メシュラングルメ研究所 11月23日
ブチカン日本食遺産を求めるトランプの旅。
広島県呉市に決まりまして、牡蠣を取材することにしました。旬ですからね。
先週、浜勝の広島地区ブロック長、松本さんに教えてもらった、
倉橋島海産に行ってきました。
倉橋島海産
広島県呉市倉橋町747-5
広島まで新幹線で1時間、呉まで電車で40分、さらに車で1時間。
目の前には瀬戸内海、山口県、愛媛県が見える場所です。
社長の斉藤さん、砂田さんにお話をお伺いしました。
広島の牡蠣について
牡蠣の生産は10月10日からスタート。これからがシーズンになります。
広島の牡蠣は58.9%のシェアがあります。
穏やかな海で、いかだ養殖ができるため、盛んになったとのこと。
塩分濃度は3.数%と、程よく、太田川から運ばれてくるミネラルも豊富なため、
牡蠣のえさであるプランクトンもたくさんいます。
広島は独自に海域をわけて管理し、食に対する安全にも気を配っています。
牡蠣の養殖の歴史は、室町時代から始まります。
最初は、遠浅の海岸で養殖を始め、大正からイカダを組んで、沖で養殖するようになります。
広島の牡蠣はなぜ大きいのか
一日中、海の中にいるので、大きくなるそうです。
また、昔は1年で収穫していたのが、今は2年、3年かけて育てています。
倉橋島海産の牡蠣は、かなり沖合で、民家などの影響も受けない、
海水のきれいな場所で育てています。
牡蠣のはじめ
まずは、ホタテの貝殻に万単位で種を植え付け、干潟に持って行き、
干満の差を利用して、乾湿を与え、強い種だけを残していきます。
これに1年。
翌年6月に沖合へ、イカダで釣り下げ、四六時中海中に浸かるようにすると、
牡蠣が一気に栄養を摂るようになり、大きくなっていきます。
つまり、足掛け3年かけて養殖されるわけです。
いかがですか?
来週は、実際、朝6時に集合して、牡蠣棚まで行って来ましたので、その模様をお送りします。