メシュラングルメ研究所 1月25日
ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。
今回は長野市に行っております。
八幡屋磯五郎という、超有名店を発見した我々は、遂に、社長のインタビューに成功!
根元 八幡屋磯五郎
本社・工場 長野県長野市柳町102-1
九代目 室賀豊さんに、七味唐辛子を作っている場所を案内してもらいました。
七味唐からしは、原材料を焙煎したり、粉砕してから調合します。
7つの原材料にはそれぞれ特性があるので、
炒り方や粉末のキメの細かさに気を配る必要があります。
そしてそのおいしさを引き出すため、歴代の当主たちは、道具に工夫を施してきました。
現在は機械化が進み、生産効率も向上しましたが、
製造へのこだわりは引き継がれています。
まずは、焙煎して、製粉。すると、一味の粉ができます。
他の粉になった素材を、計って、攪拌して、できあがります。
八幡屋磯五郎さんで使っている唐辛子の辛さは?
品種で言うと、辛いほうではありません。
本当に辛いものは、商品にできないくらい辛いそうです。
ただ、八幡屋磯五郎さんで使っているものでも、
人間の舌で感じれば十分に辛いものになります。
一味の文化と七味の文化
地域性があるそうです。
九州、新潟、北海道は一味の文化圏です。
ここで、謎のアジア人のうんちくがっ!
唐辛子のことを、南蛮というそうだ!
社長の注釈によると、唐辛子は、戦国時代に日本に入ってきました。
その時に着いた船は、南蛮船ですよね。
そこから、南蛮というようになったそうです。
話を七味に戻すと、戦国時代に入ってきた唐辛子を使い、七味を作ったのは日本人。
つまり、七味は、日本独自の調味料とうことです。
唐辛子が日本に来るまで
原産は、南米。コロンブスが持ち帰って、ヨーロッパに広がり、
南蛮船で日本へ来たそうです。
中国は、シルクロード経由です。
続いて、案内してもらったのが、品質管理課の検査室。
理科の実験室のような機械が並ぶ中、とても素敵な桂川さんがっ!
やはり、唐辛子を食べると美人になるというのは、本当なのかっ!
ここでは、製品の中の菌を調べたり、焙煎の状態を確認する検査をしています。
唐辛子の辛味の量も計ることができます。
伝統の中にも、こういった科学の目でのチェックも入るという、
素晴らしい場所でした。
ちなみに、お店で売っていたマカロンやラスクもここで作っていましたよ!
さあ、来週は、いよいよ、畑を訪ねます!