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そば処 な佳しま

かずよの取材日記

星野村の52号線沿いに、いつもお客さんで賑わっているお店が・・・

大晦日の放送でご紹介した、「そば処 な佳しま」さんです。

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木の温もりを感じる店内。

実は、訪れるのは3度目。
いつも単品ですが、今回は「そば定食(1300円)」を注文。

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メインのそばは、もりそばか、かけそばを選べます。
独特の風味と、ツルっと入るのど越し。
何度食べてもやっぱり美味♪

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なんちゅう顔やねん・・・^^;


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他に、そばの実ご飯、そばがき、小鉢などが付いていて、そばの風味を存分に味わえる内容です☆

さぁ、その美味しさの秘密に迫っていきますよ-。

ご主人の、中島龍男さんです。
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そばを語る中島さん、真剣そのもの。

中島さんとそばとの出会いは、ご自身が51歳の時。
転勤先の信州で数々の美味しいそばにめぐり合い、心奪われたそうです。
その中でも「幻のそば」と言われる「冨倉そば」を食べた時は、ものすごい衝撃だったとか。
それを機に蕎麦屋の開店に向け、研究を重ね、定年後にお店をオープンし、まもなく11年を迎えます。

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「初めて開店の話を聞いたとき、もぅビックリで・・・」と話すのは、お隣にいらした奥様。
「でも、やって良かったと思っているんです」と当時の事を振り返り笑いながら教えてくださいました。
現在は、奥様や娘さんも家族皆でお客様をお迎えしているんですよ。「好き」が突き動かすパワーって凄いですね。


ここで「冨倉そば」について少し。
「冨倉そば」は、新潟に程近い長野県飯山市の冨倉地区に伝わるもので、
つなぎに「オヤマボクチ」というキク科の植物の繊維を使っているんです。
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使用するつなぎは微量のため、十割そばのような風味と、つなぎ入りのツルッとしたのど越しが味わえると、ツウの間でも人気のそばなのです。

でもここだけの話、つなぎが少量のため長く打つのはかなりの技術を要するので、
中島さんもオープン後しばらくは、長短混じったそばを出していたとか(笑)
それでも「美味しい」と口コミで評判が広まっていったのです。

信州出身のお客さんも懐かしいとその味を認めた「な佳しま」の「冨倉そば」。

幻のそばを、星野村でご賞味くださいね。

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ごちそうさまでした☆

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そば処 な佳しま■ 
住所:福岡県八女市星野村916-1
営業:11:00~16:30(OS)※品切れまで
定休:月・火(祝日の場合は営業)※新年は6日から
電話:0943-52-3055

タカクラカズヨ

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