« トレン道 8月9日 2013 AW 8月に注目する人気ブランドベスト3 | メイン | トレン道 8月16日 背筋が寒くなる恐怖を感じる本  ベスト3!! »

2013年8月 9日 (金)

メシュラングルメ研究所 8月9日

今は、蕎麦について研究中です。

福岡の蕎麦ならここ!という、「多め勢」の店主、田口さんにお話をお伺いしました。

 

多め勢

20130802tame1

福岡市早良区室見1-5-9

092-846-3001

営業時間/11:30-20:00 定休日/水曜日

 

蕎麦の歴史

室町時代には、切り麦、饂飩(うんどん)、索麺(サクメン=現代の素麺)だった。

この切り麦の技術を応用して、蕎麦切りが生まれたらしい

 

博多の蕎麦の歴史

承天寺にある「饂飩蕎麦発祥之地」の石碑 : 1241年にお坊さんが製粉技術を持ち帰った

博多にある蕎麦屋さんで、古いのは、仁伊島。明治43年だそうです。

蕎麦が繁盛したのは、出前のお陰。

たくさんの出前持ちを抱えるお店もあったそうです。

その頃の蕎麦は、「同割り」、「逆四分六」で、伸びない麺を使っていました。

機械を使っていましたが、自家製麺です。

ちなみに、その頃、うどん屋は出前していませんでした。

うどん屋は、麺は製麺所に頼み、ダシ取りに専念していたそうです。

大阪万博を境に日本の食文化が変わります。

伝統的な料理からファーストフードの発展です。

これで、蕎麦屋の出前が激減。昔の正統派、手打ち蕎麦屋の復活です。

ところが、三本麺棒の技術は、極わずかなお店にしか残っていません。

通常は、1本麺棒で伸ばしていきます。1度に2キロくらいまでです。

「多め勢」には、三本麺棒の技術が残っています。

 

蕎麦道具屋

江戸時代から続く道具屋。ここには、蕎麦用の漆器があります。

例えば、「そば道具 鍵屋仁左衛門商店」など。

 

いかがでしょうか?

蕎麦は奥が深い!

来週も、「多め勢」の店主、田口さんに聞いたお話をお送りします。