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2014年8月 8日 (金)

メシュラングルメ研究所 8月8日

様々な食材に関して、研究、新たなメニュー開発をしていこうじゃないかというコーナーです。

現在は、素麺を研究しています。

ということで、福岡で素麺と言えば、吉井町!

その中でも、長尾製麺の長尾さんにお話をお伺いしてきました。

 

長尾製麺

福岡県うきは市吉井町927

0943-75-3155

 

一旦、即席麺に押された素麺は、80年代のバブルによって、流れが変わります。

人々に余裕が出てきたことで、美味しいものを探すようになったんです。

そこで、素麺も見直されました。

 

素麺、冷麦、うどんの違い

同じ、小麦を使って作る食材です。

JAS(日本農林規格)の規格では、太さで違いを表しています。

素麺:機械製麺、角棒状で幅0.7~1.2mm、厚さ1.0mm未満、

      丸棒状で直径0.8~1.3mm、手延べは1.3mm未満。

冷麦:機械製麺、角棒状で幅1.2~1.7mm、厚さ1.0~2.0mm、

      丸棒状で直径1.3~1.7mm、手延べは1.3mm~1.7mm。

うどん:それらより太いもの(1.7mm以上)

それぞれの食材が地域に根差したもので、

製造法も微妙に異なる為に考えられた、苦肉の策ではないかと思います。

 

ところが、同じ素材であっても、構造が全く異なるそうなのです!

(手作りの場合)

そして、本来の作り方が違うから食感も変わる!ということ。

素麺:紐状に伸ばしていくことで麺にする「手延べ」

うどん:薄い板状に伸ばしたものを切って麺にする「手打ち」

冷麦:本来、「冷やし切り麦」という名称の麺。

      蕎麦屋が、蕎麦屋の手法で練った小麦粉を「手打ち」にしたもの。

      その後、素麺のように乾燥させます。

ただ、切り分けて麺にしているので、「手延べ」に比べて太くなるそうです。

 

こんなに明確な分け方があるとは、知りませんでした。

いかがでしょうか?

来週も、素麺のお話です!