白岳しろ presents 「飲んで、うまい 食べて、うまい」 5月17日
食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」。
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
先週は、球磨焼酎の話をしましたね。
今週も、米焼酎についてさらに深く知るために、
白岳しろを作っている杜氏の藤本さんにお話をお伺いしました。
今週は、お酒を割る文化と、米焼酎はヘルシーという話です。
お酒を割って飲むのは日本独特の文化
食べもの味とお酒の濃さを合わせるのが良いと言われています。
その点で、焼酎は優れたお酒です。
様々なもので割ることで、度数を変えることができます。
焼酎を6:4で割った時に、15、16度くらいになります。
7:3で割ると、17度くらいです。
焼酎は、元々もろみの度数は、15、16度くらいですが、
蒸留することで度数を上げ、飲むときに割って度数を下げるという
日本独特の飲み方をするお酒です。
米焼酎は懐が深い
香りが柔らかく、ソフトな口当たりだけではなく、
水割り、お湯割り、ロック、ストレート、ソーダ割りなど、
食事に合わせて様々な飲み方ができます。
まさに究極の食中酒です。
焼酎はヘルシー
蒸留酒なので、糖質は0、脂質も0、プリン体も0です。
例えばダイエット、特に糖質制限している方にとって、魚や肉は糖質が少ないので、
カルパッチョやアヒージョなどで食べられる方も多いでしょう。
そんな方の強い味方になるお酒です。
そして、今週も人吉で見つけた、地元のお酒「本格米焼酎 白岳しろ」と、
ペアリングしてきたものをご紹介します!
丸一そば屋
人吉市二日町7
0966-22-3078
明治31年創業、現在の店主、佐々木さんは4代目になる老舗蕎麦屋さんです。
6年前に新たに建てた店舗の横には、120年間使ってきた旧店舗もあります。
【米焼酎の蕎麦湯割り】
人吉では、米焼酎で割るのが一般的。
米焼酎にクセがないため、蕎麦の香りがよく立って、美味しいです。
【ゆべし】
人吉は、味噌を使った料理が多いです。
「ゆべし」は、柚子、味噌などを練って固めたもの。
柚子の香りが口いっぱいに広がり、米焼酎がサラリと流してくれます。
【ざるそば】(750円)
二八蕎麦です。
人吉でも蕎麦はできますが、全国2位の生産量を誇る霧島産や
阿蘇の菊池産など、その時の良いものを仕入れて使っています。
つゆは、鰹節、昆布、九州の醤油で作った少し甘め。
薬味が、山葵とみじん切りした葱というのが面白いです。
打ち方がよく、コシがあって美味しいです。
米焼酎と合わせると、蕎麦の後口にキレが増します。
【かしわそば】(700円)
初代が考案した、この店で大人気の汁蕎麦とも合わせました。
地鶏を薄くスライスして細かくして炊いたものをトッピングしています。
ダシは、鰹節、昆布、地元の醤油で作っています。
鶏の旨味も出た優しい味の蕎麦です。
お酒を飲むと喉が渇くので、このダシが椀物の代わりとなって丁度よいです。
ということで、来週も杜氏の藤本さんとの話は続きますので、お楽しみに!
人吉でみつけた、本格米焼酎 白岳しろと食べ物のペアリングも紹介します!
お楽しみに。