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2013年10月 4日 (金)

メシュラングルメ研究所 10月4日

今日から、新素材に関する研究をスタートします。

それは・・・・・ふぐ!!

これから鍋とか、いいですねえ。

ということで、博多でふぐと言えば、もう、名店中の名店、博多い津みの店主、

宮武さんにお話をお伺いしました。

 

博多い津み

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http://www.hakata-izumi.com/

福岡市博多区住吉2-20-14

092-391-0231

営業時間/12:00-14:00(O.S.13:30)/17:00-22:00(O.S.20:30) 

定休日/日曜日

 

博多い津みの歴史

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大正12(1923)年創業 90年の歴史があります

昔から中洲の料亭として有名でしたが、2枚引きでふぐが有名になりました。

現在は、得意料理を主力として、ふぐを中心とした日本料理のお店になっています。

宮武さんは、この道40年です。(しかも、東京6大学出身)

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「ふぐ」という名前について

下関市では、「ふく」と言い、全国的には「ふぐ」と言う。

実は、古来、日本では、「ふく」と言っていました。

古い文献には、「ふぐ」と言う言葉は出てきません。

平安時代の辞書には、「布久」と言う漢字が当てられています。

「ふく」の語源は、「膨れるから」「水を吹くから」ということからです。

どの時代に、「ふぐ」というようになったかは、謎です。

一方、中国では、「河豚」と書きます。

浙江省(せっこうしょう)の河に、初夏の頃、産卵のため上ってきていたフグ。

宴会をする時に、フグが入っているコースが珍重されていました。

当時、陸の食べ物で一番美味しいとされていたのが、「豚」。

つまり、河の食べ物で一番美味しいということで、豚に例えたということです。

 

フグを食べている地域

日本、韓国、中国で食べています。

実は、昔、中国でも、毒にあたる人がいて、禁止令が出たことがあったそうです。

日本では、豊臣秀吉が禁止令を出しました。

 

日本では、いつから食べていたのか?

縄文時代の貝塚から、大量のふぐの骨が発見されています。

室町時代には、生で刺身としてか、焼いたり、煮たりして食べていたようです。

この時の味付けは、塩、醤油、味噌。

昔、フグは夏の食べ物として、珍重されていました。

フグの特性として、脂肪分が少なく、鍋にしても臭みがなかったからです。

江戸時代は各藩で禁止されていたにも関わらず、

料理本に掲載されるほど、人気の食材でした。

その時は、「ふくとう汁」という名前の料理でした。やはり、汁ものです。

この頃になると、どうやら内臓に毒があるということが分かっていたようです。

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いかがでしょうか?

 

来週も、フグのお話を続けます。

お楽しみに!