◆スタッフの取材日記
現在矢部村の日向神ダム湖畔では「八女しゃくなげまつり」が開催されています。
大きくてきれいな色の花を咲かせるしゃくなげは花の女王とも呼ばれています。
「八女しゃくなげまつり」の実行委員長、石川久利さんにお話を伺いましたよ。
石川さんはご自身で植物園を切盛りされていて、
中でも力を入れて栽培されているのがしゃくなげです。
45年程前、釈迦岳に自生していたしゃくなげをなんとなしに自宅の庭に植えてみたところ、
どんどんと数が増えてきれいな花を咲かせたそうです。花があんまりにきれいなので、
そこからしゃくなげを矢部の名物にするべく栽培をはじめられました。
石川さんの努力の甲斐あって「しゃくなげまつり」は今年で36年目を向かえ、
矢部村のほとんどのお家の庭にはしゃくなげが植えてあります。
私たちが取材に訪れた3月初めは祭りの為に咲かせるしゃくなげの準備の真っ最中。
ビニールハウスにはつぼみを付けたしゃくなげがズラリと並んでいます。
ここで開花させたしゃくなげをお祭り会場にもって行き展示します。
会場では250種類2万本のしゃくなげが咲き乱れていますよ。
そこで気に入った花があれば、その場で苗を購入することも可能です。
苗には花が咲く前のつぼみが付いていて、ご家庭で花が咲く過程を楽しむことが出来ます。
また、今年かは「しゃくなげの育て方講座」があり、これまで企業秘密だったしゃくなげの
育て方のコツを教えてもらえますよ。
石川さんのお家は元々お茶やお米の農家だったそうなのですが、
「育てるなら綺麗なものがいい」(お茶、お米が綺麗では無いという意味ではありません)
と思った久利さんはほとんどの土地をしゃくなげに変えたそうなんです。
「毎年シャクナゲを作るのが楽しみ。もっと綺麗な花を咲かせたいと思う。」
と仰る石川さんが花を触っていらっしゃる姿は本当に楽しそうで、
なんだか羨ましくなってきましたよ。
ところで、こちらは去年取材に訪れた時にもいた猫ちゃん。
「にゃ~にゃ~」とかわいい声で近寄ってきて、凄い可愛らしい。
今年も元気そうで何よりでした。
■第36回八女しゃくなげまつり■
会場では「ひしゃく」を投げて「しゃくなげ」の苗が当たるイベントや、ふるさとの味が楽しめる出店もありますよ。
日時: 2012年3月24日(土)~4月8日(日)
場所: 飯干広場 (八女市矢部村日向神ダム湖畔)
問合: 八女しゃくなげまつり実行委員会 (電話 0943-47-3131)
八女市役所矢部支所建設経済課 (電話 0943-47-3111)