メシュラングルメ研究所

2012年10月26日 (金)

メシュラングルメ研究所 10月26日

ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。

長野県安曇野市に決まり、安曇野インフォメーションセンターで聞いた、

信州サーモンを探して、食べてきました。

到着したのは、ここ

 

民芸食事処 ふくらい家・笑福

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長野県安曇野市穂高4579-1

0263-82-2168

11:00~20:30(年中無休)

http://www.fukuraiya.co.jp/

 

まずは、お刺身(1365円)

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鮭独特のクセが全くありません。

湯がいた中皮の煮こごりも、コリコリしてて美味しかった。

 

そして、サーモン南蛮(480円)

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これは、ハラミの部分を揚げて、甘酢を軽くかけたもの。

脂がのっていて、食べ応えあり!

 

そして、信州サーモンの秘密に迫るべく、

このお店の社長、清水さんにお話をお伺いしました。

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信州サーモンは、安曇野市明科にある「長野県水産試験場」が

10年もの歳月をかけて開発しました。

市場に出回り出したのは、6、7年くらいです。

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ニジマスのメスとブラウントラウトのオスを交配して、

双方の良いところを受け継いだ「信州サーモン」は、

卵を産まない1代限りの魚。

卵を産まないことによって、産卵に要するエネルギーがそのまま旨みとなり、

その身にギュッと凝縮されます。

大きさは、3.5kgほどにもなり、卵を持たないので、

旬がなく、いつでも美味しく食べられます。

脂がのっているのに、クセがないので、魚が苦手な人でもOK。

ちなみに、なぜ、ここ、安曇野で誕生したのかというと、

冷たい地下水が豊富で、魚はその冷たさに身が引き締まって、

美味しくなるからだそうです。

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確かに、店の前にも、地下水が湧いていました。

 

九州人がまだ知らない、信州サーモン。恐るべし!

 

ブチカン日本食遺産を探す旅、

来週は、どうなるのか?お楽しみに!

以上、メシュラン、グルメ研究所でした。

2012年10月19日 (金)

メシュラングルメ研究所 10月19日

ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。

次の旅が、今まで行ったことのない、長野県安曇野市に決まりました。

何が美味しいのか検討がつきません。

 

FDAに乗って、福岡空港から、一路、信州まつもと空港

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安曇野I.C.を降りて、探すと・・・

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インフォメーションセンター発見

 

安曇野 インフォメーションセンター 

安曇野市豊科南穂高1115

0263-71-1666

午前10:00~午後5:15(年中無休)

 

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安曇野に関する、ありとあらゆる情報が集まる場所です。

ここで、安曇野の名物を聞いたところ、信州そば、わさび、信州サーモンという答えがっ!

わさびは何となく分かるにしても、信州サーモンとは?

海がないのにサーモン?

どうやら、新しく品種改良して生まれた魚らしい

しかも、安曇野一帯で養殖しているらしい

 

ということで、まずは、この信州サーモンを調べることにしました。

まずは、食べてみないと分からないですよね。

来週は、その模様をお届けします。

ブチカン日本食遺産を探す旅、

来週は、どうなるのか?お楽しみに!

以上、メシュラン、グルメ研究所でした。

2012年10月 5日 (金)

メシュラングルメ研究所 10月5日

ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。

現在は、福岡県古賀市の旅です。

先週、コスモス広場という直売所に行き、「わかめ菜」、「おかひじき」を発見。

その珍しい野菜を栽培している農家を紹介して頂きました。

 

森農園

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古賀市今在家39

https://morinouen.com/

092-942-3604

 

ここは、先代より、「わかめ菜」、「おかひじき」などを作ってきました。

ちょっと変わった野菜を作っている農家です。

野菜だけでなく、変わった調味料も作っています。

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「からか酢」、「KARASCO」

 

わかめ菜

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つる性の植物で、日本には、薬用として入ってきました。

茹でると、トロッとして、わかめのような食感です。

 

おかひじき

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日本海沿岸に自生していたもので、日本では、山形で、最初に食べるようになったそうです。

森農園の先代が、30年前に山形に行って、作ることを決意。

静岡以南では、おそらくここでしか作っていないだろうという野菜。

さっと茹でて、辛子醤油で食べるのが伝統的な食べ方。

他にも、おすましに入れたりします。

また、唐辛子、オリーブオイル、ニンニクで、ペペロンチーノ風にしても美味しいそうです。

一年中作っています。

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芝生のように、わさっと生えているのに、害虫や病気に弱く、デリケート。

栄養は、カリウム、カルシウムが豊富なんだそうです。

 

いかがでしたか?

古賀市の特産品にもなっている「おかひじき」。

これは、ブチカン日本食遺産に認定してもいいでしょう!

そして、実は、これ、皆さんもどこかで食べているんです・・・・

そう、浜勝の大盛りのキャベツの上にのっている、アレです!!

びっくりでしょう!

 

来週は、再び、トランプです。

以上、メシュラン、グルメ研究所でした。

2012年9月28日 (金)

メシュラングルメ研究所 9月28日

ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。

次の旅が、福岡県古賀市に決まりました。

と言っても、何が美味しいのか検討がつかなくて、

とりあえず、直売所を探して、飛び込みました。

 

コスモス広場

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古賀市青柳658-1

Tel:092-943-1114 

9:00~17:00 、 店休日は、お盆、年末年始

 

ここは、地元の農業生産者や商業者が運営している直売所です。

朝9時半にお邪魔したのですが、大賑わい。

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皆さん、朝一の採れたて新鮮なものを買おうとして、来ているんです。

ここでは、古賀近郊の農家から、そして、鐘崎漁港からの海産物など、

地産地消をうたい文句に、新鮮で安全安心の食材を販売しています。

 

古賀市の農業について

古賀は近郊農業になりますので、少量多品種を生産しています。

また、本当は、みかんの隠れた名産地です。

極早生から、晩寒まであるので、1年のうち10ヶ月も生産されています。

 

確かに、様々な野菜が並んでいます。珍しいものもたくさん。

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そこで、目に付いたのが、わかめ菜、おかひじき

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これは特に珍しく、古賀でも一軒の農家しか作っていないそうです。

しかも、古賀市の特産品に指定されているとのこと。

「食べやすくて、歯ざわりシャキシャキ。」と書いていますが、

食べ方は、軽く湯にくぐらせ、刺身などの添え物などにするそうです。

 

で、そのわかめ菜、おかひじきを作っている、森農園さんを紹介して頂きました!!

 

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組合長の篠崎さん、ありがとうございました。

 

で、来週は、紹介して頂いた、森農園にお邪魔した模様をお届けします。

ブチカン日本食遺産を探す旅、

来週は、どうなるのか?お楽しみに!

2012年9月14日 (金)

メシュラングルメ研究所 9月14日

ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」

今回は南島原市に行っております。

なんと、南島原市は、味噌造りが盛んということが分かりまして、

たどり着いたのは、マルカ醤油本店。

島原でも一番歴史のある味噌屋さんです。

そこで、島原味噌についてお聞きしましたが、味噌造りの場所も見学させて頂きました。

 

マルカ醤油本店

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長崎県南島原市有家町久保383

0957-82-2041

 

味噌造りの工程

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麦を蒸して、麹を作る(3日間)

麹ができたら、大豆を加圧釜で蒸す (朝3時半から8時までかかる作業)

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大豆をミンチにして冷やし、麹、塩と一緒に攪拌器に入れて混ぜる。

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味噌造りは時間のかかる作業なので、あまり作れません

こちらでは、普通の味噌で週に1回、納豆味噌で週に2回ほど。

 

島原味噌は、若い味噌

だから、麹の匂いがします。

それが、独特の味につながるわけです。

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いかがでしたか? 

島原の味噌、美味しいですよ。

ということで、南島原市への旅はこれで終了!

来週、新たな目的地を決めますので、お楽しみに!

2012年9月 7日 (金)

メシュラングルメ研究所 9月7日

ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。

今回は南島原市に行っております。

まずは、南島原市深江特産物直売所にお邪魔しまして、「みそ五郎」というのを発見。

「みそ五郎」は、とにかく味噌が大好きで、一日に4斗もなめるそうです。

そんなに味噌が好きな人がいたなら、きっと良い味噌屋もあるだろうということで、

たどり着いたのが、こちらです!

 

マルカ醤油本店

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長崎県南島原市有家町久保383

0957-82-2041

 

お話をお伺いしたのが、社長の森さんです。

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マルカ醤油本店は、島原でも一番歴史のある味噌屋さんです。

江戸時代からの蔵を事務所にしていて、風情があります。

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こんな書類も飾っています。

 

味噌屋は、長崎県全体で17,8軒ある中で、島原だけで、約9軒もあります。

それほど、味噌造りが盛んな町だということです。

 

島原で味噌が発展したわけ

昔は、農家それぞれで作っていたものだった味噌。

それが面倒になってきたので、醤油屋が代わりに作るようになっていったとのこと。

それに、海運の利があり、材料を運びやすかった。また、販売もしやすかったそうです。

 

島原の味噌の特徴

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麦の量が多く、甘くて口当たりが良くさっぱりと食べられる味噌

寝かせる期間は、この店で3ヶ月。通常の島原味噌は1ヶ月から1ヶ月半。

早いところで、3週間しかないそうです。

固くてゴロゴロした、若い味噌になります。

最近では、塩分も控えめになってきています。

 

その他の味噌

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キムチもろみ、山菜もろみなど、10数種類くらいあります。

ちなみに、こちらでは、もろみ味噌のことを、納豆味噌と言います。

 

実はこの後、味噌を寝かせている場所も見学させて頂きました。

その模様は、来週お届けします!

お楽しみに!

2012年8月31日 (金)

メシュラングルメ研究所 8月31日

ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。今回は南島原市に行っております。

まずは、南島原市深江特産物直売所にお邪魔しまして、

イギリスという心太に具材を入れた感じの食べ物なんかをみつけましたね。

で、その中で、おやっと思ったのが、「みそ五郎」。

この、みそ五郎は何なのか?ということで、調べてきました。

 

まずは、タクシーの運転手さんに聞いたところ、西有家に昔住んでいた豪傑らしい・・・

この運転手さんに聞いた、みそ五郎の森総合公園にも行きました

そこは・・・・

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グラウンドがある、運動公園でした・・・

 

戻って南島原市役所を見ると・・・

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みそ五郎の銅像が!!

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彼は、町の最高峰、高岩山に住み、とにかく味噌が大好物。

人が良く、力持ちで誰からも好かれ、畑仕事をしたり、

山を切り開いたりして、味噌を分けて貰っていたらしい。

とにかく味噌が大好きで、一日に4斗もなめたそうです。

 

今では、島原4傑の1人になっているらしい。

4傑は、

天草四郎時貞、

伝説の絵師・山田与茂作、

かもめ10羽を一度で射ることの出来た弓の名手・懸針[さげばり]の金作

そして、みそ五郎!!

 

1日4斗も味噌を食べる・・・・

そんなに味噌をたくさん作っているのか・・・造っています!

島原の味噌は有名です!とのこと

 

ということで、地元の人に聞いて、味噌蔵を訪ねてきました!

その模様は、来週お届けします!

ブチカン日本食遺産を探す旅、

来週をお楽しみに!

2012年8月24日 (金)

メシュラングルメ研究所 8月24日

ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。先週、南島原市が出ました。

と言っても、何が美味しいのか検討がつかなくて、とりあえず、直売所へ。

 

南島原市深江特産物直売所にお邪魔しました

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島原市から、南島原市に入ったら、すぐにあります。

長崎県南島原市深江町丁6023番地

0957-72-3811

9:00~17:30、 店休日は、正月元旦

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会長の下田さんにお話をお伺いしました。

 

ここは、普賢岳の噴火による土石流が激しかった所。

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すぐそばに、水無川もあります。

 

この店は、約270名の生産者が季節の野菜、果物などを持ってきて直売しています。

今旬の野菜は、茄子、インゲンなど。

 

島原と言えば、そうめん!それ以外には・・・

深江は、「ろくべえ」という食べ物もあります。

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この「ろくべえ」は、約220年前の普賢岳の噴火が原因で起きた飢饉の時、

深江村の名主「ろくべえどん」が、サツマイモを粉にして「うどん状」に作り、

飢饉を救ったところからできた食べ物です。

イギリス」という食べ物も発見しました。

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祝い事の時には、必ず食べるようで、「いぎりそ」という海草を

米糠で溶かし、具を入れて、味をつけて固めたもの。

心太に具材を入れた感じ。

 

南島原市で、もうひとつ良く見かけたのが、「みそ五郎

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ここにも、みそ五郎の文字が・・・・

みそ五郎は、普賢岳に腰掛けて、有明海で顔を洗う、伝説の大男

力持ちの彼は、人の仕事を手伝っては、味噌を貰っていたと言う。

 

そんな大男が食べるくらい、味噌屋が多いのか尋ねたところ・・・

多いらしい。特に、有家の方面。

他の味噌との違いを聞くと、他の味噌を食べたことがないので分からないとのこと。

 

納豆味噌漬け」というのがありましたが、こちらで言う、「もろみ味噌」。

昔から、こう呼んでいるようです。

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いかがでしたか?

みそ五郎、興味沸いてきました。実は味噌屋も多いという。

ということで、来週は、もう少し、南島原市の南へと進みます。

ブチカン日本食遺産を探す旅、来週は、どうなるのか?

お楽しみに!

2012年8月10日 (金)

メシュラングルメ研究所 8月10日

ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」で、武雄が出ました。

現在は、武雄のレモングラスを追っています。

武雄温泉通りのまちなか案内所『がばい』から始まり、武雄市役所 商工流通課を訪ね、

海抜250mくらいの元「棚田」である畑に行って、最後にたどり着いたのは・・・・

 

レモングラスティーハウス

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武雄市山内町大字鳥海9583-3

0954-45-5777

営業時間 10:00~18:00

 

店長の山口さんに、お話をお伺いしました。

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ここは、加工所と店舗があります。

大型の乾燥機があり、乾燥させたレモングラスをカットして、袋詰めしています。

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今は収穫の時期ではないのに、レモングラスの香りがして、とても良いです。

レモングラスは生でも食するのですが、乾燥させてお茶、化粧品、ローション、レモングラス米などにするそうです。

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これは、レモングラスの歯磨き粉

 

ということで、お隣でレモングラスの料理を食べました。

 

オリジナル・ハーブ・ラーメン&レモングラス米おにぎり(650円)

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モロヘイヤ麺とフレッシュレモングラスの塩スープ

具材は、チンゲン菜、モヤシ

梅干、生姜を添えているのでお好みで

さっぱりしてて、飲んだ後にでも食べたくなります。

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レモングラス米は、ほんのり香りがして美味しい

 

7種類のハーブチャーハン(650円)

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バジル、オレガノ、セージ、マジョラム、ローズマリー、タイム、パセリの7種類

武雄はハーブに力を入れているんです。

 

武雄産イノシシのスタミナ焼肉丼(750円)

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濃い味だが、脂の少なくヘルシーで美味しかった

 

レモングラス・ティー

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沸かしたてのお湯で3分間蒸らしてできあがり

脂っこいものを食べた後でも、口の中がさっぱりします。

 

改めて、レモングラスの美味しさを確認しました!

これは、日本食遺産認定でしょう!

 

2012年8月 3日 (金)

メシュラングルメ研究所 8月3日

ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」で、武雄が出ました。

武雄温泉通りのまちなか案内所『がばい』で、

武雄市が「レモングラス」に力を入れているという話を聞き、

武雄市役所 商工流通課を訪ねました。

そこで案内してもらったのが、

農事法人ハッピーファーマーズが管理している元「棚田」。

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農事法人ハッピーファーマーズ 鶴田さんにお話をお伺いしました。

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海抜250mくらいの元「棚田」である畑です。

かなりの山奥。車の離合も難しい場所にあります。

周りには、緑しかありません。

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電気牧柵で、イノシシや、小動物に畑を荒らされるのを防いでいます。

水がきれいで、無農薬、有機栽培しています。

 

収穫時期は、7月下旬から10、11月くらいまで。

植えている場所などによっても違うそうです。

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一番大きくなると、1.5mくらいにもなるんですよ。

刈り取りは、全て手作業。大変な苦労です。

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今年の出来は、順調です。とのこと

 

来週は、レモングラス加工所に行った模様をお届けします。