サッチの取材日記
7月は、八女市各地で祇園祭が行われます。
・上陽町では、おみこしと花火が15日(金)に。
・立花町では、同じく15日(金)に本山祇園祭が。
・黒木町の祇園祭は20日(水)21日(木)。
大藤がある素盞嗚神社のご神幸で、御輿がまちを練り歩きます。
担ぎ手に沿道から力水がかけられる・・というのは、
福岡市内の博多祇園山笠と同じですね。
22日(金)には、花火も上がるそうですよ。
という具合に、各地でそれぞれに神輿を奉納したりするわけですが、
そもそも祇園祭って??
日本三大祭の一つ、京都で行われる祇園祭は皆さんもよくご存知だと思います。
このお祭りは、平安時代、京で疫病が流行り、その災いを払おうと鉾を立てて、
神に祈ったのが始まりだといわれています。
そして祇園神社に奉られているのは、スサノウノミコト。
この祇園祭が、京都だけでなく全国にもあるのは、
祇園祭が厄よけの祭りであったこと、スサノオノミコトを祭神とする神社が
各地に数多く存在することなどが関連しているようです。
なるほどねぇ・・・。またもや勉強になりました。
で、八女市で行われる祇園祭で、一際異彩を放っているのが
星野村の「こっぱげ面」!
ということで取材に行ってきました。
雨の中、道に迷いながら、やっとたどり着いたのは小さな集落、三坂。
三坂の祇園神社でこの日、氏子の方々の総会が行われていました。
神社のお社が集会時になってます(汗)
たくさんのお父さんたちが真剣に話し合ってますね。
あ、若者もいます!
今回お話を伺ったのは、若い衆の一人、二田房一さん。
精悍なお顔をされていますね。
「三坂祇園祭伝承師」である二田さんは、お話しぶりから、
ほんとにこのお祭りのことが大好き!というのが伝わってきました。
では、こっぱげ面とは一体どんなお祭りなんでしょうか。
詳細は番組を聴いていただきたいのですが、
一言で言うと、村を挙げての鬼ごっこ!!!
「面をかぶった鬼は、青竹持って暴れてるんじゃないんです。
悪霊払いをしているんです!」と語る二田さん。
泣き出す子どもはいるわ、
家には土足で上がっていくわ・・・
だいぶ怖いお祭りみたいです。
観光客だって容赦ないですよ。
見つかったら青竹で「お祓い」されます。
縁起がいい!ご利益がある!ということで、
皆さんもぜひ、星野村の祇園祭、行ってみませんか??
星野村では3箇所で行われます。
長尾地区の天照御祖神社では7月11日(月)、
的別当地区の素盞嗚神社と、取材させていただいた三坂の祇園神社では、
7月14日(木)、15日(金)に、
鬼と獅子舞が星野村を威勢のいい掛け声と共に
暴れまわります、じゃなくて、清めまわります!
いやぁ、楽しみ。
余談ですが、源太窯の山本源太さんも、
新婚当初、朝方5時くらいにこっぱげ面の洗礼を受けたときは、
「怖かったー」とおっしゃってました。
ところで、氏子たちの夜はまだまだ続き、
この後お社で宴が始まりました。
お酒、おつまみ、たっぷり用意されてましたよぉ。
なんかいいですね。こういうの。