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2014年10月24日 (金)

メシュラングルメ研究所 10月24日

様々な食材に関して、研究、新たなメニュー開発を

していこうじゃないかというコーナーです。

現在は、キャビア、チョウザメについて、研究しています。

キャビアと言えば、宮崎が、早くから取り組み、養殖がとても盛んです。

ということで、今週も、小林市にある、

宮崎県水産試験場 内水面支場 農学博士 稲野さんと、

宮崎県農政水産部 水産政策課 上林さんにお話をお伺いしました。

 

宮崎県水産試験場 内水面支場 孵化室

Huka1

稚魚を孵化させて作っているのは、シベリアチョウザメ、シロチョウザメの2種類。

シベリアチョウザメのほうが、卵を持つまでの期間がシロチョウザメよりも短いそうです。その分、身体は小さくなります。

今年5月に生まれたシベリアチョウザメ、シロチョウザメがたくさんいました。

ちなみに、シロチョウザメのほうが黒かったです。

Huka2

Huka3

1年未満、秋から冬にかけて、シロチョウザメの稚魚は、県内の養殖業者の手に渡ります。その数は、2万匹くらいです。

それ以外にも、ロシアチョウザメ、コチョウザメ、ベステルなどを育てています。

Huka4

ロシアチョウザメは、2番目に大きなキャビアができますが、

シロチョウザメより早く取れるかもしれないということで、現在、研究中です。

 

コチョウザメは、3年で成魚になり、2キロぐらいの大きさ。

Huka5

早く育ちますが、卵は、200gくらいしかとれません。

 

とても可愛くて、養殖されたチョウザメの稚魚は、ペットとしても人気だそうです。

ちなみに、宮崎県では、まずは、養殖を確立させることが先で、観賞用としても販売はしていません。

また、とても多くの流水が必要で、身体に合わせて巨大な水槽も必要だということで、一般的な家庭で飼うのは難しいかもしれません。

 

ちょっと稚魚も美味しいそうに見えましたが・・・・

実際、堅い鱗をそぎ落とし、塩焼きにして食べるそうです。

現在、宮崎県では、キャビアのために育てているので、稚魚を食べる事はしていません。

 

来週も、キャビア、チョウザメの話をします。