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2013年4月 5日 (金)

ボーダーラインの甫足が独断と偏見で選ぶ、UKロック・アルバム ベスト3(60年代編)

TOMMY/THE WHO(1969)

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ザ・フーの充実期に発表されたロック・オペラ「トミー」は、三重苦の少年トミーを主人公にした物語である。彼らの演奏力、構成力、そして、楽曲の素晴しさは、初期のビートバンド時代からは想像できないものである。後に、「トミー」は映画化、ミュージカル化され、バンドも本作を境に、ビートバンドからハード・ロック・バンドへと変貌していく。

続いて2位!

ELECTRIC LADYLAND/ JIMI HENDRIX EXPERIENCE(1968)

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エクスペリエンスの3枚目、そして、ラスト・アルバムである本作は、ジミヘンの並々ならぬ気迫を感じさせる意欲作である。あまりの録音の多さに、プロデューサーがさじを投げ、セルフ・プロデュースとなってしまったのは有名だが、それにしてもよくまとまった作品を作り上げたものである。バンド解散後は、自らのアルバムを発表するものの、精彩を欠き、それまでの圧倒的な存在感は感じられない。本作は、ロック史に残る、まさに、No.1ロック・アルバムであり、今も輝き続けている。

そして、第1位!!

THE BEATLES / THE BEATLES(1968)

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サージェント・ペパーズで頂点を極めたものの、バンドの要であるマネージャー、ブライアン・エプスタインを失った4人は、糸の切れた凧のように迷走し始める。そんな中で制作された本作は、前作に比べれば雑多で統一感に欠けるものではあったが、3人の創作意欲は旺盛で、楽曲の素晴しさには目を見張るものがある。カントリーからアヴァンギャルドまで、多彩な要素と多くの名曲を含んだ、名作中の名作である。

ところで、ボーダーラインレコードと言えば、本日から日曜日まで、福ビル9階 大ホールで、「ディスク・カーニバル」を開催中です。ジャズ、クラシックから、ロック、Jポップまで、CD、レコードがなんと、75万枚以上!是非、皆さんお出かけ下さい。

来週も、お楽しみに!