トレン道 7月19日 避暑地に持って行きたくなる本(旅小説) ベスト3!!
毎週、様々な話題のモノをご紹介!
今週のテーマは、
避暑地に持って行きたくなる本(旅小説) ベスト3!!
ということで、ジュンク堂書店福岡・文芸書担当の小峠早織さんにお聞きしました!
ジュンク堂書店 福岡店
福岡市中央区天神1-10-13 メディアモール天神B1~4F
【TEL】092-738-3322
【営業時間】10時~21時
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-fukuoka.html
第3位 「旅猫リポート」 有川浩(著)
「図書館戦争」「県庁おもてなし課」「空飛ぶ広報室」などなど
たくさんの作品で大注目を集める作家、有川浩の最新作。
この小説は今までの全有川浩小説の中で一番穏やかで泣ける小説となっております。
発売前に出版社から出た御触れは「電車の中で読むべからず」。
優しく、穏やかな青年・サトルと野良猫のナナは、
のっぴきならない理由”により銀色のワゴンに乗って旅に出る。
旅の最後に待つ結末とは?
第2位 「オン・ザ・ロード」 ジャック・ケルアック(著)
この本を表現するのなら「若者よ、旅をしろ!」という言葉が本当にぴったり。
著者・ケルアックの自伝的小説になっており、書かれたのはなんと今より半世紀も昔。
しかし、ドラッグと安酒、果てしない道を走りとばす車、アメリカ合衆国を横に3回縦に1回、
昔も今も変わらない、ハートに火がつくような小説です。
学生の方は、手出し要注意。読むと本当にアメリカ横断しに行ってしまうでしょう。
第1位 「つるかめ助産院」 小川糸(著)
主人公の”まりあ”は、今の生活と切羽詰った現実に嫌気がさし、1人で南の島へ旅に出る。
その島で”まりあ”を迎え入れてくれたのは小さな助産院だった。
どの場面も素敵だけど、助産院の先生が全てを享受するように語る柔らかい言葉は、
心に残るものばかり。
読むと、「ああ、こんな風に生きていいんだ」と安心できて、
暖かくて胸にじんわりと染み込みます。
鮮やかな南の島の自然を綺麗に表現してくれる文章も良いです。
来週もお楽しみに!