メシュラングルメ研究所 10月23日
様々な食材に関して、研究、新たなメニュー開発を
していこうじゃないかというコーナーです。
さあ、今日から新しい研究に入ります。
それは、・・・・うどんです!
今、うどんにも新しい風が吹いています。
フロム北九州、あの津田屋官兵衛を中心とする、「豊前裏打会」。
あの少し細くてもちもちした麺、大きなごぼう天、すっきりしたダシ。
これらが、いったいどうやって生まれたのか?それに迫ります。
ということで、津田屋官兵衛の大将、横山さんにお話をお伺いしてきましたので、
今日は、豊前裏打会誕生前夜までのお話をお送りしたいと思います。
津田屋官兵衛
北九州市小倉南区津田新町3-3-20
093-475-7543
11:00~16:00 ※麺が売切れ次第閉店
定休日 毎週日曜日・第一月曜日
横山さんのうどんとの出会い
元々サラリーマンだった横山さん。
義理のお兄さんの会社が、うどん屋付きの土地を購入。
奥様の希望もあり、そこでうどんを習い、うどん屋をスタート。
ただ、最初は何でも出す「うどん食堂」のような形で、一番人気は焼飯でした。
偶然、ご近所だった粉問屋の方に、
「うどんを本格的に勉強しないか」という誘いを受け、
毎週土曜日の昼には店を閉め、フェリーで四国に渡り、
うどんを食べ、研究するという日々を半年間続けました。
さぬきうどんの作り方を我流でマスターし、お店も2店舗まで増えました。
しかし、元々は素麺が好きだったこともあり、次第に麺は細く、そして、柔らかく。
そこに偶然が重なります。
お店によく顔を出すお客様の1人から、佐賀県にビルを建てるので、
そこにうどん屋を出したいという話が舞い込んできました。
その人が気に入っているのが、大分県「総本家手打うどん博士」のうどん。
ということで、店舗が完成するまでの3ヶ月間、
あちこちに電話をして小麦粉を取り寄せ、研究に没頭。
ついに、その人の求める麺が完成し、無事に納品。
これで1つのプロジェクトが終わりましたが、独自で麺の卓球を続けました。
その結果、お店に麺の常連が付き始め、
そのうちの1人が、サラリーマンをやめ、何と弟子入り。
弟子の助言もあり、それまで蕎麦なども出していましたが、
うどん1本に絞り込むことに決めます。
そこで、細い麺が好きな横山さんは、個性ある「ざるうどん」の完成を目指し、研究。
今の豊前裏打会の麺が出来上がっていったのです。
その1番弟子は、のちの、「うどんの紀元」の大将です。
来週も、豊前裏打会に迫ります。
お楽しみに!
以上、メシュラングルメ研究所でした。