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星のふるさと・冬まつり 前編

このブログはインタビュー本編で、祝原さんが仰られた
「ほんと(某TV番組)プロジェクト●で取り上げられたい位の試行錯誤でしたよ」
に端を発した事からスタートしたモノです。
是非、あのナレーションの気持ちで読んで下さいませませ。。。
(以下、あの空気感を出す為に敬称略とさせて頂いております。ご了承下さい)


「プロジェクトY」 星のふるさと・冬まつり
 ~厳冬の麻生池 風前水面の浮上作戦~ 前編

RIMG0145.JPG

冬の澄んだ空気の中、星空を一望に観る事が出来る星野村は、
福岡のみならず全国的に注目を集める「星」の「降る里」である。

厳しい冷え込みの中、肩を寄せ合い星を見つめる若い恋人達。

標高300mを超える場所にある「星のふるさと」。
閑散期を迎える冬に、星明りと共に楽しめる何かを始めよう。
そして始まったのが、「星のふるさと 冬まつり」
今から6年前の出来事だった。

星の明かりだけではなく「竹灯籠」の明かりも楽しめる光の競演。
年々「竹灯籠」の数も増やし、規模も大きくしていった。

お客さんからの評判も上々。
回を重ねる毎に来場者も増えていく。

そんな矢先の出来事だった.........

これまで竹灯籠の会場となっていた場所が使用できなくなったのだ。
急遽、第4回の冬まつりは竹灯籠の場所を代えての開催となった。

しかし、場所を代えた事が悪い結果を生んだ...
これまでは俯瞰的に見ることができた竹灯籠であったが
場所を代えた事で、竹灯籠の光が平面となり、
光の広がりを感じることが出来なくなってしまっていたのだ。

常連のお客さんからも同様の指摘を受けた。

このままでは第5回の冬まつりは実行する事ができない...
会議でも開催否定論が立ち上がり始めたその時.........

二人の男が立ち上がった。

営業企画を担当する「祝原」と、
森の工作館でキャンプや木工等の指導している「荒川」だった。

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祝原は常々冬まつりについての思いがあった。
「竹灯籠は、色々な場所で開催され目新しさは無くなってきている。
だが、麻生池の水の上に水燈籠を浮かべ、流さずに固定することが出来れば、
湖面に映る月明かりや星明りとの"競演"が美しいのではないか」と......

祝原は星のふるさと内にある麻生池周辺には、池の山キャンプ場のロッジしかなく、
街灯もない事から、月明かりや星明りが湖面に映ることを知っていたのだ。

会議の場でその想いを伝えた祝原の意見は無事に受け入れられた。
だが、この発想とプランが後々二人を苦しめる事態になるとは、
思ってもみない事であった。


(明日UPされる中編へ続く...)

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