サッチの取材日記
上陽町のほたると石橋の館に行く曲がり角に、
「つり具の木下」という看板があります。
なんでも、竹でさおを作る職人さんとか。
これはぜひお話を伺いたい!ということでお邪魔しました。
木下雅春さん、よろしくお願いします!
和竿(わかん)と呼ばれる竹で作られる竿は、
昔は誰もが使っていたのですが、今はカーボンだったり
グラスファイバーだったり、新素材で軽いものが主流。
そんな中、木下さんは、お父さまから受け継いだ技を磨き、
竹の竿を作り続けています。竹は鹿児島から仕入れてるんですって。
火山灰でやせた土地で育った竹は、強度が強いんだそうです。
そして現在は、全部が竹製のものではなく、一部を組み替えて使う方が多いそうです。
なので、木下さん曰く、竿のカスタマイズ用に竹でパーツを作ることがメインとのこと。
こだわり派の方は、竿一つにも妥協しません。
だって、関東、関西辺りからも発注があるんですって。
「ネットで探して見つけたんだと思う」と木下さん。
発注だけじゃなく、実際自分で作りたい!という訪問者も
一人や二人じゃないようで、木下さんの工房で、
「何人も教えたよ」とおっしゃっていました。
実は私たちも、竹をまっすぐにする工程を体験させていただいたんですが、
火が強くて竹を動かしながらやらないとすぐに真っ黒け、
満遍なく火を当てて綺麗なあめ色にするなんてぜんぜん無理、
まっすぐってどこまでかよくわかんないし、
終わりどころがつかめません(汗)。
「すぐに出来たら、職人の仕事がなくなる」と木下さんは慰めてくださいましたが、
毎度毎度、自分の不器用さにがっかりですわぁ。とほほ。
でもわぁわぁ言いながらのチャレンジ、楽しかったです!本当に!
ありがとうございました。
徳島出身の奥様とは文通で恋を実らせたという
釣り名人?!の木下さん。
これからも、伝統の技を使って、釣り人をうならせてくださいね!
ブログも楽しみにしています。
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つり具の木下
住所: 八女市上陽町上横山80-1
電話: 0943-54-2109
木下さんのブログ