メシュラングルメ研究所 11月28日
様々な食材に関して、研究、新たなメニュー開発を
していこうじゃないかというコーナーです。
現在は、キャビア、チョウザメについて、研究しています。
キャビアと言えば、宮崎が、早くから取り組み、養殖がとても盛んです。
今週は、宮崎キャビア事業協同組合理事長、浜中さんの養魚場にお邪魔して、
チョウザメをどう育てているのかお伺いした模様をお届けします。
大きなプールが9つほどあります。
6000匹ほどが、泳いでいますが、それぞれ、生まれた年毎に分けています。
3年ほどで性別が分かると、オスメスに分けられ、
オスはオスだけのプールへ移され、食肉として販売されます。
ちなみに、全体の餌代は、1ヶ月で40万円にもなるそうです。
ですから、キャビアが取れるまでに、1億円くらいかかります。
チョウザメを育てる難しさ
生命力が強いため、1ヶ月餌がなくても大丈夫です。
水が濁っても大丈夫です。
しかし、水の流れが止まって、酸素欠乏になると、途端に弱くなります。
水温が10度以下になると、餌をあまり食べなくなるそうです。
また、稚魚の間は、鳥に狙われることがありますが、
成長すると、人間でも簡単には運べない大きさになるので、大丈夫です。
10年育てて35kgになったメスのチョウザメがいました。
もうすぐキャビアを取る為に、100匹ほどが出荷されます。
キャビアのシーズンは、秋から春にかけてになります。
去年、初出荷され、今年が2年目になります。
キャビアの出荷
まず、4人がかりで担架に載せて、陸にあげます。
そこで、頭を叩いて気絶させ、水温を5度に保つために氷を入れた、
出荷用容器の中で30分ほど血抜きをします。
その後、20分おきにお腹をさすりながら、車で小林市まで運ぶのだそうです。
ちなみに、浜中さんは、まだ、自分で育てたキャビアを食べていないとのこと。
まずは、お客様が第一ということです。
いかがでしょうか?
来週は、いよいよキャビアの話です。
ところで、今年の宮崎キャビア1983の販売が開始されています。
全5種類で、
ホームページ内ショッピングサイト http://www.caviar.or.jp/
抽選販売となる、宮崎ブーゲンビリア空港、
12月3日からは、福岡岩田屋本店でスタート!
機会があれば、是非、味わって頂きたいです。
以上、メシュラングルメ研究所でした