メシュラングルメ研究所 11月2日
ブチカン日本食遺産を求める「トランプの旅」。
現在は、長野県安曇野市を旅しているんですが、先週は、「信州サーモン」を紹介しました。
で、実は、安曇野で、すごい農場を見つけたので、取材してきました。
大王わさび農場
長野県安曇野市穂高1692
0263-82-2118
【11月】9:00~17:00 (年中無休、季節によって変わります)
鍵田さんにお話をお伺いしました。
この辺りは、「わさび街道」と言って、道の脇は、わさび畑だらけです。
この農場は、45000坪(東京ドーム11個分)という広さで、
おそらく「わさび農場」としては、日本一なのではないでしょうか。
この中に、60万株のわさびが植えられています。
1株に10~13本のわさびができますので、計算すると・・・・
すごい数になります!
大正時代から「わさび」を育ててきて、今年で95年という老舗です。
なぜ、安曇野で「わさび」なのか
安曇野は扇状地です。北アルプスに降った雪が溶けると、伏流水となり、
穂高地域まで流れてきます。
その量は、1日12万トン。周りを含めると70万トンにもなるそうです。
水の温度は、1年を通して13~15度くらいです。
そして、空気が冷たく、環境が整っているんですね。
わさびは、湧き水で育っているんです。
だから、流れている水で育っているように見えますが、
湧き水から栄養を吸収しているので、流れている水は、
栄養を取ったあとのいらない水ということになります。これはびっくりです。
ここのわさびの特徴
水が豊富で空気が冷たいので、味が締まったものになるそうです。
わさびの旬
あえて言うと、早春。ただ、どの季節にせよ、採れたてが一番美味しいそうです。
さて、この大王わさび農場は、まさに「わさびのテーマパーク」のようなところ。
わさびに関するものも、関係ないものも沢山あります。
まず、数々のロケで使われています。
映画「夢」(黒沢明監督)、「おひさま」(朝ドラ)などなど。
農場への入場は無料で、美味しい空気をいっぱい吸いながら、自然を満喫できる場所です。
そして、採りたての生わさびだけではなく、わさびを使った面白い料理、商品もありますよ。
わさびジュース、本わさびソフトクリーム、わさびコロッケ、
本わさび丼、わさびの生ビール、わさびマヨネーズなどなど
来週は、これらの試食をしましたので、ご紹介します。