サッチの取材日記
八女インターから、国道442号線を八女市内に走ると、
驚くほど「仏壇屋さん」が目立ちます。こんなにたくさんあるなんて、
不思議だなぁ、と思っていたんですが、
八女市は江戸時代から仏壇作りの盛んな地域だったそうです。
それで職人さんたちが活躍してらっしゃったわけですねぇ。
現在は少しずつ減ってきて、後継者がなかなか育たない・・・と心配の声もちらほら。
それは仏壇だけではなく、八女市に残るすべての伝統工芸に言えることだと思います。
ものづくりの楽しさ、厳しさ、喜び、苦しみ、色々あると思いますが、
その職人さんたちの思いを込めて、
2011年1月20日(木)から23日(日)までの4日間、
アクロス福岡2Fの匠ギャラリーで「八女の伝統工芸品展」が行われます。
この中では、仏壇仏具が出来上がるまでの過程で必要なそれぞれの職人さんたちに
教えていただきながら、無料で伝統工芸を体験することができます。
この匠ギャラリーでの催しについて、番組では、
八女福島仏壇仏具協同組合事務局の末次泰子さんにお話を伺っていますよ。
とっても綺麗で、気さくな女性の末次さん。
一生懸命語ってくださって、仏壇作りの技を伝えて行きたい!
という思いがひしひしと伝わってきました。
インタビューでは、末次さんが作ったものなんでしょうか、
見本として色々作品を見せていただきながらお話をしてくださいました。
彫刻でリーフやお花を、宮殿造りで木の貯金箱を、
銅版釘うちではネームプレートを、そしてなんと金箔を使った手仕事も
無料で体験できるんですよ!いずれも一日25人限定。
ぜひ期間中に足を運んでみてくださいね。
すす払いの儀式を見学した後にお話を伺ったんですが、
結構若手の方々もいらっしゃって、心強さを感じました。
これからも皆さんで、八女の伝統工芸を広げて、繋げてくださいね!!
先輩の技を見ながら学び、習得していく、その姿勢が職人への道だと
教えてくださった末次さんでした。