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2015年11月20日 (金)

メシュラングルメ研究所 11月20日

様々な食材に関して、研究、新たなメニュー開発を

していこうじゃないかというコーナーです。

現在は、うどんの研究をしています。

ということで、今、北九州から新風を巻き起こしている

「豊前裏打会」の総本山とも言うべき、

津田屋官兵衛の大将、横山さんに色々うどんについてお話を聞いてきました。

今日は、小麦粉のお話です。

 

津田屋官兵衛

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北九州市小倉南区津田新町3-3-20

093-475-7543

11:00~16:00 ※麺が売切れ次第閉店

定休日  毎週日曜日・第一月曜日

http://www.tsudaya.com

http://urauchi.info/

 

小麦粉の種類

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小麦粉にも様々な種類、品種があります。

まず、たんぱく質の量で変わる、薄力粉、中力粉、準強力粉、強力粉。

この中でも、うどんに適しているのは、

たんぱく質量が、8.2から8.8%辺りの小麦粉と言われています。

このたんぱく質を操作することができれば、面白い現象が起こるようです。

また、70%から80%は、でんぷん質になります。

中力粉の場合、このでんぷん質の中に、

アミロースという固くなる成分と

アミロペクチンというやわらかくなる成分が、同じくらい入っています。

しかし、アミロペクチンの量が多くなると、モチモチ感が出てきます。

ちなみに、お米の「こしひかり」がこの品種改良を行ったものになります。

九州沖縄農業研究センターにまで行って、話をきいたりもしたそうです。

オーストラリア産、国内産など多種多様な小麦。

その中でも、農林61号という小麦は、戦時中に

この九州沖縄農業研究センターで生まれ、一番流通している小麦です。

敗戦後、日本では、アメリカやオーストラリアからの小麦が、

パンの普及と共に流通していきます。

そんな中、生活も持ち直すと、人々は、うどん用の小麦も求めるようになってきます。

そこで、様々な注文を受け、品種改良を、国内外で行ってきました。

その中で、もちもち感のある小麦粉も生まれたとのこと。

豊前裏打会では、そんな小麦粉数種類をブレンドすることで、

あの麺の歯ごたえやコシを出しています。

つまり、ブレンドすることで、たんぱく質量、

アミロースとアミロペクチンをコントロールしているわけです。

ちなみに、豊前裏打会で使う小麦粉の種類のうち、3種類は決まっていますが、

その分量などは、各お店の裁量に任されています。

だから、お店によって、麺が少しずつ違うわけです。

 

 

来週も、豊前裏打会に迫ります。

お楽しみに!

以上、メシュラングルメ研究所でした。