メシュラングルメ研究所 6月15日
ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。
現在は、鳥取で美味しい食材を探しています。
着いたのは、米子市。
境港の景山水産で、ベニズワイガニや、トロハタの話を聞き、
農産物では何が名物なのかたずねたところ、
「ねばりっこ」という答えがっ!
そこで、鳥取のほぼ真ん中にある、北栄町へと行きました。
北栄町は、北条砂丘があり、海がすぐ近くで、風力発電も盛んなところです。
なんと、名探偵 コナンの作者、青山剛昌さんの故郷でもあります。
JA鳥取中央 北栄営農センター
長芋生産部 部会長の道祖尾さんにお話をお伺いしました
ここ鳥取は、白葱、らっきょう、すいか、長芋が有名で、
それらは、砂丘の特性を活かして作っていますが、すいかは大山の方とのこと。
ねばりっこの開発には、とても時間がかかっています。
1990年に、鳥取県園芸試験場で試験が始まった農産物です。
様々な検証をして、1995年に試験導入。
砂丘長芋と大和芋と交配してできたもので、
砂丘長芋は雄株しかなく、大和芋は雌株で、運命の出会いだそうです。
一般の農家へ出回るようになったのは、10年くらい前。
今では、350トンほど作れるようになりました。
生産はとても難しく、まず、むかごが混ざると台無しになるので、厳密な管理をしています。
また、立派なねばりっこになるのに3年かかります。
植え付けも手作業になるので、時間がかかるそうです。
ねばりっこの特徴
密度があるので、重たく、硬い芋になります。
少しクリームがかった色で、痒くなりません。
自然薯のようにダシで伸ばさなくても丁度良い粘りがあります。
甘味もあります。
そして、このねばりっこが、鳥取県を飛び出すきっかけは、浜勝でした!!
社長が鳥取県出身で、地元の特産物を使いたいという話からスタート。
我々も、浜勝で、磯辺揚げ、浅漬けなどとして、食べていますよね。
他にどのような料理があるのか訊ねたところ、
チップス、アイスクリーム、お好み焼きなどにも使うとのこと。
美味しそうですね、、、って、アイスクリーム!?
どのような味なんでしょう?
さあ、美味しい食材を求めての旅!
来週はどうなるのか、お楽しみに!