◆かずよの取材日記
お茶なくして八女は語れない・・・
ならば、ちゃんとお茶の淹れ方をマスターするぞ!
そんな思いで向かったのは、星野村の「星野製茶園」。
コチラは全社員がお茶に関する資格をお持ちの、お茶のエキスパート集団!
中には全国でも数少ない「茶師十段」の称号をお持ちの方もいるそうです。
社内にはこんな標語も。
「一葉入魂」
お茶への熱い気持ちが伝わりますね。
さて本題の「美味しいお茶の淹れ方」
今回は上級煎茶を中心に、山口洋介さんに教えていただきました。
・水は5分以上沸騰させる
・お湯は容器を移すたびに約10℃下がるので、数回容器を移し適温にする
・適温は、上級煎茶70℃ 並級煎茶80℃ 玉露50℃
・まわし注ぎで濃さを一定に、最後の一滴まで注ぐ
・注ぎ終えたら茶葉が蒸れない様に、急須のフタを少し開けておく
ポット(90℃)→湯冷まし(80℃)→湯呑み(70℃)というように温度を調整。
湯呑みにお湯移すことにはお湯の量を測る意味もあります。
70℃の目安は湯呑みをしっかり持った時に熱さを我慢できる程度です。
フタをして1分~1分半じっと待ちます。急須を振りたくなりますが、
高級煎茶の場合それはNG。余計な苦味、渋みが出でしまいます。
急須を叩いて茶葉を注ぎ口と反対側に寄せて、少しフタを開けておきます。
すると2煎目も美味しく頂くことが出来ますまた、2煎目は80℃の温度で30秒ぐらいと、
高めの温度、短めの時間で抽出したほうが美味しく淹れられます。
等々・・・どれも簡単でスグに実践できることばかり。
ん~、手間をかけて淹れたお茶はやっぱり美味!
八女茶の「あまみ」がさらに引き立ちます。
さて星野製茶園では工場見学もできます。
工程や種類によって漂う香りも様々。
抹茶になる前の「碾茶(てんちゃ)」も拝見。
碾茶はあまり一般市場に出回らないため、この状態で目にするのはとても貴重らしく、
青海苔みたいな形状と味が特徴。
これを石臼で挽くと色鮮やかな抹茶の完成です!
星野製茶園には、県内でも珍しい碾茶工場もあるんですよ。
こんな風に出来上がったお茶は、併設しているお店で購入できます。
この日は平日にも関わらず多くの方訪れていました。
オススメのお茶を淹れてくださいます。
なんとも摩訶不思議な「甘茶」も初体験!
あの碾茶が入った「春ほのか」も販売中ですョ。
期間限定という事で私も購入。どんな味がするのか楽しみです♪♪
たっぷりとお茶に触れる事のできる星野製茶園。
お茶の淹れ方教室&工場見学については直接お問合せくださいね。
■星野製茶園■
場所: 福岡県八女市星野村8136-1
営業: 朝8:30~17:30 元旦を除き年中無休
電話: 0943-52-3151
スタッフの皆さんありがとうございました。
また碾茶工場の見学におじゃましまーす☆
タカクラカズヨ