◆スタッフの取材日記
歴史的な建物が多数残っており観光名所になっている八女福島。
この街の町屋で生活している國武秀一さんにお話を伺いました。
4年半前までは久留米で生活していた國武さんですが、町屋に住みたいと考えるようになり
八女に引っ越してこられました。実際、八女の町屋に引っ越してきて生活している人は
他にも沢山いらっしゃるそうです。
「近所の皆さんに色々教わってばっかり」と話す國武さん。街のことはもちろん。
福島の方は挨拶の時にキチッと立ち止まってお辞儀するそうで、自分の行動も正されます。
また、國武さんは奥さんと当時1歳半のお子さんと共に八女に来られたのですが、
福島の方々は國武さんのお子さんに対してもとても良くして下さるそうです。
「安心して子育てが出来ます」とおっしゃっていました。
現代式の住宅では味わうことの出来ない雰囲気を楽しめる町屋ですが、
不便なこともあります。中でも一番厄介なのが、冬場の寒さです。
隙間が多くいくら暖房を炊いても、冷たい隙間風が吹きすさむそうです。
しかしながら、福島の町屋にはそんな寒さを補って余りある魅力が詰まっているんです。
そんな町屋で生活している國武さんは「木工詩人」として木工作品の創作活動を
行っておられます。木で作れるものなら、家具でも食器でも何でも作ってしまわれます。
「木工詩人」という言葉には、見にした人がポエム(詩)を感じるような
作品を創りたいという想いがこもっているんですよ。
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