サッチの取材日記
大藤まつりのときに、酒蔵開きを行う黒木町の老舗の酒蔵「後藤酒造場」は、
1677年にこの地に移転。それが3代目のときということですから、
ざっと400年以上は続いている酒蔵さんです!すごいですねぇ。
建物も、内装は変えたりされているそうですが、
外装は江戸時代のまま。
仕込み蔵の天井には、ながいながーーーい梁が何本も通ってました。
今回お話を伺ったのは、13代目の後藤和幸さん。
ロマンスグレーで優しい語り口の後藤さんは、
気さくで笑い声も穏やかで素敵な方でしたよぉ。
後藤酒造場の蔵は、ほのかに甘いお酒の香りが漂います。
お酒が弱いサッチは、これだけで酔っ払ってしまいそう。
でも、後藤さんいわく、日本酒はお肌を潤してくれるそうです。
へぇ、知らなかったぁ。
だから藤原紀香さんは日本酒風呂に入るんですね、きっと。
そしてそして、トンネルですよ、トンネル!
ここは、国鉄矢部線で実際に使われていたもので、
全長441mの中に、ずらーーーーーーっと甕が並んでいました。
このトンネル、実は焼酎の貯蔵庫として利用されているんです。
後藤酒造場だけが使用しているわけではなく、
9つのメーカーさんたちが共同で貯蔵庫にしています。
ただし、入れられるのは「古久」という名の付いた焼酎のみ。
9つのメーカーがそれぞれ工夫を凝らして、
同じ「古久」でも、味わいの違うものが作られているそうです。
大藤まつりの時には、それぞれ試飲もできるそうなので、
お酒好きの方は、飲み比べてみて!
因みに、このトンネルに最初に入れたのは平成4年の11月。
後藤さんは、再来年、平成25年に「20周年記念古久」の発売を
予定しているそうですよ。
20年前の古久を残しているメーカーは、恐らく後藤さんのところだけとのこと。
これはプレミアものですねぇ。
インタビューを終えて、「黒木町で最初にできたエレベーター」という
後藤酒造場のエレベーターに乗って、3Fの屋上へ!
眼下に大藤が見え、目を上げると城山公園の桜が見える、
なんとも絶景スポットでした。
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<八女黒木大藤まつり>
日にち: 2011年4月16日(土)~5月初旬
問合: 八女市役所 黒木総合支所 (電話 0943-42-1115)
本格焼酎「古久」のトンネル貯蔵庫が開放されるのは、4月23日(土)、24日(日)です。
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