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八女人形会館へ

サッチの取材日記

♪八女人形会館~~♪

福岡県にお住まいなら、一度は聞いたことのあるフレーズですよねぇ。

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行ってきましたよ、八女人形会館

雛人形や、5月飾り、羽子板などを作って販売している

フジキ工芸産業という会社の展示販売会場がここ。

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広い敷地内に、何点ものお人形たちが展示されています。

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うわーーー、綺麗だなぁ・・・と見ていたら、なんと500万円を越えるものを発見!

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ほほぉ、これはすごい。有名な人形職人さんが作ったものだそうです。

もちろんその他にもいろんなお雛様がありまして、

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郷土雛である箱雛や、

お雛様とお内裏様一対がガラスケースに入ったものや3段飾り、5段飾り、

7段飾りと飾るスペースやご予算に合わせて選ぶことが出来ます。

中でもサッチが気になったのは、ガラスケースではなく、

木のケースに収納できるように作られているもの。

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木目が和のテイストにマッチしていて、柔らかい雰囲気が好きでした。

もう一つ目を引いたのは、陶器で作られているお雛様。

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リヤドロというスペインの有名な陶器ブランドが作ったものなんですが、

人形のお顔が西洋風で、不思議な感じ。

八女人形会館に行ったら、ぜひ見てみてください!


ところで、皆さんはお内裏様とお雛様がどちらに座るかわかりますか?

お内裏様とお雛様の位置は、現在は私たちが見て左がお内裏様、

右がお雛様なんですが、武家社会の頃のお雛様は逆だったそうです。

昭和天皇が、西洋式に倣って右にお立ちになったことから

お雛様もこのような並びに変わってきたそうです。

そんな歴史的なことを教えてくださったのは、フジキ工芸産業の福田喜作さん。

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福田さんは元テレビ局の方だったそうで、お話もすごく上手!

雛人形の歌を作ってCDにしたり、本を出版したりと、

日本の文化を雛人形を通して私たちに伝えてくれる福田さん。お世話になりました。


この他にも、なぜ7段飾りの雛人形は全部で15人なのかとか、

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会館の2Fにある江戸時代のお人形特設展示室では、

歴史の変遷をお人形と雛道具などを見ながら

わかりやすく解説していただき、勉強になりました。

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とってもちっちゃな豆本や百人一首などもあって、昔の雛道具は感動ものです!

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さて、八女人形会館には、雛人形だけじゃなく、五月人形や鯉のぼり、

羽子板なども展示販売されているんですが、

人形会館にはおばあちゃまと一緒にご来店されている方も。

赤ちゃんの声が微笑ましく響いている人形会館は、

幸せを受け継ぐ場所なんだなぁと感じました。

お雛様を飾ったことのないサッチは、ひな祭りの思い出といえば、

友達の家に遊びに行って、7段飾りのお人形たちを見て、「すごいなぁ」と

感動して、雛あられを食べて、ご飯食べて帰る・・・というもの。

さみしーーーーー。

まぁ、それはさておき、八女人形会館は、ベビーカーの無料貸し出しあり、

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子供たちが遊べるようなキッズスペースあり、お茶の無料サービスありで、

ゆっくりじっくり見て回ることができるようになっていましたよ。

昔から、日本では人形をお守りとして大切にしてきた伝統があり、

親から子へ子から孫へ、

健康で幸せに暮らして欲しいという思いをつなげていくのが雛人形。

毎年大切に飾って、その思いを伝えて行って欲しいなぁ。


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