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2015年11月13日 (金)

メシュラングルメ研究所 11月13日

様々な食材に関して、研究、新たなメニュー開発を

していこうじゃないかというコーナーです。

現在は、うどんの研究をしています。

ということで、今、北九州から新風を巻き起こしている

「豊前裏打会」の総本山とも言うべき、

津田屋官兵衛の大将、横山さんに色々うどんについてお話を聞いてきました。

今日は、北九州のうどんと、津田屋官兵衛のうどんについてのお話です。

 

津田屋官兵衛

北九州市小倉南区津田新町3-3-20

093-475-7543

11:00~16:00 ※麺が売切れ次第閉店

定休日  毎週日曜日・第一月曜日

http://www.tsudaya.com

http://urauchi.info/

 

元気な北九州のうどん

最近、北九州勢のうどんが博多に進出しています。

元々、北九州市は、蕎麦、ラーメンよりも、うどんを食べる文化でした。

例えば、「はるやうどん」(小倉北区)、

1830年創業「河口屋」(八幡西区)など、歴史あるお店がいっぱいです。

しかも、出前をメインにはせず、食堂のような感じです。

また、最近クローズアップされているのが、通称「肉肉うどん」。

小倉南区のうどん屋さんから始まり、「どきどきうどん」と言われています。

もちろん、「資さん」などの大型チェーン店も、北九州出身です。

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豊前裏打会のうどん

それまでのうどんは、お店に入ると、すぐに出てくるものというイメージがありました。

一度湯がいておいた麺を、注文が入ってから温めるという方法だからです。

しかし、豊前裏打会では、お客様が注文してから麺を湯がき、天ぷらを揚げるという、

「出来立て熱々」にこだわったので、最初、時間がかかることが理解されず、

苦労したそうです。

ちなみに、大地のうどんのキャッチコピーは「旨い、安い、遅い」。

 

通常のうどんの作り方

小麦粉に水、塩を加えて、練って、熟成させます。

中には、踏んで腰を作る場合もあります。

熟成の中には、「水を行き渡らせる」水和、

「グルテンが立っているので、なだめてあげる」緩和の時間があり、

通常の讃岐うどんで、4、5時間かかります。

そうして、グルテンを作り、最後に伸ばして、切って、麺の出来上がりです。

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津田屋官兵衛のうどん

津田屋官兵衛のうどん麺は、稲庭うどんのような独特の細さに腰がある麺です。

細い麺を作る際に、「稲庭うどん」、「五島うどん」のように、

油を使った細い乾麺も研究しています。

しかし、生麺にこだわり、手延べではなく手打ちなので、

油を外し、行きついたのが現在の麺です。

小麦粉は、基本的に3種類をブレンド。

また、麺が透明なのも特徴の1つです。

これは、多加水であるということと、熟成が違うということが関係しているそうです。

通常の讃岐うどんで、4、5時間かけて熟成させますが、

豊前裏打会では、さらに時間をかけることで、言わば「腐敗」に持っていくそうです。

さらに、設定温度なども、試行錯誤の上、最適なものを発見しています。

電子レンジにも入れてみたとのこと。

 

 

来週も、豊前裏打会に迫ります。

お楽しみに!

以上、メシュラングルメ研究所でした。