fmfukuoka

竹のさお、つり具の木下

サッチの取材日記

上陽町のほたると石橋の館に行く曲がり角に、

「つり具の木下」という看板があります。


なんでも、竹でさおを作る職人さんとか。

これはぜひお話を伺いたい!ということでお邪魔しました。

yame05.27_13.JPG

木下雅春さん、よろしくお願いします!


yame05.27_21.JPG

和竿(わかん)と呼ばれる竹で作られる竿は、

昔は誰もが使っていたのですが、今はカーボンだったり

グラスファイバーだったり、新素材で軽いものが主流。


yame05.27_14.JPG

そんな中、木下さんは、お父さまから受け継いだ技を磨き、

竹の竿を作り続けています。竹は鹿児島から仕入れてるんですって。

yame05.27_15.JPG

火山灰でやせた土地で育った竹は、強度が強いんだそうです。

そして現在は、全部が竹製のものではなく、一部を組み替えて使う方が多いそうです。

なので、木下さん曰く、竿のカスタマイズ用に竹でパーツを作ることがメインとのこと。


こだわり派の方は、竿一つにも妥協しません。

だって、関東、関西辺りからも発注があるんですって。

「ネットで探して見つけたんだと思う」と木下さん。

発注だけじゃなく、実際自分で作りたい!という訪問者も

一人や二人じゃないようで、木下さんの工房で、

「何人も教えたよ」とおっしゃっていました。


yame05.27_16.JPG

yame05.27_17.JPG

yame05.27_18.JPG

yame05.27_19.JPG

実は私たちも、竹をまっすぐにする工程を体験させていただいたんですが、

火が強くて竹を動かしながらやらないとすぐに真っ黒け、

満遍なく火を当てて綺麗なあめ色にするなんてぜんぜん無理、

まっすぐってどこまでかよくわかんないし、

終わりどころがつかめません(汗)。

「すぐに出来たら、職人の仕事がなくなる」と木下さんは慰めてくださいましたが、

毎度毎度、自分の不器用さにがっかりですわぁ。とほほ。

yame05.27_20.JPG

でもわぁわぁ言いながらのチャレンジ、楽しかったです!本当に!

ありがとうございました。


徳島出身の奥様とは文通で恋を実らせたという

釣り名人?!の木下さん。

これからも、伝統の技を使って、釣り人をうならせてくださいね!

ブログも楽しみにしています。



- - - - -
つり具の木下
住所: 八女市上陽町上横山80-1
電話: 0943-54-2109
木下さんのブログ


カテゴリ

月別アーカイブ