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旧大内邸へ

サッチの取材日記

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立花町にある旧大内邸。

皆さん「大内順子さん」という

ファッションジャーナリストをご存知ですか?

彼女のご実家がこちら・・・ということなんですが、

なんとも由緒正しいお家柄。お爺様が明治時代にアメリカに留学をし、

帰国後は政治家として活躍大内暢三さん。いやぁ、立派な方ですよ。

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建物もたくさんのお部屋があって、

お庭があって、2階があって、蔵もあって、

静かな佇まいなんですが、どっしりと落ち着いた姿が、

在りし日の豊かな暮らしを思い起こさせます。

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2階は大内家の資料が展示されているので、ぜひご覧ください!

結構見ごたえありますよぉ。


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さて、長年空き家になっていたこの家を保存していきたいということで

今回インタビューをした田中真木さんが中心となって、

利用法を考えて来られました。それが平成10年のこと。

今は予約制のお料理屋さんとして、根付いていますが、

始まった当初は、お料理などを教えるカルチャースクールとしての

利用もあったそうですよ。


旧大内邸にそうやって集まってくる人たちに

「ご飯でも食べていかんね」と言って、真木さんが

手作りのご飯を出しているうちに

「ただでご飯を食べさせてもらうのは申し訳ない。

いくらか取って下さい」とお客様のほうから言われ、

それじゃー、お手伝いをしてくださる方の給料が出せるくらい・・・

ということで、少しずつ料理屋さんとして定着。


今では週末になると、たくさんのご予約のお客様がいらっしゃるそうです。

(お料理を出すのは週末のみ。

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真木さんのお料理は、「お野菜に添う」ことが基本。

地元の農家の方から無農薬野菜を仕入れています。

形や色がきれいじゃなくても、このお野菜をおいしく味わう方法で

調理をしていきます。

こうやって素材の味が生きるお料理が出来上がるわけです。


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「何にも特別なことはしていないけれど、

食べてくれる人が健康になって欲しいと思って作っています」という真木さん。


お客様に媚びないその姿勢が、凛として美しいと感じました。

今度、予約をして食べにいきます!


春の日差しの中、鳥のさえずりと共に

旧大内邸の前でお話を伺った田中真木さん。

日本女性の強さと優しさを教えていただきました。

ありがとうございました。



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旧大内邸
住所: 八女市立花町白木3245
電話: 0943-35-0415

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