11月5日の放送でご紹介した
「八女 上陽まつり 全日本きんま選手権」。
11月13日の本番にお邪魔してきました。
到着したのは午後14時前。
少し出遅れぎみではありましたが、
お祭りはたいへんな賑わいを見せています。
まずは腹ごしらえ。
私はアユの塩焼きにかぶりつきます。
後から考えてみるとえらい大きなアユです。
高倉さんはおくぼにくまんに舌鼓みを打っておりました。
さて、ここまで何の説明も無しに文字を並べてまいりましたが
「全日本きんま選手権」とは何か???
端的に説明すると
『400キロのソリを5人がかりで42.195メートル引っ張るタイムを競う競技』
です。もっと詳しく知りたい方は下の写真を見てください。
※写真をクリックすると大きく見られます
こちらがレースの会場。
奥にひしめき合う黄緑ジャンパー集団の辺りがスタートライン。
3チーム同時に走ります。
手前に立っている杉の木で折り返して、元居たところに戻ります。
その距離が42.195メートルなのです。
きんまの体験コーナーがあったので我々も引いてみます。
重っ!!全然動かん。腰砕け。
ディレクターが引くとなんだかキマって見えます。
取材でお世話になった大坪さんの露店で買ったビールを片手に、
ぷらぷらしながら買い食いを楽しんでいた我々ですが、
最終レースを目前に控えたのレース会場に近づくと、
それまでののほほんとした心もちは会場の熱気に吹き飛ばされてしまいました。
それでは、最終レースの一つ手前のレースの模様からお伝えしたいと思います。
手前で脱力の体勢を取っているのは昨年準優勝で優勝候補の「大学院B」チーム。
奥の「レスキュー119チームA」もなんだか強そう。
スタートした後の折り返し地点。この地点では勝負は五分か!?!?
しかし、ゴール前では差がついています。
きんまレースにおいて、きんまを引くパワーも然ることながら、
いかにスムーズにターンを回るかということが
タイムを縮める重要なポイントとなってくるのです。
このレース「大学院B」チームが17.27秒をたたき出し暫定1位となりました。
そして、いよいよ最終レース。
このレースの注目株は昨年の優勝チームである「Big フット」。
スタートを待つ表情は真剣そのもの。
2連覇にかける気合がひしひしと伝わってきます。
スタート。
順調にターンにさしかかり。
そしてゴーーール。
「Big フット」チームこのレースを1位で終えます。
そして肝心のタイムは???
17.40秒
と言うことは・・・
「大学院B」チームが返り咲き優勝を果たしました!!
きんまレースはコンマ何秒を争うシビアな競技なのです。
ところで、何故この大人たちはこんなにも真剣になれるのか??
普通なら、400キロのソリを引いて全力疾走なんて参加するのも億劫です。
しかしながら、レースに参加する男たちは闘志むき出しで競技に望んでいます。
いったい何が彼らを駆り立てているのでしょうか。
その正体は。
そう優勝賞金30万円!!
上陽まつりはとってもイイお祭りです。
ばんざ~~い
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