◆かずよの取材日記
2月18日の放送でご紹介した「夢たちばな観梅会」。
立花町の谷川梅林で、2月26日まで開催されています。
国道3号線が南北にズドンと走っている立花町は「通りすがりの町」でした。
沢山の車がを通りましたが、立花町に止まる車はほとんどありません。
そんな状況を何とかしようと考えてみたところ、立花町は古くから梅の栽培が盛んでした。
いつもは収穫するだけの梅でしたが、毎年綺麗な花を咲かせてくれます。
この梅の花のお祭りを開催して、多くの人に立花町に来てもらおうと始まったのが
観梅会です。
80ヘクタールの広大な敷地に約3万本の梅が見事な花を咲かせます。
その姿は、まるで「雲の上にいるような感覚」になるほど美しいとか。
この梅、果実の収穫用の梅の木なので背が低いです。
本当に目の高さに梅の花が咲いているのでとっても見ごたえがあります。
そして観梅会のもう一つの目玉と言えば、
梅林内のトンネルで行われる「竹あかり幻想の世界」。
*去年の「竹あかり幻想の世界」の様子
立花町といえば梅・みかん・そして竹です。
実は立花町は日本一の竹の町!!
竹林の面積がとにかく広く、そして年々増加しています。
そんな竹を有効活用しようと始まったのが竹灯明なのです。
現在ワインセラーとして使用されているこのトンネルは、旧日本軍の格納庫として掘られたもので、独特の雰囲気が味わえます。
熟成中のワインがずらりと並んでいます。
「昔はここでよく遊んだなぁ」
そう語るのは、今回インタビューをさせて頂いた、八女市立花消防団 副団長の三澤幸雄さん。今はキレイに整備されているトンネルですが、三澤さんの幼少時代はコウモリがいたこともあるとか(!)
実は、竹灯明は三澤さんをはじめとした消防団の皆さんが中心となり製作しています。
今年のテーマは「2月の織姫 ~祈り~」。
東北のみでなく日本全体の「復興」への想いが込められているそうです。
裏側に廻ってみると、蝋燭を入れる穴が沢山。全体で3000個の蝋燭を使うんだそう。
他にも、地元小学生や、一般ボランティアの方の作品も展示され、この灯りを楽しみに、遠くは関西からお越しの方もいたりと年々来場者数が増えているんですって。
トンネルが一般解放されるのは、観梅会の時期だけ。お見逃しなく!
その他のイベントなど詳しくはホームページをご覧ください。
■第23回夢たちばな観梅会■
日時: 2012年2月18日(土)~26日(日)
会場: 谷川梅林(八女市立花町)
問合: 八女市役所立花支所 産業経済課 商工観光係(電話:0943-23-4941)