かずよの取材日記
立花町の鍛冶屋さん、
「モリシゲエッジドック」こと「筑後之守 盛重製作所」の
中島重義さんと近藤輝英さんにお話を伺いました。
鍛冶屋と聞くと、
包丁を作っているイメージぐらいしかなかったのですが、
これらのものを初め、
こんなものや、
こんなものまで、
手がけているものが幅広い!
(歴史展示物から80キロにもなるショベルカーの先っぽまで!?)
それもそのはず、中島さんはこの道約60年の大ベテラン!
今年で80歳を迎えます。
その技術を惜しげもなくお客様に還元してきた中島さん。
「鍋の穴が開いたからふさいで」
「トラクターの爪が曲がったのでどうにかして」等、
本来なら鍛冶屋の守備範囲外のものでも、出来る限り応えるそうです。
水道管の修理をしたこともあるんですって。
インタビュー中も、ご近所さんがクワを持ってご来店。
ご要望に細かく応えていらっしゃいました。
ここは地域の方にとって無くてはならないオンリーワンのお店なんですね。
そして、吉野ヶ里遺跡の復元時には、盛重製作所オリジナルの
「丁斧(ちょうな)」という大工道具が使用されたんですよ。
看板商品のひとつ、立花町の特産品である筍を掘るクワも
県外から注文が来るほど人気。
技術の高さを伺えます。
しかも、一本一本丹精こめて作られたこれらの商品は、
手入れすれば、こんなに細くなるまで使えるんです!!
もちろん、家庭用の刃物も例外ではなく
「捨てる前に持ってきてくれれば、何とかする」という言葉の通り、
包丁の修理、メンテナンスも引き受けてもらえます。
希望すれば、名前を入れてもらえるので、愛着も倍増!
私もお願いしました☆
人やモノとちゃんと向き合う大切さを学んだ今回のインタビュー。
眠った刃物等がある方、盛重製作所さんに相談してみてくださいね☆
ありがとうございました。
■筑後之守盛重製作所■
場所: 0943-22-3717
電話: 福岡県八女市立花町北山216-1