トレン道 9月6日 U.S ROCKアルバム ベスト3!!(80年代編)
毎週、様々な話題のモノをご紹介!
今週のテーマは、
「ボーダーライン甫足が独断と偏見で選ぶ、
U.S ROCKアルバム ベスト3!!(80年代編)」
ということで、「ボーダーラインレコード」店主 甫足正彦さんにお聞きしました!
ボーダーライン福岡本店
TEL 092-734-4198
福岡市中央区大名 1-14-14立花ビル2F
営業時間 11:00~20:00
定休日:無休
http://www.borderlinerecords.co.jp/
第3位 「REMAIN IN LIGHT / TALKING HEADS」(1980年)
1977年、正にパンク・ムーヴメント真只中にニューヨークでデビューした
トーキング・ヘッズは、当初パンク/ニューウェイヴ・バンドという扱いであったが、
メンバーが名門美術学校の出身であったことと、そのサウンドにより
インテリ・パンク・バンドと呼ばれ、他のバンドとは一線を画していた。
80年代に入ると、ボーカルのデヴィッド・バーンがアフロ・リズムを大胆に取り入れるようになり、
制作されたのが本作「リメイン・イン・ライト」である。
パンクとアフロが融合し、そこから生み出されるウネリは今聴いても新鮮でスリリングであり、
このアルバムのヒットでバンドはその評価を確固たるものにする。
また、アルバムの各曲がワン・コードで進行されていくという画期的なソングライティングと
アイデアは当時非常に話題となった。
第2位 「THE BLUE MASK / LOU REED」(1982年)
1970年にヴェルヴェッツを脱退しグラム・ロッカーとしてソロ活動を開始した彼は、
72年にデヴィッド・ボウイとの共作「トランスフォーマー」を発表し高い評価を得る。
しかし、その後、クラシックとの融合、ファンクやフリー・ジャズ、AOR等の要素を
取り入れたり試行錯誤を繰り返すが、それ以上の評価を得る事は出来なかった。
82年にRCA復帰第一作となった「ブルー・マスク」は、「トランスフォーマー」の
延長線上にある原点回帰の作品であり、ヴェルヴェッツを彷彿させるノイジーなロックから
ジャズ色の強い作品まで幅広く展開されていく。
本作は、彼の集大成的作品であり、正に80年代ロックの名作である。
第1位 「PLEASANT DREAMS / RAMONES」(1981年)
ニューヨークの「CBGB」を中心にトーキング・ヘッズと共に活動していたラモーンズは
76年 一足先にレコード・デビューする。
3コードに8ビートというノリの良いシンプルな楽曲はあっという間に世界中に
パンク・ムーヴメントを広めていった。
80年にフィル・スペクターをプロデューサーに迎えた「エンド・オブ・センチュリー」は、
彼らの最大のヒット・アルバムとなり、その彼に影響され音楽の幅を広げて制作されたのが
本作「プレザント・ドリームス」である。
彼等らしいストレートなR&Rが中心ではあるが、今までになかった多彩な楽曲と
演奏力の広がりが感じ取れる秀作で、私の愛聴盤でもある。
ちなみに、メンバー全員がラモーンの姓を名乗っているが、これはポール・マッカートニーが
アマチュア時代に”ポール・ラモーン”を名乗っていた事にちなんでいる。
ということで、今週は、福岡市大名の「ボーダーラインレコード」店主の甫足正彦さんに聞いた、
U.S ROCKアルバム ベスト3!!(80年代編)でした!
来週も、お楽しみに!