サッチの取材日記
男ノ子焼(おのこやき)の里は、タイムスリップしたかのような気になるほど
のどかで静かな場所にあります。
葦葺きの屋根のどっしりとした存在感、
目の前に広がる田畑、
周囲を囲む木々、
飛び回る鳥の声・・・
ちょっと感動ものです。
今回お話を伺ったのは、「男ノ子焼」という名前に興味を引かれて
男ノ子焼の里を訪れ、そのままそこで自分の作品を作りながら、
陶芸教室もされているという野田誓也さん。
私たちがお邪魔したのは、ちょうどお昼時。
野田さんはスタッフの方と縁側でお弁当を食べてらっしゃいました。
いいなぁ、気持ち良さそう♪
あ、野田さん、お弁当食べるの急がせてすみませんでした。
野田さんは、陶芸を始めて10年ちょっとということですが、
「まだまだ自分の思うような作品はできません」と
おっしゃっていました。
何事も「芸」は深いですね。
男ノ子焼の里には、登り窯があり、
そこで野田さんたちは作品を焼き上げます。
一度に500から700個の作品が焼けるそうですよ。
すごい!
3つの釜が繋がっているんですが、
薪を使って火を入れて、それぞれ温度を見ながら作業を行います。
同じようにやっていても、出来上がる作品は毎回色の出方などが
違ってくるそうです。火も土も生きてるんですね・・・。
約400年前に興り、300年ほど途絶え、またこうやって野田さんたちに
引き継がれて再興した男ノ子焼、昔と同じものを作るのではなく、
今の時代に合ったものを作っている野田さん、
これからもたくさんの生徒さんたちに、その技を伝授してくださいね。
とにかく「たくさんの方に、気軽に利用してもらいたい」ということです!
まずはれんげまつりで足を運んでみませんか?
4月23日(土)24(日)の二日間開催です!
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<男ノ子焼の里れんげ祭り>
日時: 2011年4月23日(土)9:00~16:00、24日(日)10:00~15:00
場所: 男ノ子の焼の里 (八女市立花町北山1965)
問合: 男ノ子焼の里 (電話 0943-22-5432)
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