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2013年7月 5日 (金)

トレン道 7月5日 U.S ROCK アルバム ベスト3!!(70年代編)

毎週、様々な話題のモノをご紹介!

今週のテーマは、

ボーダーライン甫足が独断と偏見で選ぶ、

U.S ROCK アルバム ベスト3!!(70年代編)」

 

ということで、「ボーダーラインレコード」店主 甫足正彦さんにお聞きしました!

 

ボーダーライン福岡本店

TEL 092-734-4198

福岡市中央区大名 1-14-14立花ビル2F

営業時間 11:00~20:00

定休日:無休 

http://www.borderlinerecords.co.jp/

 

 

第3位 PEARL / JANIS JOPLIN (1971) ¥980

Janis

67年に開催されたモンタレー・ポップ・フェスで鮮烈なデビューを果たしたジャニスも、

69年のウッドストック参加時には酒とドラッグに溺れ、身も心もボロボロになっていた。

そんな中、最後の力を振り絞り録音に臨んだのが、遺作となった本作「パール」である。

ようやく納得できるバンドと出会い、「ムーヴ・オーヴァー」では力強い歌声を

聴かせるが、残念ながらその孤独のあまり過度のドラッグ使用により、

制作途中27歳という若さで他界してしまう。

そのため、本作はアカペラの仮録音や演奏だけが収録されたものもあるが、

アメリカのアルバムチャートでは9週連続で1位に輝き、

短い彼女の音楽活動の中でも最高の売上を記録した。

ちなみに「パール」とは彼女の愛称にちなんでいる。

 

 

 

第2位 THE LAST RECORD ALBUM / LITTLE FEAT (1975) ¥1,580

Lf

ザッパの勧めもありマザーズを脱退したローウェル・ジョージは、

自らのバンド「リトル・フィート」を69年に結成する。

ブルース、カントリー、R&B等アメリカン・ルーツ・ミュージックを全面に押し出した

サウンド作りを試みるものの、71年には一旦解散してしまう。

72年に再スタートしたバンドは、ニューオリンズ、南部色を加え、

ここにフィート・サウンドは確立され、翌年、名曲「デキシー・チキン」を発表し成功を収める。

その後 各々の個性が際立ち、よりファンキーでジャズ色の強い作品が制作され、

その頂点を極めたのが本作である。

しかし、残念ながら本作を最後にローウェルは他のメンバーとの音楽性の相違が

大きくなり、またドラッグ中毒で体調を崩し、第一線より退いていく。

正に、”ミュージシャンズ・ミュージシャン”という言葉が相応しいバンドで、

日本でも「ぱっぴいえんど」「サザンオールスターズ」など多くのミュージシャンが

影響を受けている。

 

 

 

第1位 AFTER THE GOLD RUSH / NEIL YOUNG (1970)  ¥1,280

Neil

スティーヴン・スティルスと結成した「バッファロー・スプリングフィールド」を解散し、

ソロ活動を開始したニールだったが、翌年にはそれと平行してスティルスの

ニュー・プロジェクト「クロスビー、スティルス&ナッシュ」に参加する。

70年には名作「デジャ・ヴ」をグループで発表、そして半年後にはソロ3作目の

「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」をクレイジー・ホースと共に創り上げる。

ニールにとってこの時期は正に充実期であり、本作は彼の代表作である。

ギター、ピアノの弾き語りを中心にしたシンプルで素朴な曲から、

バンドをバックにギンギンの粗削りなギターを弾きまくるハードな楽曲まで様々だが、

無駄な音は全く聴こえてこない。

彼の最大の魅力は、独特な作風とヴォーカルにあるが、

それを際立たせるクレイジー・ホースの演奏スタイルにも素晴らしいものがある。

数あるシンガー・ソングライターの作品の中でも私にとっては最高の1枚である。

 

 

ということで、今週は、

福岡市大名の「ボーダーラインレコード」店主の甫足正彦さんに聞いた、

U.S ROCK アルバム ベスト3!!(70年代編)でした!

 

7月13日(土)〜15日(月・祝)まで、福ビル9階大ホールで、

 

全日本レコード&CDサマーカーニバルが開催されます。

お宝レコードが見つかるかも!

 

来週も、お楽しみに!