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ぼんぼりまつり、まもなく

サッチの取材日記

2月です!春を呼ぶイベントが始まります!

ということで、今回は八女市福島地区周辺で行われる「雛の里・八女ぼんぼりまつり」

について取材してまいりました。

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インタビューをさせていただいたのは、この番組の記念すべき一回目に出演してくださった、

八女の生き字引?!馬場早智子さん。

馬場さんはぼんぼりまつり実行委員会会長なんですよ。

まず横町町屋交流館で待ち合わせ。

建物入り口から入って、右手のお部屋を覗くと・・・

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「何これーーーーーー!」

と見た人みんながびっくりするほどたくさんの雛人形が飾られています。

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馬場さんでさえ「数えてないから、はっきりとした数はわからない・・・」とのこと。

圧巻ですよ。これ。

こんな風に並んでいる雛人形を見ることもそうそうありません!


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その他にも、八女の伝統雛人形「箱雛」(はこびな)も明治に作られたものから

最新のものまでずらりと展示されていました。

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(これは明治につくられた箱雛。)

箱雛は、ひな祭りが庶民に浸透してきた頃、豪華な段飾りの雛人形は高価で手が出ない、

そこで仏壇職人さんに「お雛様を作って」とオーダーが入りました。

箱に入ったまま飾るお内裏様とお雛様が1対の箱雛は、

仏壇造りに使用される技や素材で出来上がったもの。

試行錯誤しながらも、50cmほどもあるお人形を作り続けていたそうです。

その後、仏壇職人から提灯職人に引き継がれ、

昭和35年頃までこの箱雛文化は続きましたが

高度成長期の中、雛人形は段飾りが主流になっていき、

箱雛はやがて作られなくなっていったそうです。

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(これは昭和31年。明治に比べると、バックに金箔が貼られて豪華になっています。)

しかし、昔を懐かしむ人々がぜひ作って欲しいと声を上げ、

毎年少しではありますが最近も作られるようになりました。


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そんな話を馬場さんに伺いながら、

横町交流館を離れ、旧木下家・堺屋へ移動。

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こちらの建物は、随所に意匠が施され、

とても凝った造りで、馬場さんに一つ一つ説明していただきながら、

ただただ嘆息するばかり・・・これは建築を請け負った大工さんたち、

大変だったろうなぁ・・・。

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ぼんぼりまつりの時にはぜひ堺屋にも行ってみてくださいね。

お人形も飾ってありますが、建物も興味深く見物できます!

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それにしても馬場さん、本当に何でもご存知。てっきり生粋の八女リアンかなと

思っていたら、戦時中、関西方面から疎開してこられたそうです。

それがボランティアガイドやおまつりの会長をなさるまでになるとは・・・

それだけ八女は魅力的ってことですよね。今回も、馬場さんのお話で、

奥深い八女を感じることができました。


ところで皆さん、お人形の供養ってなさったことありますか?

雛人形は、女の子が成長して大人になる過程の厄を全部身代わりに受けてくれるもの。

そこで年に一度飾って大切に扱います。

そしてもし子供が生まれ、新しいお雛様を買うことになったときなどには、

今までのお礼の意味を込めて、古いお人形を供養するんですね。

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ほぉ、ただ単に豪華でかわいいお雛様を飾るだけが

ひなまつりではなく、もっと深い意味があったんですねぇ。

これも馬場さんに教えていただいた大切なこと。

馬場さん、本当にありがとうございました。


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