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2013年9月20日 (金)

メシュラングルメ研究所 9月20日

今は、蕎麦について研究中です。

「多め勢」の店主、田口さんにいろいろお伺いしているのですが、

今週は、つゆのこと、そして、蕎麦のタネ(具)のことをお伺いしました。

 

多め勢

福岡市早良区室見1-5-9

092-846-3001

営業時間/11:30-20:00 

定休日/水曜日

Guru20130920

 

蕎麦つゆ

ぶっかけ蕎麦、ざる蕎麦などのつゆは、「だし:かえし=3:1」で作っていた。

汁蕎麦の場合、関東では、「だし:かえし=10:1、11:1」くらい

関西以西になると、薄口醤油になるので、割合なども違います。

関東と関西では水の硬度が違う

関東=硬水が多い→魚だし文化

関西=軟水が多い→昆布だし文化

また、関西でも、昔は、蕎麦は利尻昆布、うどんは羅臼昆布だったそうです。

うどんは昆布が主役で鰹が従、蕎麦は鰹が主役で昆布が従とのこと。

ですから、うどんと蕎麦のつゆは、歴史から見れば違うものになります。

 

薬味について

山葵が出始めたのは、江戸時代。

それまでは、大根でした。

どちらも、消化のことや殺菌作用を考えてのことです。

 

タネ(具)について

今でこそ当たり前の「天婦羅」や「おかめ」などは、江戸時代に登場したもの。

あるお店で有名になったものが流行ったとのこと。

 

蕎麦屋台について

江戸時代、何台もの屋台をもっている親方がいて、身1つで貸していたそう。

その屋台には、つゆから蕎麦玉まで全てセットされていました。

今で言う、チェーン店のような感じ。

それでお金を貯めた人が、蕎麦のお店を出すようになったそうです。

 

蕎麦が流行った訳

歌舞伎の舞台上で、蕎麦を食べよう!と言わせていたらしい。

今で言う広告です。

歌舞伎を見た人が、その後食べに行くようになって、流行ったそうです。

 

蕎麦屋の親子丼

蕎麦屋に丼物が登場するのは、明治になってからのこと。

その甘いかえしを使って炊いた具が魅力の1つ。

伝統的な親子丼は、かけたタレが丼の底に垂れないそうです。

そのタレの量の加減などが微妙で非常に難しいとのことでした。

 

来週は、蕎麦とお酒のお話をお送りします。