなく、

八女産のものが使えるようになったら、

イチジクや桃のケーキを作ってみたいとおっしゃってましたよ。

今後、どんな展開を見せるんでしょうか!

星野村のパティシエール石橋さん、がんばって!


あ、そうそう。石橋さんのアシスタントをされているのは、

以前「星の冬まつり」でインタビューさせていただいた

祝原さんの奥様でした。

yame06.23_38.JPG

慣れた手つきでロールケーキをまきまきしてらっしゃいました。


yame06.23_33.JPG

インタビュー後、田舎家の社長さんともご挨拶。

玉露ロールをいただきながら、お話を・・・

yame06.23_34.JPG

あはは。食べてばっかり。

社長さんは、星野村をもっともっとよくしていって、

観光地として盛り上げて行きたいとおっしゃってました。

ぜひ、がんばってください!


そしてなんと、ブルーベリータルトいただきましたぁ。

ありがとうございます。

yame06.23_37.JPG

ブルーベリーの甘酸っぱさと、

生地のサクサク感が最高においしかったです!ご馳走様でした。


yame06.23_35.JPG

こちらで作られるロールケーキやタルトなどのお菓子は、

全て星野村で採れたものが材料になっています。

しかも店内には、星野村の特産品が色々並んでます。

星野村のお土産、ここで一通り揃っちゃいますよ。

yame06.23_36.JPG

皆さんもぜひ立ち寄ってみてくださいね。

- - - - - -
田舎家
住所: 福岡県八女市星野村12043-1
電話: 0943-52-2580
営業: 10:00~17:00
休み: 木曜日

星野村のこっぱげ面

サッチの取材日記

7月は、八女市各地で祇園祭が行われます。

・上陽町では、おみこしと花火が15日(金)に。

・立花町では、同じく15日(金)に本山祇園祭が。

・黒木町の祇園祭は20日(水)21日(木)。

大藤がある素盞嗚神社のご神幸で、御輿がまちを練り歩きます。

担ぎ手に沿道から力水がかけられる・・というのは、

福岡市内の博多祇園山笠と同じですね。

22日(金)には、花火も上がるそうですよ。



という具合に、各地でそれぞれに神輿を奉納したりするわけですが、

そもそも祇園祭って??


日本三大祭の一つ、京都で行われる祇園祭は皆さんもよくご存知だと思います。

このお祭りは、平安時代、京で疫病が流行り、その災いを払おうと鉾を立てて、

神に祈ったのが始まりだといわれています。

そして祇園神社に奉られているのは、スサノウノミコト。

この祇園祭が、京都だけでなく全国にもあるのは、

祇園祭が厄よけの祭りであったこと、スサノオノミコトを祭神とする神社が

各地に数多く存在することなどが関連しているようです。


なるほどねぇ・・・。またもや勉強になりました。


で、八女市で行われる祇園祭で、一際異彩を放っているのが

星野村の「こっぱげ面」!

ということで取材に行ってきました。

雨の中、道に迷いながら、やっとたどり着いたのは小さな集落、三坂。

yame06.23_17.JPG

三坂の祇園神社でこの日、氏子の方々の総会が行われていました。

神社のお社が集会時になってます(汗)

たくさんのお父さんたちが真剣に話し合ってますね。


あ、若者もいます!

yame06.23_18.JPG

今回お話を伺ったのは、若い衆の一人、二田房一さん。

精悍なお顔をされていますね。

「三坂祇園祭伝承師」である二田さんは、お話しぶりから、

ほんとにこのお祭りのことが大好き!というのが伝わってきました。

では、こっぱげ面とは一体どんなお祭りなんでしょうか。

詳細は番組を聴いていただきたいのですが、


一言で言うと、村を挙げての鬼ごっこ!!!


「面をかぶった鬼は、青竹持って暴れてるんじゃないんです。

悪霊払いをしているんです!」と語る二田さん。


泣き出す子どもはいるわ、

家には土足で上がっていくわ・・・

だいぶ怖いお祭りみたいです。

観光客だって容赦ないですよ。

見つかったら青竹で「お祓い」されます。


yame06.23_19.JPG

縁起がいい!ご利益がある!ということで、

皆さんもぜひ、星野村の祇園祭、行ってみませんか??


星野村では3箇所で行われます。


長尾地区の天照御祖神社では7月11日(月)、

的別当地区の素盞嗚神社と、取材させていただいた三坂の祇園神社では、

7月14日(木)、15日(金)に、

鬼と獅子舞が星野村を威勢のいい掛け声と共に

yame06.23_20.JPG

暴れまわります、じゃなくて、清めまわります!

yame06.23_21.JPG

いやぁ、楽しみ。


余談ですが、源太窯の山本源太さんも、

新婚当初、朝方5時くらいにこっぱげ面の洗礼を受けたときは、

「怖かったー」とおっしゃってました。


ところで、氏子たちの夜はまだまだ続き、

この後お社で宴が始まりました。

yame06.23_23.JPG

yame06.23_22.JPG

お酒、おつまみ、たっぷり用意されてましたよぉ。

なんかいいですね。こういうの。



矢部村、杣の木工へ

サッチの取材日記

yame06.23_09.JPG

今回お話を伺ったのは、杣(そま)の木工で

木工職人として活動してらっしゃる大久保光教さん。

この日は、ご家族揃ってお出迎えしてくださいました!

かわいい娘さんお二人と素敵な奥様です。

お邪魔します!


yame06.23_01.JPG

大久保さんは、元々久留米の方で、

中学校の技術の先生をされていました。

その後、木工を本格的にやりたい!と思い、

熊本県人吉の木工職人の下で修行。

その後、木工職人として活動できる場所を探していたところ、

矢部村に出会ったそうです。

縁があったんでしょうねぇ。

yame06.23_11.JPG

今ではすっかり矢部村の住人。

お知り合いの茶畑の収穫をお手伝いしたりも。


yame06.23_10.JPG

大久保さんのお話はとっても面白くて、しかも表情豊か。

ぐいぐい引き込まれていきます。

あっという間に時間が経っていてびっくり!


現在大久保さんは元職に戻り、

週末や祝日など、学校がお休みのときに、

ボランティアで杣の木工で活動されています。


ここでは、幅広い年齢層の方が、

いろんな木工作品を作っていまして、

中でも感動したのは、卒業証書用のフレーム!

yame06.23_13.JPG

子どもたちが、自分の卒業証書を入れるための

額縁を手作りって、素晴らしい!

「あんなに大事そうに運ぶ姿は初めて見た」というくらい、

大切に自作のフレームを持って帰ったそうです。

いい話しやぁ。


yame06.23_14.JPG

また、生涯学習で、おじいちゃんやおばあちゃんが作った家具には

本当に驚きます。

毎年参加されて、今では電気ドリルなんかも上手に使えるように

なった方もいるとか・・・。

人はいくつになっても成長できるものなんですね。


yame06.23_15.JPG

超不器用な私でも、作ることができると太鼓判を押してくださったので、

いつの日か私も、オリジナルの家具を作ってみたい!と

思ったのでした。


大久保さん、お忙しい中お時間いただきまして、

本当にありがとうございました。


yame06.23_16.JPG



- - - - -
杣の木工
住所: 福岡県八女市矢部村矢部3958
電話: 0943-47-2754
営業: 土・日・祭日のみ 9:00~17:00

事前に電話での予約をおすすめします。


八女産にんにく!

サッチの取材日記

にんにくって常にキッチンにあるので、

いつが旬なのか全く知りませんでした。

が、調べていくと、6月・7月が旬とのこと。

そしてなんと、八女市立花町には、そのにんにくを作っている

農場があるじゃないですか!


yame06.22_01.JPG

というわけで行ってきましたよ、松尾農園。

入り口にある、にんにくの木彫り。

yame06.22_02.JPG

松尾さんのお友達からのプレゼントだそうです。

yame06.22_03.JPG

さて、こちらが代表の松尾高生さんです。

お父様の後を継いで、全く違うお仕事から農業への転身。

大変だったと思いますが、お話を聞いていると、

周囲の支えもあり、楽しみながらやってらっしゃる

というのが伝わってきました。


yame06.22_04.JPG

さて、残念ながらにんにくの収穫は終わっていたので、

畑にあるにんにくは見ることが出来なかったんですが、

yame06.22_05.JPG

倉庫には!山のように!!!すごい量です!

yame06.22_06.JPG

yame06.22_07.JPG

一箱約20キロ入っていて、全部で3000箱ほどの収穫高。

わお。

だからでしょうか、辺りにはにんにく独特のにおいが漂っています。

にんにくシャワー。


yame06.22_08.JPG

収穫したものを乾燥させて、

手作業で茎の部分と根っこの部分を切り取ります。

作業員さん、ご苦労様です。


yame06.22_09.JPG

松尾さんたちが作ったにんにくは、生協か一部の健康食品店でしか

買うことが出来ません。

が、松尾さんが考案したにんにくドレッシングは

道の駅たちばななどで販売されていますよ。

サッチも買ったことがあるんですが、

お肉を炒めるときに使ったり、

お豆腐にかけて食べたり、

野菜炒めの味付けに使ったり、

パスタソースにしたり、

いろいろ使えます。


お勧めですぅ。

http://www.ninniku.jp/


yame06.22_11.JPG

若手の皆さんで、農業の未来を切り開いていく!

そんな意気込みを感じる松尾さんでした。

八女のこれからが、また楽しみです!


yame06.22_10.JPG

そしてそして、たくさんにんにくいただいちゃいましたぁ。

ありがとうございます!

松尾さんお勧めのあれ、試してみますね。


皆様、お勧め調理法は番組でチェックしてください!



「co.zakka+古」の展示会へ

サッチの取材日記

八女で修行をしたという木工作家

矢野義憲さん。


6月10日(金)から19日(日)まで、

福岡市南区大楠3丁目7-26あさだ荘22号の

co.zakka+古で、

展示会が行われてます。

SN3S0178.JPG

八女の木工職人さんと彫刻職人さんが

親子でやっている工房で修行された矢野さん。

直接お会いすることはできませんでしたが、

作品から、

そのぬくもりと、技術の高さを感じました。

SN3S0183_1.JPG

SN3S0184.JPG

元々絵を描くことが好きだったそうで、

展示物の中にもいくつか奥ゆかしい雰囲気の

絵が飾られていました。

SN3S0188.JPG

そして、彫刻の技術も活かした置物や、

木工の技術を活かしたお皿やお椀や湯冷ましが

居心地よく静かにたたずむ姿。

SN3S0179.JPG

SN3S0181.JPG

SN3S0186.JPG

見るだけでほっと安らぐ、そんな作品たちでした。

いつもは、樟をメインにオブジェを作るそうで、

SN3S0182.JPG

SN3S0190.JPG

co.が生活雑貨を扱うお店だからと、

この展示会のために特別に新しく作ったものがほとんど。


木の器は、普通の食器と同じように扱える上に、

ちょっと傷が入ったり、色が染みたりしても、

それが味になるし、

欠けたら、リメイクができるすぐれもの。

一生付き合える器なんです。


co.zakka+古の営業時間は

12時から17時までですが、

6月17日(金)と18日(土)は午後8時まで開いているそうです。

そして、通常日月祝はお休みなんですが、

展示会中は休まず営業。

ということで、19日(日)も開いてます!


お時間ある方、ぜひどうぞ。

オーナーの浅岡陽子さんも、

とても素敵な女性です。


http://co-zakka.com/


竹炭でエコライフ!立花バンブーへ

サッチの取材日記

yame06.14_01.JPG

八女といえば竹!

やっかいもの扱いされるほど

どんどん増えていく竹は、視点を変えれば、

今の時代にふさわしい、エコ植物なんです!


yame06.14_03.JPG

ということで、今回お邪魔したのは

平成7年に開業し、たけのこ農家さんや行政と協力し合って、

今年で16年目を迎える、立花町の「立花バンブー」。


yame06.14_14.JPG

お話を伺ったのは、甲木繁巳(かつきしげみ)さん。

とっても丁寧な言葉遣いでお話をしてくださる紳士です。


この立花バンブーは、国道3号線から少し入った

立花ワインの先にあります。

敷地内にはどーーーーーーんと大量の竹が!

yame06.14_04.JPG

運ばれてきた竹を半年ほど天日干しするそうです。

壮観!


工場を案内していただきました。

yame06.14_05.JPG

毎日10tの竹を砕いて竹炭に加工。

yame06.14_06.JPG

どんどん炭が出来ていくわけですが、

竹を砕くときの音がすごいの何の。

yame06.14_07.JPG

敷地内に響き渡っていました。

yame06.14_08.JPG

竹炭には豊富なミネラル等が含まれ、

土壌改良や殺菌、脱臭、除湿やカビの防止等に使われています。


yame06.14_09.JPG

大きさも1号から3号まであって、

一番細かい1号は家畜のえさとして、

2号は農業用に土壌改良として、

一番大きい3号は、家庭の脱臭や湿度調整に使われるそうです。


この工場で作られているのは、炭だけではありません。

竹炭ができる過程で出てくる煙から「竹酢液」もとれるんですよ。

yame06.14_10.JPG

これがまた使える!

有機農業、減農薬資材として利用される他、

石鹸などお化粧品の原料としても使われています。

yame06.14_12.JPG

yame06.14_13.JPG

竹酢液の原液は入浴剤として

お風呂に入れてもいいとのことで、

サッチも購入して、その日の夜に早速試してみました。

煙から取れたものということで、香りは「燻製」のよう。

でもなんとなくお肌がしっとりしたような気がしました。

匂いが気になる方は、入れ過ぎに注意してくださいね。


その他、竹炭入りの布団シートや枕があったりと、

竹炭の特性を活かした商品が色々ありました。

yame06.14_11.JPG

布団シート、欲しいなぁ・・・ちょっと高かったけど・・・
(シングルサイズで2万前後)


竹のよさ、竹炭のよさを、パネルを利用しながら

丁寧に説明してくださった甲木さん。

yame06.14_02.JPG

とってもわかりやすくて勉強になりました。ありがとうございます。

これから、まだまだいろんな使い方ができそうですね。

広がれ!竹炭&竹酢液!


皆さんも、竹炭を上手に利用して、

エコライフ、送りませんか?!

- - - - - -
立花バンブー株式会社のHPはこちら

棚田で田植え

サッチの取材日記

yame06.09_32.JPG

6月、田植えのシーズンです。

八女の棚田にも水が張られ、

準備が進められています。


yame06.09_31.JPG

そんなお忙しい中、

星野村の柴田雅博さんの

棚田にお邪魔しました。

yame06.09_33.JPG

そう。田植え体験です!!!

小学校の体験学習以来じゃないかなぁ、田植え。

懐かしい~。


yame06.09_34.JPG

柴田さんの娘さんは、八女市役所にお勤め。

私たちとも山に一緒に登ったり、

仲良くさせていただいております。


柴田さんのご両親にお会いして、

しかも田植え体験をさせていただけるとは、

ありがたい。

お世話になりますぅ。


yame06.09_35.JPG

棚田は面積が狭いので、

田植え機を入れるのも、ちょっと計算が必要。

田植え機が入るような道は、片側にしかありません。

だから、行って戻ってを繰り返して、

最終的にきちんとその道がある側に戻ってこないといけないわけです。

そこで雅博さん、田植えを始める前に「・・・・・・」しばし瞑目。

yame06.09_42.JPG

おもむろにスタートを切り、ちゃんと戻ってきました!さすが!!


私たちは、機械を使うのは難しいだろうということで、

田植え機で植えられず隙間が開いてしまったところに手植えをする

お手伝いをさせていただきました。

yame06.09_36.JPG

こちらはお母さんが担当。

コツを教えていただき、さぁ、田んぼへ入りますよぉ。

yame06.09_37.JPG

ひゃーーー、うまるーーー。

足が抜けないーーーー!!!

びっくりするほどぬかるんでいる田んぼ。

隙間ポイントに行くのも一苦労。

yame06.09_38.JPG

そこから少しずつ移動しながら隙間を埋めていくんですが、

熱いし、照り返しもあるし、中腰作業だし、足は抜けないし、

なかなかの重労働。

お母さん、ご苦労様です。

yame06.09_39.JPG

この日は、市役所の柴田さんももんぺ博覧会で購入した

もんぺを穿いて一緒にお手伝い。




いい経験をさせていただきました。ありがとうございました!

yame06.09_40.JPG

美しい棚田の風景、守って行きたいと、改めて感じました。


yame06.09_41.JPG

因みに、雅博さんの本業は木工職人。

家具を作ったりされているそうです。

今度そちらの工房にもお邪魔させてくださいね。


- - - - - -

棚田で田植え体験してみませんか?(茶のくに八女 奥八女ホームページ)


みるく畑くりやまのアイスクリーム

サッチの取材日記

yame06.09_15.JPG

皆さんは、乳搾り、したことありますか???

サッチ、長年(?!)生きてきましたが、

まだやったことがありませんでした。

なので、今回の取材はとっても楽しみにしてたんです。


yame06.09_16.JPG

訪れたのは、黒木町本分にある「みるく畑くりやま」。


皆さん、どっかで聞いたり見たりしたことあるかもしれないですね。

実はこちらの牧場では、絞りたてのおいしい牛乳を使った

アイスクリームの製造・販売もされてるんですよぉ。

作ってらっしゃるのは、牧場のオーナー栗山里美さん。


yame06.09_17.JPG

里美さん、アイスクリームが大好きで、

ついには自分で作るまでになったというつわものです。

yame06.09_18.JPG

ほぼ毎日一人でアイスクリーム作りをされています。

フレーバーも色々あって、試食させていただきました!

じゃーーーん。ミルク、バニラ、八女茶。

yame06.09_19.JPG

うーーん。どれもおいしい。牛乳がほんとにおいしいんでしょうね。

もちろん甘いんですが、さらりとしていて、ぺろりといけちゃいます。

八女茶も無農薬にこだわっている農家さんから仕入れてらっしゃるそうで、

素材選びも里美さん、抜かりありません。


yame06.09_20.JPG

yame06.09_21.JPG

季節によって変わるフレーバーは、

だいたい10種類くらいあるとのこと。


yame06.09_22.JPG

さぁ、いよいよ牛さんとご対面!

牛舎は里美さんのお父様が、跡継ぎになる里美さんのために建てた50年もの。

yame06.09_23.JPG

「古いでしょ?」と里美さん。

お父様の愛情がしっかり詰まった牛舎で、

毎日牛のお世話をしているって、素晴らしいことですね。

yame06.09_24.JPG

里美さんの息子さんもがんばってらっしゃいましたよ。


そしてついに、搾乳体験!!!!

一番大人しくて優しいというこの牛さんにお願いします。

yame06.09_25.JPG

「ありがとう、よろしくね」と声をかけて、いざ!!


yame06.09_26.JPG

乳首の部分は、皮膚です、皮膚。

手にすっぽり収まる大きさで、

ほんのりあったかい。当たり前ですが「生きてるんだぁ」と感動。


yame06.09_27.JPG

おっぱいの付け根の部分から

指を一本一本絞るように握っていくのがコツ。

で、でたーーーーー!

意外に上手?私???


yame06.09_28.JPG

絞りたてを一口。

わぁ、甘い!!!

全然臭くない!もっと癖があるかと思ったんですが、

すごくおいしかったです。

牛さん、そして里美さん、ありがとうございました。


これで作ったアイスクリームが、

おいしくないはずがない!

黒木町の「藤の里」や「グリーンピア八女」などで販売もされていますが、

お取り寄せもOK!

詳しくはHPをご覧くださいね。生キャラメルもおいしかったですよ。

みるく畑くりやまのホームページ

次は何食べよっかな。



農林業体験できます!四季彩館

サッチの取材日記

yame06.08_01.JPG

黒木町笠原地区にある農林業体験交流施設「四季菜館」。

農林業体験?交流?わぁ、なんだか楽しそう。

と、以前からとても気になっていた施設です。


yame06.08_02.JPG

館長の椿原(つばはら)まり子さん。

ショートカットがよく似合います。

yame06.08_09.JPG

この日はあいにくの雨で、

田畑見学は出来ませんでしたが、

その分、施設の中をゆっくりと案内していただきました。


yame06.08_03.JPG

お茶もいっぱいいただいて、

まり子さんやお嫁さんが作ったという

手作りのふきの佃煮、サラダ、お漬物をたくさんいただきました。

中でもお気に入りはこちら。

yame06.08_04.JPG

スナップえんどうとソラマメの素揚げ

香ばしくっておいしかったなぁ。ビールにも合いそう。

yame06.08_05.JPG

そして締めに出てきた手作り苺ジャムを乗せたヨーグルト!

yame06.08_06.JPG

ジャム最高です。苺の味が濃厚。こんなの作れたらいいなぁ。

あ、そうそう、このお茶もこちらで作ったものだそうです。

yame06.08_07.JPG

新茶の味、堪能させていただきました!


yame06.08_08.JPG

あ、食べてばっかりじゃないですよ!

ちゃんとお仕事もしております!


yame06.08_10.JPG

椿原さんがなぜ四季菜館を作ることになったのかは、

ぜひ番組でもお聞きいただきたいと思いますが、

農地を守ることは、食を救うこと、そして山や川を上手に利用して、

人と自然が共存していくことで、綺麗な空気や水が保たれ、

生き物たちにとっても生存しやすい環境になっていくんですよね。

文字に書くとほんの数行ですが、

いざ実践するとなると、膨大な時間と手間とお金がかかります。

椿原さんは、その大変なことを行ってらっしゃるわけです。


四季菜館には、いろんなところから参加者がやってきます。

千葉とか山口とか、アメリカとかフランスとか!

yame06.08_11.JPG

かなりインターナショナルなファームステイ施設ですよ、ここ。

お風呂当番、お洗濯、食事・・・きちんとルールを作って

共同生活を送っているます。合宿みたいで楽しそう。

そして、ずーーーっと引きこもりだったという男性から

お話を聞くことが出来ました。

今では毎日元気にがんばって農作業されています。

日焼けして真っ黒で、細いんですが、逞しさを感じましたよ。

人って変われるんですよね。環境って大事だなと改めて思いました。


施設を案内していただきながら、

「ウッドボイラーで薪を使って床暖房にしてるけど、

それも廃材を使って手作り。」って、サラっとおっしゃるんですよ。

yame06.08_12.JPG

すごいことをサラっと。

もうこれは、皆さんにぜひ来て見て体験していただきたい!


最後はお酒が出てきましたよぉ。

yame06.08_13.JPG

サッチはハンドルキーパーだから飲めませんでしたが、

ディレクターが高菜をつまみにいただきました。

四季菜館で作ったお米でできた濁り酒とそれを漉した透明のお酒です。

本当は椿原さんのだんな様と一緒に飲む予定だったんですが

作業に出られていて、残念でしたぁ。

私たちが四季菜館に入ってご挨拶するとすぐに「酒飲むね」と

声をかけてくださって、コップの準備もしてくださったのに、すみません。

yame06.08_14.JPG

お味がとってもおいしかったようで、透明のほうをディレクターご購入。


また遊びに行きますので、そのときはぜひ私も!

(あんまり強くないけど・・・・)

- - - -
農林業体験交流施設「四季彩館」のHPはこちら

八女本流とは?房の今里~提灯バッグ

サッチの取材日記

房・タッセルって、

今まで意識して見たことあまりなかったような気がします。

何気なく存在しながら、

装飾の役割を果たしている房を作り続けて

およそ100年の老舗「今里」に行ってきました。

yame05.30_01.JPG

場所は、旧八女市の本町。事務所と、ちょっと歩いたところにある

ギャラリー(白壁の町家。昔はそこが作業場だったそうです。)で

色々とお話を伺いましたよ。


yame05.30_04.JPG

お話をしてくださったのは、今里亨さんです!

今回は「八女本流」という、八女の伝統工芸の技を使って、

新たな商品を生み出そうというプロジェクトについての取材。


しかし、まずは房についてお聞きしたい!と思いまして、

今里さんに色々教えていただきました。

元々今里さんの房は、提灯の装飾として代々使用されてきました。

それは今でもそう。

しかし、それだけに留まりません。

yame05.30_15.JPG

yame05.30_05.JPG

房は、色や素材、長さなどで変化をつけ、和にも洋にも使用できる優れもの。

アカデミー賞女優のナタリー・ポートマンが、

房=タッセルのピアスを身に付けていたことでも、

その使用範囲の広さを感じます。


yame05.30_02.JPG

房には「房」という漢字が当てられていますが、

今里さんは「総」の方が作り手側から考えると相応しいとおっしゃってました。

へぇ。そうかぁ。束ねるんですもの、そうですよねぇ。

言葉って不思議。今となっては「房」でちゃんと形が思い浮かべられますもん。


今里では、房と「結び」も行ってらっしゃって、

これはどういうものかというと、お守り袋の口のところが

複雑な形で結んでありますよね、あれですあれ。

結び方にもいろいろありまして、

伝統的なものに、「総角(あげまき)結」「叶(かのう)結」と呼ばれる

結びがあります。

叶結びは、表が口の形に、裏にすると十の形に結ばれていて、

両方あわせると叶という漢字になることからこう呼ばれています。

普通、結んだら表も裏も同じ形になるそうな。

ほぉ、面白い。




yame05.30_06.JPG

作業場にもお邪魔しました。

女性の方が中心になって、お仕事してらっしゃいます。

いろんな色や形の結びや房がありますねぇ。

yame05.30_07.JPG

ちょいちょいって結んでます。すごいです。

どこの部分がどこにはまって、くるっとなって結ばれたのか・・・

yame05.30_08.JPG

自分では絶対再現できません。はぁ、そんけーーーー。

作業場にいる方々意外にも、内職でこのお仕事をされている

女性の方々がとってもたくさんいらっしゃるとか。

八女の皆さん本当に器用!羨ましい!


yame05.30_09.JPG

で、ギャラリーで見つけた叶結びのストラップ、

欲しいなぁと思っていたら、今里さんから

プレゼントしていただきました。

す、すみません。物欲しそうにしてたんでしょ、私・・・

ありがとうございました。

「結び目には神が宿る」と今里さんは教えてくれました。

叶う結びで願い事が叶うといいな。




yame05.30_10.JPG

さて、八女本流ですよ!

これは、八女に息づく伝統工芸の技を終結し、

八女ブランドの新しい商品を生み出していこうというプロジェクトのこと。

yame05.30_11.JPG

yame05.30_14.JPG

第1弾商品は「提灯バッグ」です。

かわいいでしょーーー?!

実は、今里さんにお話を伺った後、

実際に製作に携わった提灯屋さんに行って、

実物を見せていただいたんです。

yame05.30_13.JPG

提灯の卸をされている内田醇(うちだあつし)商店の

内田和夫さん(写真右)が提案されて、

火袋を作る職人さんの高山英樹さん(写真左)に発注。

そして構想から2年、この提灯バッグが出来上がりました。

yame05.30_12.JPG

ちりめん模様の布が提灯に覆われて透けてる感じが

個性的でとってもおしゃれ。

まだまだこれから改善していって、市場に出るまでには

もう少し時間がかかるようですが、

これからどんどん「八女本流」ブランドの商品が生まれるはず!

楽しみです!

内田さん、高山さん、お時間いただき、ありがとうございました!


皆さんぜひ八女本流のHPもチェックしてくださいね。

商品のラインナップやどんな職人さんたちが参加しているのか

見ることができますよ。

竹のさお、つり具の木下

サッチの取材日記

上陽町のほたると石橋の館に行く曲がり角に、

「つり具の木下」という看板があります。


なんでも、竹でさおを作る職人さんとか。

これはぜひお話を伺いたい!ということでお邪魔しました。

yame05.27_13.JPG

木下雅春さん、よろしくお願いします!


yame05.27_21.JPG

和竿(わかん)と呼ばれる竹で作られる竿は、

昔は誰もが使っていたのですが、今はカーボンだったり

グラスファイバーだったり、新素材で軽いものが主流。


yame05.27_14.JPG

そんな中、木下さんは、お父さまから受け継いだ技を磨き、

竹の竿を作り続けています。竹は鹿児島から仕入れてるんですって。

yame05.27_15.JPG

火山灰でやせた土地で育った竹は、強度が強いんだそうです。

そして現在は、全部が竹製のものではなく、一部を組み替えて使う方が多いそうです。

なので、木下さん曰く、竿のカスタマイズ用に竹でパーツを作ることがメインとのこと。


こだわり派の方は、竿一つにも妥協しません。

だって、関東、関西辺りからも発注があるんですって。

「ネットで探して見つけたんだと思う」と木下さん。

発注だけじゃなく、実際自分で作りたい!という訪問者も

一人や二人じゃないようで、木下さんの工房で、

「何人も教えたよ」とおっしゃっていました。


yame05.27_16.JPG

yame05.27_17.JPG

yame05.27_18.JPG

yame05.27_19.JPG

実は私たちも、竹をまっすぐにする工程を体験させていただいたんですが、

火が強くて竹を動かしながらやらないとすぐに真っ黒け、

満遍なく火を当てて綺麗なあめ色にするなんてぜんぜん無理、

まっすぐってどこまでかよくわかんないし、

終わりどころがつかめません(汗)。

「すぐに出来たら、職人の仕事がなくなる」と木下さんは慰めてくださいましたが、

毎度毎度、自分の不器用さにがっかりですわぁ。とほほ。

yame05.27_20.JPG

でもわぁわぁ言いながらのチャレンジ、楽しかったです!本当に!

ありがとうございました。


徳島出身の奥様とは文通で恋を実らせたという

釣り名人?!の木下さん。

これからも、伝統の技を使って、釣り人をうならせてくださいね!

ブログも楽しみにしています。



- - - - -
つり具の木下
住所: 八女市上陽町上横山80-1
電話: 0943-54-2109
木下さんのブログ


サッチのぶらり八女さんぽ

サッチの取材日記

新茶の季節の日曜日、八女散策に行ってきました!

ちょっとお天気悪かったんですが、

福島地区の白壁の町並みや伝統工芸館には、

団体の観光客の方が結構いらっしゃってましたよ。

老舗のお茶屋さん「このみ園」や猫ちゃんがかわいい「陶工房&カフェ絵咲木」

などなど、いろいろ行ってきました!やっぱり白壁通りは楽しいです。

今月末まで、横町町屋交流館では、端午の節句展示会が

行われています。結構な見ごたえです!大きなのぼり旗や

その下絵、弓やかぶとなど、昭和初期に使われていたものも飾られていますよ。

機会を作ってぜひ足を運んでみてくださいね。

SN3S0132.JPG

SN3S0133.JPG

SN3S0134.JPG


で、お昼は、お蕎麦。

以前一度行ったことのある史蔵です。

980円でこぉんなについて、もう大満足。

てんぷらがサクサク。最後の蕎麦湯がこれまた美味。

SN3S0148.JPG

史蔵を出ると、「くろくも舎 ちいさきものたち」という看板が。

史蔵のすぐ近くに、一軒家のギャラリーがあります。

そこには、切絵アーティストの松原真紀さんの作品が

ずらりとセンスよく並べられていました。

SN3S0149.JPG

SN3S0150.JPG

SN3S0153.JPG

以前、白壁ギャラリーのときにスタッフも足を運び、

ブログでもご紹介しているんですが、

サッチは今回初めて!一つ一つ細かい作業で作り上げられた

切絵の美。フレームの中に、アジサイと蜂がかわいく綺麗に

収められていたり、羊の毛がいろんな模様のレースのようになっていたり、

ため息物です。

SN3S0156.JPG

SN3S0157.JPG


白壁の町並み散策には欠かせない(サッチの中では)のは、

和菓子屋さんの「きくや」!

今の時期にしか作らない季節限定の「抹茶大福」がすっごく

気になっていて、絶対食べたかったんです!

SN3S0159.JPG

SN3S0160.JPG

そして念願かなってついに!!食してまいりました!

うまーーーーーい。柔らかい牛皮の中は、

抹茶カステラと豆乳クリーム。柑橘の香りもしますよぉ。

夏みかんが入っているとのこと。この一工夫がきくやさんらしい。

若女将の和美さんともゆっくりお話できたし、充実の時間でした。


さぁ、ここからは車で移動します。

今回の散策の最大の目標は「藤で作られたハーブティーを飲む」こと。

というわけで、黒木町のハーブ喫茶&溶岩石釜ピザグリンティへGO!

久しぶりにお邪魔しましたが、前回は雪・雪・雪の真冬だったので、

ハーブガーデンの生き物たちがぜんぜん元気なかったんですよねぇ。

しかし、今は初夏!俄然元気を取り戻したハーブたちが

生き生きと生い茂っています。

SN3S0161.JPG

ミントがすごいことになってました。

SN3S0171.JPG

エキナセアや
SN3S0183.JPG

ジャーマンカモミール、
SN3S0163.JPG

ラベンダーと言ったハーブたちが、緑豊かに育っています。
SN3S0175.JPG

ハーブ好きのサッチは、一気にテンション上がりましたよぉ。

そして店内へ。

下川さんに、ハーブのお話を伺いながら、

早速目的の「藤の花ティー」を見せていただくことに。


おおお、こちらですね。

SN3S0168.JPG

SN3S0169.JPG

「もう今年の藤はこれだけしかないの」といいながら、

ケースを抱っこする下川さんがとってもキュートでした。

ご自分で山藤を収穫して、ドライに加工して出来上がった

大切な藤ですもんね。お気持ち、わかります。

その香りは「マメ科の植物だから、そんな香りがするでしょ?」と下川さん。

確かに、フローラルな中に、青っぽい香りがしますね。ふむむふ。

で、藤の花オンリーのお茶はなかったので、

カモミールなどいろんなハーブのお花とブレンドされている

藤の花が入ったものをご購入。

SN3S0167.JPG

すごくきれーーー。お味は和薄荷やゆずも入っているので、

さっぱりとした香り豊か。比較的ハーブティーが苦手な方でも大丈夫だと思います。

30g500円。やっすい!

お茶をいただいた後、ハーブガーデンを案内してくださった下川さん。

お世話になりました。そしてありがとうございました。

はぁ、幸せ。


ゆったりした時間を、八女市で過ごせた充実の1日でした。

サッチの取材日記

蛍といえば、上陽町。

だって、「ほたると石橋の館」という施設があるくらいですもの。

というわけで、今回取材させていただいたのは、

ほたるの養殖をしていらっしゃるという中島道雄さん。

yame05.25_10.JPG


道雄さんのオアシス?!へ行って来ましたよ。

yame05.25_12.JPG

yame05.25_11.JPG

10年かけて自然を活かして自分ひとりで切り開き、

10年くらいでほたるがたくさん出るようになったという「打越ほたる池」。

yame05.25_13.JPG

わぁ、ワイルドーーー。


yame05.25_14.JPG

ワンちゃんのお出迎え!鳥が来て

荒らさないように見張っているそうです。

立派な番犬!見知らぬ人が来たら吠えます。

だって仕事だもんね。でも慣れたら大丈夫。

そして道雄さんの言うことはちゃんときくいい子です。

山の中だから、へびに噛まれたりしませんように・・・


yame05.25_15.JPG

さてさて、道雄さんは元々バスの運転手さんをしてらっしゃったそうで、

仕事の合間を縫って開墾作業を行い、

定年後はこちらで、生き物たちの相手をしているそうです。

yame05.25_21.JPG

この打越ほたる池には、蛍のほかに、コイもいます。

結構たくさん!

その場で釣って捌いて食べたりすることもあるとか。

道雄さん、自分でコイ捌けるってすごいですねぇ。


実は、コイを育てるために池を作ったら、自然と蛍が出るようになって、

yame05.25_18.JPG

yame05.25_16.JPG

蛍が好きなカワニナも増えてきて、現在に至っているそうです。


yame05.25_17.JPG

菖蒲やカラーなどの花も植えられていて、

本当にここは、道雄さんの趣味がぎゅっと詰まった場所。

石垣も自分で積み上げたそうですから、半端ない気合です。


yame05.25_19.JPG

で、マムシまで大切に。

焼酎に漬けるんですって。

道雄さん、一番楽しそうに笑ってました。うまいのかなぁ・・・。


yame05.25_20.JPG

蛍の見ごろは、6月頭になりそう。

皆さん、お時間見つけて、ぜひ打越ほたる池へGO!

湿気があって、月明かりの少ない夜にたくさん光るそうですよ!



- - - - -

打越ホタル池のホタル情報・アクセスはこちら


矢部川に行ってきました

サッチの取材日記

八女市を流れる矢部川。

星野川をはじめ、いくつもの支流を持っています。

八女の人々の生活に深く根付くこの川を、ぜひ番組で取り上げたい!

と思い、今回行って参りました。

矢部川というくらいですから、やっぱり

矢部村の方に聞かなくては!ということで、

yame05.25_01.JPG

杣のふるさと文化館館長・松尾重根さん。


元々理科の先生をしていらっしゃった松尾さん。

さすが先生!準備万端!資料たくさん用意してくださってる!


1.広い流域の地図を、A4用紙5・6枚に分けてプリントアウトし、それをきれーにつなぎ合わせ一枚の地図に。

2.矢部川に生息する絶滅危惧種の資料

3.矢部川の情報がまとめられている資料 etc.


と、これらに目を通すだけで、矢部川のことがわかってしまうくらい。

まずは、用意してくださった資料を見ながら、松尾さんに矢部川のことを伺いました。

yame05.25_02.JPG

江戸時代、久留米藩と柳川藩で、水争いが激しく行われ、そのため堰が13個あること、

船小屋からゲンジボタルの発生が始まったこと、

絶滅危惧種と言われている魚たちの中には、

松尾さんが小さい頃はたくさんいたこと、

踊り食いをすると泳ぎが上手になると言われている魚がいること、

サンショウウオの一種(カスミサンショウウオ)が生息していること、

・・・・などなどネタは尽きることがありません!


面白かったなぁ。番組では他の生き物の事も話してくださっています!お楽しみに。


yame05.25_03.JPG

インタビューは矢部川で行いたいということで、

車で移動しながら、どっかいいとこないかとロケハン!

yame05.25_05.JPG

yame05.25_04.JPG

ラジオだけど、演出こだわるんです!だって川の音、聞いて欲しいですもん!


yame05.25_06.JPG

決まったのは、矢部川源流公園。

yame05.25_09.JPG

日向神ダムの流れ込みのところです。

yame05.25_07.JPG

橋に座って、座談会風。

心地よい風と、温かい日差しで、なんだか眠くなってしまいそう・・・。


「取材は苦手やけん」とおっしゃっていた松尾さん、

長い時間お付き合いいただきまして、本当にありがとうございました!

yame05.25_08.JPG





茶の文化館へ行ってきました

サッチの取材日記

5/21放送のトークギャラリーでは、

星野村の茶の文化館をご紹介します。

yame05.16_10.JPG

そこで栗秋智浩館長にインタビューしました!


yame05.16_11.JPG

館長に案内していただき、

茶の文化館の建物は、星野村の朝霧や杉木立、棚田を表現しているということ、

お茶の歴史、種類、見分け方などなど、色々教えていただきました。

星野村の歴史も相当詳しい方で、

星野村の名前の由来で、最古の記述のことや、

星野氏がどういう経緯でこの土地にやってきたのかなど、

興味深いお話をたくさんしてくださいました。

そして、私たちの質問にも100%返ってくるんです!

「すごーーーい、かなり勉強されてますね」と言うと

「村史に載っていることはですねぇ」とご謙遜。

村史に載っていないことだって、

たーーっくさん応えてくださいました。

歴史がお好きなんだろうなぁと感じました。


yame05.16_19.JPG

あ、そうそう。栗秋さんがおっしゃってましたが、

学校の校庭から矢じりが出てきたり、

近所から古墳が出てきたりと、

歴史の足跡がいたるところから出てくるそうです。

1万年前くらいからこの土地には人が住んでいたと思われる

形跡が残っているとか。いやぁ、やっぱり星野村はすごい!


お茶の話から、こんな歴史の話まで、

とっても楽しくお話させていただきました。

ありがとうございました。


肝心の茶の文化館!

yame05.16_12.JPG

ここは、お茶の歴史はもちろん、抹茶作り、

yame05.16_13.JPG

和菓子作り、

星野村オリジナルの「しずく茶」体験、

yame05.16_14.JPG

yame05.16_15.JPG

お茶を使ったお料理が食べられる「星野茶寮」などなど、

yame05.16_16.JPG

お茶に関することを網羅した施設。

2Fには茶室もあります。

yame05.16_20.JPG

これはおひなさまの茶会のときのブログにも

書いていますが、もう一つ「妙見庵」という名の茶室があって、

yame05.16_17.JPG

ここは千利休が生み出した侘びさびの世界を再現した4畳半の空間。

くぐり戸も付いています。

「ひとたび茶室に入ると、そこは身分の違いなど関係ない・・・」

そんな千利休の教えが伝わります。

yame05.16_18.JPG

静謐で、狭いのに落ち着く、究極の贅沢空間。

雨が降っていたのですが、その雨音さえも、

素敵な演出として、私たちを包んでくれました。


いやはや何とも、お茶って深い。


ここでこぼれ話。

栗秋館長のお父様、以前番組にご出演いただいてます。

八女のパワースポット特集で、星野村の室山神社を案内してくださった、

栗秋恵二さん!(星野村、室山神社にふたたび・・

親子揃って歴史の探求者なんですね。

いい!

森林セラピーで癒されたい!

サッチの取材日記

yame05.16_01.JPG

森林セラピー、言葉を聞いただけで、

なんだか癒される感じがしませんか?


実は森林セラピーは、科学的にも証明されている、

ストレスを解消するための療養法。

森林浴から一歩進んで、積極的に森を体感しようというもので、

現在全国に44の「森林セラピー基地」があります。

その中の一つがなんと八女市黒木町「グリーンピア八女」の中にあるんですよ。

yame05.16_02.JPG

だいたい2キロのコースが3タイプ用意されています。

yame05.16_03.JPG

こんな身近に自然を利用した癒しの空間があるなんて!

これは詳しくお話を聞かねば!

ということで、森林セラピーで参加者の方々にいろんなお話をしながら

ガイドをしてくださる「森の案内人」、高津雅子さんにインタビュー。

穏やかな雰囲気と話し方なんですが、

森や山をサクサク歩く、健康的でアクティブなお母さん。

私も年を重ねたら、こんな感じになれたらいいなぁ・・・。


yame05.16_04.JPG
(写真中央が高津さんです)

さて、私たちが取材をした日は、たくさんの参加者の方がいらっしゃってました。

私たちも途中まで参加させていただくことに。

おじゃましまーーす。


森林セラピーでは、通常2kmの道のりを2時間かけてゆっくり歩くんですが、

今回の参加者たちは2つのコースをいっぺんに周りたいというご要望。

yame05.16_05.JPG

そこで高津さんは、「本来なら準備体操もして、もっとゆっくり歩いて、

深呼吸して、5分くらい立ち止まったりするんですが、今日はもう全部取っ払って、

大急ぎで周ります!」とお話されながら案内されていました。

yame05.16_06.JPG

それでも、「この花は・・・」とか「この木は・・・」とか、

「この道は・・・」なんて、要所要所で説明されていて、

参加者の方も熱心に聞き入ってらっしゃいましたよ。

yame05.16_08.JPG


残念ながら、途中までの参加となった私たちですが、

yame05.16_07.jpg

実は、昨年秋、紅葉の季節に一度ゆっくり歩いたことがあります。

目と耳と口と肌と鼻、五感をフル稼働させて、

森の中を歩き、終わった後は、心地よい疲労感が。


「達成感」を味わえて、すっきりしましたよ。

皆さんもぜひ、森林セラピーに参加して、

ストレスを自然の中に流してしまいましょう!


yame05.16_09.JPG



- - - - -
森林セラピー(R)のサイトはこちら

なかばる観光農園へ

サッチの取材日記

黒木町に入ると、よく目に入ってくる看板があります。

「なかばる観光農園」。


yame05.10_10.JPG

どんなところなのか、とっても気になっていました。

お食事どころもあるって書いてあるし・・・

ということで、行ってきましたよぉ!

インタビューに応えてくださったのは、田形嗣夫さん(ボス)。

ボスっぽいでしょ?

若い頃は、色々やんちゃなこともしてきたそうですよぉ。

ここでは書けないくらい(笑)

でも今は、甲子園にも出場したというお孫さんのために、

試合は毎回欠かさず行くという、優しいおじいちゃん。

と言っても、そのお孫さんとの関係がまた普通の孫とおじいちゃんじゃないような・・・。

思春期の男の子にも、臆することなく人生を語るおじいちゃん、

かなりハードボイルドですが、なんとも豪快な人生を歩んでいる田形さんに、

圧倒されました。北方兼三の小説の主人公になれそうな方です。


yame05.10_12.JPG

さて、黒木町中原(なかばる)地区に広がるたくさんのビニールハウス。

キラキラしてるぅ。何が育ってるんだろう、気になる気になる!


yame05.10_13.JPG

ということで、いちじくの木があるハウスへ。

まだ新芽が出始め・・・くらいですねぇ。

yame05.10_14.JPG

yame05.10_15.JPG

7月から11月くらいまで収穫楽しめるそうです。夏休みにいかがですか?


その横には「遊びですよぉ」とブルーベリーが植えられていました。

この「遊びですよ」は他にもありまして、

yame05.10_16.JPG
花見のためにさくらんぼ、

yame05.10_17.JPG
90センチの長さになるという房を実らせるブドウなどなど。

なんだか心の余裕を感じます。

yame05.10_18.JPG

「なかばる観光農園」の野菜や果物は、すべて無農薬というのも魅力ですよねぇ。


黒木町の「駅前まんじゅう」や「アスタラビスタ」「エーコープ」などで

販売もされていて、田形さんは、毎朝5時半に起きて、出荷の準備をするそうです。

ご苦労様です。


あ、そうそう。お食事どころも忘れちゃいけません。

yame05.10_19.JPG

敷地内に「ジンギスカン」が食べられるレストランがありまして、

田形さん曰く、「うちのラム肉は、臭みもなくて柔らかくておいしい」とのこと。

仕事関係で北海道にいた時にお世話になったところから仕入れてらっしゃるそうです。

タレはなかばる観光農園オリジナル。うううう、きになるぅ。

近々食べに行きます!田形さん、よろしくお願いします!!!


yame05.10_20.JPG

なかばる観光農園では、果物酢やジャムなどの加工品も作ってらっしゃるんですが、

お父様の代から土壌改良用の資材や酵素も取り扱ってるそうです。

無農薬で連作できる技は、ここから生まれたんですね!


さて、収穫体験もお食事も完全予約制なので、

必ずお電話くださいね。TEL: 0943-42-0696

yame05.10_21.JPG

子どもたちにとっては、野菜や果物がどうやって生っているのか実際に見て

触れることができる、貴重な体験になるんじゃないでしょうか。


ぜひご家族やお友達と収穫&ジンギスカン、楽しんでください!


- - - - - -

なかばる観光農園
住所: 福岡県八女市黒木町本分(下中原)
電話: 0943-42-0696

- - - - - -


八女の紅茶

サッチの取材日記

この番組を始めて、お茶屋さんに行く機会が格段に増えたサッチ。

そのお茶屋さんで売っているのは、緑茶はもちろんですが、

よく見かけるのが「紅茶」です。

和紅茶、皆さんも聞いたことがあるでしょうか?

ネットで調べると、サミットなんかも行われたりして、

和紅茶人気は、どんどん広がっているようなんですが、

八女でも紅茶を作っているお茶屋さんが意外に多いんです。

そこで今回お話を伺ったのは、上陽町でおぼろ紅茶を作っている久間正大さん。

実は、番組が始まってすぐの頃、プレゼントで利用させてもらってたんですよねぇ。

縁を感じるなぁ。


yame05.10_01.JPG

久間さんのお店は「おぼろ夢茶房」と言って、

ふるさとわらべ館のすぐそばにあります。

yame05.10_02.JPG

ログハウス風の作りで、中にはお父様が作ったという

たくさんのフクロウの木彫りが飾られていました。

そこで早速、久間さんが淹れた紅茶をいただきましたよ!

yame05.10_03.JPG

yame05.10_04.JPG

「お湯を入れてから結構長く置いてたんですが・・・」とのことでしたが、

ぜんぜんエグ味がなくて、おいしい!これが和紅茶の特徴なんですね。


おぼろ夢茶房の裏手に、紅茶を作る作業場があるんですが、

yame05.10_05.JPG

その途中に、おっきなワンちゃんが!!!!

ピレネー犬?!なのかしら。人が大好きみたいで、

大きな体で突進してきそうな勢い。元気いっぱいの腕白君でした。


yame05.10_06.JPG

そして久間さんの茶畑にも連れて行っていただきました。

いろんな種類の茶木を育ててらっしゃいましたよぉ。

久間さんは30代前半の若手生産者。紅茶を作り始めたのは、4年前でした。

紅茶にいいと言わる「べにふうき」という茶木が育ち

収穫ができるようになったからとのこと。緑茶は作ってきたけれど、紅茶は初めて。

yame05.10_07.JPG

ゼロからのスタートでした。

そう言えば茶房の中には、勉強したんでしょうね、紅茶の本がずらりと並んでいて、

本当に一人で挑戦してきたんだなぁ、と感じました。


yame05.10_08.JPG

一人だから、たくさんの量は作れないけれども、

その分、手作りの温かさが伝わります。

パッケージのデザインは、久留米の画家青沼茜雲(あおぬ ませいうん)さん作。

おぼろ大橋やうさぎさんが描かれていて、

ふんわりした雰囲気がとってもキュート。



久間さんは、たくさんある茶園の中でも、

自分のところ独自のものを作り出したいという気概を持っていらっしゃいました。

yame05.10_09.JPG

おぼろ夢茶房といえばこれ!というものを

どんどんアピールしていってくださいね。

応援しています!


八女上陽ゴルフ倶楽部へ

サッチの取材日記

八女市で唯一のゴルフ場「八女上陽ゴルフ倶楽部」。

ゴルフをやったことのないサッチたちには無縁の場所だと思っていました。


が、


yame05.02_21.JPG

いやいや、これがすごいリゾートホテルなんですよ!


yame05.02_22.JPG

案内してくださったのは、副支配人の松崎晴男さん。

日焼けした肌が、「ゴルフプレイヤー」ということを感じさせる、

ダンディーな方でした。

松崎さん曰く「バブル時代に作られたゴルフ場だから、

なんでもかんでも豪華なんですよ。バブリーでしょー」とのこと。

yame05.02_23.JPG

確かに・・・・だからこそ、八女上陽ゴルフ倶楽部のことを知ったら、

ここに宿泊したい!と思う女子、きっと多いと思います。

yame05.02_24.JPG

だってだって、お部屋がすっごく広くて、スイートルームのよう。

クイーンサイズのベッドが4つも置いてあるのに、まだまだ余裕の広さ!

眺めはゴルフ場がが見渡せるグリーンビューと、

反対側の耳納連山を眺めることが出来るマウンテンビューがあり、

マウンテンビューの方がちょっと安めに設定されています。

yame05.02_25.JPG
(これはグリーンビューのVIPルームからの眺め)

それぞれお部屋の雰囲気も違うので、リピーターになりそう。


yame05.02_26.JPG

お風呂も窓が付いていて明るいし、広々。

日頃一人暮らしの狭いバスルームで過ごしていることを思うと、

もうーーー贅沢の一言。


yame05.02_29.JPG

大浴場だってすごいんです。

ロッカーがまず木目調。

yame05.02_28.JPG

パウダールームも仕切りがきちんとあって、

プライベートが保たれるようになっています。

浴場には軟水が使われているので、お肌がつるつるになるそう。

温泉じゃなくても、これは入ってみる価値あり!


yame05.02_27.JPG

それに、ロッジもあるんですよぉ。

キャンプ気分で家族や友達とワイワイ盛り上がっても大丈夫。

もちろんベッドはクイーンサイズ。

いやぁ、とにかく広いです。

あと、バーカウンターつきのカラオケルームもあり!

飲み物は持ち込みOK。

ちょっと古めの曲らしいので、懐メロを楽しむのにいいかも。


yame05.02_02.JPG

グリーンには残念ながら入れなかったんですが、

ゴルフをされる方も、きっと大満足のコースだと思います。

15番ホールには、上陽町のシンボルである石橋が作られているそうですよ。

そこを渡って次のホールに向かうんですって。素敵な演出!


yame05.02_30.JPG

スタッフみんなで、わぁわぁ言いながら見学。

かなり楽しかったです。

松崎さん、ありがとうございました!


宴会や法事などでの利用もあるそうですが、

結婚式とか、ここでやったら素敵だなぁと感じました。

いつか泊まりに行きたいな♪



- - - - -

八女上陽ゴルフ倶楽部
住所: 福岡県八女市上陽町北川内2914-1
電話: 0943-54-3030
予約専用: 0943-54-3800

- - - - -

旧大内邸へ

サッチの取材日記

yame04.27_25.JPG

立花町にある旧大内邸。

皆さん「大内順子さん」という

ファッションジャーナリストをご存知ですか?

彼女のご実家がこちら・・・ということなんですが、

なんとも由緒正しいお家柄。お爺様が明治時代にアメリカに留学をし、

帰国後は政治家として活躍大内暢三さん。いやぁ、立派な方ですよ。

yame04.27_26.JPG


yame04.27_27.JPG

建物もたくさんのお部屋があって、

お庭があって、2階があって、蔵もあって、

静かな佇まいなんですが、どっしりと落ち着いた姿が、

在りし日の豊かな暮らしを思い起こさせます。

yame04.27_28.JPG

yame04.27_29.JPG

yame04.27_30.JPG

2階は大内家の資料が展示されているので、ぜひご覧ください!

結構見ごたえありますよぉ。


yame04.27_32.JPG

さて、長年空き家になっていたこの家を保存していきたいということで

今回インタビューをした田中真木さんが中心となって、

利用法を考えて来られました。それが平成10年のこと。

今は予約制のお料理屋さんとして、根付いていますが、

始まった当初は、お料理などを教えるカルチャースクールとしての

利用もあったそうですよ。


旧大内邸にそうやって集まってくる人たちに

「ご飯でも食べていかんね」と言って、真木さんが

手作りのご飯を出しているうちに

「ただでご飯を食べさせてもらうのは申し訳ない。

いくらか取って下さい」とお客様のほうから言われ、

それじゃー、お手伝いをしてくださる方の給料が出せるくらい・・・

ということで、少しずつ料理屋さんとして定着。


今では週末になると、たくさんのご予約のお客様がいらっしゃるそうです。

(お料理を出すのは週末のみ。

yame04.27_31.JPG

真木さんのお料理は、「お野菜に添う」ことが基本。

地元の農家の方から無農薬野菜を仕入れています。

形や色がきれいじゃなくても、このお野菜をおいしく味わう方法で

調理をしていきます。

こうやって素材の味が生きるお料理が出来上がるわけです。


yame04.27_34.JPG

「何にも特別なことはしていないけれど、

食べてくれる人が健康になって欲しいと思って作っています」という真木さん。


お客様に媚びないその姿勢が、凛として美しいと感じました。

今度、予約をして食べにいきます!


春の日差しの中、鳥のさえずりと共に

旧大内邸の前でお話を伺った田中真木さん。

日本女性の強さと優しさを教えていただきました。

ありがとうございました。



- - - - - -

旧大内邸
住所: 八女市立花町白木3245
電話: 0943-35-0415

- - - - - -


矢部村の山開きはもうすぐ

サッチの取材日記

サッチたちは、先日、矢部村の釈迦岳、御前岳の

山開きについて取材するために、

杣のふるさと文化館で待ち合わせ。

yame04.24_09.JPG

そこの理事長をしていらっしゃる松尾重根さんのご紹介で、

今回お話を伺ったのは、矢部八名山会の若杉哲太郎さん。

矢部村は山々に囲まれているけれども、

若杉さんが所属する「矢部八名山会」とは・・・


登山の名所として知られている山は少ない。

そこで、八女津媛と矢部村の「や」を取り、

「八名山」を選出し、登山ができる山として整備しよう!


と発足されたもので、若杉さんたちは、お仕事の合間を見ては

山に登り、「頂上からの景色が美しい」ことを基準に8つの山を選びました。


釈迦岳(しゃかだけ)
御前岳(ごぜんだけ)
猿駈山(さるかけやま)
三国山(みくにやま)
前門岳(もんぜんだけ)
文字岳(もんじだけ)
城山(じょうやま)
高取山(たかとりやま)

の8つ。


今年から登山道の整備も整い、登ることができますよ。

矢部から臨む、はるかな眺望、結構見ごたえあります!


実は私たち、釈迦岳の頂上まで登りました!!!!












yame04.24_10.JPG

すみません、車で(汗)


途中の山桜や、木々の緑がなんともワイルドで力強い感じ。

yame04.24_11.JPG

yame04.24_12.JPG


頂上では、青空ものぞいていて、ちょっと寒いけど、

yame04.24_13.JPG

yame04.24_14.JPG

yame04.24_15.JPG

「眺めもよくていいですねぇ、これ、山桜ですか?」なんて話していたら、

よーーーく見ると、それは白い氷が巻きついている樹氷でした!

yame04.24_16.JPG

ええええ、そんなに寒い日々が続いていたの?!とびっくり。

しかも途中から雹が降りだして2度びっくり!

これは外でのインタビューは無理だということで、初の車内インタビュー敢行!

その間も、車の窓を激しく打ち付ける雹の音が!

笑いが出てくるくらい強い降り方でした。

4月も後半に入ろうというこの時期に、

まさか雪を見るとは・・・

しかも、樹氷まで!!!!

いやぁ、標高1230m、侮るなかれ。

yame04.24_17.JPG
(写真中左:松尾重根さん、中右:若杉哲太郎さん)

登山される方は、くれぐれもきちんと準備をしていってください!


そうそう、杣のふるさと文化館も、

なかなか面白い施設でしたよぉ。松尾さんに案内していただきました。

yame04.24_18.JPG

元々矢部中学校として使われていた校舎を

改修して、それぞれの教室をコンセプトで分けて展示室として活用。

yame04.24_19.JPG

yame04.24_20.JPG

矢部村の歴史がぎっしり詰まった、見ごたえある文化館です。

ぜひ見に行ってみてくださいね。

yame04.24_21.JPG


おばしゃんの店 清流へ

サッチの取材日記

冬の間は冬眠?!している星野村のお母さんたちが運営する

「おばしゃんの店 清流」。

実は、冬の間のお休みのことを知らずに、

一度お店の前まで行ったことがあるんです。

閉まっていたときの無念さと言ったら・・・。

念願かなって、今回取材させていただきました!


yame04.24_01.JPG

清流とは、会員16人のお母さんたちで構成。

yame04.24_02.JPG

自分たちで作った農作物や加工食品、

また、星野村の特産品などを販売しています。

yame04.24_05.JPG

yame04.24_06.JPG


お話をしてくださったのは、高木妙子さん。

yame04.24_03.JPG

元々柳川出身の方で、23歳でお嫁に来てから星野村の住人に。

星野村の魅力は「空気と夜空の美しさ」だそうです。

ここで暮らしているからこそ、清流のメンバーの方々と出会い、

豊かな毎日を過ごせていると話してくださいました。

16人いる会員のメンバーの方々が、毎日交代しながら

お店番をするそうなんですが、当番じゃない方も、入れ替わり立ち替わり来店されて

お買い物したり、おしゃべりしたりと楽しそうに過ごしてらっしゃいました。

yame04.24_04.JPG

こんな仲間同士の触れ合いって、いいですよねぇ。


さて、私たちがお邪魔した日は、

店頭に山菜が並んでいました!

たらの芽好きのサッチとしては、即買いしたかったんですが、

てんぷらを上手にできる自信がなく、

簡単に調理できるという「こしあぶら」を購入。

yame04.24_07.JPG

帰って早速炒めて食べてみました。

すると・・・おいしいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!

ほんのり大地の香りがする、ふくよかな苦味と旨みが

なんとも言えないおいしさを生み出していました。

初めて食べたんですが、これは春の定番にしたい!

高木さん、教えてくださってありがとうございました。


季節の野菜や、星野茶、お母さんたちが作るお饅頭やさば寿司などなど、

小さなお店ですが、星野村のいいとこぎゅっと詰まってます。

そして、ただ欲しいものを見つけて買って帰るだけじゃなく、

お母さんたちとの触れ合いも魅力。

yame04.24_08.JPG


場所は国道52号線から、「茶の文化館」「星の文化館」の

看板を目印に道を曲がり、道なりに上っていくと、見えてきますよ。

- - - - - -

おばしゃんの店 清流
住所: 福岡県八女市星野村10890
営業: 10:00~17:00
お休み期間: 12月中旬~2月上旬
電話: 0943-52-3232

新茶の茶摘体験、ココでできます!

サッチの取材日記

yame04.20_13.JPG

新茶の季節、もうすぐですねぇ。

今回は、茶摘体験をさせてくれるという、角田製茶にお邪魔しました。

yame04.20_14.JPG

お話を伺ったのは、角田辰次さん。

上陽町のお茶屋さんなんですが、「ほたると石橋の館」で行われる

新茶まつりの一環として角田さんが協力して茶摘をさせてくださるそうです。

取材にお邪魔したときは、「まだまだ茶摘ができるほどじゃなかねぇ」と

おっしゃっていましたが、角田さんの茶畑に連れて行ってくださいました!

yame04.20_15.JPG

広い!5000坪もあるって!それに見晴らしもいい!すごい!!!

角田さんはその他にもいくつか茶畑を持ってらっしゃって、

7日の体験で一番いい状態のところに案内する予定だとのこと。

yame04.20_17.JPG

「その頃までには伸びとるやろー」。

角田さんの頼もしい一言です。

yame04.20_16.JPG

茶摘体験、ぜひ皆さんも参加してみてくださいね。


yame04.20_18.JPG

実は角田さんのところでは、茶摘をした後に、

製茶工場を見学させてくれるんですよ。

お店の裏手に工場があるんですが、ここで、摘んだお茶が

どうやっていつも目にする茶葉の形になるのか、全工程がわかります。

私たちも一足お先に見学させていただきました。

yame04.20_19.JPG

案内してくださったのは、角田さんの息子さん龍也さんです。

工場内には、システマチックで大きなマシーンが所狭しと並んでおります。

yame04.20_20.JPG

で、ある機械の前に来たとき聞きなれない言葉が目に入りました。

「みる芽」。???どういう意味ですか?

と質問すると、「若くて柔らかい芽」という意味だそうです。

なんと静岡の方言がそのままお茶の世界の専門用語になってるんですって。

ほぉ、おもしろいですねぇ。

それにしても、お茶を茶葉にして、お店に出すまでには、

たっくさんの工程があるんですねぇ。

yame04.20_21.JPG

しかも、その日の気温や湿度も関係してくる、とっても繊細な気遣いが必要。

おいしいお茶を私たちに届けるために、日夜努力している

生産者の方やお茶屋さんたちに感謝感謝です。

角田さん、お忙しい中案内してくださって、ありがとうございました。


あったかい日が続いたなぁ、と思ったら肌寒い日がぶり返したり・・・

まだまだお天気不安定ですが、きっと連休の頃には、

新芽が育ってくれていると思います!楽しみですね。

yame04.20_22.JPG

サッチたちも、茶摘、してみたい!



老舗和菓子屋 きくや

サッチの取材日記

yame02.15_04.jpg

八女市福島地区に、100年以上前からお店を構えている

老舗の和菓子屋さん「きくや」。

yame04.11_13.JPG

お店に入ると、ちっちゃくてかわいいお菓子が

ずらりと並んでいまして、思わず顔が綻んでしまうほど。

こちらでお客様のお相手をしていらっしゃるのは、

奥様の和美さん。熊本県天草出身だそうです。

和美さんはブログを書いてらっしゃるんですが、

私たちもよく読ませていただいています。

八女市のこと、日常のこと、そしてお菓子のこと、

和美さんならではの視点でつづられる言葉は、

なかなか興味深い内容です。みなさんもぜひ!


yame04.11_14.JPG

そして、和美さんの静かな語り口は、なぜだか心が安らぎます。

きくやの静かな佇まいに似てるのかなぁ、なんて思いました。

お店でお茶も飲めるスペースがありますので、

和美さんに会いに立ち寄ってみてくださいね。


yame04.11_15.JPG

yame04.11_16.JPG

きくやさんは、生菓子だけじゃなくて、シフォンケーキや

ダックワーズ、クッキーなど、八女茶を使った

洋菓子も作ってらっしゃいます。

以前番組プレゼントでご紹介した「アイスドラ」も人気商品。

サッチはシフォンケーキをお土産に買って帰りました。

シフォンケーキなのに、味はしっかり和菓子!

お茶の苦味と、小豆の甘さ、口当たりの柔らかさが絶品です。

1つ200円。お勧めですよぉ。


お菓子を入れる袋もまたいいんです。

きくやのご主人のお母さんが一枚一枚手描き!

季節によってお花の種類が変わります。

これをもらうだけでも得した気分。


yame04.11_17.JPG

季節限定のお菓子、新しいお菓子作りに余念がないご主人、

そしてそれを支えながら、お店を切り盛りしている和美さん。

二人のタッグで、これからも老舗ののれんを守っていってくださいね。

またおいしいお菓子、いただきに参りますぅ。

yame04.11_18.JPG



日本一の玉露!

サッチの取材日記

平成22年度、全日本茶品評会玉露の部で日本一となる

農林水産大臣賞を受賞した上陽町の金子守さん!

yame04.11_02.JPG

おめでとうございます!


yame04.11_08.JPG

今回、間もなく新茶のシーズンということで、

お茶特集をすることになり、金子さんにぜひお会いしたいと思い、

取材が決定しました。お忙しい中ありがとうございました。


八女の玉露はこれまでも、全国茶品評会で星野村の方が連続で日本一を獲得。

そして今回で八女の玉露日本一10年連続達成!すごーーーい。

ちなみに上陽地区では初の快挙だそうです。

あまり知られていないかもしれませんが、

静岡や京都よりも、玉露の味はダントツで八女が上!

ぜひ味わってみてください。


yame04.11_09.JPG

金子さんによると、お茶の品種の違いが大きいということですが、

それだけじゃなく、味に違いが生まれるのは、

やっぱりどれだけ手間隙かけてお世話をしたか・・・。

大切に、丁寧に育てられてこそ、最高の玉露が生まれるんですね!


金子さんの茶畑まで連れて行っていただきました。

上陽町のメインストリートから、

yame04.11_03.JPG

山をどんどん上っていって、標高370から380メートルある山中です。

金子さんの茶畑では、玉露と煎茶を作っています。

yame04.11_04.JPG

木の上にカバーがかかっているのが玉露、

それ以外が煎茶。


yame04.11_05.JPGのサムネール画像

よぉく見ると、柔らかそうな黄緑色の新芽が出ています。

その新芽の芯と周りに葉っぱがありまして、

取材に行ったときはその葉が1・2枚。

yame04.11_06.JPG

これが5枚になったところで茶摘をするそうです。

で、1枚増えるのに1週間くらいかかるので、

今年の茶摘は「例年より10日くらい遅れるかなぁ」と

おっしゃっていました。


そしてあったかくなった今でも、霜被害が出ないように、

大きな扇風機で上空の暖かい風を送っています。

yame04.11_07.JPG

昼間は20度近く気温が上がるのに!霜?!と思いましたが、

標高が高いこともあって、寒いんでしょうね。


金子さんは、お茶を作り続けておよそ30年、

そして全国茶品評会に出品し続けて20年。

yame04.11_10.JPG

やっと獲得した栄誉でした。本当におめでとうございます!


実は、金子さんからお茶(煎茶)をお土産にいただきました。

yame04.11_11.JPG

局に戻ってから即行飲んでみたら・・・

yame04.11_12.JPG

おいしいいいいいい!苦味と甘みがいい感じで出てます。

しばらくは金子さんのお茶で、癒されますぅ。

ありがとうございました。

トンネルの焼酎、後藤酒造場

サッチの取材日記

大藤まつりのときに、酒蔵開きを行う黒木町の老舗の酒蔵「後藤酒造場」は、

1677年にこの地に移転。それが3代目のときということですから、

ざっと400年以上は続いている酒蔵さんです!すごいですねぇ。

建物も、内装は変えたりされているそうですが、

外装は江戸時代のまま。

yame04.07_04.JPG

仕込み蔵の天井には、ながいながーーーい梁が何本も通ってました。


yame04.07_01.JPG

今回お話を伺ったのは、13代目の後藤和幸さん。

yame04.07_02.JPG

ロマンスグレーで優しい語り口の後藤さんは、

気さくで笑い声も穏やかで素敵な方でしたよぉ。


後藤酒造場の蔵は、ほのかに甘いお酒の香りが漂います。

お酒が弱いサッチは、これだけで酔っ払ってしまいそう。

でも、後藤さんいわく、日本酒はお肌を潤してくれるそうです。

へぇ、知らなかったぁ。

だから藤原紀香さんは日本酒風呂に入るんですね、きっと。


そしてそして、トンネルですよ、トンネル!

yame04.07_03.JPG

yame04.07_06.JPG

ここは、国鉄矢部線で実際に使われていたもので、

全長441mの中に、ずらーーーーーーっと甕が並んでいました。

yame04.07_07.JPG

このトンネル、実は焼酎の貯蔵庫として利用されているんです。

後藤酒造場だけが使用しているわけではなく、

9つのメーカーさんたちが共同で貯蔵庫にしています。

yame04.07_08.JPG

ただし、入れられるのは「古久」という名の付いた焼酎のみ。

9つのメーカーがそれぞれ工夫を凝らして、

同じ「古久」でも、味わいの違うものが作られているそうです。


yame04.07_09.JPG

大藤まつりの時には、それぞれ試飲もできるそうなので、

お酒好きの方は、飲み比べてみて!


因みに、このトンネルに最初に入れたのは平成4年の11月。

後藤さんは、再来年、平成25年に「20周年記念古久」の発売を

予定しているそうですよ。

20年前の古久を残しているメーカーは、恐らく後藤さんのところだけとのこと。

これはプレミアものですねぇ。


インタビューを終えて、「黒木町で最初にできたエレベーター」という

後藤酒造場のエレベーターに乗って、3Fの屋上へ!

yame04.07_05.JPG

眼下に大藤が見え、目を上げると城山公園の桜が見える、

なんとも絶景スポットでした。


- - - - - -

八女黒木大藤まつり
日にち: 2011年4月16日(土)~5月初旬
問合: 八女市役所 黒木総合支所 (電話 0943-42-1115)

本格焼酎「古久」のトンネル貯蔵庫が開放されるのは、4月23日(土)、24日(日)です。

- - - - - -

男ノ子焼の里へ

サッチの取材日記

男ノ子焼(おのこやき)の里は、タイムスリップしたかのような気になるほど

のどかで静かな場所にあります。

yame04.05_26.JPG

葦葺きの屋根のどっしりとした存在感、

目の前に広がる田畑、

周囲を囲む木々、

飛び回る鳥の声・・・


yame04.05_25.JPG

ちょっと感動ものです。


今回お話を伺ったのは、「男ノ子焼」という名前に興味を引かれて

男ノ子焼の里を訪れ、そのままそこで自分の作品を作りながら、

陶芸教室もされているという野田誓也さん。


私たちがお邪魔したのは、ちょうどお昼時。

yame04.05_16.JPG

野田さんはスタッフの方と縁側でお弁当を食べてらっしゃいました。

いいなぁ、気持ち良さそう♪

あ、野田さん、お弁当食べるの急がせてすみませんでした。


yame04.05_17.JPG

野田さんは、陶芸を始めて10年ちょっとということですが、

「まだまだ自分の思うような作品はできません」と

おっしゃっていました。

何事も「芸」は深いですね。

yame04.05_18.JPG

yame04.05_19.JPG





yame04.05_22.JPG

男ノ子焼の里には、登り窯があり、

そこで野田さんたちは作品を焼き上げます。

yame04.05_20.JPG

一度に500から700個の作品が焼けるそうですよ。

すごい!

yame04.05_21.JPG

3つの釜が繋がっているんですが、

薪を使って火を入れて、それぞれ温度を見ながら作業を行います。

同じようにやっていても、出来上がる作品は毎回色の出方などが

違ってくるそうです。火も土も生きてるんですね・・・。


yame04.05_23.JPG

約400年前に興り、300年ほど途絶え、またこうやって野田さんたちに

引き継がれて再興した男ノ子焼、昔と同じものを作るのではなく、

今の時代に合ったものを作っている野田さん、

これからもたくさんの生徒さんたちに、その技を伝授してくださいね。


yame04.05_24.JPG

とにかく「たくさんの方に、気軽に利用してもらいたい」ということです!

まずはれんげまつりで足を運んでみませんか?

4月23日(土)24(日)の二日間開催です!



- - - - - -

男ノ子焼の里れんげ祭り
日時: 2011年4月23日(土)9:00~16:00、24日(日)10:00~15:00
場所: 男ノ子の焼の里 (八女市立花町北山1965)
問合: 男ノ子焼の里 (電話 0943-22-5432)

- - - - - -

観光たけのこ園でたけのこ掘り

サッチの取材日記

yame03.30_01.JPGのサムネール画像

2011年4月3日(日)に立花町にオープンする「観光たけのこ園」。

オープン前に、取材にお邪魔しました!

このたけのこ園は道の駅たちばなの正面にある、

野放しにされていた竹林が整備されたもの。

yame03.30_03.JPG



今回お話を伺ったのは、辺春地域振興会議事務局長の中村信夫さん。

yame03.30_04.JPG

一緒に真新しい鍬を持って、早速観光たけのこ園へ!

yame03.30_05.JPG

この日は風が強くて冷たくて、手がかじかんでしまうほど。

yame03.30_06.JPG

そんな中、中村さんは「あ、ここにある」といいながら、

上手に鍬を使ってたけのこを掘り当てます。

yame03.30_07.JPG

yame03.30_08.JPG

すごーーーい。

私たちにはぜんぜんわかりません。さすがプロ!

yame03.30_09.JPG

yame03.30_10.JPG

ただ、自然の中に作られている農園なので、

ライバルはもぐらといのしし。

「たけのこかな」と思ったらモグラの通った後だったり、

(これは、プロの中村さんでも間違うことがあるそうです。)

いのししが食べて、皮だけになったたけのこの残骸があったり。

野生の動物たちは、おいしいものをよく知ってますよねぇ。


yame03.30_11.JPG

さて今回は中村さんに、竹のことをいろいろ教えていただき、勉強になりました。


竹の話題は、この番組でも何度も出てきますが、

中村さんによると、植えて3年、5年でたけのこを産み、

6年目くらいで伐採するそうです。

伐採するまでのサイクルが、杉や檜などと違って、格段に早いですよね。

成長も早いし、増えるのも早いので、とにかくどんどん食べたり利用したりしていかないと!


yame03.30_12.JPG

竹林整備のためにも、たけのこ堀は重要なんですねぇ。

自分で掘って、春の味覚を存分に味わってくださいね。

掘ったたけのこは、お向かいの道の駅たちばなの大釜で茹でてくれるので、

お家で面倒なことしなくていいのがgood!

あ、ただし、掘ったものは全部購入になるので、掘りすぎにご注意ください。


yame03.30_13.JPG

「辺春観光たけのこ園」は、春限定で、日曜日のみ営業。

たくさん採れた年(表年)の翌年は数が減る(裏年)そうですが

おいしさは全国でも有名なほど。

ぜひこの機会にご家族で楽しまれてみてはいかがでしょうか?



詳しくは、立花町観光協会(電話 0943-37-1055)にお問い合わせくださいね。

ミヤシノシャクナゲ園へ

サッチの取材日記

星野村上郷地区柳集落にあるミヤシノしゃくなげ園は、

星野村の奥深い場所にあります。

結構遠いです。本当に。

携帯電話も繋がりません。(もうすぐドコモがつながるとか)


が、見に行くだけの価値は十分!


yame03.29_21.JPG

yame03.29_31.JPG

山の斜面一面に「筑後しゃくなげ」がおよそ5000本植えられ、

シーズンにはいっせいに咲き誇ります。

yame03.29_22.JPG

その美しいことといったら・・・って

まだ実際に見てはいないのですが、写真や映像で見た限り、

本当に桃源郷のようです。


yame03.29_23.JPG

yame03.29_30.JPG

空はどこまでも広く、近くには綺麗な水が流れる小川のせせらぎを聞き、

しゃくなげの木でできたトンネルをくぐる・・・

yame03.29_24.JPG

自然のままを上手に利用したシャクナゲ園は、

気持ちのいい清々しさを感じさせてくれます。




yame03.29_25.JPG

元々このしゃくなげ園は、田邊さんという方が、自宅前の山を切り開き、

自生しているしゃくなげを持ち帰って植えては少しずつ増やしていったもの。

奥様を早くに亡くし、お子さんもいらっしゃらず、一人暮らしだった田邊さんは、

将来を見越して、平成11年に星野村にすべてを寄贈。

yame03.29_26.JPG

現在は、今回インタビューさせていただいた荒山久繁さんが

地元の皆さんの先頭に立ち、しゃくなげ園の管理をされています。


yame03.29_27.JPG

70代の久繁さんですが、結構急な階段や斜面をすいすい上っていく姿に、

びっくりしました。

しかも、敷地内の小川に折れた枝を見つけると、下りて取り除いたりと、

一歩間違えれば事故に繋がりかねないお仕事をされているんです。

くれぐれも気をつけて作業されてくださいね。


yame03.29_28.JPG

そして奥様の正子さんにもお話を伺いました。

とっても明るい方で、おまつり期間中は、地元の女性グループの皆さんと共に、

こんにゃくや里芋まんじゅう、だご汁定食などを作って、

おもてなしをしてくださいます。


なんとこちらのしゃくなげ園には、あのIKKOさんが植えたしゃくなげもありますよ。

yame03.29_29.JPG

目印も立てられるそうなので、ぜひご覧あれ。


- - - - -

八女星野ミヤシノシャクナゲまつり
地元お母さんたちによるだんご汁定食、手作りこんにゃく、おまんじゅう、さば寿司の販売もあります。
日時: 2011年4月16日(土)~5月5日(木・祝)10:00~16:00
場所: 八女市星野村柳 ミヤシノシャクナゲ園
料金: 無料
問合: 八女市役所星野支所建設経済課(電話 0943-52-3114)

- - - - -


黒木の大藤

サッチの取材日記

黒木町の大藤は、まだ咲いているところを見たことがありません。

写真や、冬のイルミネーションは見てるんですが・・・


yame03.29_11.JPG

いよいよその藤が咲く季節が近づいてきましたね。

期間中、延べ20万人の観光客が詰め掛けるという大藤祭り。

今年は4月16日から5月初旬まで開催されいます。


yame03.29_12.JPG

広い広い面積に広がっている藤の枝・枝・枝・・・

ここから紫の藤がだーーーーっとぶら下がるんでしょうねぇ。

想像するだけで圧倒されそうです。

yame03.29_13.JPG

そして藤の幹。それはそれはもう複雑に絡み合ってすごいことになっています。

樹齢600年以上の藤に至っては、

地球上のものとは思えないくらいグネグネ。


yame03.29_14.JPG

さて、今回お話を伺ったのは、植木職人、広緑園の堤広満さん。

年間計画を立てて、一年通して藤の面倒を見てらっしゃいます。

生命力溢れる藤ですが、こうやってきちんとケアをしないと、

毎年花は咲かないんですよね。堤さん、責任重大です。

でも、ニコニコしながら、いろんなことを教えてくださいました。

その中の一つがこれ。

yame03.29_15.JPG

黒木の大藤は「野田藤」という種類の藤で、

幹は時計回りに捩れながら上に伸びていくんだそうです。

よぉく見ると、確かに右回りに伸びていっている様子がわかります!

yame03.29_16.JPG

すごーーーーい!だからグネグネ絡み合ってるんですね!

ちなみに「山藤」という種類は逆回転で伸びるそうな。

植物の世界って、本当に不思議。


yame03.29_17.JPG

取材にお邪魔したときは、まだまだ寒くて、花は咲いていませんでしたが、

蕾を見ることができました。

yame03.29_18.JPG

お祭り期間中には、きっと素晴らしい房をつけてくれるんじゃないでしょうか。


藤棚の中央に神社があるんですが、

この周囲を作業着姿のお母さんたちが

一生懸命整備してらっしゃいました。

yame03.29_19.JPG

雑草を根気欲丁寧に抜いて・・・大変ですよねぇ。

本当にご苦労様です。


yame03.29_20.JPG

そうそう、この神社、縁結びにご利益があるのか、

堤さんが「お参りしといたほうがいいよ!」と

おっしゃっていました。

手を合わせて、しっかりお願いしてきましたよぉ。

最近、いろんなところにお願いばっかりしてるけど、

欲張りすぎかな(汗)


堤さん、大藤が咲いたらぜひまた会いに行きます!

よろしくお願いします!

皆さんもお祭りでは、

堤さんたちが、丹精込めてお世話をした藤を

ゆっくりとご堪能ください!

おひなさまの茶会へ

yame03.23_01.JPG

星野村の茶の文化館で行われた「おひなさまの茶会」。

yame03.23_02.JPG

われら3人娘も行ってきましたよぉ。


まずは参加料を払って、チケットを受け取ります。

碾き臼で抹茶作り、和菓子作り、お茶席、点心、しずく茶の5つが

体験できるようになっていて、まずは碾き臼からgo!

yame03.23_03.JPG

yame03.23_04.JPG

親切な男性スタッフから、碾き臼の使い方を

丁寧にレクチャーしていただき、3人で交代しながら

ぐるぐるぐるぐる・・・・

yame03.23_05.JPG

こつをつかんだ部長や副部長が、高速回転!!

ご苦労様。

yame03.23_06.JPG

茶葉が細かい粉になって出てくると

なかなか感動しますよぉ。

yame03.23_07.JPG

これを、専用の濾し器に入れて、きめを整え出来上がり。

yame03.23_08.JPG

この抹茶を後で茶席に使います。


その前に和菓子作り!

おひなさまの茶会というだけあって、

教えていただいたのは、お雛様とお内裏様の形をした和菓子。

と、うさぎさん。

同じように教えてもらっているのに、

出来上がりは人それぞれ。やっぱり個性が出るんですねぇ。

yame03.23_09.JPG

おもしろい。

これも茶席に持って行きます。


yame03.23_11.JPG

さぁ、いよいよお茶席。お菓子を持って、2Fの茶室へ移動。

yame03.23_10.JPG

すると、以前番組でご紹介した村上喜美子さんが着物を着て、

出迎えてくださいました。そうそう。お茶をされてるんでしたねぇ。

yame03.23_12.JPG

yame03.23_13.JPG

自分たちで作った和菓子と、ひいた抹茶で立てたお手前をいただいた後、

村上さんがご挨拶され、

「震災が起こり、大変な時期ですが、だからこそ、少しでも元気を」

という言葉が、とても印象的でした。


yame03.23_14.JPG

お茶席のあとは、点心です。

これが一番気になっていました。

一体どんなお料理が出てくるんだろう・・・。

yame03.23_15.JPG

おお!これはしっかりとお腹に溜まる量だ!

盛り付けも素敵!

てんぷらおいしい♪

ご飯もおいしい♪

・・・とワシワシ食べてたら、

かなりお腹いっぱいになって、

しずく茶まで行き着かず、遭えなく断念。


それにしても、充実したイベントですねぇ。

ご家族連れの方々も、たくさんいらっしゃいました。


茶の文化館には初めてお邪魔しましたが、

お茶の歴史のパネルや、星野茶寮というお食事どころ、

お茶室などなど、本当にお茶を堪能できる施設でした。


yame03.23_16.JPG

お茶好きな私たち、またぜひお邪魔いたします!

ふるさとわらべ館へ

サッチの取材日記

yame03.22_02.JPG

ふるさとわらべ館は、2度目の訪問。

そのときも思ったんですが、

山道を登る登る!かなり高台にあります。

yame03.22_03.JPG

その分、自然たっぷりの眺めがとってもいいんですけどね。


yame03.22_04.JPG

さて、ふるさとわらべ館の東裕大さん。

目がキラキラしている好青年!

お話をしていて、「子供好き」というのが伝わってきました。

いいパパになってくれそうな感じ。


yame03.22_05.JPG

そんな裕大さんお勧めのアトラクションが

フランス生まれのカプラ積み木。

yame03.22_06.JPG

お邪魔したときには、ちょうどカプラ積み木で作った大きな物体が!

入り口があって、中に入れるんですよぉ。

yame03.22_07.JPG

もぞ・・

yame03.22_08.JPG

もぞもぞ・・

私の身長は156センチなんですが、

立っても外が見えないくらい高く積み上げられていました。

yame03.22_09.JPG

すごい!

yame03.22_10.JPG

yame03.22_11.JPG

yame03.22_12.JPG

1枚のちっちゃな板から、なんでも生み出せるという

想像力が刺激される遊びですね。

子供も大人も夢中になるのがわかります。

yame03.22_13.JPG

八女部部長も副部長も、かなり嵌ってました。


yame03.22_14.JPG

そして、子供たちがわいわい遊べる空間には、

壁一面に絵が描かれ、とってもポップ。

そして絵だと思っていたものが、

大きな絵本になっているものもあり、

一枚一枚めくれるようになってるんですよ!

yame03.22_15.JPG

いやぁ、これはびっくり。


また毎月、東さんたちが一生懸命考えて、

体験イベントも企画されています。

HPで確認できるので、ぜひ覗いてみて!

棒パンつくり、やってみたいなぁ。


もし子供がいたら、毎週でもここにつれてきて

遊ばせたい!


星野村、室山神社にふたたび・・

サッチの取材日記

1月のまだ雪が残っているときに一度上った室山神社に、

再び取材で訪れることになりました。

yame03.13_08.JPG

案内してくださったのは星野村のボランティアガイドをされている栗秋恵二さん。

星野村の地図を見ながら、位置関係や地名の由来など、

いろんなお話をしてくださいました。

yame03.13_09.JPG

栗秋さんは星野村の歴史に詳しくて、巨石文化の研究もしていらっしゃるそうで、

船着き岩のことや、綺麗な三角形をしている権現山のこと、

実際に目の前にしながらのお話はとても興味深く、

古代ロマンに思いを馳せながら聞き入ってしまいました。

詳しくはぜひ星野村にお出かけになって、栗秋さんに案内してもらってください!





yame03.13_10.JPG

さぁ、室山神社に到着しましたよぉ。

yame03.13_11.JPG

前回は雪に覆われていた石段も、苔むした表面を見ることができ、

また違った雰囲気。

yame03.13_14.JPG

むせ返るような木々の緑に囲まれた参道を一歩一歩上っていくと、

お社に着く前にちっちゃな祠があったり、

門があったりして、この場所全体が神聖なところなんだと感じました。

yame03.13_12.JPG

で、その中の一つに、竹筒とか木槌がたくさん置かれているところが。

例えば竹筒を使って息をふっと吹きかけると耳がよくなるとか、

木槌で頭を軽く叩くと頭がよくなるといわれているそうで、

yame03.13_13.JPG

サッチは両方体験!

頭よくなるかなぁ、耳よくなるかなぁ。神様お願い!!!


この他にも、岩と岩の間から下界が見える場所がありまして、

冬至の時にはここから入る光が、

なんと室山神社のご神体に射すんだそうです。

yame03.13_17.JPG

うわぁ。それはすごい!!!!昔の人の時を知る技術、

自然をよく観察しているからこその知恵ですよね。

yame03.13_18.JPG

室山神社のご神体の場所、どこにあるかは番組を聞いてのお楽しみ!

ヒントは女性の胎内をイメージしてお社が建てられている・・・です。


行ってみたくなったでしょ??


yame03.13_16.JPG

星野村のパワースポット、お勧めです。

栗秋さんのガイドがあると更に理解が深まりますよ。ぜひ。


(八女市役所HP)八女の神秘スポットに出かけてみませんか


2011年3月6日(日)、

番組スタッフ、八女市役所の方々の期待?!を受けて

出場してきました、「第5回全国玉露のうまい淹れ方コンテスト」!


yame03.13_01.JPG

あいにくの雨模様でしたが、

会場となっている黒木町のふじの里の入り口横には、

お惣菜屋さん「ふるさと」のお母さんたちが出店。

yame03.09_09.JPGのサムネール画像

お昼用にちらし寿司を購入しました。

ですが、おまけに桜餅をいただきまして、す、すみません(汗)

ありがとうございました。とってもおいしかったです!


yame03.13_02.JPG

そして会場の中で受付。

名札を受け取り、いざ会場へ!と思ったんですが、

結構時間があったので、煎茶をいただいたり、

抹茶のおもてなしを受けたりしながら、ゆっくりしたひと時を過ごせました。



さぁいよいよ開会式。市長のご挨拶や優勝杯返還が行われた後、

日本茶インストラクターの方の講演を聞き、

食育ならぬ茶育で、道具の使い方、時間のゆとりの持ち方、おもてなしの心を学ぶという

活動をされていて、とても素敵だなぁと思いました。

yame03.13_03.JPG

お茶は心。相手のことを思いながら淹れる事が優勝への近道!

という言葉で終了した講演は、非常に参考になりました。


それにしても、コンテストに出場するってことあまりないので、

かなり緊張しましたぁ。

yame03.13_04.JPG

150人の参加者が、5人ずつのグループになり、

AからFまでのブロックに組み込まれて、各グループ一人ずつ勝ち抜くという

トーナメント方式。1回戦は隣のテーブルに座っている方々が審査員。


以前、お店に伺っておいしい玉露を飲ませてくださった

星野村のお茶屋さん木屋芳友園の社長さんも見学に来てらっしゃったんですが、

出番の前に、色々アドバイスをしてくださいました。ありがたい!

さぁ、いざ出陣!

yame03.13_05.JPG

サッチの班にはなんとも個性的なメンバーが揃っておりまして、

当日参加らしい30代の男性、赤いジャージが似合うおいちゃん、

小学生の男の子、そして大宰府のお茶屋さんに勤めている

綺麗な女の子。みんなそれぞれ手順が違って面白かったですよぉ。

yame03.13_06.JPG

サッチも、玉露の旨みが出るように丁寧に淹れました!


そして結果は・・・・








はい、残念ながら1回戦敗退。

黒木支所の方から「1回戦突破も難しいやろー」と言われていたんですが、

ほんとにそうですね。

子供たちが勝ち残っていたことを考えると、

技術よりも心、気持ちが伝わるのがお茶なんだと

つくづく思いました。

yame03.13_07.JPG

でも、楽しかったです。

このコンテストに出ることを決めてから、今まで飲んだことのなかった

玉露を知ることができて、いい経験になりました。


応援に来てくれた八女部部長&副部長もありがとうね。

八女しゃくなげまつり取材へ

サッチの取材日記

しゃくなげ、実際に見たのは今回が初めて!という、サッチ。

皆さんはいかがですか?

yame03.09_17.JPG

こんなに綺麗なお花を知らずにいたなんて、

ちょっともったいないと感じるほど、ゴージャスで美しいお花でした。


八女市矢部村では、3月19日(土)から4月3日(日)まで

「第36回八女しゃくなげまつり」が開催されます。

yame03.10_10.JPG

今回は、お祭りの実行委員長を務めてらっしゃる

石川植物園の石川久利さんにインタビュー。

石川さんの植物園は、国道442号線から山手に入ったところにあります。

そこから見下ろす景色もすばらしいんですが、

700ヘクタールある「しゃくなげの丘」には、敷地いっぱいに

しゃくなげが植えられていて、花の季節にはとても美しい丘になりそう!

yame03.10_11.JPG

yame03.10_12.JPG

その他にも、ビニールハウスがいくつもあって、およそ100種類のしゃくなげを

育ててらっしゃいます。

yame03.10_14.JPG

石川さんは、元々は農作物を育てる農家さんだったんですが、

趣味で作り始めたしゃくなげがどんどん広がって行き、

今ではしゃくなげ専門に。



yame03.10_13.JPG

強い木に接木をして育て、大きくなって花が咲くまでに、

少なくとも5・6年はかかるということで、

本当に大変なお仕事だなぁと思います。

yame03.09_18.JPGのサムネール画像

それでも石川さんは、とっても楽しそうにしゃくなげのお話をしてくださいました。

yame03.10_15.JPG

石川さんが撮った写真も見せていただきましたよ。

綺麗なパネルにしてあって、かなり本格的。

高台にある石川植物園から、山々を背景に写したしゃくなげは、

とても美しく、優雅でした。




yame03.10_16.JPG

石川さんは、たくさんある種類の中からチョイスして交配させ、

今までになかった色を生み出すのも楽しみの一つだそうで、

いつか黄色いしゃくなげを咲かせるのが夢。

黄色いしゃくなげ、かわいいでしょうねぇ。石川さん、がんばって!




yame03.10_17.JPG

おまけですが、石川さんのお家には2匹のやんちゃな猫ちゃんがいました。

yame03.10_18.JPG

人懐っこくて、とってもキュート。名前を呼んだら来るんですよぉ。

もーーーたまらんです。

ビニールハウスの上に登ってお昼寝したりするそうですが、

降りるときに爪を立てるのが困りもの・・・

そういいながらも「家におると、やっぱりかわいかですもんねぇ。」と

笑顔の石川さんでした。

yame03.10_19.JPG
ニャー




矢部村では、3月におまつりのためにハウスで栽培して早めに咲かせたしゃくなげと、

4月に自然に咲いたもの、5月に県下最高峰の釈迦岳に自生する天然の花と、

3度楽しむことができるのも特徴。

yame03.10_20.JPG

お出かけしたくなるこの季節、

ぜひ矢部村まで足を伸ばしてみてくださいね!


蹴洞岩とハート岩を見てきました!

サッチの取材日記

3月19日放送の番組は、八女市のパワースポット特集。

全部で8つご紹介するんですが、その中から今回は

矢部村の蹴洞岩(けほぎいわ)と、最近発見されたハート岩について

八女市商工会青年部部長の栗原悠次さんにお話を伺ってきました!

yame03.09_32.JPG

栗原さんは、農学博士で日本茶インストラクターという肩書きを持つ

矢部村の「栗原製茶」の店長さん。

矢部村に人がたくさん来るようにと、いろんなアイデアを出しながら、

青年部でもがんばっていらっしゃるようです。


そんな栗原さんが、去年地元のおいちゃんから教えてもらって発見したのが

「ハート岩」。

yame03.09_33.JPG

日向神ダム湖畔に昔からあるその岩のことは「正面岩」として存在は有名。

なのに、形が綺麗なハート型だとは、言われるまで全く気づかなかったそうです。

でもおいちゃんは気づいてたんですねぇ・・・。

なんかかわいい。


yame03.09_34.JPG

確かにしっかりハート型ですよこれ。

ただし、雨が降ると、真ん中に線が入っているため、

BROKEN HEARTになってしまいます。

カップルで行くなら、ぜひお天気のいいときを狙ってください!


yame03.09_35.JPG

更に、このハート岩の右側の部分をよぉく見ると、何かが見えてきます。

「八女津媛が天に昇っている姿です」と栗原さん。

yame03.09_37.JPG

なるほどねぇ。すごいーーー。本当に見えるーーー。


「左側にはLOVEのLの文字があるんですよ」という声に

見つけてしまいました、Lの文字。

yame03.09_36.JPG

こりゃぁ、カップルにはたまらない岩ですね。


yame03.09_38.JPG

その右隣にあるのが銘菓の名前にもなっている「蹴洞岩(けほぎいわ)」。

なんであんなところに穴が?!

しかも直径12mってかなり大きいですよね!!

yame03.09_39.JPG

宮崎に光臨した日向の神が、その美しさに惹かれて

天馬にまたがり矢部村へ。その天馬が蹴ったことで開いた穴

と言われているのが「蹴洞岩(けほぎいわ)」。

神話って不思議ですが、そんな話でさえも信じてしまいたくなるパワーがありますよ、

このケホギイワ。


パワースポットって、見てるだけでほんとに心が揺れる感じがします。

自然が生み出す不思議な岩、ぜひご覧あれ。

光善寺のしだれ桜

サッチの取材日記

yame03.09_27.JPG

桜って、なんでわくわくしちゃうんでしょうね。

今か今かと咲くのを待って、咲いたら「さぁ花見だ!」って

はしゃいでしまう。不思議ぃ。

だけど、私はここの桜、かなり見てみたいです!



八女市ではいち早く花をつけると言われている光善寺の枝垂桜。

yame03.09_21.JPG

境内に1本、その逞しくも艶っぽい姿でたっている枝垂桜。

yame03.09_28.JPG

yame03.09_29.JPG

第18代住職の木屋行深さんに伺ったところ、

樹齢ははっきりしないんですが、少なくとも100年以上前には

花を咲かせていたという文書が残っているそうです。

yame03.09_30.JPG

お寺の歴史は開基からするともう400年以上も前からこの地にあるそうで、

きっとそんなお寺の歴史も、静かに見守ってきたんでしょうね。

今年はいつ、花が咲くんでしょうか。


住職さんは、音楽と紙芝居を同時に楽しめるプロジェクトを展開中。

定期的にお寺で行ってらっしゃるようです。おもしろそう。

福岡の大谷短期大学では教鞭もとってらっしゃるとか。

yame03.09_31.JPG

お寺に気軽に来て欲しい、仏教の教えをもっと広めたい、

そんな思いから、様々なことに取り組んでいらっしゃる住職さんでした。


それから、帰り際に、お念珠をいただきました。

形が違うもの(丸、三角、四角)を組み合わせてあり、色もかわいいんですよぉ。

「差異をみとめる世界の発見」ということで皆それぞれ個性があって、

その違いを認め合って一緒に生きていこうという教えが込められているそうです。


大事にします!住職さん、ありがとうございました。

日向神ダムの千本桜

サッチの取材日記

♪もーーいーくつねーるぅとーー
さーくらーさぁくーーー♪(お正月の歌の節に乗せて)

と、心待ちにしてらっしゃる方、もうすぐですよぉ。

yame03.09_19.JPG

今回ご紹介するのは八女市矢部村日向神ダムの千本桜。

yame03.09_23.JPG

お話を伺ったのは、矢部村公民館館長の山口久幸さん。

yame03.09_20.JPGのサムネール画像

山口さんは八女市内で教職につき、数年前に定年を迎え、

40年ぶりに矢部村に帰ってきたんだそうです。

「矢部村で変わったところは?」という質問に、

「山や川は変わらないけど、人が年を重ねて変わっているのに驚いた」とのこと。

確かに40年は長いですよねぇ。

yame03.09_26.JPG

さて、ここの桜は、ダム建設のため移動を余儀なくされた方々の思いを

忘れないように植えられたものだそうです。

毎年綺麗に咲く桜、そんな人たちの心を慰めてくれているのかもしれませんね。


yame03.09_24.JPG

それにしても周囲6キロもあるダムに沿って、ほぼ等間隔にずらりと

植えられた桜が咲いたら、正に絶景でしょうねぇ。

満開の頃になると、たくさんの人出で賑わって、

車の運転も超スローになる人続出だとか。

そりゃぁ、綺麗な桜、ゆっくり見たいですよねぇ。

車で八女インターから国道442号線を矢部村方面に進んでいくと、

50分ほどで見えてきますよ。

ぜひゆっくり時間を取って、お花見ドライブにお出かけください!

竹工房てんごや

サッチの取材日記

yame03.08_17.JPG

八女部部長と副部長が白壁ギャラリーに出かけた際に見つけた「てんごや」。

yame03.08_18.JPG

yame03.08_19.jpg

ここは竹を使った工房で、コロンとした形の竹の椅子がとても座り心地がよくて、

機会があればぜひ番組で紹介したいと思っていました。


竹といえば、皮白竹の話題もあったように、

八女市では竹が増えすぎて問題になっています。

やっかいものの竹を使って何かできないかと考え、

新しいものを作り出していらっしゃるのがこの「てんごや」の染谷明さん。

yame03.08_20.JPG

元々は千葉出身で、鹿児島の口永良部島に移り住み、そこで地元の方々が使っていた

「てんご」=「竹かご」を作り始めたのが、竹に触れたきっかけだそう。

yame03.08_21.JPG

染谷さんが作る一人がけのチェアーは見た目も座り心地も最高!

yame03.08_22.JPG

使っていくうちに、あめ色に変化するのも魅力の一つ。

使えば使うほど味わいが出てくるんだそうです。

yame03.08_23.JPG

お手入れも「ナイロンたわし」でサッサッサっと埃を取るだけでOK。かーん単♪

欲しいなぁ、これ。

インテリア博覧会みたいなものに出展したら、すぐに売切れてしまうほどの人気。

でも今の作り方では量産できないため、ネット販売や世界進出ももうちょっとお預け。

もし状況が整ったら、八女から世界に竹の文化が広がっていくかも・・・

そう考えるとわくわくしますね。


yame03.08_24.JPG

染谷さんいわく、「竹は今の生活スピードに合っている植物」だそうです。

杉やヒノキは大きく育つのに何十年もかかりますが、

竹は毎年どんどん出てくるし、加工もしやすく、手入れもしやすい優れもの。

竹を使った伝統工芸も大事だけど、

新しいものを作って、需要を生み出したいと熱く語る染谷さん。

そんな考えから編み出されたのが「椅子」でした。

和室にも洋室にも合うし、家庭には必ず椅子が置いてある。

需要は必ずある!と、形、大きさ、編みこみ方など、

細かくチェックしながら作り上げました。

今もまだ研究の余地はあるとのことで、

椅子の設計図を細かくイラスト入りで作ってらっしゃいましたよ。

yame03.08_25.JPG

「絵はあまり上手じゃない」とのことでしたが、

いやいやこの質感を描けるってかなり上級者ですよ、染谷さん!


こうやって設計図を詳しく作るのは、

自分じゃなくても、技術を持った人が同じものを作れるようにするため。

染谷さんは、竹の未来と技術の継承をしっかり見据えてらっしゃいます。

yame03.08_26.JPG

だけど、ただ同じものを作っていては面白くない、ということで、

椅子の形もいろいろ研究してらっしゃいましたし、いずれは竹で装飾された

バイクを走らせたい!という夢も。これは夢じゃなく、近々実現するはず。

染谷さん、出来上がったらぜひ教えてくださいね!

サッチの取材日記

私たち番組スタッフが昨年末に餅つきでお世話になった、星野村の村上喜美子さん。

今回は村上さんの活動をご紹介することになりました!

村上さんはとてもアクティブ!

そもそも出会いのきっかけは、サッチも参加した黒木町の森林セラピーでした。

同じ班になり、一緒に歩いているうちに、

植物のことにとても詳しい方だなぁ、茶道を通して韓国と交流してらっしゃるんだぁ、

いつか番組でご紹介できればなぁ・・・。と思っていたら実現!やった!


yame03.08_12.JPG

現在は星野村のボランティアガイドや登山ガイドもなさっているんですが、

登山を始めたのは子育てが落ち着いた頃。

年に1回が月に1回、週に1回、ついには2・3日おき・・・

と登山の回数は増えて行ったそうです。

今でも月に何回かは登ってらっしゃいます。

すごいなぁ。体力あるなぁ。

極めつけはマチュピチュ。

ほんの数年前に挑戦したそうですが、

かなり高い場所にあるので、高山病になる方が続出する中、

「ちょっとむくんだりしたけど、ぜんぜん大丈夫だったよ」と、本当にお元気。

写真もたくさん見せていただきましたぁ。

今まで登った山で一番好きだったのは日本のアルプスだそうです。

北海道などにも行ったことがある村上さんが

一番よかったというんだから、きっととっても素敵なところなんでしょうね。

村上さんとお話をしていると、サッチも登ってみたくなりました。

アルプス・・・とは行かないまでも、星野村のカラ迫岳は・・・ぜひ、

村上さんのガイドで登ってみたい!

いつかは!(いつ?!)体力つけるためにまずは鍛えないと(汗)。


yame03.08_13.JPG

そんな村上さんは、小学校で茶道の指導も行ってらっしゃいます。

取材をしたお家にも、ちょっとした茶室がしつらえてありました。

この茶道を始めたのが星野村に茶の文化館ができた頃なので、

平成6年からということになります。

yame03.08_15.JPG

yame03.08_14.JPG

それがもう教える側になってらっしゃるというのがすごいですよねぇ。

しかもこの茶道を通して韓国の方々と交流も行っている・・・。

yame03.08_16.JPG

韓国を訪問したり、あちらから星野村にいらっしゃったり、

お互いのお茶の文化を伝え合う交流は、もはや外交です!

とすれば、村上さんは星野村の外交官?!

こんなおばあちゃんに、私もなりたい!目指せ村上喜美子さん!がんばります!

なんともアクティブでグローバルな村上さんでした。


また会いに行きます!村上さん、ありがとうございました。

喜多屋に行ってきました

サッチの取材日記

yame03.04_01.JPG

喜多屋といえば、FM福岡では岡部はち郎さんの番組でお馴染みですよね。

文政年間に創業したという老舗の喜多屋に、私たちもついに足を踏み入れました!

国道442号線から見ても、壁が長くて、敷地の広さが伺えますが、

いざ中に入ってみると、何とも重みのある店構え。

土間や柱、天井、いたるところに歴史の深さを感じます。


まずは木下斎部長とご挨拶。喜多屋で季節ごとに行われているイベントを

取り仕切ってらっしゃるようで、隠れたスポットをたくさんご存知の部長さん。

yame03.07_01.JPG

いつか案内してください!夜の八女、楽しそう♪


yame03.04_02.JPGのサムネール画像

そして7代目社長木下宏太郎さんにご挨拶。

酒蔵もご案内いただきました。

yame03.07_02.JPG


建物の中央辺りに、大きくて立派な神棚が飾られていて、思わず「わぁ立派な神棚!」

と声を上げてしまいました。中には「松尾大社」のお札が。

「京都にあるお酒の神様が祀られている神社のお札なんですよ」と

社長さんが教えてくださいました。

なるほどねぇ。

さて、長い壁はそのまま蔵の広さのわけですが、

中に入るととっても大きなタンクが所狭しといっぱい並んでいました。

yame03.07_03.JPG

いくつか中を見せていただくと、ブクブク泡をはじいて発酵していく過程がわかります。

お酒も生きてるということを実感。

それにもまして、香りがたまらないんですよ。

yame03.07_04.JPG

ふたを開けたときにふわーーーっと漂う甘――――い香り。

フルーティーでとってもおいしそう♪

こうやって丁寧に作られたものが、瓶詰めされて出荷されていくわけですねぇ。

日本酒って、あまり飲んだことなかったんですけど、社長のお話を聞いていると、

だんだん飲んでみたくなりました。

見学が済んで、取材スタート!

yame03.07_05.JPG

歴史的なこと、3月13日(日)の酒蔵開放の日のこと、

なんともスムーズにお話を聞くことができて、あっという間にインタビュー終了。

さすが慣れてらっしゃいます。


実は取材の後、ついつい長居をしてしまい、社長からいろんなお話を聞くことができました。

海外から輸入されているワインと同じように、

作るお米によって日本酒にもグレードがあること、国や地域によってお酒に強い、

弱いがあること、福岡の飲食店が結構NYに進出していることなどなど、

興味深いお話を色々教えてくださいました。

また、日本酒専用のお米を酒米というんですが、

中でも最高級の「山田錦」から生まれた「吟のさと」は、

喜多屋とJAふくおか八女が協力して栽培してきたお米だそうです。

この吟のさとを使った大吟醸「吟の瞳」は、

フルーティーな香りと辛口で軽やかな切れのよいのみ口。

yame03.07_06.JPG

大吟醸なのにかなりお手ごろ価格だし、300mlサイズには

九州新幹線前線開業記念ボトル(写真右)も3000本限定で販売されています。

購買意欲、そそられるわぁ。八女部部長もかなり反応してました!

3月13日(日)の酒蔵開放日には、お猪口を100円で買うと、いろんなお酒を

無料で試飲できるほか、乾き物のおつまみも付いてくるとか。

なんて太っ腹!

ご家族で楽しめるように、子供向けのイベントも用意されていますから、

お父さんお母さんだけじゃなく、子供さんも一緒に行けるのもいいですね。

もちろん、お酒を飲んでの運転は厳禁!

公共の交通機関かタクシーをご利用くださいね!!

歴史と新しさを感じる喜多屋探訪、楽しいひと時でした。

yame03.07_07.JPG

ありがとうございました。

皮白竹フィールドワーク その2

yame02.22_29.JPGのサムネール画像

真竹や孟宗竹に比べて、斑点が少なくて白っぽいのが皮白竹。

皮白竹で作られたバレンや下駄、籠やボタンは、職人さんの技と素朴な風合いが、

何ともいえないいい味をかもし出しています。

yame02.22_30.JPGのサムネール画像

yame02.22_31.JPGのサムネール画像

が、今は需要も減ってしまい、

整備する人もいなくなり、竹林は荒れ放題。そんな中、竹皮編み作家の前島良江さんは、

群馬からわざわざ八女市まで皮白竹を採りに来られます。

それだけこの皮白竹は珍しい品種なんですよねぇ。

しかも星野村や黒木町、うきは周辺にしかない貴重な竹。

にも関わらず、地元でもあまり知られていないという現実。

うーん。もったいない。

八女伝統工芸館で行われた「八女の皮白竹と前島美江展」

そんな現実を少しでも改善できればという思いで開催されました。

この展示会の一環として2月18日(金)に行われたのが皮白竹フィールドワーク。

この日は、私たちにとって、貴重な体験となる一日でした。

竹林整備に関しては部長にお任せするとして、

一路八女伝統工芸館へ。ここからは竹皮編み作家の前島美江さんを講師に迎え、

皮白竹を使ったワークショップが始まります。

荒れた竹林を見ていたせいもあるんですが、竹を使って何かを作ることが

とても重要なことに思えました。竹が必要になれば、整備をする仕事も必要になる、

仕事があれば雇用が増える、雇用が増えたら子供も増える・・・。

勝手な未来予想図ですが、そうなったらいいなぁなんて、一人ひそかに考えたりして。


yame02.22_32.JPGのサムネール画像

さて、伝統工芸館の2Fで行われたワークショップには、

竹林整備に参加した方だけじゃなく、たくさんの方々が皮白竹を使った花かごや

ボタン作りに励んでらっしゃいます。

「大盛況ばい!」と館長やスタッフの白水さんも嬉しい悲鳴。

前島先生は竹林整備の時には作業着だったんですけど、ここでは一変、着物姿。素敵です。

一人で大勢の生徒さんを教えるのは大変そうでしたが、グループごとに、

「わからないところないですか?」などと声をかけながら教えてくださっていました。

yame02.22_33.JPG

さぁ、そんな中私たちも、先生に竹皮を2枚選んでいただき、花かごつくりスタート!

同じくらいの長さのものを選ぶのがポイントだそうです。

1. 竹皮にたっぷり水を含ませて、滑らかにします。

2. 2枚とも竹皮の横幅と同じ長さに切り込みを4本入れます。

yame02.22_34.JPG

3. 2の切り込みを交互に編みこんでいきます。

yame02.22_35.JPG

4. 編みあがったら左右の両端を、水で滑らかにした細目の竹皮で結びます。

5. 長めの竹皮で竹縄を編みます。

これが先生みたいにうまいことできなかったので、

私たちは参加されているお父さんに編んでもらいました!

yame02.22_36.JPG

すごくきれいに仕上げていただきました!ありがとう!

6. 5を4に結びつけて出来上がり!


なんですが、竹皮の幅や色によって、それぞれ風合いが異なり、

同じ形のはずなのに、大きさや雰囲気が違って見えるのが不思議。 

yame02.22_37.JPG


ワークショップ会場には、前島さんの作品の他にも、皮白竹で作った

下駄や座布団など、いろんなものが展示販売されていました。

yame02.22_39.JPG

yame02.22_38.JPG

いつか前島さんが作ったパン籠が欲しいなぁ。と思いながら、

自分で作った花かごを持ち帰るサッチたちでした。皮白竹を知るフィールドワーク。

とても有意義な時間を過ごすことができました。

企画された白水さんたちに、感謝感謝です!


そまりあん&いなかや

サッチの取材日記

八女に通い始めて、田舎料理のおいしさにはまっているサッチたち。

なんとその田舎料理を福岡市内で堪能できるショップがあるんです!

yame02.22_01.JPG

というわけで今回は、

八女市矢部村のアンテナショップ・そまりあん呉服町店に行ってきました!

yame02.22_02.JPG

インタビューさせていただいたのは、オープン当初から

アンテナショップそまりあんでお仕事をしていらっしゃるという栗原律子さん。

明るい笑い声がなんとも魅力的。


さて店内は、木材をふんだんに使って、

冷蔵庫などの無機質な素材が上手に隠してあり、ロッジにいるかのような作り。

yame02.22_03.JPG

昔農家で使われていたという古道具が飾ってあったりして、

素朴ながらもおしゃれな雰囲気でした。

ここには、矢部村から毎朝野菜やお惣菜を積んだトラックが納品に訪れます。

6時半に矢部村を出るということなので、逆算すると、

お惣菜を作るお母さんたちや、お野菜を収穫する農家の方々は、

いったい何時に起きてるんだろう・・・。

しかも矢部村は福岡県とはいえ、かなり極寒。

農家の方々、本当に大変だと思います。

yame02.22_04.jpg

最近は雪の被害も結構出ているそうで、お野菜が例年より少ないとのことでした。

それでも、おいしくて新鮮な野菜を求めてお店に来られる方がたくさんいらっしゃいます。

私たちがお邪魔している間にも

「ここの野菜がおいしかったから、また来たの」というおばあちゃまが。

野菜の味って、新鮮なものを食べつけると、

そうじゃないものとの差がわかっちゃうんでしょうねぇ。


そして大人気のお惣菜コーナー。

yame02.22_05.JPG

私たちが訪れたのは午後3時頃だったので「もうだいぶ減ってるけど」とおっしゃる栗原さん。

それでも十分いろんな種類のお惣菜が並んでいました。

yame02.22_06.JPG

yame02.22_07.JPG

お野菜を中心としたメニューが嬉しい♪

私もいっぱ詰め込んで購入。

yame02.22_08.JPG

これでも317円ですよぉ。お安い!


販売コーナーには、お茶もたくさん並んでいて、

ハーブ好きのサッチはレモングラス&シモン茶&紅茶がブレンドされたものをゲット。

思ったほど癖もなく、おいしくいただきました!

紅茶じゃなくて、煎茶がブレンドされているタイプもあったので、

次回はそっちをと狙っています。

今回は呉服町店にお邪魔したが、天神店もあるんですよ。

中央郵便局から昭和通を挟んで前、という立地条件もあり、

たくさんのお客様が来られるそうです。

実は私の友達もちょくちょく通っているとのこと。田舎料理は、母の味。

お惣菜コーナーにはまる老若男女が多いのも納得です。


yame02.22_09.JPG

さてさて、アンテナショップといえば、もう一つ、JR香椎駅前の

香椎名店街の中に、「八女市上陽物産館・いなかや」があります。

こちらは11時オープンなんですが、

開店と同時にレジに列ができるほどとにかくお客様が多い!

yame02.22_10.JPG

上陽町で採れた新鮮野菜は、前日のものは一切置かない

というこだわりと、お値段の安さが魅力。

お近くに行かれた際は、ぜひお立ち寄りくださいね。

お野菜は結構早い段階で売り切れることが多いようなので、どうぞお早めに!

私たちは11時半くらいに行ったのに、すでにだいぶ減っていましたよぉ。

とは言いつつ、お野菜だけじゃなくて、お惣菜やお茶などの特産品も並んでいます。

yame02.22_11.JPG

その中から、サッチは国産小麦粉をゲット!600g200円。ふふふ。

yame02.22_12.JPG

安心安全な素材を使って、近々フナ焼きを作ってみようと思います!


サッチの取材日記

yame02.17_10.jpgのサムネール画像

八女市の温泉、前々から気になってたんですよぉ。やっとご紹介することが出来ます!

八女のべんがら村や去年オープンしたばかりの不動温泉、

黒木町のグリーンピア八女のくつろぎの湯、そして星野村の池の山荘・星の温泉館きらら

それぞれに趣向を凝らした大浴場や露天風呂などがあり、

おいしいものも食べられて魅力満載です。


今回はその中から、星野村の星の温泉館きららにお邪魔しました!

yame02.17_01.JPGのサムネール画像

こちらは池の山荘という宿泊ができる施設内にある温泉館で、温泉のみの利用もOK。

yame02.17_02.JPGのサムネール画像

常連さんもいらっしゃるほどの人気温泉です。

yame02.17_03.jpg

建物はモダンな和風テイスト。3年ほど前に立て替えられたばかりだそうで、

清潔感溢れる施設内は、先日まで池の山荘で行われていた華展の作品が展示。

黒引きにゴージャスな菊をあしらったものや、カスミソウを使った可憐なリースなど

素敵なお花たちがロビーに飾られていました。


yame02.17_04.jpgのサムネール画像

支配人、伊津見純子さんの案内で施設内を見学。

yame02.17_05.jpg

大浴場や露天風呂だけではなく、家族風呂も見せていただきました。

yame02.17_06.jpgのサムネール画像

二つある家族風呂は、明るくて綺麗。トイレも完備されていましたよ。

また、温泉館きららに入ってすぐ右手に楽月の間という無料の休憩所があるんですが、

長テーブルがおいてある畳敷きの広いお部屋で、簡単なお食事も楽しむことが出来ます。

ご夫婦でごろんと横になって、くつろいでいらっしゃる姿も。

いいなぁ、疲れも癒されそう。


今回お話を伺ったのは、きららのスタッフ長門弥生さん。

yame02.17_07.jpgのサムネール画像

最初は「ええええ、私じゃなくて支配人に・・・」と当惑ぎみ。しかし、

支配人のご指名もあり、番組に出演となりました。

長門さん、お忙しい中ありがとうございました。

さて、取材に訪れたのは雪の降る寒い日。

でもできれば露天風呂でインタビューしたいということで、

スタッフと長門さん全員、靴下を脱いでお湯に足をつけた状態でお話を伺いました。

yame02.17_08.jpgのサムネール画像

浸かったのは足だけだったんですが、

じんわりあったかくて、体までぽかぽか。温泉のパワーを感じましたぁ。

今度はゆっくり体も浸かりたいと思います!


こちらの温泉は、近隣の町から来られる方も多いようで、

この日は上陽町からいらっしゃったというお母さんから感想を聞いてみました。

「お肌がツルツルになって、気持ちいいよぉ」だそうですよぉ。

なるほど、美肌にもいいのか。これは益々入りたい!

星野村の素敵な温泉施設、星の温泉館きらら、女子会に利用しても楽しそう!

入浴料は大人500円、子供250円なんですが、

毎月26日は「風呂(26)の日」ということで、大人500円の入浴料が100円となります。

また、夜7時からの入浴料は毎日500円が300円に!

星野村の星を眺めながらの温泉。

気持ち良さそう♪

yame02.17_09.jpgのサムネール画像

よし!今度は友達と美肌目指して来よう!と心に決めたサッチでした。

八女人形会館へ

サッチの取材日記

♪八女人形会館~~♪

福岡県にお住まいなら、一度は聞いたことのあるフレーズですよねぇ。

yame02.10_07.jpg

行ってきましたよ、八女人形会館

雛人形や、5月飾り、羽子板などを作って販売している

フジキ工芸産業という会社の展示販売会場がここ。

yame02.10_08.jpg

広い敷地内に、何点ものお人形たちが展示されています。

yame02.10_09.jpg

うわーーー、綺麗だなぁ・・・と見ていたら、なんと500万円を越えるものを発見!

yame02.10_10.jpg

ほほぉ、これはすごい。有名な人形職人さんが作ったものだそうです。

もちろんその他にもいろんなお雛様がありまして、

yame02.10_11.jpg

郷土雛である箱雛や、

お雛様とお内裏様一対がガラスケースに入ったものや3段飾り、5段飾り、

7段飾りと飾るスペースやご予算に合わせて選ぶことが出来ます。

中でもサッチが気になったのは、ガラスケースではなく、

木のケースに収納できるように作られているもの。

yame02.10_12.jpg

木目が和のテイストにマッチしていて、柔らかい雰囲気が好きでした。

もう一つ目を引いたのは、陶器で作られているお雛様。

yame02.10_13.jpg

リヤドロというスペインの有名な陶器ブランドが作ったものなんですが、

人形のお顔が西洋風で、不思議な感じ。

八女人形会館に行ったら、ぜひ見てみてください!


ところで、皆さんはお内裏様とお雛様がどちらに座るかわかりますか?

お内裏様とお雛様の位置は、現在は私たちが見て左がお内裏様、

右がお雛様なんですが、武家社会の頃のお雛様は逆だったそうです。

昭和天皇が、西洋式に倣って右にお立ちになったことから

お雛様もこのような並びに変わってきたそうです。

そんな歴史的なことを教えてくださったのは、フジキ工芸産業の福田喜作さん。

yame02.10_14.jpg

福田さんは元テレビ局の方だったそうで、お話もすごく上手!

雛人形の歌を作ってCDにしたり、本を出版したりと、

日本の文化を雛人形を通して私たちに伝えてくれる福田さん。お世話になりました。


この他にも、なぜ7段飾りの雛人形は全部で15人なのかとか、

yame02.10_15.jpg

会館の2Fにある江戸時代のお人形特設展示室では、

歴史の変遷をお人形と雛道具などを見ながら

わかりやすく解説していただき、勉強になりました。

yame02.10_18.jpg

とってもちっちゃな豆本や百人一首などもあって、昔の雛道具は感動ものです!

yame02.10_19.jpg


さて、八女人形会館には、雛人形だけじゃなく、五月人形や鯉のぼり、

羽子板なども展示販売されているんですが、

人形会館にはおばあちゃまと一緒にご来店されている方も。

赤ちゃんの声が微笑ましく響いている人形会館は、

幸せを受け継ぐ場所なんだなぁと感じました。

お雛様を飾ったことのないサッチは、ひな祭りの思い出といえば、

友達の家に遊びに行って、7段飾りのお人形たちを見て、「すごいなぁ」と

感動して、雛あられを食べて、ご飯食べて帰る・・・というもの。

さみしーーーーー。

まぁ、それはさておき、八女人形会館は、ベビーカーの無料貸し出しあり、

yame02.10_20.jpg

子供たちが遊べるようなキッズスペースあり、お茶の無料サービスありで、

ゆっくりじっくり見て回ることができるようになっていましたよ。

昔から、日本では人形をお守りとして大切にしてきた伝統があり、

親から子へ子から孫へ、

健康で幸せに暮らして欲しいという思いをつなげていくのが雛人形。

毎年大切に飾って、その思いを伝えて行って欲しいなぁ。


谷川梅林へ行ってきました!

yame02.09_11.jpg

梅の花って、枝なりや花の形が妖艶な感じがして、実は桜よりサッチは好きです。

なので、今回ご紹介するイベント「夢たちばな観梅会」はかなり楽しみ!



サッチの取材日記

お話を伺ったのは立花町観光協会事務局長の梅野資洋(よしひろ)さん。

一瞬強面ですが、とても気さくで、優しい方でした。

yame02.09_01.jpg

梅野さんの案内で、観梅会会場である谷川梅林に到着。

国道3号線から少し入ったところにあるので、ちょっとわかりづらいと思うんですが、

期間中は立花支所の駐車場が利用でき、そこから会場までの臨時バスが

片道100円で運行されますので、安心ですよ。


yame02.09_02.jpg

さてさて、まずはワインセラーとして利用されているトンネルに・・・。

yame02.09_03.jpg

声が響くーーー(中でしゃべるとわぁんわぁん反響してました)。

yame02.09_04.jpg

この中に竹あかりが灯るわけですが、すでに準備は着々と進んでおりまして、

竹をキャンバスに見立てて図柄が描かれています。

今年の干支のうさぎや、大迫力の龍などなど、いろんな世界が楽しめますよ。

yame02.09_05.jpg

これに明かりが灯ったら、それはそれは美しくて、幻想的でしょうね。

このトンネルは戦時中に軍の格納庫に使用するために掘られたと言われていて、

平成7年に改修・整備された、幅約4m、全長約112mあります。

普段はワインセラーとして、また田崎廣助画伯記念ギャラリーとして活用される

静かな場所ですが、イベント開催中は、たくさんの人で賑わうんでしょうねぇ。

トンネルの入場料は高校生以上300円、中学生以下は無料です。

竹あかりは2月の19(土)20(日)、26(土)27(日)の開催となります。

yame02.09_06.jpg

このトンネルを抜けると、目の前には梅林が広がり、

小道に沿って進むと小高い丘に登っていけます。

yame02.09_08.jpg

立花町を一望できる絶好の眺望ポイント!

梅林も上から眺めるとまたいい感じ!

yame02.09_07.jpg

でも、結構な坂を登るので、スタッフ一堂ヘトヘト・・・。

ですが、梅野さんはさくさく進んで行かれます。

さすがです。鍛え方が違います。

yame02.09_09.jpg

そして丘の上でインタビューを開始。

生産者の方々が、見に来てくださる方々のために

2週間もの間梅林を公開してくださるということで、普段なかなかゆっくり

散策することができない梅林のお散歩を、ぜひ堪能してみてくださいね!


yame02.09_10.jpg

私たちがお邪魔したときは、花はまだまだでしたが、

今にも咲きそうな蕾が、開花を待っていましたよ。

きっと観梅会の期間中は、見ごろを迎えているんじゃないでしょうか。


春を感じる立花町ならではのイベント、お出かけくださーーーーい。

2月19日から27日までの開催です!

十二単衣の結婚式カップル

サッチの取材日記

2月19日の放送に出演してくださるのは、昨年の田代風流にも出てらっしゃったという、

黒木町田代の三宅浩二さんと、奥様のなおみさん。

お二人は雛の里・八女ぼんぼりまつりで十二単と束帯姿の結婚式を行うカップルなんです。

yame02.08_01.jpg

実はお二人、3年前に籍を入れてらっしゃって、ご親族のみの披露宴はされていたとのこと。

しかし、結婚式は挙げていないから、いつかしたいなぁ、と思っていたところ、

八女市の機関紙「広報やめ」で、結婚式を挙げるカップル募集告知を発見。

なおみさんは即応募。

数組のカップルから2月27日分と、3月6日分の二組を選びます。

抽選方法は、応募組数分の封筒が机の上においてあり、

じゃんけんで勝ったカップルから一枚ずつ選び、中に「当選」と書いてあれば

晴れて十二単と束帯姿で神前式を挙げられる権利をゲットするというもの。

抽選会では、なおみさんは最初にじゃんけんに勝ち、最初に封筒を選びました。

するとそれが見事に当たりで、正に引き当てました!これはすごい!

そのお話をしているなおみさんの笑顔がもう嬉しそうで嬉しそうで。

こちらまでハッピーな気分になれました。そしてなおみさんの横でニコニコしながら

見つめてる浩二さんからは優しさが伝わってきて、素敵なカップルだなぁと思いました。


福島八幡宮で神前式を挙げた後は、

ぼんぼりまつりの会場となっている八女市福島地区をパレード。

沿道の方々から祝福を受けながら進む三宅夫妻。

これはぜひ見に行かねば!当日お天気になりますように!


yame02.08_02.jpg

そしてインタビューの後、ハウスでみかんとすももを作っているという三宅さんが

「みかんはちょうど花と実が両方見れるよ」、とおっしゃって

ハウスまで案内してくださいました!

yame02.08_03.jpg

ハウスの前に来たとたん、みかんの花の香りが漂ってきて、うっとり。

とっても甘くてふくよかで、大好き♪

アロマで言うと「ネロリ」という名前の、ホルモン様作用を持つ高級な精油になります。

お肌にもいいんですが、高くて買えないのです。

だからその香りをかげただけで、とっても豊かな気持ちになれました。

yame02.08_04.jpg

それにしても、みかんは花の中央部から実が育っていくとは全く知りませんでした。

みかん狩りはしたことあっても、成長過程を見たことなかったので、これは貴重な体験。

yame02.08_05.jpg

三宅さんご夫妻、あったかいひと時、ありがとうございました!

ぼんぼりまつり、まもなく

サッチの取材日記

2月です!春を呼ぶイベントが始まります!

ということで、今回は八女市福島地区周辺で行われる「雛の里・八女ぼんぼりまつり」

について取材してまいりました。

yame02.02_29.jpg

インタビューをさせていただいたのは、この番組の記念すべき一回目に出演してくださった、

八女の生き字引?!馬場早智子さん。

馬場さんはぼんぼりまつり実行委員会会長なんですよ。

まず横町町屋交流館で待ち合わせ。

建物入り口から入って、右手のお部屋を覗くと・・・

yame02.02_30.jpg

「何これーーーーーー!」

と見た人みんながびっくりするほどたくさんの雛人形が飾られています。

yame02.02_31.jpg

馬場さんでさえ「数えてないから、はっきりとした数はわからない・・・」とのこと。

圧巻ですよ。これ。

こんな風に並んでいる雛人形を見ることもそうそうありません!


yame02.02_32.jpg

その他にも、八女の伝統雛人形「箱雛」(はこびな)も明治に作られたものから

最新のものまでずらりと展示されていました。

yame02.02_33.jpg
(これは明治につくられた箱雛。)

箱雛は、ひな祭りが庶民に浸透してきた頃、豪華な段飾りの雛人形は高価で手が出ない、

そこで仏壇職人さんに「お雛様を作って」とオーダーが入りました。

箱に入ったまま飾るお内裏様とお雛様が1対の箱雛は、

仏壇造りに使用される技や素材で出来上がったもの。

試行錯誤しながらも、50cmほどもあるお人形を作り続けていたそうです。

その後、仏壇職人から提灯職人に引き継がれ、

昭和35年頃までこの箱雛文化は続きましたが

高度成長期の中、雛人形は段飾りが主流になっていき、

箱雛はやがて作られなくなっていったそうです。

yame02.02_40.jpg
(これは昭和31年。明治に比べると、バックに金箔が貼られて豪華になっています。)

しかし、昔を懐かしむ人々がぜひ作って欲しいと声を上げ、

毎年少しではありますが最近も作られるようになりました。


yame02.02_34.jpg

そんな話を馬場さんに伺いながら、

横町交流館を離れ、旧木下家・堺屋へ移動。

yame02.02_35.jpg

こちらの建物は、随所に意匠が施され、

とても凝った造りで、馬場さんに一つ一つ説明していただきながら、

ただただ嘆息するばかり・・・これは建築を請け負った大工さんたち、

大変だったろうなぁ・・・。

yame02.02_36.jpg

ぼんぼりまつりの時にはぜひ堺屋にも行ってみてくださいね。

お人形も飾ってありますが、建物も興味深く見物できます!

yame02.02_37.jpg

yame02.02_38.jpg

それにしても馬場さん、本当に何でもご存知。てっきり生粋の八女リアンかなと

思っていたら、戦時中、関西方面から疎開してこられたそうです。

それがボランティアガイドやおまつりの会長をなさるまでになるとは・・・

それだけ八女は魅力的ってことですよね。今回も、馬場さんのお話で、

奥深い八女を感じることができました。


ところで皆さん、お人形の供養ってなさったことありますか?

雛人形は、女の子が成長して大人になる過程の厄を全部身代わりに受けてくれるもの。

そこで年に一度飾って大切に扱います。

そしてもし子供が生まれ、新しいお雛様を買うことになったときなどには、

今までのお礼の意味を込めて、古いお人形を供養するんですね。

yame02.02_39.jpg

ほぉ、ただ単に豪華でかわいいお雛様を飾るだけが

ひなまつりではなく、もっと深い意味があったんですねぇ。

これも馬場さんに教えていただいた大切なこと。

馬場さん、本当にありがとうございました。


「さといもまんじゅう」の作り方

サッチの取材日記

ラストは黒木町の郷土料理、おまんじゅうです。今回は「さといもまんじゅう」を作りました。

材料:里芋、小麦粉、団子粉、塩、水

作り方:里芋は皮をむいて塩茹でに。

yame02.02_06.jpg

生地は小麦粉に対して団子粉1割を混ぜ、塩を少々加えます。

yame02.02_07.jpg

耳たぶくらいの硬さになるまで水は少しずつ足していきましょう。

yame02.02_08.jpg

出来上がった生地で里芋を包みます。

yame02.02_09.jpg

そして、沸騰したお湯に入れて、ゆでます。

yame02.02_10.jpg

なべ底にくっつかないように時々かき混ぜましょう。

「まだかな?」

yame02.02_11.jpg

浮いてきたら出来上がりです。

yame02.02_12.jpg

yame02.02_13.jpg

じゃーん。


yame02.02_14.jpg

ポイントは塩加減!そして、生地はあまり厚くならないように。

どこから切っても同じ生地の厚さになるように包んでくださいね。

yame02.02_15.jpg

なんとこの「さといもまんじゅう」、お母さんたちは毎日芋4kg分作るんだそうです。

一体何個になるんだろう・・・すごいなぁ。

yame02.02_17.jpg

そんな中、すでに里芋は塩茹でしてあり、まんじゅう生地も作ってくださっていて、

私たちがやったことはといえば、里芋を生地で包んでゆでただけ(汗)

『ふる郷』の皆さん、すみませんでしたぁ。

お忙しいのに色々下準備してくださってありがとうございます。

yame02.02_16.jpg

お母さんたちから教わる料理教室、以上で無事終了!

レパートリーが増えました!

おばあちゃんが作ってくれるようなお料理を、自分で作れるようになって

ちょっと嬉しい♪

yame02.02_18.jpg



- - - - -
<黒木町野菜直売所みちばた、ふる郷>
住所 : 福岡県八女市黒木町今 403-3 (旧黒木町役場の近くです)
電話番号 : 0943-42-3543
営業時間 : 朝10時頃から売切まで
お店のブログ"みちばた新聞"はこちら

yame02.02_19.jpg

前回の取材日記はこちら


「納豆揚げぎょうざ」の作り方

サッチの取材日記

お次は「納豆揚げ餃子」。

材料:納豆、ネギ、餃子の皮、揚げ油

作り方:納豆にはネギを刻んで入れ、混ぜ合わせおきます。

yame02.02_01.jpg

納豆を餃子の皮で包み、

yame02.02_02.jpg

yame02.02_03.jpg

油で色づくまで揚げたら出来上がり!

yame02.02_04.jpg

独特の臭みが抜けて、納豆が苦手な方でも結構いけるお味だと思います。

yame02.02_05.jpg

食感がサクサクしていて、これまたおいしい。

ネギじゃなくて、ニラを使ってもOK。

コツは、餃子の皮の大きさに合わせて具の量を調整すること。

入れすぎると、閉じた部分がぱかーっと開いて、中身が出てしまうのでご注意を!



「高菜のふな焼き」の作り方

サッチの取材日記

またまたやってきました黒木町のお惣菜屋さん『ふる郷』!

今回は特別に、臨時料理教室を開いてもらいましたよ。

yame02.01_01.jpg

第3回くろぎ食の文化祭に出品する『ふる郷』の皆さん。

その技、伝授してくださーーーい!というわけでエプロン持参で

やる気満々のサッチと八女部副部長。

yame02.01_02.jpg

部長は収録に専念。料理好きなのに申し訳ない。

部長の分もがんばります!というわけで、

それでは早速「ふな焼き(辛子高菜バージョン)」から。

材料:小麦粉、卵、水(ぬるま湯)、辛子高菜、サラダ油 

作り方:まず小麦粉をふるいにかけます。

yame02.01_03.jpg

(何gかわからないけど、目分量で大丈夫とのこと。それが長年の技なんだなぁ。)

これに卵1個を入れ、混ぜます。

卵が馴染んだら水を加えていきます。

yame02.01_04.jpg

クレープの生地のような柔らかさになったら、

yame02.01_05.jpg

お漬物の高菜を適量加え、混ぜます。

yame02.01_06.jpg

yame02.01_13.jpg

これで生地の完成。

サラダ油をまんべんなく敷いたフライパンで生地を焼いていきます。

yame02.01_07.jpg

じゅーー

yame02.01_08.jpg

へらでちょっと形を整えます。ちょいちょい、と。

フタを閉め、ほんのり焼き目がつくまで両面焼きます。

yame02.01_09.jpg

yame02.01_10.jpg

これをキッチンペーパーにいったん置いて、油気を取ります。

yame02.01_11.jpg

少し冷めたら食べやすい大きさに切って出来上がり。

意外に手早く出来るのがいいですねぇ。

yame02.01_12.jpg

クレープというより、チヂミに近いモチモチ感です。

具は高菜漬けの他に大葉を使ったり、具なしで黒砂糖を付けて食べても

おいしいそうです。立派なおやつの出来上がり♪

道の駅たちばなでみかんパーティー

サッチの取材日記

yame01.27_14.jpg

何度行ってもテンションが上がる「道の駅たちばな」が今回の取材先です。


店内にはすでに春の色も!

yame01.27_15.jpg

お雛飾り、さげもんがたっくさん!かわいいですねぇ。

ディスプレイで季節を感じるのもありなんですが、

何と言ってもここは道の駅。

ふきのとうやたらの芽など春の野菜がもうすでに出ていましたよぉ。

yame01.27_29.jpg

たらの芽の天ぷら大好き!毎年季節になると週1くらいで食べてます。


おっと、今回の訪問はお買い物が目的じゃなかった(汗)

2月11日(金・祝)12日(土)の二日間、道の駅たちばなでは「わくわく誕生祭」が行われます。

ということで、道の駅たちばなの森久栄さんにお話を伺いました。

まず事務所に案内していただき、軽く打ち合わせを・・・と思っていたら、

「けらじって知ってる?」と質問が。「けらじ???」初めて聞く名前。

yame01.27_16.jpg

すると「これですよ」と見せてくれたのは小くて黄色い柑橘の実でした。

「食べてみてん」と森さん。でもどうやらこのけらじ、

他のスタッフさんの取り置き分のようで・・・

「よかよか」・・・えーーーなんとも豪快な・・・。

なんて言いつつ、いざけらじ初体験!

yame01.27_17.jpg

小さいし、黄色いし、すっぱそうと思っていたら、甘い!

ほのかに残る苦味がまた甘みを引き立てていい感じ!

yame01.27_18.jpg

おいしいぃぃぃぃぃ。香りもすごくいいですね。落ち着きます!

こんな風に始まった取材打ち合わせは、お話をしながらどんどん色んなものが

出てきて、テーブルの上は食べ物の残骸満載。

yame01.27_22.jpg

単なる女子会みたいになってしまいました。

それにしても、みかんに「はるみ」とか「はるか」なんていう

かわいい名前の種類があるって初めて知りました。

yame01.27_19.jpg
はるみちゃん

yame01.27_20.jpg
はるかちゃん

おいしかったなぁ、両方とも。

ただ、トマトが苦手なサッチは、道の駅で大人気の馬場さんのミディトマトを

出していただいたとき、かなりブルーに。

yame01.27_23.jpg

おいしいと思えたらどんなに幸せか・・・

しかも梅干も苦手と森さんにお話したら、「これならどう?」とらっきょう酢に漬けた

梅干を出してくださいました。

yame01.27_24.jpg

yame01.27_25.jpg

お、これはいける!なんかフルーツの酢漬けみたいで、梅干っぽくない!

yame01.27_26.jpg

森さん、ありがとうございました。


そんなこんなで、打ち合わせという名の座談会がかなり長かった割には、

収録はあっという間に終了。

yame01.27_27.jpg

あはは。さすが森さんです。慣れてらっしゃる!


平日にも関わらず、たくさんのお客様が来店されている中、

お時間をいただいて、本当にありがとうございました!

誕生祭、盛り上がりますように♪

yame01.27_28.jpg
馬場さんちのトマト、最高でした!(女子部副部長)

100年の歴史、石橋を探索へ

サッチの取材日記

yame01.27_08.jpg

上陽町にはほたると石橋の館があります。

番組ですでにご紹介しましたね。今回はその石橋にスポットを当てて取材してきました。

100年以上も前に作られた石橋が、まだ現役で使われているということに、

当時の技術の高さが偲ばれます。

yame01.27_06.jpg


ただそこにある、というのが橋。

毎日普通に渡っていて、その偉業に気づかない・・・というのが

地元の方々なのではないかなぁと思いますが、

今回はその石橋の魅力を伝えるお仕事をしてらっしゃる、

八女市観光協会上陽支部の小川さんに石橋について詳しく教えていただきました。

yame01.27_07.jpg


小川さんにお話を聞いていると、石橋の歴史や、構造的なものを詳しく知ることが出来て、

単なる橋が「歴史的な建造物」に生まれ変わります。

yame01.27_01.jpgのサムネール画像

なんちゃって歴女のサッチは、明治から大正にかけて作られていった

石橋の歴史を聞くだけでわくわくしてしまいます。



yame01.27_02.jpgのサムネール画像

取材は大瀬橋(だいぜばし)の前で行われたんですが、取材が終わって、

八女部副部長が「あそこに名前が書いてありますねぇ。」とふわりと報告。

小川さんはびっくりして「え?どこどこ??」と驚いてらっしゃいます。

yame01.27_09.jpg

yame01.27_10.jpg

「橋の真裏の部分です」と大瀬橋の真下に行き、見上げると、ありましたありました。

yame01.27_11.jpg

立派な文字で主任と監督など、橋作りに携わった方々のお名前が彫られています!

yame01.27_12.jpg

これはもしや大発見?!

小川さんも「いやぁ、気づかなかった・・」と絶句。意外に盲点なんですね。

橋の真裏。

副部長!すごいすごい!!!でもクールな彼女は「そうですかー?」だって。

それでも、副部長の観察眼は鋭いと、いつも感心するサッチでありました。


yame01.27_13.jpg

さて、小川さんは数年前に石橋の清掃を始め、仲間を増やし、会を作り、

みんなで旅行に行ったりと絆を深めてきました。石橋がつないだ縁、いいですねぇ。

現在はその会も活動休止状態とのことですが、

石橋を守っていくには、やはり地元の方々の団結が必要なんですね。

これからも、歴史的建造物である石橋、大切に守って欲しいなと思います。

桜や蛍、紅葉や雪と、季節ごとに違う表情を見せてくれる石橋、

ぜひ皆さんもご覧になってくださいね。

yame12.27_34.jpgのサムネール画像

八女くろぎ食の文化祭の取材へ

サッチの取材日記

八女市黒木町で、2月13日に行われる

「第3回 八女くろぎ食の文化祭~伝えたいこの味、この料理~」について

取材へ行ってきました。

yame01.26_12.jpg

訪れた場所は、食の文化祭の会場となる黒木地域交流センターふじの里。

ここは、銭湯があったり、野菜直売所があったり、多目的ホールがあったりと、

本当に地元の方々がいろんな形で集まって交流している場所だなぁと感じました。


さて、インタビューさせていただいた、食の文化祭実行委員長、原勝子さんは、

とってもバイタリティーのあるお母さん。

yame01.26_13.jpg

一人で農業をこなしながら、作った野菜を福岡市内の直売店「ぶどう畑」に車で納品したり、

和太鼓コンサートの企画したりと、大忙し。

そんな原さんだからこそ、みんなに頼られて、今回も実行委員長として

食の文化祭を盛り上げようとがんばってらっしゃいます。

さて、このくろぎ食の文化祭は、黒木町にお住まいの方や黒木町にお仕事で

通ってらっしゃる方など、黒木町に関係のある方ならどなたでも

自慢のお料理を出品できる、地元に根ざしたイベント。

今回で3回目ということで、出品数は毎年増えているそう。

当日は昔から作られていた加工食品、おふくろの味、

若い人が考え出したお菓子などなど、いろんなお料理が並びます。

yame01.26_14.jpg

出品料理は、300円で試食もできるようになっているんですが、

量に限りがあるので、試食をしてみたい!という方は、

試食会が始まる前にはふじの里に到着しておいた方がいいかもしれません。

あ、マイ箸、マイお茶持参してくださいね。

もし、お料理がなくなって試食が出来なかったとしても大丈夫。

黒木のうまかもん市と題して、黒木町の物産展も行われますよ!

お野菜もたくさん並ぶんだろうなぁ。盛り上がりそう♪


 

ちなみに、原さんのおもてなし料理は?と質問したら、

「自分が作った野菜のがめ煮と、酢の物」とのこと。

自分で作ったものが一番のごちそう!なんとも贅沢なおもてなし料理だなぁと思いました。

また、原さんもお料理を出品するそうで、干し柿を使ったものだそうです。

今年は柿が不作だったために、数が作れなかったとおっしゃっていましたが

干し柿をどんな風にアレンジされるんでしょうか。

これはぜひチェックしたいですねぇ。



yame01.26_15.jpg

同じ素材を使っていても、味付けが違っていたり、料理方法が違うだけで、

全く別のメニューになる・・・お料理って、想像力なんですよね。

お料理のアイデアを増やせる、絶好のチャンス!ぜひ足を運んでくださいね。


原さん、ありがとうございました!がんばってくださいね。

サッチの取材日記

yame01.26_04.jpg

2月11日建国記念の日に、星野村の池の山キャンプ場で、

「星のふるさと冬まつり」が行われます。

今回はこのお祭りについて取材してきました。

yame01.26_01.jpg

お話を伺ったのは、星のふるさとの祝原さん。なんともめでたいお名前!


yame01.26_02.jpg

実際にお祭りが行われるキャンプ場まで行ってきました。

駐車場に車を停めると、真っ白いわんちゃんが嬉しそうに走りよって

来てくれました。人懐っこくて、大人しくて、とっても賢そう。

yame01.26_03.jpg

名前はゆきちゃん。池の山キャンプ場の看板犬だそうです。


さて、今回の冬まつりでは初の試み、麻生池に灯籠を浮かべるとのこと。

灯籠がちゃんと浮かぶように、材料費がかからないように、水の上で倒れないように、

実験と研究を重ねて出来上がった800個の灯籠が、

おまつり当日午後4時くらいから炎を灯されて、池に広がります。

yame01.26_07.jpg

地上には竹灯籠も並ぶし、これは見ごたえありそう!

yame01.26_05.jpg

灯籠一つ一つ手作りなんですよねぇ。数が多いので本当に大変だと思います。

yame01.26_06.jpg

お祭りの準備している皆さん、ご苦労様です。

準備風景を見せていただいた後、麻生池のほとりでいざインタビューと思ったら、

まぁ、寒いの何の。池の水が凍ってました。ずいぶん厚い氷が出来てます。

yame01.26_08.jpg

yame01.26_09.jpg

さ、寒い。そんな中、祝原さんお付き合いありがとうございました。

お祭りにかける意気込みが伝わってきました!


2月11日は、午後4時から点火が始まって、午後9時くらいまで楽しめます。

yame01.26_10.jpg

近くにあるレストラン「湖畔」では、バイキングフェアや

バレンタイン特別メニューとしてパンの中にシチューが入った

その名も「ぱんDEしちゅー」が限定50食登場。

2月11日は、星の文化館ではお月様の撮影会、

2月11日から13日まで茶の文化館では牛島君子樹脂粘土造花作品展、

池の山荘では、華展が行われます。

しかも、2月11日から13日までは、

池の山キャンプ場のロッジ・バンガローは宿泊料金が半額!

みんなでワイワイ、恋人とゆったり、家族で楽しく、過ごしてみませんか?

詳しくは0943-52-2910 池の山キャンプ場までどうぞ。

星野村の冬は、とことん寒い・・・そんなことを実感する取材でしたが、

ゆきちゃんは元気に走り回ってました。ゆきちゃんのポスターもあるので

探してみてください♪

yame01.26_11.jpg

「みちばた」と「ふる郷」

サッチの取材日記

今回の取材場所は、八女市黒木町総合支所のそばにある、野菜直売所「みちばた」と

お向かいにあるお惣菜屋さん「ふる郷」。

取材にお邪魔した日は、お天気はよかったんですが、気温が低くて陰の部分にあった

水溜りが凍ってました。うひょーーー。


さてさて、オーナーさんが無農薬野菜を作る傍ら始めた野菜の直売所「みちばた」は、

無人販売のお店です。人と人との信頼関係で成り立っています。

yame01.19_03.jpg

無人販売とはいえ、品揃えはかなり豊富。

野菜や果物以外にも、花、乾物などなど・・・最近は久留米などからも来られるお客様がいるくらいの人気店。

yame01.19_04.jpg

yame01.19_27.jpg

私たちが取材している間も、ひっきりなしにお客様がいらっしゃってましたよ。

それもそのはず、お野菜はほぼ100円。

100円以外のものにだけ値札が付いています。

新鮮でおいしいお野菜が100円均一とは。みちばた恐るべしです。

yame01.19_07.jpg

ねぎの束が太い!これで100円とは嬉しい!!!

そのみちばたは現在工事中で、4月にリニューアルオープン予定。

yame01.19_08.jpg

ってことで、みちばたは現在仮店舗で営業中。と言っても、ふる郷のお隣です。

同じ敷地内に、みかん貯蔵庫を再利用しているみちばたがあって、

そのお向かいにお惣菜のふる郷が入っている建物があるんですが、

今はそのふる郷のお隣で仮店舗営業中です。

気になる方、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。



yame01.18_08.jpgのサムネール画像

そして「ふる郷」がまたいいんです!お母さんたち3人が手作りお惣菜を作って

販売している田舎料理が自慢のお店で、月・水・金のみの営業ですが、

曜日ごとに違うメニューを出すべく、日々考えていらっしゃる様子。

yame01.19_10.jpg

yame01.19_09.jpg

厨房に入ると今日作るお惣菜のメニューがありました。

きっとこれを考えるのも大変な作業ですよねぇ・・・。

yame01.19_28.jpg

と思っていたら、お母さんから「ごろし」を作ってみらんね、

と声をかけられ、「ごろしって??」。

yame01.19_11.jpg

ごろしとは、メリケン粉と水などを混ぜて粘土状にし、それをちぎって、叩いて、

伸ばして、お湯の中に入れて出来上がる平たくて長い団子のようなもの。

出来上がったものに、醤油をかけたり、黄な粉をまぶしたり、

ちょっとしたおやつにちょうどいい感じ。さぁ私たちもごろし作りにトライ!!

yame01.19_20.jpg

yame01.19_12.jpg

yame01.19_13.jpg

yame01.19_14.jpg

びよーんよーーーん

yame01.19_15.jpg

yame01.19_16.jpg

徐々に上手になっていく私たち八女部3人組でした。

yame01.19_17.jpg

出来上がったものを黄な粉をまぶしてパクっ!

yame01.19_18.jpg

めっちゃうまい!!!!

加えてお惣菜もいただいちゃいまして、椅子とテーブルを用意してくださって、

お母さんたちの味を堪能。

yame01.19_22.jpg
さといもまんじゅう。

yame01.19_23.jpg
煮豆。

yame01.19_25.jpg
たかなのふな焼き。

yame01.19_26.jpg
中でもサッチのお気に入りは「たくわんの白和え」。

これは意外な組み合わせでしたぁ。おいしかったです!ご馳走様でした!

近所にあったら毎日通いたい・・・。



- - - - -
<黒木町野菜直売所みちばた、ふる郷>
住所 : 八女市黒木町今 403-3(旧黒木町役場の近くです)
電話番号 : 0943-42-3543
営業時間 : 朝10時頃から売切まで
お店のブログ"みちばた新聞"はこちら

玉露を勉強してきました

サッチの取材日記

第5回全国玉露のうまい淹れ方コンテスト。

3月6日に、黒木町桑原にある「ふじの里」で行われます。

ということで今回は、実行委員長の熊谷隆治さんにお話を伺いました。

yame01.19_29.jpg

熊谷さんは「光玉園」というお茶屋さんの方で、日本茶インストラクターでもあります。

コンテストについて詳しく教えてくださった上に、

コンテストさながらに玉露も淹れてくださいましたよ。

yame01.19_30.jpg

実は熊谷さん、このコンテストにも1度だけ出場したことがあるそうです。

10分間の中で、6人分の玉露を淹れるんですが、

まず5人一組になって同時に淹れ始めるため、

各テーブル一つずつしかないポットからお湯を出す順番も重要。

そしてきっかり6人分のお湯の量にし、

玉露の旨み成分「テアニン」を抽出するため50度まで冷まし、

お湯を急須に入れて蒸らす時間や、注ぎ分ける時間も考えて

すべてを10分以内で行わなければいけません。

yame01.19_31.jpg

yame01.19_32.jpg

熊谷さんが淹れてくださったお茶は、本当に甘くておいしくて、

お茶の概念が覆りました。

yame01.19_33.jpg

こんなにお茶のことを熟知している方でも、1回戦敗退したそうで・・・

恐るべし、玉露のうまい淹れ方コンテスト・・・。


実は私、このコンテストに出場しちゃうんです。なんて怖いもの知らず(汗)

大丈夫なのか?!

これから八女部のメンバーと共に練習します。がんばるぞ!おーーーー!



yame01.19_34.jpg

さてさて、熊谷さんの会社「光玉園」は、卸が専門ということで、

お店から車で5分ほどにある工場も見学させていただきました。

yame01.19_35.jpg

yame01.19_36.jpg

普段何気なく飲んでいるお茶ですが、季節によっていぶし方を変えたりして、

味を変えてらっしゃるんだそうですよ。

yame01.19_37.jpg

深いなぁ。お茶の世界。

また、どうしたって工場内の床にはお茶の葉が落ちてしまうんですが、

掃除は毎回全部きれいにするまで行うそうです。これはかなり大変!!

そうやって、私たちの元に、おいしいお茶が届くんですね。

ありがたくいただきます。

yame01.19_38.jpg

皆さんも、玉露のうまい淹れ方コンテスト、出場してみませんか?

サッチは、おいしいお茶を淹れられるようになって、女子力アップを狙います!



- - - - -

<第5回全国玉露のうまい淹れ方コンテスト>

日にち : 2011年3月6日(月)

受付 : 11:00~12:00 / 開会式 :12:00~

会場 : 八女市黒木地域交流センター「ふじの里」(福岡県八女市黒木町桑原207番地)

応募締切 : 2011年2月4日(金)17:00まで(定員になり次第締め切ります)

参加料 : 1,000円(自宅練習用課題茶10gを含む)

申込み&お問合せ : 八女市役所農業振興課農産園芸係(電話:0943-23-1118)

詳しくは八女市役所ホームページをご確認ください。



八女提灯の絵付け職人

サッチの取材日記

yame01.11_02.jpg

皆さん、八女提灯は、生産量日本一!ってご存知でしたか?

江戸時代から始まり、現在まで脈々と受け継がれている伝統工芸ですが、

仏壇と同じように、提灯も分業制で製造工程は、

1. 火袋の製作 
2. 絵付け
3. 木地づくり
4. 漆の塗り
5. 蒔絵の製作
6. 仕上げ

と、大きく6つに分かれていて、それぞれが一つの業種として独立しています。

職人さんたちがそれぞれのパーツを平行して作っていき、

完成すると全体の流れを管理する提灯屋さんに集められて、

ここで製品に仕上げられるというのが基本的流れ。


今回は、2.絵付け職人さん、樋口孝一さんにお会いしてきました。

yame01.11_03.jpg

yame01.11_09.jpg

実はこの日、霧と事故で、高速道路がとても混んでいて待ち合わせの時間に

少し遅れてしまったのですが、樋口さんは優しく迎えてくださいました。

申し訳ありませんでしたぁ。

yame01.11_04.jpg

さて、町屋の中にある工房に入ると、作業場にたくさんの火袋(ひぶくろ)が並んでいました。

yame01.11_05.jpg

火袋とは伸縮する提灯のボディの事で、八女提灯は1本の骨を螺旋状に巻いて

提灯の形にしていく、一条螺旋式で作られます。

yame01.11_06.jpg

yame01.11_07.jpg

これに糸を掛け、糊を塗って絹を張って火袋が完成します。

この火袋に樋口さんが絵を描いていくわけですが、その図柄がなんとも素晴らしい!

yame01.11_08.jpg

全く下書きなしで、山水画や美しい花々、

時にはトラなんていう動物やアニメのキャラクターなども描くそうです。

取材させていただいている間にも、手は動きつつ、先がいくつかに細く割れている筆を

使って、松の葉の部分をさささっと描いてらっしゃいました。

yame01.11_10.jpg

yame01.11_11.jpg

本当にさささって感じ。

樋口さんが筆を入れていくと、ただの線がちゃんと松になっていくんだもの。驚きです!

この時の樋口さんは、先に他の部分が描かれている火袋に、松の葉だけ描いています。

実は同じ部分のみを連続して描いていく方法を「速描」(そくびょう)というんですが、

明治時代に編み出された技なんだそうです。

その技を継承しているのが樋口さん。

そして奥様の千鶴子さんもこの速描のお手伝いをされていて、

連係プレーで絵が仕上がっていきます。

yame01.11_12.jpg

奥様にいたっては、まぁるい火袋には絵が描けるけど、

平面になると描けないとおっしゃっていました。

ある意味特殊技術ですよねぇ。

今、主流となっている2重になった提灯は、

色や柄に更なる趣が加わり、飾るのが楽しくなるかもしれません。

yame01.11_13.jpg
(内側の火袋に描かれた雪山が透けて見えます。)


また、隠し絵なんかもありましたよ。

美しい絵の中に、こっそりクモがいたりてんとう虫がいたり、遊び心がありました。

「分かるかな?」

yame01.11_16.jpg

yame01.11_14.jpg
(この中にクモがいます。)

yame01.11_15.jpg

伝統ある八女提灯も、こんな風に進化しているんですねぇ。


サッチの取材日記

八女インターから、国道442号線を八女市内に走ると、

驚くほど「仏壇屋さん」が目立ちます。こんなにたくさんあるなんて、

不思議だなぁ、と思っていたんですが、

八女市は江戸時代から仏壇作りの盛んな地域だったそうです。

それで職人さんたちが活躍してらっしゃったわけですねぇ。

現在は少しずつ減ってきて、後継者がなかなか育たない・・・と心配の声もちらほら。

それは仏壇だけではなく、八女市に残るすべての伝統工芸に言えることだと思います。

ものづくりの楽しさ、厳しさ、喜び、苦しみ、色々あると思いますが、

その職人さんたちの思いを込めて、

2011年1月20日(木)から23日(日)までの4日間、

アクロス福岡2Fの匠ギャラリーで「八女の伝統工芸品展」が行われます。

この中では、仏壇仏具が出来上がるまでの過程で必要なそれぞれの職人さんたちに

教えていただきながら、無料で伝統工芸を体験することができます。

yame12.29_01.jpg

この匠ギャラリーでの催しについて、番組では、

八女福島仏壇仏具協同組合事務局の末次泰子さんにお話を伺っていますよ。

とっても綺麗で、気さくな女性の末次さん。

一生懸命語ってくださって、仏壇作りの技を伝えて行きたい!

という思いがひしひしと伝わってきました。

yame12.29_02.jpg

インタビューでは、末次さんが作ったものなんでしょうか、

見本として色々作品を見せていただきながらお話をしてくださいました。

yame12.29_03.jpg

yame12.29_04.jpg

彫刻でリーフやお花を、宮殿造りで木の貯金箱を、

銅版釘うちではネームプレートを、そしてなんと金箔を使った手仕事も

無料で体験できるんですよ!いずれも一日25人限定。

ぜひ期間中に足を運んでみてくださいね。


すす払いの儀式を見学した後にお話を伺ったんですが、

結構若手の方々もいらっしゃって、心強さを感じました。

これからも皆さんで、八女の伝統工芸を広げて、繋げてくださいね!!


先輩の技を見ながら学び、習得していく、その姿勢が職人への道だと

教えてくださった末次さんでした。


八女福島仏壇仏具協同組合のホームページはこちら

サッチの取材日記

八女伝統工芸館には、番組が始まってから幾度となく足を運んでいます。

入り口を入って、まっすぐ進むと、それはそれは見事な仏壇があります。

大きさは日本一!

以前もブログでご紹介していますが、

今回取材に訪れた日には、この仏壇のすす払いが行われていました。

yame12.28_20.jpg

一年の埃を払い、ご先祖に感謝をする年収めの行事。

若手の職人さんたちが叩きなどを持って、丁寧にすす払いをしてらっしゃいました。

仏壇のお掃除をしながら、金箔がはがれている所などをチェックして、

補修をしていくんだそうです。

yame12.28_21.jpg

この仏壇がいつまでも美しいのは、こういう作業をされてるからなんですねぇ。


さて、今回インタビューをしたのは仏壇の宮殿(くうでん)部分を作ってらっしゃる職人さん、

大坪さんです。

yame12.28_22.jpg

仏壇は、一人で全工程を行うのではなく、木地造り、宮殿造り、彫刻、金具造り、蒔絵、

そして組み立て部門と、大きく分けて6つの分業で出来上がるんだそうです。

yame12.28_23.jpg

yame12.28_24.jpg

宮殿造りを15歳のときにお父様に弟子入りして、40年以上。

難しいところはないですか?という質問に、

yame12.28_25.jpg

「今はないねぇ」

とさらりと答えてくださいました。

yame12.28_26.jpg

写真を見ていただくとわかると思いますが、とにかく緻密。

yame12.28_30.jpg

たくさんの木が組み合わさって、お寺の屋根の部分=宮殿が出来上がります。

yame12.28_27.jpg

実はこれ、ブロックみたいにパーツを組み合わせて重ねてあるんです。

「やってみるね」と言われ、いくつかパーツをはずした後、元の形になるように

組み合わせていこうとしたんですが、まずどれがどこにあったのか全くわからず、

途方にくれる有様(泣)。

yame12.28_28.jpg

結局、これはそこ、あ、それは逆、そしてこれは裏・・・など、

大坪さんにナビゲートしていただきながら、スタッフと二人がかりで完成。

ふーーー。これは大変な作業ですよ、大坪さん。

組み合わせるだけでこんなに工程が多いのに、そのパーツを一つの四角い木地から

切って削って彫って作っていくんですもんね。

正に「尊敬」の一言に尽きます。

「座って作業をすることが若いときは辛かったし、

何度家出しようと思ったか知れない」と話していらっしゃいましたが、

その苦労を乗り越えて、職人技を披露してくれている大坪さんに、

八女伝統工芸館で会うことが出来ます。ぜひ訪ねて行ってみてください。

yame12.28_29.jpg

そして魔法の手から、宮殿が作られる様子をじっくりご覧ください。

仏壇を見る目が変わります。

無くしたくない、伝統の技です。


八女伝統工芸館のホームページはこちら

お雑煮に納豆

サッチの取材日記

お正月に欠かせない、お雑煮。

各家庭で、味付けとか具材とか微妙に違うもの。だと思いまして、

今回は、星野村の伝統雑煮をご紹介!

使う具材は・・・納豆!!!!驚きですよね。

というわけで、今回お邪魔したのは、

納豆そのものも手作りしてらっしゃるという原口洋子さんのご自宅。

yame12.28_17.jpg


しかも、まだお正月前なのに、

お雑煮を用意してくださいました。ありがとう、お母さん!


さて、インタビューを始める前に、打ち合わせをしていたのですが、

私、足がしびれちゃいまして。

そしたら「まぁ、まだそんなに時間はたっとらんのに、もうねぇ。

足の弱かねぇ。足腰にはヨガがよかよ。足首ばくるくる回してからね・・・」

yame12.28_03.jpg

「きゅー」

yame12.28_04.jpg

と、なぜかマッサージとか体操のレッスンが始まりました(汗)

元気だなぁ、78歳なのに、グランドゴルフをなさったりと、

私より運動してらっしゃいます。あはは。

原口さんは、その元気な体で何でもご自分で作るとのこと。

畑にはたくさんのお野菜が育ってるし、漬物、こんにゃく、なんでも手作り。

yame12.28_19.jpg

そして極めつけは納豆!

yame12.28_05.jpg

わらを干して、結わえて、大豆を入れて、冷えないようにペットボトル湯たんぽで

温度管理をして、待つこと3日。

yame12.28_06.jpg

私たちのために作ってくれた納豆です。すごーーーい。

わらでくるまれた納豆って、テレビでしか見たことなかったです、私。

yame12.28_08.jpg

混ぜてないのに、この粘りです。

おおお、においが強い!これが手作りなんですね。


yame12.28_09.jpg

さぁ、お雑煮も出てきましたよぉ。

お雑煮は醤油ベースで、丸餅、昆布、するめ、里芋、大根、かしわが入っていました。

yame12.28_10.jpg

納豆はというと、別のお皿に盛って、鰹節をかけます。

yame12.28_12.jpg

yame12.28_13.jpg

その上にお雑煮のお餅を乗せて、鰹節をサンドイッチ状態にしていただくんですが、

これは正に、伝統のお味。納豆のお雑煮初めて食べました。

yame12.28_15.jpg

しかも、お椀に入れるんじゃなくて、別盛りされた納豆にお餅を乗せるとは・・・

納豆大フィーチャーですね。

yame12.28_14.jpg

がっつりお餅を2個、いただきました。ご馳走様です。

yame12.28_16.jpg

原口さん、どうもありがとうございました。

いつまでもお元気で!


黒木町のハーブ畑をたずねて

サッチの取材日記

実はサッチ、日本アロマコーディネーター協会認定アロマテラピーコーディネータと

日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザーの資格を持っています。

アロマテラピーで使う精油は、様々な植物から採れるんですが、

多くは「ハーブ」と呼ばれる植物のもの。

そこでサッチはハーブの勉強などもしていて、毎日ハーブティーを飲んでいます。

こんなサッチがとっても行きたかった場所を、

ついに取材することが出来ました!

yame12.22_01.jpg

八女市黒木町笠原にある「ハーブ喫茶&溶岩石釜ピザ グリンティ」。

yame12.22_02.jpg

お店の向かい側にはハーブ畑があり、まるでイングリッシュガーデンのよう。

yame12.22_05.jpg

yame12.22_04.jpg

yame12.22_03.jpg

冬なので、お休みしているハーブもありましたが、綺麗な色のお花やユーカリが

元気に育っていました。

yame12.22_06.jpg

さぁ、いざ店舗へ!

入ったとたんに、ハーブティーや精油などが並んでいる棚をまじまじと見つめるサッチ。

yame12.22_07.jpg

オリジナルのブレンドハーブティーがたくさんあります。

yame12.22_08.jpg

黒木で作られたミントがメイン。

yame12.22_10.jpg

そして、別のお部屋に進むと見えてきた本棚に吸い寄せられるように近づき、

ハーブやアロマの本に釘付け。あぁ、こんな本棚にしたい!!!!

yame12.22_11.jpg

ところでこのお店には、名前のように、立派な溶岩石釜がありまして、

その釜で特製のピザを焼いて、お客様に提供していらっしゃいます。

yame12.22_12.jpg

もちろん私たちもいただきました!ピザをハーフ&ハーフにしていただき、

2種類のお味を堪能。きのこたっぷりなホワイトソースのピザと、

ジャガイモとコーンビーフが乗っているピザもすごくおいしくて、ペロリ平らげてしまいました。

yame12.22_13.jpg

生地はモチモチしていて香ばしい香りがします。

yame12.22_14.jpg

外側の具が乗っていない部分は、オリーブオイルとソルトで作られたソースを付けて。

ふわーーー。うまい!このソースもおいしい!

yame12.22_15.jpg

里芋のスープも最高。まろやかで優しいお味。

yame12.22_16.jpg

そしてハーブティー。

スタッフそれぞれの体調や好みに合わせて3種類をチョイス。

yame12.22_17.jpg

飲んだとたんに、体がポカポカしてきましたよぉ。

食事もよかったのですが、その前に出てくるお絞りやお冷からもハーブの香りが・・・。

その細やかな気配りに感動すら覚えます。

yame12.22_18.jpg

そしていよいよオーナーの下川久美さんにインタビュー。優しさの中に、

凛とした美しさのある女性です。「緊張しますねー」とおっしゃっていましたが、

ハーブを伝えて行きたい!という思いをしっかり伝えてくださいました。


日本メディカルハーブ協会認定ハーバルセラピスト、

日本野菜ソムリエ協会ジュニア・野菜ソムリエ、

日本茶インストラクター協会日本茶アドバイザー、

ハーブ&スパイスエキスパート


と様々な肩書きをお持ちの下川さんは、元々は福岡市内の方でした。

しかし、体調を崩したことをきっかけにハーブの虜になり、

ハーブを育てたいという思いから、黒木町笠原に移住を決意。

移住して2年4ヶ月。「田舎暮らしでゆったり出来るかと思っていたら、

毎日忙しいんですよ。桑の葉を取りにいったり、藤の花を取りにいったり・・・」

季節ごとに様々な植物の収穫を行ってらっしゃる下川さん。

その「自然と共にある姿」が、とても素敵だなと感じました。


サッチの夢の生活をそのまま体現されている下川さんでした。

弟子入りしたくなりましたよ。本当に。

八女の電照菊

サッチの取材日記

昼間はよく見るハウス。

夜になると一変、不夜城と呼ばれるほど幻想的な風景に。


八女市の夜の観光スポットにも取り上げられるほど、

たくさんある、電照菊のハウス。

今回は、電照菊を作っていらっしゃる坂田さんを取材させてもらいました!

yame12.16_27.jpg

30代のワイルドなイケメン、坂田さん。

yame12.16_28.jpg

身長も180cm以上で、学生時代はサッカーをやっていたそうで、

思わず目がハートに★

って、いやいや。

yame12.16_29.jpg

気を取り直して・・・いくつかある坂田さんのハウスの中でも、

福岡で開発された「雪姫」という品種が育てられているところに案内していただきました。

yame12.16_30.jpg

yame12.16_31.jpg

yame12.16_32.jpg

まだつぼみは小さくて、お花が咲いているところは見れませんでしたが、

真っ白で、大きくて、花びらの数が多くて(なんと300枚!)、

風格があるお花なんだそうです。

ブライダルのブーケなどに使われることもあるそうですよ。

和装の時のヘアアレンジとかにも良さそう・・・と個人的に思いましたが、

菊って本当にゴージャスですよねぇ。

インタビュー後に、「咲いている菊も見ましょうか」ということになり、

別のハウスに連れて行ってもらいました。

yame12.16_33.jpg

yame12.16_34.jpg
(まだちょい咲きです)

「ここは、俺のハウスじゃないんだけどね」って、えええええ、入っていいんですか?!

「よかよか、花も持っていっていいよ、言っとくけんが」。

そ、それはちょっと・・・なんていう会話を交わしながら、何種類か植えられている

そのハウスの中で写真を撮ったり。

yame12.16_35.jpg

yame12.16_36.jpg

yame12.16_37.jpg

(ピンポン菊、かわいいですねぇ。緑の菊も素敵。雪姫開くの楽しみぃ。)

yame12.16_38.jpg

見て回ったりしていると、当のハウスの持ち主の方、丸林さんがいらっしゃいました!

す、すみません、お邪魔しています。と恐縮する私たち。

しかし坂田さんは「菊ば何本かもらってよかろか」だって。

もうもう、本当に大丈夫です、申し訳ないです・・・

と言っている間に、切って持ってきてくださいました(汗)

yame12.16_39.jpg

なんて太っ腹。立派なアレンジが出来るほどの量をいただいちゃいましたよ。

yame12.16_40.jpg

ありがたいいいいいい。丸林さん、ありがとうございました。

長持ちするように、毎日水変えちゃんとしますから!

yame12.16_41.jpg

生産者の方々同士のまるで家族のような繋がりの深さを感じる取材でした。


いただいた「雪姫」は会社でかわいがってます。

電照菊「雪姫」成長日記はこちら

あまおうがいっぱい

サッチの取材日記

yame12.16_13.jpgのサムネール画像


甘い

丸い

大きい

うまい

であまおう。もうこれは、いちご界の王様です!

yame12.16_14.jpg

お話を伺った溝口さんは、毎日収穫しながら食べているとのこと。

うらやましい・・・。

そういえば、色が白くてお肌が綺麗。もしやあまおう効果?!

yame12.16_15.jpg

ビタミンCが豊富だからねぇ、と一人納得したサッチでした。

yame12.16_16.jpgのサムネール画像

さてさて、ひろーーーいハウスの中は、じわっとあったかくて、

たっくさんのいちごたちがキラキラ輝いてました!

yame12.16_17.jpgのサムネール画像

見てください、この青々としたはっぱと、大きないちご!

yame12.16_18.jpg

まるで絵に描いたかのような色と形でした。


yame12.16_19.jpg

よぉく見ると、苗の列を紐で仕切って、実に日が当たるように葉の部分と実の部分に分けてあります。

これって全部手作業なんですよね。

土もビニールで覆われて、苗の部分だけ穴が開けられていて。

yame12.16_20.jpg

収穫も傷がつかないように一粒ずつ手で行います。

かかる手間を考えると、本当に気が遠くなりました。

一つ一つ丁寧に育てられて、私たちにおいしいあまおうが届くんだなぁと実感。

大切に食べなきゃ!

そして取材中、溝口さんから、「食べていいよ」と言っていただき、思わずにんまり。

yame12.16_21.jpg

食べごろを選んでいただきましたぁ。

yame12.16_22.jpg

まず一つ。一粒の重さもずっしりしていて、

一口食べると、ふわーって口の中に甘酸っぱさが広がって、もうたまりません!

ところで皆さんは、どこから食べます?

先のとがった部分から食べる方が多いと思いますが、

溝口さん曰く、「緑のがくを取ってから、がくの方から食べるのがうまいんだよ」。とのこと。

がくの方は、尖った部分より少し酸味が強いので、そっちを先に食べて、

最後に甘さを堪能するというのが、ツウの食べ方なんだそうです。

ぜひ今度試してみてください。食べ比べると違いがわかると思いますよ。

yame12.16_23.jpg

yame12.16_24.jpg

で、食べ比べとかしているうちに、私たち番組スタッフ、

ペロッと3個ずつ食べちゃいました。ご馳走さまでぇす。

yame12.16_25.jpg

し、し、しかも、お土産までぇぇぇ。立派なあまおうをいただいてしまいました。

yame12.16_26.jpg

溝口さん、ありがとうございます!


この模様は12月25日のオンエアで紹介します。

手づくりコマ、隈本コマの工房へ

サッチの取材日記

またまた八女の人に心打たれました。

取材に行く度に感じる、八女の方々の温かさ。

今回は八女の伝統工芸の一つ独楽の職人さんの工房にお邪魔しました。

yame12.16_02.jpg

手づくりコマの工房は、現在ここ一つしか残っていない「独楽工房 隈本木工所」。

yame12.16_03.jpg

隈本さんは、お若い頃に一度八女を出て、別のお仕事をしていらっしゃいました。

でも、ものづくりをしたい、そして何より八女で暮らしたい、

という気持ちから、お父様の後を継いだんだそうです。

このお話からも、八女の魅力が伝わりますよねぇ。

隈本さんは、伝統を引き継いでいくことの大変さや、

周囲の方々がいたからこそ今があること、そして50歳を越えてやっと自分に

素直になることができて、飾らず話すことが出来るようになったことが、

とても楽で心地よいともお話してくださいました。

気取らず、あるがままに。

その中から生まれる独楽や木のおもちゃたちは、

本当に温かく、優しい、隈本さんの人柄そのものです。

yame12.16_04.jpg

yame12.16_05.jpg

yame12.16_06.jpg

yame12.16_07.jpg

yame12.16_08.jpg

yame12.16_09.jpg

出産祝いにぴったりのものや、インテリアになるもの、ピアスなんかもあります!

ピアスが超かわいくて、買ってしまいました(苦笑)

yame12.16_10.jpg

耳に、独楽がぶらぶら揺れているって、なんとも味があると思いませんか?

そうそう、隈本さんは大のめだか好き。

ギャラリーの片隅に・・というか、だいぶスペースをとっていたのですが、

水槽がいくつもありました。

yame12.16_11.jpg

それぞれ種類の違うめだかが入っているそうで、

お世話をすることが楽しくて楽しくて、めだかトークを始めたら止まらない!

という隈本さん。

「しゃべらんのがいいとよねぇ。意思表示ばせんけん、

全部こっちが考えて世話せなんでしょう。水の温度はこんくらいにしたらよかろかぁ、とか・・・」。

めだかのお話をする隈本さんの目が、きらきら輝いていてかわいかったです♪

yame12.16_12.jpg

お話をしていて癒される、とっても素敵な職人さん、隈本さんでした。

暮れのお忙しいときにお邪魔して申し訳ございませんでした。

そして、素敵な時間をどうもありがとうございました。

この模様は2011年1月1日の番組で紹介します。

ほたると石橋の館へ行ってきました!

サッチの取材日記

yame12.13_04.jpgのサムネール画像

八女市上陽町にある「ほたると石橋の館」には、

上陽に残る石橋の歴史やを展示した資料館や、

週末のみオープンするレストラン「爺婆でがんばっ亭ます」(地場でがんばってます)、
yame12.13_05.jpgのサムネール画像

物産館「茶彩館」、
yame12.13_06.jpgのサムネール画像

そして、川沿いに作られたほたると石橋の里公園があります。
yame12.13_07.jpg

一口に石橋といっても、本当に素晴らしい歴史があるんですよねぇ。

yame12.13_08.jpg

現在12の石橋が残っているそうですが、全部を渡ってみたくなりました。

yame12.13_15.jpg

石橋について詳しいことは、また別の機会に番組でご紹介するとして・・・

今回、門松作り体験についてお話を伺ったのは、北九州出身の辻田理絵さん。

yame12.13_09.jpg

この日、辻田さんがインタビュー前にお茶を淹れてくださったんですが、

これが実に甘くておいしかったんですよ!

お茶そのものも質のいいものを使ってくださったそうなんですが、

さすが日本茶インストラクターのライセンス保持者!というお手前でした。

日本茶インストラクターって、サッチも勉強してみたくなりました。

さてさて、取材に訪れたこの日、ホタルと石橋の里公園にある

「ほたる橋」というつり橋を渡りながらやってみよう!とインタビューを始めたのですが、

yame12.13_16.jpg

風があまりに強く、ボーボーいう音で私たちの声が拾えずボツ。

風の音があまり入ってこないところに移動して、

お散歩しながらお話しを伺いました。

yame12.13_17.jpg

足元には落ち葉がいっぱい!歩くたびに、サクサクという音が。

yame12.13_10.jpg

yame12.13_11.jpg

皆さんに、この音で季節を感じていただけたら嬉しいのですが・・・。


yame12.13_12.jpg

インタビュー後、公園内のハーブや野菜が植えてあるウエルッシュカントリーガーデンに足を伸ばしてみると・・・

yame12.13_13.jpg

yame12.13_14.jpg

赤いそばの花でハートマークが作られていました。遊び心があっていいですよねぇ。

そして、ほたると石橋の館で行われる門松作りもぜひ体験して欲しいです!

オリジナルの門松でお正月を迎えられるって、

嬉しいですよねぇ。

上陽町轟区の大きな門松はもう見れなくなりましたが、

門松作りの伝統、ぜひ継承していってください!

そば処まんどきで、そば打ち体験!

サッチの取材日記

今回は八女市矢部村にあるそば処まんどきに行ってきました。

yame12.08_19.jpg
まんどきそば(500円)。

ここは、お母さんたちの愛がいっぱい詰まった、あったかぁいお店。


まんどき=お昼どき=お天道様が真ん中に来るとき、から来ている古語なんだそうです。

yame12.08_21.jpg

代表の高山さんとお話しながら

「お客さんがおいしかったぁ、と言ってくれることが嬉しいから何にも苦にならない」

という言葉を聞いて、思わず涙が・・・。

日ごろは農業を営みながら、週末だけ開いているお蕎麦屋さん。

「そば打ちが好き、そばを作っていた、そば文化を残したい」

そんな思いで集まったお母さんたちが、

粉作りから、手打ちそばを提供しているんです。

ここのおそば、スープが白濁していました。

yame12.08_22.jpg

それは、そばを出汁と一緒に煮込むからなんだそうです。

お味はほんのり出汁の甘みが感じられる、上品なスープ。

そしておそばそのものは歯ごたえがあって、かみながら食べる感じでした。

これがまたおいしくて癖になりそう。

ざるで食べてもいい感じだろうなと思いながらつるつる平らげました。


yame12.08_23.jpg

そしていざ手打ち体験!

yame12.08_24.jpg

yame12.08_25.jpg

先生は堀下みちよさんと堀下ひろこさん(ご家族ではありませんが同じ苗字)。

そば粉と小麦粉の割合は8:2。結構固めです。

サラサラの粉に、水を混ぜながら固めていくんですが、

水の量はその日の粉の具合や、空気の乾燥具合などで変わってくるそうで、

かなり繊細な作業。

熟練の腕で加減しながら、でっかいおまんじゅうみたいなものを作ります。

yame12.08_26.jpg

耳たぶよりもちょっと硬いくらいかな。

yame12.08_27.jpg

これを延べ棒を使って伸ばしていきます。結構難しい!

形が揃わないし、厚みもまだらになるんですよねぇ。

yame12.08_28.jpg

yame12.08_29.jpg

堀下さんにお手伝っていただきながら、やっとこさ綺麗に伸ばすことが出来ました。


yame12.08_30.jpg

yame12.08_31.jpg

yame12.08_32.jpg

ここからカットに入る訳です。これがまた肩に力の入る作業で大変!

yame12.08_33.jpg

yame12.08_34.jpg

お母さんたち、これを毎週末お客様のためにやってるんだなぁと思うと、

またこみ上げてくるものがありました。

そして完成したのがこちら!

yame12.08_35.jpg

意外に上手に出来たかな?!

yame12.08_36.jpg

早速ゆでて、ざるそばにしていただきました。

yame12.08_37.jpg

yame12.08_38.jpg

歯ごたえがあって、そばの味をしっかり味わえるおそばでしたよ。

yame12.08_39.jpg

そば打ち体験、かなり楽しかったです!

お母さんたち、本当にありがとうございました!

yame12.08_40.jpgのサムネール画像

この模様は2011年1月8日の番組でオンエアです!

ろうそくの工場見学へ

サッチの取材日記

昭和5年、油屋として創業した国光(こっこう)産業。

歴史あるその工場では、現在毎日14万本のろうそくが作られています。

途方もない数字!

1号から500号までのサイズがあるそうで、

1号は小指よりも小さいし、

500号は50センチくらいの大きさ。

どこで使われるんだろう・・・。

yame12.08_01.jpg

工場内を見学させていただきました。

yame12.08_02.jpg

yame12.08_03.jpg

yame12.08_04.jpg

yame12.08_05.jpg

yame12.08_06.jpg

yame12.08_07.jpg

ロウを溶かし、機会に流し込み、固めて、箱に詰める・・・という

一連の流れを、職人技でこなしていくスタッフの皆さん、

プロですねぇ。手早いし、迷いがない。さすがです。

yame12.08_08.jpg

そしていろんなキャンドルが飾られている展示室へ。

そっくりさんシリーズは、一つ一つ手作り!

yame12.08_09.jpg

yame12.08_10.jpg

yame12.08_11.jpg

このキャンドルを作っているのは女性二人。

yame12.08_12.jpg

井上かおりさん、金森絵梨さんです。

yame12.08_13.jpg

yame12.08_14.jpg

yame12.08_15.jpg

主婦だからこそのアイデアや、質感へのこだわりがあって、

笑顔の裏に、光るものを感じましたよ。

yame12.08_16.jpg

そっくりさんシリーズでサッチのお気に入りはうどん。

だって、本当に食品サンプルみたいにきれいな色とつやがあるんですよ。

これが全部ロウで出来ているなんて、驚きです。

その他、思わず口に入れてしまいそうなものがいっぱい!!!

yame12.08_17.jpg

yame12.08_18.jpg

これからまだまだいろんな物に挑戦したいといとのこと。

楽しみです!

国光産業のホームページでネットショッピングできますので、

覗いてみてくださいね。

べんがら村へ行ってきました

サッチの取材日記

yame12.07_01.jpg

八女のリゾート、べんがら村です!行ってきましたよぉ。

広島生まれ、満州から佐賀、大阪、そして八女と

様々な経験を積んでこられた支配人高松義治さんに、

いろいろお話を伺いました。

yame12.07_02.jpg

71歳とは思えないくらいフットワークが軽くて、

好奇心旺盛で、元気いっぱいの高松さんは、

いつも、べんがら村に来られる方々に、いかに楽しんでいただけるか

ということを考えながらいろんな企画を考えていらっしゃるようですよ。

yame12.07_03.jpg

べんがら村に来たら、温泉やおいしいもの以外にも何かあると思ってもらえるように・・

これからどんな企画が行われるのか、楽しみですねぇ。

このべんがら村は、温泉や農産物直売所、パン屋さん、フィットネススタジオ、

エステ、貸し農園などなど、本当にいろんなものがぎゅっと詰まった複合施設。

yame12.07_04.jpg

yame12.07_05.jpg

yame12.07_06.jpg

敷地もすごく広いんですよねぇ。

yame12.07_20.jpg

さて私たちは残念ながら温泉には入っておりませんが、

レストラン「紅殻」(べんがら)で、バイキングを満喫!!!

yame12.07_08.jpg

こちらは天井が高くて、広々としています。奥には地ビールの樽があり、

3種類のビールを飲むことができるそうですよ。

yame12.07_09.jpg

団体の方々も多くて、私たちがお邪魔した日にも

たくさんのお客様がいらっしゃってました。

yame12.07_10.jpg

yame12.07_11.jpg

yame12.07_12.jpg

yame12.07_13.jpg

ラーメンも自分で作れるんです。

yame12.07_14.jpg

好きなものをちょこっとずつ。

yame12.07_15.jpg

yame12.07_16.jpg

他にも、シェフが焼いてくれたハンバーグを直接受け取るコーナーあり、

サラダコーナーあり、

お惣菜コーナーあり、

揚げ物コーナーあり、

メイン料理コーナーあり、

ドリンクバーやデザートコーナーも

たっっっっっっくさん並んでいて、

一回の食事で全種類食べるのは不可能ってくらいの種類でした。

最後にチョコレートファウンテン!

yame12.07_18.jpg

yame12.07_19.jpg

支配人、ご馳走様でした!

クリスマスメニューには、ローストチキンやデザートなどが

スペシャルに用意されているようです。

ぜひご家族でお出かけになってみてはいかがでしょうか?


夜になると、イルミネーションも綺麗ですよ♪

yame12.06_12.jpgのサムネール画像

八女のおまんじゅう取材へ

サッチの取材日記

yame12.05_01.jpgのサムネール画像

黒木町にある「駅前まんじゅう」。

といっても、駅はもうない・・・時代の流れを感じて、ちょっぴり切ないのですが、

yame12.05_03.jpgのサムネール画像
(国鉄矢部線の終点、黒木駅があったんですね。)

お店のおかあさんは、とっても明るくて、かわいい方でした!

「ありがとうございます」

どのお店の方も、お客様に必ず言う言葉ですが、

この一言がとっても暖かいのです。

「だからこんなに人気があるんだなぁ」と実感。


私たちが取材をしている間も、次々とお客様がいらっしゃっていました。

yame12.05_04.jpg

yame12.05_05.jpg

中でも人気だったのが「肉まん」と「といもまんじゅう」と「切り餅」。

「といも」とは、サツマイモのことで、おまんじゅうのあんがサツマイモなんですって。

切り餅は季節的にこの時期になると求める方が多くなるとのこと。

この日は残念ながらすでにといもまんじゅうと切り餅は売り切れ。

でもどうしても欲しい!とう方は、翌日の予約をして帰ってらっしゃいました。

人気のほどが伺えますよねぇ。

肉まんにいたっては、5個や10個など、まとめ買いをする方が多く、

私たち、八女スタッフ3人も期待が膨らみます。

yame12.05_06.jpg

yame12.05_02.jpgのサムネール画像

いざいただいてみると・・・うまい!これはまとめ買いも納得!

周りの皮がほんのり甘く、具は牛と豚の合い挽きを使った

ジューシーな旨みの中に、キャベツやモヤシなどの野菜がたっぷり。

yame12.05_07.jpg

秘伝の味付けが施してあって、もうたまりません!

熱々なのも、冬にはうれしい♪

あぁ、幸せ。

yame12.05_08.jpg

yame12.05_09.jpg

なかばる農場の新鮮なお野菜も販売されていました。

しかもお安いのです。

サッチは、黒糖まんじゅうやよもぎまんじゅうなどのおまんじゅうと一緒に、

しいたけといちじくをゲット。

しかも、たくさんのお土産までいただいちゃいました・・・

yame12.05_10.jpg

ありがとうございます!!!!大満喫の駅前まんじゅう取材でした♪


この後、黒木町笠原地区にあるほたる茶屋と、
yame12.05_11.jpg

yame12.05_13.jpgのサムネール画像


八女市津江にあるかとうもはしご。
yame12.05_14.jpg

yame12.05_15.jpg

なんと肉まんを一日に3つも試すという強行スケジュールをこなしました。

もちろん完食!・・・できず、お持ち帰り。

おうちでゆっくり味合わせていただきました。ほたる茶屋も、かとうも、

それぞれ個性があって本当においしいんですよぉ。

八女市のおまんじゅう屋さんが作る、自慢の肉まん、

皆さんもこの冬ぜひお召し上がりくださいませ。


200年以上続く祭り、田代風流

サッチの取材日記

田代風流(たしろふうりゅう)って、皆さんはご覧になったことがありますか?

今回、番組で取り上げたのは毎年12月8日に行われる、

八女市黒木町田代のお祭り、田代風流。

さむーーーいある夜のこと。練習風景を見学に行ってきました。

吐く息が白く、じっとしているとぶるぶる震えてくるくらい寒い日、

練習場には、保存会の方々が集まって、準備をしていらっしゃいました。

yame11.30_03.jpg

こんなに寒いのに、太鼓打ちのみなさん裸足なんですよ。

ええええ、凍えるぅ。

と思っていたら、練習が始まると、確かに靴下履いていられないというのがわかりました。

さてさて、小さな子供から、おじいちゃんたちの代まで参加して、

みんな総出でお祭りを行っている様子。

yame11.30_04.jpg

さぁ、練習が始まりました。

鐘、銅鑼、笛の演奏が始まります。

yame11.30_05.jpg

演奏するのは全て子供たち。鐘や銅鑼は小学生低学年の子も担当していました。

同じリズムを叩き続けるって難しいのに、すごいなぁ。

中にはマイペースに叩く子もいましたが、それはそれでキュートなんです。

yame11.30_11.jpg

笛を吹くのは、中学生か高校生の女の子たち。お祭りの雰囲気を盛り上げます!

祭りにはやっぱり笛の音は欠かせません!

yame11.30_06.jpg

yame11.30_07.jpg

yame11.30_08.jpg

そして、先ほど裸足で寒そうと思っていた太鼓打ちの男子が華麗に舞います!

男衆が二人一組になって太鼓を打ちながら舞う姿、惚れ惚れしますよぉ。

舞い終わった後は、みんな汗を流して肩で息をするくらい激しい太鼓打ち。

かっこいい!結構イケメン君たちが担当していて、つい見とれる八女女子部3人。

今時のちょっと尖がった男の子たちが、真剣に舞う姿は、本当に素敵!!!!

感動ものです。

yame11.30_09.jpg

yame11.30_10.jpg

そして、保存会会長の堤正城さんに、田代風流について詳しく伺うことができました。

お祭りというのは、娯楽のなかった時代、神様に感謝すると同時に、

自分たちも楽しみながら行うものだと思うとのこと。

だから昔は、祭りに出ることが楽しみでしょうがなかったそうです。

今では人も減ってしまったということですが、

これからもしっかりとその伝統を引き継いでいって欲しい!!!!

心からそう願います。

因みに田代地区は、上田代、中田代、下田代と3つに分けられていて、

毎年交代で田代風流を担当するそうです。今年の担当は、中田代の皆さん。

それぞれに舞や太鼓の叩き方が違うそうなので、

ぜひ毎年見に行って、見比べてみたいですねぇ。

今回も、八女の奥深さに胸打たれたサッチでした。


サッチの取材日記

yame11.30_12.jpg

あまーーーーーーい♪

苺ジャムみたいな甘い香りがあたり一面を覆っています。

yame11.30_13.jpg

yame11.30_14.jpg

ここは、立花ワイン工場の中。

ワインでこの香り・・・ふしぎだぁ。

取材をした日は、今年最後のあまおうワイン瓶詰め作業日でした。

500ccのボトルワインに対し、

あまおうを750g(約2パック半)使用しているという贅沢なワインは、

真っ赤なルビーレッドをしています。

yame11.30_15.jpg

yame11.30_20.jpg

眺めるだけで、幸せな感じになりますよぉ。

味は、ほんのり甘い中に、しっかりとお酒の香りも主張していて、

大人の雰囲気がありました。


yame11.30_16.jpg

yame11.30_21.jpg

この立花ワインでは、この他、キウイ、みかん、緑茶、梅、いちぢくと

全部で6種類のワインを造っています。

yame11.30_17.jpg

キウイには通常販売されているもの以外に、アルコール度数の高い「覚」と

熱を加えず発酵を続ける生ワインの3種類ありまして、

私サッチ、ぜーーーんぶ試飲させて頂きましたよぉ。

取材始める前に、酔っ払うかと思いました(汗)

でも、立花ワインのワインは、あまりお酒が強くない女性でも飲みやすいように、

アルコール度数が低めに作られているので、ぜんぜん大丈夫♪

(移動の車の中では寝てしまいましたが・・・)

で、お味はというと、それぞれちゃーんと素材の香りが立っていて個性豊か。

yame11.30_18.jpg

yame11.30_19.jpg

キウイはフルーティーで白ワインのような爽やかなお味。

みかんは柑橘特有の甘酸っぱさが際立つワイン。

緑茶は緑茶の味が舌に残り、ほんのり苦い大人のワイン。

梅はさっぱりした中にも、酸味のある梅酒より軽いお味で飲みやすい感じ。

いちぢくは、まるでいちぢくジュースを飲んでいるかのような風味。

でもしっかりアルコールです。不思議・・・。

yame11.30_22.jpg

インタビューさせていただいた牛嶋さん。

瓶詰めのお忙しい最中にお邪魔してしまいまして、すみませんでした。

「ちょっと気を抜くとおいしくできない」、という一言で、

ワインの奥深さ、しっかり伝わりましたよぉ。

人の手が加わるからこそ、味が生きているということなんでしょうね、きっと。

これからもっと種類を増やしたいと方っていらっしゃったので、

どんなワインが出来上がるのか、楽しみにしています!


立花ワインの白山豊茂社長は、負債を抱えて、赤字続きだった立花ワインを再興。

今では立花町で採れた野菜や果物を使って、いろんな種類のワインを作り、

九州だけじゃなく、関東方面進出も計画中だそうです。

また、福岡県以外から、町・村興しのために、特産品を使ったワインを造って欲しいと

依頼されることもあるそうですよぉ。

トマトやかぼちゃなどがあるそうですが、

どんなお味なんでしょうか。それにしても、なんでもワインになるんですねぇ。

そして、お土産にあまおうのワインをいただいちゃいました。

ありがとうございましたぁ。

今年のクリスマスは、このワインで盛り上がりたいと思います!

八女の銀杏はでかい!


11月27日の番組オープニングでお伝えした、

八女の驚くほどでっかい銀杏たちです。

yame11.30_01.JPG

携帯のカメラなので、あまり写りがよくないのですが、

大きさが伝わるといいかな・・・。

yame11.30_02.JPG

って、伝わるかな・・・(汗)

一目見ていただきたいわぁ。皆さんにも。

でも、時期的にもう散ってしまっている頃でしょうか・・・。

青々とし始めたくらいに、また写真に撮って来ますね。

木星はキレイだったよ!星の文化館へ

サッチの取材日記

yame11.19_11.JPG

星野村に入って、山を登っていくと見えてくるのが星の文化館。かなり高台です。

夜に行くと、ほんとに真っ暗。天文台があるので、あえて街頭もなし。

夜空を見上げることさえ、忘れてしまいがちな毎日を送っている方も多いと思いますが、

そんな方にこそ行って欲しいのがこの星の文化館です。

yame11.19_12.jpg

光害がないところで、九州一大きな望遠鏡を使って天体観測が楽しめます。

yame11.19_13.JPG

館長の西田さんにいろんなお話を伺いましたよ。

星のソムリエさんが、星を見ながら解説してくれるのが星の文化館の特徴。

天体のことなんてよくわかんない・・・というサッチでも、

文句なしに楽しめました。

この日はジュピター(木星)を観測。

思わず「わぁ・・・きれい」とため息が出ます。

本やテレビでしか見たことのない星が、生で見れるなんてすごい!

感動しますよ、本当に。

しかもここ、宿泊できるんですよねぇ。

8部屋ありまして、それぞれ星座の名前がついています。

ウッディな内装がロッジみたいでとってもいい感じ♪

お風呂はヒノキなんですって。

友達やご家族、もちろんカップルでも満喫できそう!

星野焼、源太窯へ行ってきました

サッチの取材日記

yame11.19_05.jpg

星野村の本星野という地区に、源太窯はあります。

秋色に染まった景色の中にひっそりと「源太窯」という看板が見えてきました。

看板からも、その人柄が伝わってくる感じ。

yame11.19_06.jpg

さぁ、いよいよ山本源太さんとご対面です!

お会いする前に、源太さんの著書「土泥棒」と「蛇苺」を読んでおきたいと思い、

星野支所の方に探していただいて、この日に備えていたサッチ。

著書からにじみ出てくる激しい部分と優しい部分。

源太さんの繊細さが伝わってきて、柄にもなく少し緊張しておりました。

しかし、いざお会いしてみると、なんとも穏やかで、暖かい方。

源太さんは、焼き物に魅せられ、星野に魅せられ、43年目だそうです。

yame11.19_07.jpg

yame11.19_17.jpg

そんな源太さんが作る作品は、暖かくて、柔らかくて、

土が、自分が焼き物に生まれ変わったことを喜んでいるみたい。

yame11.19_08.jpg

奥様に出していただいたお茶とナツメと栗(とってもおいしかったです♪)が

のっていたのも、もちろん源太さんの器。食べ終わった後も、

器を見て楽しめるって、なんて贅沢なんだろうって思いました。


yame11.19_09.jpg

そして、焚き火を前にお庭でインタビュー。

素敵な木製のベンチがあって、そこに並んで、パチパチ木の爆ぜる音を聞きながら、

穏やかな雰囲気でお話を聞くことができました。

それにしても、久しぶりに焚き火に当たったなぁ。懐かしい。

本星野の時が止まったかのような町並みと、

源太さんと奥様の優しいお人柄に触れ、

なんとも言えない、豊かな気分になれたサッチたち3人。

こんな生活もいいなぁ。

源太さんに許可をいただき、詩集の一番初めに出てくる詩を掲載します。

この詩を読んだ、福岡の詩人「丸山豊」さんが、源太さんを星野に呼んだんだそうです。


「火夫」

扉は閉ざされた

ぬりこめた泥を最後に

釜内(かま)の器はもはや

誰のものでもない

小さく願うのではなく

まして突き放したわけではない

火を入れてうずくまり

火が火の力で熟れるのを待つ

風はやみ想念は消え

ただ薪のはぜる音を聞く

火は火を呼んで燃え盛り

みよ煙は紫にたちのぼる

そのときだ土が柔らむのは

器は火を食らい

型を崩さず火に溶ける

衣を太古へ脱ごうとして

土が耐えているとき

もう内(なか)をのぞかない

手にとれそうで犯しがたい

みづからにひきこもる器との

なんと透明な間隔


農家民宿「大道谷の里」へ

サッチの取材日記

「おかあさーーーーーん!」

と思わず呼んでしまいたくなる、中島加代さんにお会いしてきましたよぉ。

yame11.12_06.jpg

いつでも元気で明るくて、みんなにパワーを与えてくれる笑顔がとっても素敵。

yame11.12_07.jpg

立花町にある大道谷の里は、
築80年の古民家を利用した建物で、食事だけじゃなく、宿泊もできる場所です。

yame11.12_09.jpg

なんだか懐かしい感じがしませんか?

昭和な・女サッチはおばあちゃんのお家を思い出して、ノスタルジックな気分になってしまいました。

yame11.12_10.jpg

しかし、この昔ながらの建物のすぐ横にキウイ畑が!!!

不思議な感覚。

キウイって、洋風な果物じゃない?!

yame11.12_11.JPG

yame11.12_12.jpg

みかん畑と同じくらいキウイ畑があるのが立花町のすごいところ。

九州でキウイが栽培されていること、実は取材するまで知りませんでした。ごめんなさい。

実は、私たちが取材したこの日、キウイの収穫が行われていまして、お昼休みに皆さんが大道谷の里に集まって、ご飯食べながらくつろいでいらっしゃいました。

皆様ご苦労様です。お邪魔しました。


yame11.12_13.jpg

貴重なお昼休みのお時間をいただいて、お散歩しながら加代さんとお話。

風が冷たくて寒い日だったんですが、加代さん、元気です。

ニコニコしながら、大道谷の里のことを教えてくださいました。ありがとうございます。

yame11.12_14.JPG

加代お母さんの作るご飯、先日参加したモニターツアーでたらふくいただきました♪

ご本人曰く、

「私は手の込んだものは作れんけど、素材のおいしさを味わってもらえるように調理しています」

とのこと。

野菜がおいしいからこそ言えることですよねぇ。こんにゃくとか、たけのこ、おいしかったなぁ。

だご汁も具沢山で、お腹いっぱいになりました。

また来るけんねーーー。

八女・矢部まつりはもうすぐ

サッチの取材日記

yame11.12_01.jpg

今回訪れた最初の場所は、矢部村。

日向神ダムに沿って進んでいくと、

ところどころに徐々に色づき始めた木々たちがきれいなグラデーションを見せてくれていて、

思わず八女女子部3人「きれーーー」と立ち止まって眺めてしまいました。

yame11.12_02.jpg

季節の移り変わりを楽しみながらインタビューしようということで、

11月20日(土)21日(日)八女矢部まつりが行われる会場、矢部川源流公園でお話を伺いました。

yame11.12_03.jpg

お相手は矢部まつり実行委員会事務局の古川さん。お忙しい中ありがとうございました。


さて、公園でまず最初に目に入ったのは、土俵。

以前は九州場所のときに、練習場としても使われていたそうです。

そして一角では、おじいちゃん、おばあちゃんがゲートボールを楽しんでらっしゃいました。

いいなぁ、のどか。

昔建物の土台を作るために行われていた「いしづき」が体験できたり、

矢部川を利用した釣堀があったりして、矢部の自然や暮らしを体感できるお祭りだなぁと感じました。

yame11.12_04.jpg

yame11.12_05.jpg

少々の雨が降っても、体育館の下のスペースを利用して行われるそうですが、

晴れるといいなぁ・・・。

手すき和紙&和太鼓に挑戦!

サッチの取材日記

今回まず最初に訪れたのは八女伝統工芸館。

ここには、八女に伝わる伝統工芸が一堂に揃い、
それぞれの職人さんたちの実演風景を見ることができるんです!
これはかなり貴重な施設!!!

仏壇、提灯、独楽、竹細工などなど、館内には実演で作られたものなどが
その場で販売されていて、その技を満喫することができます。

yame11.08_09.jpg
この仏壇、見て見て!!
おっきすぎて、なかなかフレームに入りません(汗)
日本一の大きさなんだそうです。ここでしか見れませんよぉ。

さて、その数ある伝統工芸の中から今回スポットを当てたのは、手漉き和紙の世界。

この日は、小学生の子供たちが社会見学として手すき和紙で
はがきを作る体験を行っていました。なかなかの手つき。うまいうまい。
yame11.08_10.JPG

はがきとは言っても、文字を書くスペース作ってないね(汗)
そこがなんとも自由でいい感じ。

yame11.08_11.jpg
サッチはと言えば、八女伝統工芸館手すき和紙担当の小野さんに教えていただきながら、
少し大きめの簀でトライ。ううううう、難しい。水が掬えない(泣)。
不器用にもほどがあるって感じですが、やっぱり職人さん、小野さんはかるぅく
スマートにゆるぎなく簀を動かしながら和紙を作っていきます。

yame11.08_12.jpg

小野さんは、和紙の世界に目覚めて5年。
伝統工芸館でお仕事をするようになって、まだ2年弱なんだそうです。

「一人前になるにはどれくらいかかるんですか?」
という問いに「10年と言われています」と答える彼女。
そんな厳しい世界に、若い女性が飛び込んで、不安はなかったんでしょうか?

サッチ:「これからの夢、目標は?」 

小野さん:「無理なく続けること」

うーーーん。なるほど。無理して長く続かなければ意味がない世界。
じっくり腰を据えて、一つの道を突き詰めていく、素晴らしいことですよね。

小野さん、貴重なお話、ありがとうございました!

yame11.08_13.jpg

続いては、星野村。初上陸です。星野村。なんてきれいな名前の村なんでしょう。
その名のとおり、とってもきれいな場所でした。自然と共存している村人たちの暮らし。

初めてなのに、どこか懐かしさを感じました。周囲を山に囲まれた星野村にある、
美しい風景。棚田、降るような星空。一日ゆったり過ごしたくなります。

この村で、11月13日、14日の二日間にわたって行われるのが「八女 星のまつり」
なんと言ってもメインは14日の和太鼓フェスティバル!
九州各地から技自慢の和太鼓チームがやってきます。地元のチームも負けてられません!

ということで、「御良八幡太鼓」の練習風景を覗きにいきました!

yame11.08_14.jpg

うおぉぉぉぉぉ。すごい音!耳がビンビン鳴ってます。体中に振動が響きます!
汗を流しながら太鼓を叩く男たちのなんと勇ましく、かっこいいこと!

このかっこよさを体験したくて、サッチもトライ。
yame11.08_15.jpg

・・・なんとも、残念な感じ・・・しょぼん。
今回は、何事も鍛錬が必要だと感じた取材でした。

yame11.08_16.jpg

きんまに挑戦!

サッチの取材日記

yame11.05_09.jpg

まずは上陽町の「春の山公園」が取材の舞台。
ここで番組ではすっかりおなじみ?!のきんまを引いてきました!
yame11.05_10.jpg

山で切り出した木を運ぶために作られた木製のそり「きんま」。
子供たちが引く重さだから、まぁ大丈夫だろうと思って、
上陽支所の久木原係長と、番組AD長野ちゃんと3人でいざ出陣!

yame11.05_11.jpg

yame11.05_12.jpg

えええええええ!
うそぉぉぉぉぉ!
重い、重いぃぃぃぃぃぃ!

甘く見てました。きんま。120kgをたった20mくらいしか引っ張っていないのに、
クタクタになっちゃいました。大人3人がかりなのに。なんとも情けない・・・。
本番は42.195m。参加する皆さん、がんばってください。
くれぐれも準備運動はお忘れなく。
yame11.05_13.jpg

yame11.05_14.jpg
さて、お話を伺った小川さん、「強面」ですが、優しくて面倒見のよい方なんだろうなぁ、
と感じました。上陽町を盛り上げていこうという気持ちが伝わって来ましたよ。
お祭り、盛り上がりますように!





yame11.05_15.jpg
続いては矢部村です。
杣の里渓流公園に行って来ました。夕方に行ったということもあるのですが、さ、寒い。

yame11.05_16.jpg
明らかに八女市内より気温が低かったと思います。
お出かけになる際には、防寒対策が必要かもしれません。
そんな中、谷間を利用して作られたという公園を散策。

yame11.05_17.JPG
木々に囲まれた道を上ったり下ったり、マイナスイオンを浴びながら、
いい運動になりました。(きんまに続いての運動で、スタッフ一同ヘロヘロでしたが。)


yame11.05_18.jpg
そして、お話を伺ったのは宿泊施設「ソマリアンハウス」。
向かって左はもみじまつり実行委員会の栗原さん。右はソマリアンハウスの支配人、轟さんです。

おしゃれなペンション造りで、ご家族以外にも、学校や町内会、大学のサークルの合宿などで利用する方もいらっしゃるようです。
緑に囲まれて入る露天風呂もありますよ。
yame11.05_19.jpg
このソマリアンハウスのロビーで、もみじまつりや
ソマリアン大会についてお話を伺ってきました。
深まる秋に風情ある矢部村でひと時を過ごす・・・。
一服のお茶をいただくように、
じわーーっと心に染み入る、穏やかな一日になりそうです。

ところで、上陽町の小川さんもそうだったんですが、お話を伺うと、
優しさだとか、誠実さだとか、その人となりが伝わってきて、
おまつりも楽しそうですけど、八女の人と交流することで
更に八女を好きになっている自分に気づきました。
皆さんも、八女に行ったら、お店の人や町の人との会話を楽しんでみてくださいね。

このみ園と旭座人形芝居の歴史探訪

サッチの取材日記

今回は八女・福島地区を取材してきましたよ。
といっても、散策する時間がなくて、このみ園のみ・・・。
残念。

yame11.01_01.jpg

yame11.01_02.jpg

yame11.01_03.jpg

許斐(このみ)さんにインタビューです。

yame11.01_04.jpg

許斐さんに貴重なものを見せていただきましたよ。
それは、ご先祖様が書いてらっしゃった日記。

yame11.01_05.jpg


万年質でとっても几帳面に記されていました。
毎日何をやって、どんな天気で、どんな行事があって、と細かく書いてあり、
過去を紐解く貴重な資料となっています。

yame11.01_06.jpg

ん?

yame11.01_07.jpg

「本日脱落ス」

たまぁにこんな一言のみで終わっている日記もあったりして、
その人となりが伝わり、和めましたぁ。

歴史ってサッチは大好きなんですが、皆さんはいかがですか?
そういった意味でも、白壁ギャラリー、とっても楽しそう♪
歴史好きの方、雑貨好きな方、おしゃれ好きな方、お勧めです!
その他にも体験ものがたっくさんありますし、
かつてお嬢様だったスナックのママたちの写真展なんていう
ユニークな展示会も行われますよ。
ご家族と、お友達と、みんなでワイワイ言いながらぜひ
福島地区を堪能してください!




打って変わってこちらは旭座人形芝居。

yame11.01_08.jpg

yame11.01_09.jpg


黒木地方に代々伝わる人形浄瑠璃なんですが、
人形の使い手の方々が、なんとも素朴でかわいいのです。
普段は農作業などのお仕事をしてらっしゃるんだろうなぁ、
なんて思いながら練習風景を眺めていました。
yame11.01_10.jpgのサムネール画像

yame11.01_11.jpg

yame11.01_12.jpg

でも、人形を持つと、どこかにスイッチが入って、
「伝統芸能を継承する人々」になるんですよ。

yame11.01_14.jpg

yame11.01_15.jpg

いやぁ、すばらしい!無料だなんて、いいんですか!って感じです。


yame11.02_16.jpg

私のこの様にならない姿、やっぱり長年使ってきた皆さんとは比べようがありません。
それにしても、生の三味線と太夫の語り、聞きたかったなぁ・・・。
11月3日、まだ予定を決めていないという方は、旭座人形芝居会館にGO!
13時半開演ですよぉ。

八女津媛神社で参拝

サッチの取材日記

10月某日、馬場さんと訪れたのは、
八女という名前の発祥とされる
八女津媛が奉られている「八女津媛神社」。

看板にしたがって進むと・・・
八女津媛神社看板.JPGのサムネール画像

石段があって、そこを登ると

八女津媛神社.JPG
神の窟におわします八女津媛を奉った八女津媛神社に到着!

お宮の前には、ちっちゃな八女津媛の銅像がありました。
八女津媛.JPG

神社前で馬場さんにインタビューしてみましたよ。
神社インタビュー.JPG

お社の横にそびえる窟。
神の窟前にて.JPG
溶岩が一瞬にして固まってできた洞窟だったそうです。
今は奥行きがなくなっていますが、昔は本当に洞窟になっていて、
その中で八女津媛は政治を行っていたそうです。
ほほぉ。すごいですなぁ。

そして、番組の成功を願って、お参りしてみました。
馬場さんも一緒です♪
お参り.JPG

そうそう、八女津媛神社は、縁結びと子宝にご利益があるそうですよ。
女子の皆様、八女のパワースポットにぜひお出かけくださいまし。

神社のすぐ横に、大きな大きな杉の木がありました。
樹齢600年だそうです。なんと立派な!!!
権現杉全体像.JPG

そして、私たちが訪れたときにはまだまだ緑一色のもみじがいっぱい。
みどりのもみじ.JPG
これが全部色づいたら、本当にきれいだろうなぁ・・・。
見たい!!!!

神秘的で魅力満載の八女津媛神社でした。

その帰りに、よもぎまんじゅうが有名なお店に寄ったのですが・・・
よもぎもち屋さん.JPG
残念ながら売り切れ。大人気です。
でも、栗まんじゅうもおいしいということで、買って食べました♪
歯ごたえもしっかり残してあって甘すぎず、皮ももちもち!
小腹が空いたときにぴったりでしたよぉ。

八女中央大茶園へ行ってきました

サッチの取材日記

この日は観光アドバイザーの馬場早智子さんと待ち合わせ。

八女中央大茶園に案内していただき、

その圧巻の風景を見ながらのインタビューです。

yame10.28_03.jpg
(画像をクリックすると大きなサイズでご覧いただけます。)

どこまでもお茶畑が続いています。

まずは大茶園を一望できる展望台へ。

その圧巻の風景を見ながらのインタビューでした。

あまりの広さに言葉がでず(汗)皆さんにうまく伝えることができませんでしたね。

反省。


yame10.28_04.jpg


yame10.28_05.jpg

晴れた日には有明海、普賢岳まで見えるそうですよ。


続いて大茶園の中に降りてきました。

yame10.28_06.jpg


yame10.28_07.jpg

お茶の葉は上から2、3枚がお茶になります。

ですが、この時期の芽は収穫せず、茶畑の肥料にしてしまうんだそう。


これがお茶の花です。白くてカワイイ!

yame10.28_08.jpg


馬場さんとも記念撮影。

yame10.28_09.jpg

馬場さんはなんとゲタを履いてらっしゃるんです!

赤とうぐいす色の鼻緒が素敵です。普段はゲタが多いんですって。

yame10.28_10.jpg

そうそう。この日はコスモスもキレイに咲いてましたよ。

yame10.28_11.jpg

せっかくなのでスタッフも一緒にパチリ。

yame10.28_10.jpg


大茶園の後はやっぱりお茶が飲みたくなってきたので、、

馬場さんといっしょに、八女市豊福にある美緑園(みりょくえん)へ。

yame10.28_13.jpg

yame10.28_17.jpg

緑茶はもちろん、緑茶を使ったお菓子や急須・湯のみもありますよ。

併設された「ぶんぶく」は古民家を再現した造りでとっても落ち着くんです。

yame10.28_14.jpg


でも、煎茶って奥が深い!

沸騰したお湯を湯冷ましに入れて5度マイナス、

さらに戻して5度マイナス、

それを繰り返すことで70度くらいに冷ましてから淹れるんだそうです。

yame10.28_15.jpg

苦い中にもほんのり甘さが生まれるのは、

この一手間があるからなんでしょうねぇ。ほっこりました。

そう言えば、口をつけたときに「あつっっ」とならず、

すんなり飲めたのも、不思議な感覚。

急須も素焼きのものがいいとか、茶漉しは注ぎ口側についているのがいいとか、

馬場さん、本当に物知り。

元保母さんだったということで、

お話の仕方がとっても優しいんですよねぇ。

これからも番組に登場していただきます!お楽しみに。

三田村統之 八女市長にインタビュー

初めまして!パーソナリティーの杉本幸智世です。

これから八女市の魅力をたーーーっぷりお届けしていきますので、

どうぞよろしくお願いいたします!


番組最初のゲストは・・・三田村統之 八女市長!

どきどきのインタビュー第一弾でしたぁ。

yame10.28_01.jpg
(画像をクリックすると大きなサイズでご覧いただけます。)


八女市役所にある応接室で、

市役所の担当の方や番組スタッフが見守る中、始まったインタビューでは

市長の歴史好きな一面が見えたり、

八女の季節を彩る花や稲穂の魅力を教えていただいたり、

市長のお話を伺っていると、八女のこと、もっともっと知りたくなりました。


yame10.28_02.jpg

最後に市長と記念撮影をさせていただきました!

さぁ、毎週、八女の発見をお届けするのが、すごく楽しみです。


カテゴリ

月別アーカイブ