サッチの取材日記
矢部村には、天皇家に縁のあるお墓がある・・・
なんともスケールの大きなお話!
今回は、そのお墓に眠っているとされる
良成親王(りょうせいしんのう)について、
取材してきました!
お話を伺ったのは、
御側地区で、公卿(くげ)唄を受け継ぐ方々。
御側(おそば)という地名が、
親王のおそばに仕え、守る家臣たちが住む場所である、
ということを示しているとされ、
陵墓が認定される証拠になったそうです。
お話を伺ったのは、公卿唄保存会会長・木村義道さん。
集合場所は、御側多目的集会施設です。
新しい施設のようで、キッチンも広く、
畳敷きの集会所にいると、
風が通り、川の音、虫の声が心地が心地よく響いてきました。
元々小学校だったところですが、
廃校になったため、講堂をリフォームして集会所にしたそうです。
木村さんから、昭和30年代の保存会メンバーの写真を
見せていただきましたよ。
中に、木村さんのお母様もいらっしゃいます。
昔は女性が中心だったそうですが、今は男性のみ。
御側地区には女性の数が少ないそうです。
今の公卿唄保存会メンバーは男性5人。
そこで、「公卿唄は一人じゃうたえない。5人そろわんと!」
という会長の一声で、この日のために、皆さんお仕事を休んで
集まってくださいましたぁ。
ありがとうございます!
そして、毎年10月8日に行われる大杣公園祭で披露される貴重なお謡いを
披露してくださいました!
良成親王が病に倒れたときに、
元気になって、今一度栄えるようにという願いがこもった
歌なんだそうです。いわゆる祝い歌の一つ。
なんとも不思議な共鳴音。5人の声が膨れ上がって、
「一人じゃ歌えない」と言っていた会長の言葉が
実際に聞いてわかりました。
この歌声は、番組で短いですがOAしようと思いますので、
ぜひお聞きください!
インタビューの後、
みんなで良成親王陵墓へ。
宮内庁が管理しているため、
枝が伸びたからと言って無断で切ってはいけないそうです。
ほぉ、それだけ厳重に管理されているんですね。
この場所で10月8日(土)に行われる大杣公園祭。
ぜひ皆さんも足を運んで、
南北朝時代の悲劇の親王を偲んでみませんか?
埋蔵金のうわさもあったりして、
歴史好きのサッチとしては、
かなり興味津々です。
そして、木村さんたちのお謡いを
お祭り本番で聞いてみたい!と思いました。
これからもぜひ、
御側地区の歴史を受け継ぎながら、
朗々とした歌声を聞かせていただきたいと思います!
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<大杣公園祭>
日時: 2011年10月8日(土)
会場: 大杣公園 (福岡県八女市矢部村6808番地1)
問合: 八女市役所 観光振興課 (電話0943-23-1192)
<五條御旗祭り>
日時: 2011年9月23日(金・祝)10:00~
会場: 五條家 (福岡県八女市黒木町大淵3998)
問合: 八女市役所 観光振興課 (電話0943-23-1192)