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2012年6月15日 (金)

メシュラングルメ研究所 6月15日

ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。

現在は、鳥取で美味しい食材を探しています。

着いたのは、米子市。

境港の景山水産で、ベニズワイガニや、トロハタの話を聞き、

農産物では何が名物なのかたずねたところ、

ねばりっこ」という答えがっ!

そこで、鳥取のほぼ真ん中にある、北栄町へと行きました。

 

北栄町は、北条砂丘があり、海がすぐ近くで、風力発電も盛んなところです。

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なんと、名探偵 コナンの作者、青山剛昌さんの故郷でもあります。

 

JA鳥取中央 北栄営農センター 

長芋生産部 部会長の道祖尾さんにお話をお伺いしました

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ここ鳥取は、白葱、らっきょう、すいか、長芋が有名で、

それらは、砂丘の特性を活かして作っていますが、すいかは大山の方とのこと。

 

ねばりっこの開発には、とても時間がかかっています。

1990年に、鳥取県園芸試験場で試験が始まった農産物です。

様々な検証をして、1995年に試験導入。

砂丘長芋と大和芋と交配してできたもので、

砂丘長芋は雄株しかなく、大和芋は雌株で、運命の出会いだそうです。

一般の農家へ出回るようになったのは、10年くらい前

今では、350トンほど作れるようになりました。

 

生産はとても難しく、まず、むかごが混ざると台無しになるので、厳密な管理をしています。

また、立派なねばりっこになるのに3年かかります

植え付けも手作業になるので、時間がかかるそうです。

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ねばりっこの特徴

密度があるので、重たく、硬い芋になります。

少しクリームがかった色で、痒くなりません。

自然薯のようにダシで伸ばさなくても丁度良い粘りがあります。

甘味もあります。

 

そして、このねばりっこが、鳥取県を飛び出すきっかけは、浜勝でした!!

社長が鳥取県出身で、地元の特産物を使いたいという話からスタート。

我々も、浜勝で、磯辺揚げ、浅漬けなどとして、食べていますよね。

他にどのような料理があるのか訊ねたところ、

チップス、アイスクリーム、お好み焼きなどにも使うとのこと。

美味しそうですね、、、って、アイスクリーム!?

どのような味なんでしょう?

 

さあ、美味しい食材を求めての旅!

来週はどうなるのか、お楽しみに!