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2013年11月 8日 (金)

メシュラングルメ研究所 11月8日

今は、ふぐについて研究しています。

ということで、博多でふぐと言えば、もう、名店中の名店、博多い津みの店主、

宮武さんにお話をお伺いしました。

 

博多い津み

http://www.hakata-izumi.com/

福岡市博多区住吉2-20-14

092-391-0231

営業時間/12:00-14:00(O.S.13:30)/17:00-22:00(O.S.20:30) 

定休日/日曜日

Guru20131108

ふぐの熟成について

天然のふぐは、だいたい24~36時間、長くて3日ほど熟成させることがあります。

これは、一般的な白身魚よりも長い時間です。

養殖のふぐは、4、5時間だそうです。

これは、天然物に比べ、養殖物のほうが、身が柔らかいためです。

ふぐは元々、小骨が少なく繊維質のため、身が固く、長い時間の熟成に向いています。

また、熟成させた身は、料理人の技により、美味しく食べられるようになります。

例えば、熟成が進むと、身が柔らかくなり、歯応えがなくなっていきます。

良く噛まなくなると、旨味を味わう事ができません。

そこで、熟成が進んだ鯛などの場合、刺身にする時に、厚く切るのです。

ふぐの場合、そこまで柔らかくならないので、薄引きします。

熟成の進行度、身の柔らかさ、厚みの調整などを見極める職人技が必要になってくるのです。

 

ふぐを寝かせると、どうなるのか?

旨味が出てきます。

ふぐには、脂があまりないので、旨味の熟成が命です。

 

熟成、保存の仕方

ラップに巻いてあったり、サラシに巻いてあったりします。

他の魚の場合、キッチンペーパーや脱水シートに包んでいることが多いです。

さらしを巻くことで、余計な水分を吸い取り、熟成をすすめるそうです。

例えば、干物。

水分を抜く事で、旨味が凝縮されます。

 

ふぐの身は固い

ある料理人が、「バラした日のふぐは、包丁が入らない」と言っていました。

実際に入るか入らないかは別として、とても固いことは確かなようです。

 

 

いかがでしょうか?

 

来週も、フグのお話を続けます。

お楽しみに!