現在八女市では、九州北部豪雨災害からの復旧に向け
一丸となって取り組まれています。
当番組もこれまで以上に"今"の八女をお伝えするとともに、
一日も早い復旧・復興を願い応援していきたいと思っております。
かずよのトークギャラリー
◆古陶星野焼展示館
星野村には古くは鎌倉時代からあったと言われている「星野焼」があります。
その中から江戸中期以降の作品が展示されているのが星野村の
「古陶星野焼展示館」です。星野焼は焼物が産業となったのではなく、
「茶壷・水瓶・醤油瓶・梅干瓶」等生活実用品が主だったため、各家庭で
キレイに保存されているものをコチラでは展示しているんだそうです。そんな
お話を聞かせてくださった星野焼展示館の高木ミヤさん。
星野村の土は鉄分を多く含んでいるため色に特徴があり、
鉄をしっかり含んだ土は黒い鉄色に、ある程度含んだ土は赤い鉄色になるとか。
その赤い鉄色を夕焼け小焼けに例えて「夕日色」と呼ばれ皆に愛されているんだそうです。
江戸時代には久留米藩の御用窯として興隆した星野焼ですが、
明治中期には衰退し、一旦途絶えてしまいました。それを約40年前に再興したのが、
山本源太さん。源太さんの源太窯で作られた夕日色にお茶を注ぐとなんと黄金色に
なるから不思議☆
窯をイメージした八角形の外観もとてもユニークな展示館。
煙突を模した中央の吹き抜けの下には水が静かに湧き出る
ちょっとした屋内庭園が。そこに、雨の日には雨が、雪の日には
雪が降りそそぎ、季節の情緒を屋内でも感じることの出来る空間に
なっているんですよ。
■古陶星野焼展示館■
住所:福岡県八女市星野村千々谷
開館時間:9時~17時(火曜定休)
問合:0943-52-3077
◆星野焼 錠光窯
昭和40年代に再興された星野焼。今では3つの窯元が切磋琢磨して
それぞれの星野焼を生み出しています。
その中のお一人、山本拓道さんの錠光窯(じょうこうがま)を訪ねました。
拓道さんの作品は、星野村の土を使い、星野村で採れる木々をもやした灰を
上薬に用いて作る「完全星野産の焼物」。独自の研究で40種類を超える上薬を
使っているため、色のバリエーションがとっても豊富!同じ窯からの作品とは
思えないほど、様々な風合いの作品が並んでいましたョ。
また、お坊さんとしての修行経験もある拓道さんの話は、焼物の魅力から
向き合い方、そして日常のちょっとしたことまで、どれも惹きつけられるものばかり。
錠光窯に行かれた際はぜひ、拓道さんとの会話も楽しんでくださいね☆
■星野焼 錠光窯■
住所:福岡県八女市星野村耳納高原
問合:0943-52-3735
今回本当に色々なお話を聞かせてくださった拓道さん。
まだまだご紹介したいお話も沢山ありますので、今度も何かの形でお伝えしますね。
Good Job 八女!
◆土橋八幡宮 御神幸行事
八女市本町の土橋八幡宮で10月17日(水)に、
豊作や無病息災などを祈願する御神幸行事が開催されます。
この行事は、八女市の指定無形民俗文化財に指定されており、
赤い「しゃぐま」と呼ばれるカツラをかぶった子供達や獅子達が
太鼓や鉦(かね)等の音色に合わせ、八女市稲富までの約2キロを
1時間半かけて練り歩きますよ。
そして、19日(金)は、稲富地区から土橋八幡宮へ戻る「還幸行事」も
開催されます。
ぜひ、当日は、八女福島の町家で歴史を感じ、御神幸行事の獅子舞に
噛んでもらって、一年間の無病息災を祈願しませんか?
詳しくは、八女市観光振興課(電話:0943-23-1982)までお問合わせください。
プレゼント
今週のプレゼントは、取材で訪れた「錠光窯」から山本拓道さんセレクトの
「星野焼」を1名の方にプレゼント!
応募方法は、住所、お名前、電話番号と番組で発表されたキーワードを明記の上、
FAXかEメール、もしくはコチラの応募フォームからご応募ください。
FAX番号 092-526-5300「茶のくに 八女は楽しい」宛
Eメールアドレス yame@fmfukuoka.jp
オンエア曲
♪ OURS~ボクらの足跡~ / Good Coming