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2013年8月16日 (金)

メシュラングルメ研究所 8月16日

今は、蕎麦について研究中です。

福岡の蕎麦ならここ!という、「多め勢」の店主、田口さんにお話をお伺いしました。

 

多め勢

福岡市早良区室見1-5-9

092-846-3001

営業時間/11:30-20:00 定休日/水曜日

 

蕎麦の産地

昔はあちこちで作られていた蕎麦の実。

昭和30年代に生産が急速に落ちていきます。

それは、蕎麦が炭焼き、焼畑と密接に関係していたから。

実は、焼畑の後、蕎麦を撒いていたそうです。

現在、蕎麦の生産が上がったのは、休耕田を利用するようになったからです。

蕎麦の生産量が多いのは、北海道。

九州では、宮崎より鹿児島の方が多く生産しています。

最高の蕎麦粉と言われるのが、茨城県の「常陸蕎麦」。

 

蕎麦粉

殻を取ったものを抜き実と言います。

それを割ると、真ん中から胚芽が出てきます。これを挽いたものが「打ち粉」になります。

打ち粉が大量に混ざると、蕎麦がブツブツ切れやすくなります。

ただし、挽き立ての場合は、大丈夫だそうです。

胚芽を除いて、最初に挽いたものが一番粉。真っ白です。

次いで、二番粉、三番粉になっていきます。

どれも中心から順番になっています。

一番外側の黒っぽい部分を使うお店もあるが、それは店主の好みだそうです。

 

美味しい蕎麦

蕎麦で一番言われるのが、香り。

北海道の蕎麦粉は香りが良く、九州の蕎麦粉は粘り気があるそうです。

また、新蕎麦の時期(11~2月)は、美味しいのが当たり前。

年中、一定の品質で、いかに美味しい蕎麦粉ができるかが勝負になります。

ということで、為め勢さんでは、蕎麦粉屋さんに製粉を頼んでいるそうです。

こういう蕎麦粉専門の店も少なくなってきたとのこと。

大変手間がかかり、1回挽いては粉を回収するということをしています。

そして、その蕎麦粉屋さんを裏で支えているのが、ふるい。

福岡県小郡市にある、田中三次郎商店はその1つです。

絹ぶるいにかけては、日本一。

全国の蕎麦粉屋さんからオーダーが来るそうです。

 

いかがでしょうか?

蕎麦は奥が深い!

来週は、いよいよ蕎麦打ちにチャレンジ!

お楽しみに。