メシュラングルメ研究所 2月1日
ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。
今回は長野市に行っております。
八幡屋磯五郎 九代目 室賀豊さんに、七味唐辛子について、
色々お話をお伺いしています。
今日は、遂に、農場まで来ました。
根元 八幡屋磯五郎
長野市、標高1000mの飯綱高原にある、唐辛子農場です。
17種類もあります。
畑と言っても、緑の中に赤色が点在して、とてもきれいです。
実は、5年前から信州大学と共同研究を行い、
七味唐辛子に適した品種を開発しています。
昔は、ここでも唐辛子を作っていましたが、
品種が途絶えてしまっていたため、新しく作ることになりました。
既存のものとは違うもので、春には、品種登録するそうです。
辛味、色、早生というのが特徴です。
また、中間産地の多く、農家の高齢化もあって、獣害対策にもなります。
哺乳類は辛味を感じるので、唐辛子には手を出さないそうです。
唐辛子を作るのは、比較的、病害虫にも強く、楽なのですが、
その後の処理に手間がかかるとのこと。
こちらで収穫した後、乾燥、選別を行い、工場に持っていって、焙煎など加工します。
ここで、豆知識!
しし唐で辛いものは、遺伝子の中に辛さを生み出すものが残っているからだそうです。
それが、ストレスを感じたりすると活動し始めて、辛くなるとのこと。
よく、都市伝説のように言われている「唐辛子の花粉を受粉したら」は、間違いです。
だから、ピーマンのように辛味遺伝子がないと、辛くならないそうです。
豆知識その2
唐辛子は、実の中の隔壁(白っぽい綿のような部分)が、辛い!
だから、そこを避ければ、辛くありません。
一味唐辛子や七味唐辛子にするときに、それら全てを混ぜ込んでしまうので、
全体的に辛く感じるようになるという訳です。
さあ、いかがでしたでしょうか?
唐辛子の調査は、これにて終了です。
来週はどうなるのか?
お楽しみに!