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2014年10月31日 (金)

メシュラングルメ研究所 10月31日

様々な食材に関して、研究、新たなメニュー開発を

していこうじゃないかというコーナーです。

現在は、キャビア、チョウザメについて、研究しています。

キャビアと言えば、宮崎が、早くから取り組み、養殖がとても盛んです。

ということで、今週も、小林市にある、

宮崎県水産試験場 内水面支場 農学博士 稲野さんと、

宮崎県農政水産部 水産政策課 上林さんにお話をお伺いしました。

 

宮崎県水産試験場 内水面支場 屋外プール

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ここで、7種類のチョウザメを研究のため飼育しています。

メスのチョウザメは、採卵のためです。

自然には産まないので、排卵誘発をさせます。

1時間ほど陸に揚げて、お腹から絞り出して、プールへ返します。

卵を採るのにも、非常に手間がかかります。

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21歳になるメスのシロチョウザメは、2m、100kgくらいになるのだとか。

10歳のシロチョウザメで1mくらいの大きさでした。

オオチョウザメ、通称ベルーガと言われる、最高級のキャビアが採れるチョウザメもいました。

まだ100kgにも満たず、卵も持っていない、子供です。

上から見ると、マグロのようにも見えます。

 

アムールチョウザメもいました。

そして、この宮崎でチョウザメを研究するきっかけともなった、

昭和55年にソ連から送られたベステルもいました。御年、34歳。

ただ、あまり大きくなかったです。

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メスのチョウザメは、きちんと種類で分けられ、綺麗なプールで泳いでいましたが、

オスは全種類が1つのプールにいました。

オスのチョウザメは、精子を採るために育てています。

まず、オスから精子を採り出し、次にメスから卵を取り出して、受精させます。

受精卵は、5日間、円筒形の孵化槽の水流の中で飼育します。

すると、孵化するそうです。

 

チョウザメの特徴

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歯はありません。その代わり、口が掃除機のような形に伸びます。

底にすむ生物(小魚、海老、蟹)を吸い込んで飲みこみ、胃で消化します。

口の前にひげが4本あり、目は上のほうに付いています。

鼻は、目の前方です。

オスのほうが、少し小ぶりです。

 

 

来週も、キャビア、チョウザメの話をします。