かずよの取材日記
11/26の放送でご紹介した、矢部村の「栗原製茶 栗原悠次(ゆうじ)」さん。
栗原さんは、農学博士で日本茶インストラクターとしてもご活躍で
お茶を知り尽くした頼もしい存在!
番組では、お茶の美味しい淹れかたや
「渋み・うまみ・苦み」のカラクリ等を教えてくださいました。
子供たちに向けて「お茶の淹れ方教室」を積極的に開いている栗原さん。
キッカケは、以前、東京の小学生に「お茶は何の果物から出来ているの?」
と質問されたことにあります。
最近はお茶っ葉も急須も無い家庭が増えており、ペットボトルでお茶が買える今、
子供達にとってお茶は同じ棚に並ぶジュースと同じ感覚だったのです。
「こんな時代だからこそ、急須で淹れたお茶を飲んで欲しい!お茶は人と人をつなぐものだから」
実際に、子供と一緒にお茶を飲むようになって会話が増えた、
と言う親御さんもいたそうです。
そんな日本のココロ「お茶」を広く知ってもらおうと
海外の展示会にも参加され八女の玉露をアピール。
評判も上々で「ユニークアロマ!」と賞賛の声が上がったそうです。
海外でも大ウケの玉露を実際に淹れてもらいました。
こんな茶器を使います。
温度調節が凄く大切。栗原さんは茶器に触るだけで、適切な温度がわかってしまうそう。
上級煎茶なら、湯のみに手を当てて温かさがじんわりと伝わる70度くらいが目安です。
玉露はもっと低い60度で入れると良いですよ。
最後の最後の一滴までそそぎきります。
プロが入れた玉露は格別。こんなお茶を入れられるようになりたいですね~。
実は栗原さん、これらの体験を通じて感じた思いを「JA青年の主張 九州・沖縄地区大会」で発表され見事「最優秀賞」を受賞。福岡県代表として2月に全国大会へ出場されます。
まだまだ秘めたる力がありそうな「八女茶」。
まずは身近な私たちから見直していかなくては、と感じました。
あなたも八女のお茶で団らんのひととき過ごしませんか?
栗原さん、頑張ってください!
◎栗原製茶◎
八女郡矢部村大字北矢部4236
0943-47-2073
タカクラカズヨ