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2015年7月31日 (金)

メシュラングルメ研究所 7月31日

様々な食材に関して、研究、新たなメニュー開発を

していこうじゃないかというコーナーです。

現在は、夏が旬というイワガキを研究しています。

ということで、福岡から車で1時間半、

船で20分の長崎県松浦市の小さな島、青島に行ってきました。

青島では、イワガキのことを、島ガキと呼んでいます。

今日は、島ガキを養殖しているイカダに行って来た模様をお送りします。

 

養殖イカダは、青島の北側にありました

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港から10分ほど、岸からは100mほど離れた場所です。

目の前には、元寇で有名な鷹島も見えます。

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なぜ、青島でイワガキの養殖を始めたのか

養殖を始めて3年目です

産業がない島なので、何か名物を作ろうということでスタート

最初は、牡蠣は育たないと言われていたのですが、

島根県の隠岐諸島ではイワガキが名物になっていると聞き、

同じ島だからできるのではないかと考えました。

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真牡蠣とイワガキの違い

大きさ、クリーミー感などと言われますが、そもそも種類が違います

牡蠣は産卵すると身が痩せて苦味も出てきます。

真牡蠣は、11、12、1月に産卵しますが、

イワガキは、6、7、8月にかけて身が大きくなり、産卵し始めます。

真牡蠣が一斉に産卵して、一斉に食べられなくなるのに対して、

イワガキは、徐々に産卵するので、夏の時期でも食べられるのです。

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イワガキは沖の牡蠣とも言われています

天然のイワガキは、数はあまりないのですが、

水深3mほどから底に眠っています。

青島の海の底にもいるそうです。

ところが、これを岩から剥がすのが大変なため、

商売としては成り立たないとのこと。

青島の家庭では食べているそうですよ。

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イワガキの育て方

真牡蠣とあまり変わりません

ホタテの貝殻に小さな牡蠣を付着させ、育てていきます

荒瀬はダメですが、潮通しの良い場所にイカダは設置します。

青島のイカダは、松島水道、青島水道、対馬海流などがぶつかり、

「泊まり」になっている場所にありました。

潮の流れは良いのに、おだやかです。

しかも、「切って落とし」「駆け上がり」などと言って、急に深くなり、

岸からそんなに離れていないのに水深20mもある場所でした。

この深さも、水質をきれいに保ち、

プランクトンが豊富になる一因ではないかということです。

 

 

イワガキ(島ガキ)が食べられる場所

鷹ふぐバル松浦

福岡市中央区天神1丁目7ー11 イムズB1F

092-731-3909

営業時間 10:00~25:00 

http://takafugu-bal.com/

島ガキを焼いたり、蒸したりしたものが食べられます

 

民宿 川上

松浦市星鹿町青島免785−3

0956-75-2982

島で唯一の宿泊施設、お食事処です。

 

まつうら観光物産協会

0956-76-8822

こちらで通信販売をしています

 

いかがでしょうか。

来週も、養殖イカダを見学した話です。お楽しみに!

以上、メシュラングルメ研究所でした。