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200年以上続く祭り、田代風流

サッチの取材日記

田代風流(たしろふうりゅう)って、皆さんはご覧になったことがありますか?

今回、番組で取り上げたのは毎年12月8日に行われる、

八女市黒木町田代のお祭り、田代風流。

さむーーーいある夜のこと。練習風景を見学に行ってきました。

吐く息が白く、じっとしているとぶるぶる震えてくるくらい寒い日、

練習場には、保存会の方々が集まって、準備をしていらっしゃいました。

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こんなに寒いのに、太鼓打ちのみなさん裸足なんですよ。

ええええ、凍えるぅ。

と思っていたら、練習が始まると、確かに靴下履いていられないというのがわかりました。

さてさて、小さな子供から、おじいちゃんたちの代まで参加して、

みんな総出でお祭りを行っている様子。

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さぁ、練習が始まりました。

鐘、銅鑼、笛の演奏が始まります。

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演奏するのは全て子供たち。鐘や銅鑼は小学生低学年の子も担当していました。

同じリズムを叩き続けるって難しいのに、すごいなぁ。

中にはマイペースに叩く子もいましたが、それはそれでキュートなんです。

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笛を吹くのは、中学生か高校生の女の子たち。お祭りの雰囲気を盛り上げます!

祭りにはやっぱり笛の音は欠かせません!

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そして、先ほど裸足で寒そうと思っていた太鼓打ちの男子が華麗に舞います!

男衆が二人一組になって太鼓を打ちながら舞う姿、惚れ惚れしますよぉ。

舞い終わった後は、みんな汗を流して肩で息をするくらい激しい太鼓打ち。

かっこいい!結構イケメン君たちが担当していて、つい見とれる八女女子部3人。

今時のちょっと尖がった男の子たちが、真剣に舞う姿は、本当に素敵!!!!

感動ものです。

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そして、保存会会長の堤正城さんに、田代風流について詳しく伺うことができました。

お祭りというのは、娯楽のなかった時代、神様に感謝すると同時に、

自分たちも楽しみながら行うものだと思うとのこと。

だから昔は、祭りに出ることが楽しみでしょうがなかったそうです。

今では人も減ってしまったということですが、

これからもしっかりとその伝統を引き継いでいって欲しい!!!!

心からそう願います。

因みに田代地区は、上田代、中田代、下田代と3つに分けられていて、

毎年交代で田代風流を担当するそうです。今年の担当は、中田代の皆さん。

それぞれに舞や太鼓の叩き方が違うそうなので、

ぜひ毎年見に行って、見比べてみたいですねぇ。

今回も、八女の奥深さに胸打たれたサッチでした。


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