サッチの取材日記
今回は八女市矢部村にあるそば処まんどきに行ってきました。
ここは、お母さんたちの愛がいっぱい詰まった、あったかぁいお店。
まんどき=お昼どき=お天道様が真ん中に来るとき、から来ている古語なんだそうです。
代表の高山さんとお話しながら
「お客さんがおいしかったぁ、と言ってくれることが嬉しいから何にも苦にならない」
という言葉を聞いて、思わず涙が・・・。
日ごろは農業を営みながら、週末だけ開いているお蕎麦屋さん。
「そば打ちが好き、そばを作っていた、そば文化を残したい」
そんな思いで集まったお母さんたちが、
粉作りから、手打ちそばを提供しているんです。
ここのおそば、スープが白濁していました。
それは、そばを出汁と一緒に煮込むからなんだそうです。
お味はほんのり出汁の甘みが感じられる、上品なスープ。
そしておそばそのものは歯ごたえがあって、かみながら食べる感じでした。
これがまたおいしくて癖になりそう。
ざるで食べてもいい感じだろうなと思いながらつるつる平らげました。
そしていざ手打ち体験!
先生は堀下みちよさんと堀下ひろこさん(ご家族ではありませんが同じ苗字)。
そば粉と小麦粉の割合は8:2。結構固めです。
サラサラの粉に、水を混ぜながら固めていくんですが、
水の量はその日の粉の具合や、空気の乾燥具合などで変わってくるそうで、
かなり繊細な作業。
熟練の腕で加減しながら、でっかいおまんじゅうみたいなものを作ります。
耳たぶよりもちょっと硬いくらいかな。
これを延べ棒を使って伸ばしていきます。結構難しい!
形が揃わないし、厚みもまだらになるんですよねぇ。
堀下さんにお手伝っていただきながら、やっとこさ綺麗に伸ばすことが出来ました。
ここからカットに入る訳です。これがまた肩に力の入る作業で大変!
お母さんたち、これを毎週末お客様のためにやってるんだなぁと思うと、
またこみ上げてくるものがありました。
そして完成したのがこちら!
意外に上手に出来たかな?!
早速ゆでて、ざるそばにしていただきました。
歯ごたえがあって、そばの味をしっかり味わえるおそばでしたよ。
そば打ち体験、かなり楽しかったです!
お母さんたち、本当にありがとうございました!
この模様は2011年1月8日の番組でオンエアです!