トレン道 8月24日 Boulangerie pain stock ちょっと酸っぱいけど、美味しい天然酵母のパン ベスト3!!
毎週、様々な話題のモノをご紹介!
今週のテーマは、Boulangerie pain stock のオーナーシェフ、
平山さんに聞いた、
「ちょっと酸っぱいけど、美味しい天然酵母のパン」ベスト3!!
Boulangerie pain stock(ブーランジェリー パンストック)
福岡市東区箱崎6-7-6
【TEL】092-631-5007
【営業時間】10:00 – 19:00
【店休日】月曜日、第1、第3火曜日
https://www.facebook.com/painstock.fuk/
2010年に開業。
平山さんは、福岡大学卒業後、福岡のパン屋で働き、フランスで研修後、
東京の「シニフィアン・シニフィエ」の志賀シェフのもとで修行。
その後、ダンディゾンの浅野シェフのもとで修行し、福岡に戻り、
数年福岡のパン屋で働きながら独立の準備をし、
福岡市箱崎の片隅に「パンストック」をひっそりオープン。
「パンストック」のコンセプトは”冷凍しても美味しく食べられるパン”。
ゆっくりゆっくりパン生地を発酵させることで、冷凍保存しても
固くならないように作ったパンを色んな家庭で食べてもらえたらという想いを込めて、
添加物、マーガリンを使わず、国産小麦、もしくはオーガニックのフランス小麦を
使うなど、自分の子供に食べさせても罪悪感のないものを選択して、
材料に使っています。
毎日のことだからこそ丁寧に、手を抜かないパン作りを心がけています。
第3位 【くるみとレーズンのルヴァン】(380円)
どこにでもある組み合わせのパンが故に、特化するのは難しい。
一段抜ける為には色々と工夫が必要で、
オープンの頃から出している思い入れのあるパン。
フランスにいる時、こういう天然酵母のハードパンはさっぱり売れず、
「本場でこんな感じだからダメだなー」と思っていましたが、
うちの店ではフランスよりも、今まで修行したどの店よりも売れています!!
それはなぜなのか・・・。
やっぱりちゃんと美味しく作っているからだと思います。
定番すぎるメニューもきちんと向き合って美味しく作れば売れるんだな!と、
最初の頃 自信になった、思い出のメニューです。
レーズンの選定、量、生地のセッティング…、工夫がこもっています。
2位 【カカオルージュ】(500円)
最近、カカオが好き!
カカオの入ったパン生地はなんだか美味しくなる。
軽くて、かつ しっとりしていて口溶けも良い感じにしてくれる、
天然の改良材みたいだ…。
カカオの入ったパンがどんどん増えている昨今、
その中でも「カカオルージュ」はお気に入りの一品。
カカオはもともと果実なので、フルーティな香りと苦味のバランスを持っている、
それをパンを使って表現していいます。
カカオのフルーティさをクランベリー、イチジク、
天然酵母の乳酸菌を使って複雑な香りを醸し出す、
それにココアの苦味、全体をまとめるためにチョコレートを入れて、
パン全体でチョコレートの風味を感じ、多重構造で構成したパン。
全体でチョコレートの味を表現したパンかな。
第1位 【カンパーニュ】(1,000円)
最近マイブームの作り方の「カンパーニュ」。
オープンの頃はモチモチしたパンが大好きで、
ともかくもっちりして内層も大きく伸びてボコボコ穴が開いてるパンが
パン屋的にかっこよくて好きでしたが、
最近は歳をとったからか、穴が開いていると具をのせようとしても
落ちてしまい不便だし、モチモチだと食べ疲れるので、
軽くてすーっと溶けていく優しいパンがいいなと思い、
ちょっと作り方のセッティングを変えて作っています。
見た目は相変わらずハードで固そうですが、
食べてみると優しい、そんなツンデレなパンです。
歳をとると、いろいろ好みも変わるということ。
土日限定販売です。
ということで、今週は、
Boulangerie pain stock のオーナーシェフ、平山さんに聞いた、
「ちょっと酸っぱいけど、美味しい天然酵母のパン」ベスト3でした!
来週も、お楽しみに!