皆様、黒木町を悠々と流れる矢部川に架かる南仙橋をご存知でしょうか?
12月10日の放送でお世話になった「萬歳屋」さんのすぐ近くにあります。
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*緑の矢印で示されている橋です。
この南仙橋の大部分は木で出来ており、
1級河川に木製の橋が架かっているのは九州内で唯一ここだけ。
全国的に見てもこのような風景が残っているのは大変珍しいことなんだそうです。
1954年(昭和29)に架けられたこの橋は50年以上もの間、
地域の人々に愛され続けているんです。
しかし、やはり木製なだけあって老朽化が深刻。
うねっていたり、足が腐ったり、挙句折れたりとボロボロです。
ついに、今年8月に通行禁止になってしまいました。
10/1付の西日本新聞の記事によると、
現存のままの橋を復元すると、強度などの点で河川法の基準を満たさないようなんです。
だからといって、コンクリート橋にしてしまうのはなんだかさびしいですよね。
なので現在、木製の橋脚の芯に鉄筋を通して強度を上げるという案が出ているようです。
実現するかどうかはまだまだわかりませんが・・・
ちなみに「南仙橋」という名前は、
橋の袂にいらっしゃったお地蔵さんの名前に由来しています。
近くにこられた際には、一見の価値ありですよ。
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