サッチの取材日記
またまた八女の人に心打たれました。
取材に行く度に感じる、八女の方々の温かさ。
今回は八女の伝統工芸の一つ独楽の職人さんの工房にお邪魔しました。
手づくりコマの工房は、現在ここ一つしか残っていない「独楽工房 隈本木工所」。
隈本さんは、お若い頃に一度八女を出て、別のお仕事をしていらっしゃいました。
でも、ものづくりをしたい、そして何より八女で暮らしたい、
という気持ちから、お父様の後を継いだんだそうです。
このお話からも、八女の魅力が伝わりますよねぇ。
隈本さんは、伝統を引き継いでいくことの大変さや、
周囲の方々がいたからこそ今があること、そして50歳を越えてやっと自分に
素直になることができて、飾らず話すことが出来るようになったことが、
とても楽で心地よいともお話してくださいました。
気取らず、あるがままに。
その中から生まれる独楽や木のおもちゃたちは、
本当に温かく、優しい、隈本さんの人柄そのものです。
出産祝いにぴったりのものや、インテリアになるもの、ピアスなんかもあります!
ピアスが超かわいくて、買ってしまいました(苦笑)
耳に、独楽がぶらぶら揺れているって、なんとも味があると思いませんか?
そうそう、隈本さんは大のめだか好き。
ギャラリーの片隅に・・というか、だいぶスペースをとっていたのですが、
水槽がいくつもありました。
それぞれ種類の違うめだかが入っているそうで、
お世話をすることが楽しくて楽しくて、めだかトークを始めたら止まらない!
という隈本さん。
「しゃべらんのがいいとよねぇ。意思表示ばせんけん、
全部こっちが考えて世話せなんでしょう。水の温度はこんくらいにしたらよかろかぁ、とか・・・」。
めだかのお話をする隈本さんの目が、きらきら輝いていてかわいかったです♪
お話をしていて癒される、とっても素敵な職人さん、隈本さんでした。
暮れのお忙しいときにお邪魔して申し訳ございませんでした。
そして、素敵な時間をどうもありがとうございました。
この模様は2011年1月1日の番組で紹介します。